福生病院の透析中止問題、今までも書いてきました((1)(2))。そして透析再開を患者が最後希望したかどうかはまだ情報が確実になっていません。だからこそこの行為に対する善悪の結論はまだ精査を待たなければいけません。

本日のモーニングショー、やっぱどうしても医療者は患者を見捨ててはいけないと言う観点から抜け出せないようで、玉川さんが吠えてます。(玉川徹氏 透析中止の院長に激怒「これは医学の否定」「自殺ほう助に近い」

番組で解説していた医師は仕方ありません。正直臨床を頑張っている方であの考えは普通です。そしてご自身は揺れる患者の心までしっかり対応されているようですので何も言えません。

でも命を助けるためなら医師の言う通りに治療をやるべき、医師は患者の気持ちを考えたら透析をやめると言う死の選択肢を出すことも許されない、と言うのは明らかに時代に逆行しています。専門家の解説です。(「透析しない選択肢」も意思決定支援に必要

今回は透析中止ですが、別の例としてエホバの輸血の例を提示します。

エホバにおいて患者、関係者が納得しない限り輸血は行わないと言うことがメディアの大好きなガイドラインで決められています。

>(1) 医療側が無輸血治療を最後まで貫く場合
 当事者は、医療側に本人署名の「免責証明書」(注1)を提出する。
>(2) 医療側は無輸血治療が難しいと判断した場合
 医療側は、当事者に早めに転院を勧告する。 

>輸血の同意が得られない場合、基本的に輸血をしてはならない。

基本15歳未満でない限り、よほどのことがない限り命が危ないと思っても医師の判断で輸血はできないのです。それこそこのガイドラインには転院という治療拒否すら指示しています。 そこには命の維持より本人の価値観を大切にという観点からです。

あくまでも医療行為は患者、関係者の同意があってはじめて行なえるものです。それは医療者の満足と患者の満足は異なると言う幡野さんがいつも言っていることにもつながります。

もうメディアも感情的にならずしっかり注視していきましょう。病院叩きたいと思っても、臨床しか知らない医師を解説に呼んでも、この問題の本質には全然近づけませんよ。

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