バズフィードの記事です。(健康は義務ではない 「予防医療」を医療費抑制の道具にするな

1回目(トンデモ数字に振り回されるな 繰り返される「終末期医療が医療費を圧迫」という議論)、2回目(国民皆保険の維持は日本社会の一体感を守る最後の砦 貧富の差で医療に差をつけるべきではない)の記事もとても勉強になりました。

少し自分の考えと照らしていきます。

政府が推し進めている
>「予防医療」と「健康寿命の延伸」による医療費抑制策
実は20年以上前から政府の中では言われていました。予防医療で医療費は下がると。ほとんどなんの結果も出さなかったメタボ健診って皆さん覚えています?

>生活の質を上げるために予防医療を重視し、健康寿命延伸を目指すことは賛成
これはみんな賛成だと思います。そう健康な見た目が若い老人を作ることが大切です。ただそれと医療費はどう考えても別なんです。

>だから、極端な言い方をすれば、医療費抑制だけ考えるなら治療しないのが一番いいんですよ。
>しかし、こんなことは誰も主張しないでしょう。リハビリをやったら命が長引くだけでなくて、再発や3回目もあるし、他の病気にもなります。だから、長期的にみると医療費は増えるのではないかと思うようになったんです。

つまり極端に言えば予防医療は病気の発症を10年後に先送りするに過ぎないのかもしれません。結果的には今の医療を10年年老いた人間に行うだけですから帰って手間がかかるでしょう。

>「これまでの医療経済学の多くの研究によって、予防医療による医療費削減効果には限界があることが明らかにされています」
>「それどころか大半の予防医療は、長期的にはむしろ医療費や介護費を増大させる可能性があります。そのことは医療経済学の専門家の間では共通の認識です」

そう専門家も限界がわかっています。なのになぜ経産省はこのような間違い施策を続けるのか。それは耳触りがいいからです。健康的な生活をしていれば、いつまでも病気にならずに長生きできる。そしてピンピンコロリとなり、医療費を使わずにあの世に行けると国民を錯覚させているのです。

いや本当に知らないだけかもしれませんが、健康長生き施策と医療費削減は基本矛盾です。そこで高齢者医療をどうするかまで考えなければいけません。今の高齢者医療の考え方ではいくら予防しても医療費は減りません。数%と言っていますがGDPが落ちている今は何か変えなければ少なくとも今のレベルの医療は続けていけません。