宇都宮近辺、最近ゲリラ豪雨がすごいです。100m先が床上浸水など自然のすごさを実感しています。地震、津波もそうですがそんな簡単にコントロールできるもではありません。
でも医学はいろいろ進歩しています。医師免許をもらってから25年。血液内科領域の進歩を先日ツイッターで流しました。
本当に医学の進歩を実感し、以前助けられなかった疾患を改善させる事ができるようになった事を臨床医として楽しんでいます。
また血液以外のどの領域もとても進歩しています。
循環器領域の心臓カテーテル、ステントの進歩が心筋梗塞での死亡を本当に減らしました。その結果心筋梗塞後心不全での死亡が減少したため、結果まだ治せすことができない癌での死亡割合が増えているのです。
最近糖尿病の新しい薬SGLT2阻害剤が発売されました。昔の糖尿病治療を考えると本当に進歩です。
私が医師になった時は、経口剤はSU剤とビグアナイド剤ぐらいしかなく、今現場でたくさん使われているビグアナイド剤は副作用が出るということで使われていませんでした。(今はさほど出ないことがわかったため使われています)
昔の治療は、SU剤のオイグルコンを大量に飲ませ、効果がなくなりインシュリン。そのインシュリンも今ほど種類がなかったため、コントロール不良となり、いつか腎不全、失明になりました。そして結果として心筋梗塞、心不全という糖尿病末期の流れができていたことを思い出します。
今はSU剤も進歩、インシュリンも種類が増え、速攻型インスリン分泌促進薬、チアゾリン薬(あのアクトスです。糖尿病薬 アクトスの副作用)、αーグルコシダーゼ阻害薬、GLP-1アナログ、DPP-4阻害薬が出ていますが、以前コントロールできなかった糖尿病患者も、インシュリンを使わなくても何とかなるようになっています。(もちろん、食事、運動療法が一番大事なのは変わっていません。)
最新の薬がSGLT2阻害剤ですが、糖を尿に出して血糖を下げ、体重を落とすと言われています。今までの太る傾向のある糖尿病薬に比べて夢のような薬です。(糖尿病新規薬 いろいろ出てきます コントロールできる病気です。がんばりましょう)またコントロールのための手段が増えています。
これだけ治療が進歩している医学ですが一つ問題があります。それは同じぐらいの効果の薬が同じくらいの値段でいっぱい出ている事です。
ちなみにDPP-4阻害剤はいい薬ですが、各会社の別の製品が7種類ありどれもそんなに差があるわけではありません。各会社から出るどんぐりの背比べの薬を、ある意味その日の気分で使い分けるような感じです。
今回のSGLT2阻害剤もそうです。今は一つですが、今後各会社から数種類出てくる予定です。
血圧の薬も顕著です。本当に同じような効果の薬が数十種類名前を変えて売られているのです。そしてジェネリックもあります。専門以外の薬は覚える事は不可能です。
効果に差がない薬だからこそ、ディオバンのような捏造までして他薬との差別化をしようという事件がおきますし、医師達に使ってもらおうとすると接待が重要になってしまうのです。
もちろん副作用の関係から2ー3種類はあったほうがいいですが、7種類はいらない!
自由競争ですので仕方ないのですが、もう少し効率を考えてもいいかもしれません。同等の効果なら後発は安くしないと販売させないとか。そうでないと正直覚えられないし覚えるつもりもありません!(現場で本などで調べますけれど)
また医師達は新しい薬を使いたいと思う反面、今まで問題がなければ使い慣れた以前の薬を使い続けます。どの領域もそうですが、そうそう画期的な薬はあまりありません。ツイッターで流した血液の薬はその画期的な薬です。
薬は医療ビジネスの本筋です。どのように対応するのか、混合診療を含めて考えていかなければいけません。
一番大事な事は、効果のある薬を正しく使うという医学で当たり前のことをおこなう事です。曖昧なものはいりません。
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ツイッターもやっていますので興味のある方はフォローしてください。@yukitsugu1963

でも医学はいろいろ進歩しています。医師免許をもらってから25年。血液内科領域の進歩を先日ツイッターで流しました。
血液内科の進歩1
ATRAの中国での発見
AML M3が骨髄性白血病の中で、一番予後が悪いタイプから一番予後がいいタイプに変化した。
今では亜ヒ酸が追加されさらに改善
— 中村 幸嗣 (@yukitsugu1963) 2014, 6月 21
血液内科の進歩2
骨髄腫への新規治療薬
自家幹細胞移植、BP等が出てきていくらかコントロールができてきたところ、ボルテゾミブ、サリドマイド、レナリドマイドの3種の薬が出て寛解が得られるようになった。
