毎日新聞記事です。京都府立医大病院 組長収監逃れ、虚偽診断書…強制捜査へ
このような特殊な診断書について書いてみます。
結論を先に書くと、「犯罪者の診断書でも基本嘘やいい加減なことは書けない。しかしどこに安全域をおくかでどうしても診断書の結論は異なる」となります。
今回の事例、腎移植後の患者の収監が可能かどうかについて医師の判断が書かれた診断書だと思います。骨髄移植と異なり基本腎移植後免疫抑制薬は一生内服です。 そして薬、生活管理はしっかり行わなければなりません。そうしないと移植した腎臓がダメになってしまいます。
医師は日常生活が行える場所においてはある程度の生活予測ができますが、当然のことですが収監生活においてどのような生活ができるのか医師は詳しく知りません。また薬を含めた医療管理もどこまでできるか不明です。つまり医学的な補償が弱ければこのように収監できないという診断書を書くのは仕方ないかなと個人的には思います。(ただ患者を診ていませんし専門ではないので少し根拠が弱いですが)
まあはっきりいうと、この収監される場所の担当医(産業医のようなもの?)がこの大学の医師と連携をとって患者管理が大丈夫という確信を大学の医師に与えないと、いや責任の委譲が行われないと収監してもいいという診断書を書くことは困難です。悪くなったら収監可能と書いた大学の医師の責任ですから。
ここまでの大物ではなかったですが、収監される予定の患者さんについて留置所生活が可能かどうかの意見書を書くことを警察から要求されたことがあります。こちらが行ったことは一般的な医学的治療スケジュールを提示するだけにとどめました。
そうすると、「この日は病院に行くのは難しい」、「この期間は取り調べ/裁判で入院を含む治療は行わないでほしい」という要望が来たことがあります。この患者さんは正直生活態度含めてとてもいい加減な人でしたけど、医療者としてこのように回答しました。
「基本治療のスケジュール変更は受け付けません。変更が必要とか治療を継続するかどうかはそちらで決定してください。収監等を優先するのならそちらの施設で治療をすることをおすすめします」
だって半年に6回やらなきゃいけない治療を4回にしてくれとかいい加減な治療要求されても責任取れないし。留置している時に再発したとしたら、ちゃんとやっておかなかったからと訴えられたら負けますよと正直脅しもかけました。
また留置期間にいい加減な診断をしていい加減な抗がん剤治療をした患者さんも経験しました。正直協力している医師たちもレベルが低い時があるんですよね。まあ血液疾患だからかもしれませんが。
犯罪者に対してどのような医療をするのか。正直留置されている収監者の医療はまあまあなものが行われています。ただほとんどが慢性疾患。このような腎移植後管理とか、化学療法とか経験が少ないものに対してはお手上げみたいです。基本個別対応ですから前例がないと難しいようでした。
この毎日新聞の記事、組長と大学が結託したような書き方ですが本当に起訴できる?警察のいい加減さがわかるだけに少し疑問でした。
追加です。
昼のNHKニュースで主治医が院長の指示で嘘を書いたと流れていました。であれば主治医が変な人間でない限り院長指示での犯罪です。
根拠のない免疫治療を行っている病院のCMがどうしてもブログ画面に出てしまっているようです。全く関与していませんし、彼らの治療を基本否定していることを念のため書かせていただきます。
ツイッターです。
@yukitsugu1963
このような特殊な診断書について書いてみます。
結論を先に書くと、「犯罪者の診断書でも基本嘘やいい加減なことは書けない。しかしどこに安全域をおくかでどうしても診断書の結論は異なる」となります。
今回の事例、腎移植後の患者の収監が可能かどうかについて医師の判断が書かれた診断書だと思います。骨髄移植と異なり基本腎移植後免疫抑制薬は一生内服です。 そして薬、生活管理はしっかり行わなければなりません。そうしないと移植した腎臓がダメになってしまいます。
医師は日常生活が行える場所においてはある程度の生活予測ができますが、当然のことですが収監生活においてどのような生活ができるのか医師は詳しく知りません。また薬を含めた医療管理もどこまでできるか不明です。つまり医学的な補償が弱ければこのように収監できないという診断書を書くのは仕方ないかなと個人的には思います。(ただ患者を診ていませんし専門ではないので少し根拠が弱いですが)
まあはっきりいうと、この収監される場所の担当医(産業医のようなもの?)がこの大学の医師と連携をとって患者管理が大丈夫という確信を大学の医師に与えないと、いや責任の委譲が行われないと収監してもいいという診断書を書くことは困難です。悪くなったら収監可能と書いた大学の医師の責任ですから。
ここまでの大物ではなかったですが、収監される予定の患者さんについて留置所生活が可能かどうかの意見書を書くことを警察から要求されたことがあります。こちらが行ったことは一般的な医学的治療スケジュールを提示するだけにとどめました。
そうすると、「この日は病院に行くのは難しい」、「この期間は取り調べ/裁判で入院を含む治療は行わないでほしい」という要望が来たことがあります。この患者さんは正直生活態度含めてとてもいい加減な人でしたけど、医療者としてこのように回答しました。
「基本治療のスケジュール変更は受け付けません。変更が必要とか治療を継続するかどうかはそちらで決定してください。収監等を優先するのならそちらの施設で治療をすることをおすすめします」
だって半年に6回やらなきゃいけない治療を4回にしてくれとかいい加減な治療要求されても責任取れないし。留置している時に再発したとしたら、ちゃんとやっておかなかったからと訴えられたら負けますよと正直脅しもかけました。
また留置期間にいい加減な診断をしていい加減な抗がん剤治療をした患者さんも経験しました。正直協力している医師たちもレベルが低い時があるんですよね。まあ血液疾患だからかもしれませんが。
犯罪者に対してどのような医療をするのか。正直留置されている収監者の医療はまあまあなものが行われています。ただほとんどが慢性疾患。このような腎移植後管理とか、化学療法とか経験が少ないものに対してはお手上げみたいです。基本個別対応ですから前例がないと難しいようでした。
この毎日新聞の記事、組長と大学が結託したような書き方ですが本当に起訴できる?警察のいい加減さがわかるだけに少し疑問でした。
追加です。
昼のNHKニュースで主治医が院長の指示で嘘を書いたと流れていました。であれば主治医が変な人間でない限り院長指示での犯罪です。
根拠のない免疫治療を行っている病院のCMがどうしてもブログ画面に出てしまっているようです。全く関与していませんし、彼らの治療を基本否定していることを念のため書かせていただきます。
ブログランキング参加しています。下や横のボタンを押してよろしければ応援お願いします。
ツイッターです。
@yukitsugu1963