それこそ昔はほとんどありえなかった長期生存が期待できるように
— 中村 幸嗣 (@yukitsugu1963) 2014, 6月 21
血液内科の進歩3
MDSの新規治療薬
ビダーザの出現
状態を良くする事がいくらかの患者さんにできるようになった。前が0だけにかなりの進歩
— 中村 幸嗣 (@yukitsugu1963) 2014, 6月 21
血液内科の進歩4
グリベックの出現
CMLを移植なしで長期生存させれる事ができるようになった。
今はニロチニブ、ダサチニブとさらに良さげな薬(証明はない)が出現し、教科書に書かれていたCMLCPの移植はほぼなくなった
— 中村 幸嗣 (@yukitsugu1963) 2014, 6月 21
血液内科の進歩5
リツキサン
悪性リンパ腫の生存率改善
今までの治療に加えることで、生存率を向上させた
— 中村 幸嗣 (@yukitsugu1963) 2014, 6月 21
本当に医学の進歩を実感し、以前助けられなかった疾患を改善させる事ができるようになった事を臨床医として楽しんでいます。
また血液以外のどの領域もとても進歩しています。
循環器領域の心臓カテーテル、ステントの進歩が心筋梗塞での死亡を本当に減らしました。その結果心筋梗塞後心不全での死亡が減少したため、結果まだ治せすことができない癌での死亡割合が増えているのです。
最近糖尿病の新しい薬SGLT2阻害剤が発売されました。昔の糖尿病治療を考えると本当に進歩です。
私が医師になった時は、経口剤はSU剤とビグアナイド剤ぐらいしかなく、今現場でたくさん使われているビグアナイド剤は副作用が出るということで使われていませんでした。(今はさほど出ないことがわかったため使われています)
昔の治療は、SU剤のオイグルコンを大量に飲ませ、効果がなくなりインシュリン。そのインシュリンも今ほど種類がなかったため、コントロール不良となり、いつか腎不全、失明になりました。そして結果として心筋梗塞、心不全という糖尿病末期の流れができていたことを思い出します。
今はSU剤も進歩、インシュリンも種類が増え、速攻型インスリン分泌促進薬、チアゾリン薬(あのアクトスです。糖尿病薬 アクトスの副作用)、αーグルコシダーゼ阻害薬、GLP-1アナログ、DPP-4阻害薬が出ていますが、以前コントロールできなかった糖尿病患者も、インシュリンを使わなくても何とかなるようになっています。(もちろん、食事、運動療法が一番大事なのは変わっていません。)
最新の薬がSGLT2阻害剤ですが、糖を尿に出して血糖を下げ、体重を落とすと言われています。今までの太る傾向のある糖尿病薬に比べて夢のような薬です。(糖尿病新規薬 いろいろ出てきます コントロールできる病気です。がんばりましょう)またコントロールのための手段が増えています。
これだけ治療が進歩している医学ですが一つ問題があります。それは同じぐらいの効果の薬が同じくらいの値段でいっぱい出ている事です。
ちなみにDPP-4阻害剤はいい薬ですが、各会社の別の製品が7種類ありどれもそんなに差があるわけではありません。各会社から出るどんぐりの背比べの薬を、ある意味その日の気分で使い分けるような感じです。
今回のSGLT2阻害剤もそうです。今は一つですが、今後各会社から数種類出てくる予定です。
血圧の薬も顕著です。本当に同じような効果の薬が数十種類名前を変えて売られているのです。そしてジェネリックもあります。専門以外の薬は覚える事は不可能です。
効果に差がない薬だからこそ、ディオバンのような捏造までして他薬との差別化をしようという事件がおきますし、医師達に使ってもらおうとすると接待が重要になってしまうのです。
もちろん副作用の関係から2ー3種類はあったほうがいいですが、7種類はいらない!
自由競争ですので仕方ないのですが、もう少し効率を考えてもいいかもしれません。同等の効果なら後発は安くしないと販売させないとか。そうでないと正直覚えられないし覚えるつもりもありません!(現場で本などで調べますけれど)
また医師達は新しい薬を使いたいと思う反面、今まで問題がなければ使い慣れた以前の薬を使い続けます。どの領域もそうですが、そうそう画期的な薬はあまりありません。ツイッターで流した血液の薬はその画期的な薬です。
薬は医療ビジネスの本筋です。どのように対応するのか、混合診療を含めて考えていかなければいけません。
一番大事な事は、効果のある薬を正しく使うという医学で当たり前のことをおこなう事です。曖昧なものはいりません。
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