防衛医科大学校、早稲田大学、奈良県立医科大学の共同研究報告です。
世界初 止血ナノ粒子と酸素運搬ナノ粒子による重度出血性ショックの 救命蘇生 ―交通事故など緊急時の大量出血患者への救命治療戦略―

>(早稲田大学が)出血部位に集まりそこで血小板血栓の形成を促進させるナノ粒子(血小板代替物)を開発し、その止血能を研究
>一方、奈良県立医科大学が中心となり、ヒトヘモグロビンを内包し、赤血球とほぼ同等の酸素運搬能を有するナノ粒子(赤血球代替物)も開発

この2つの人工産物を利用して、防衛医大がウサギ外傷モデルを使い、その有用性、実現性を実験し確認したという事のようです。

>交通事故などの多発外傷では、大量出血で死に至る事態が度々発生し、迅速かつ効果的な輸血が救命には必須です。しかしながら、このような緊急時の大量輸血体制は未だ十分ではありません。本研究チームの開発したナノ粒子がこのような傷付いた人々を 1 人でも多く救えるように願っております。

実はiPSから血小板を作る事も研究されており、人工赤血球含めて様々な輸血製剤は実用化に向かっています。ただ血小板の保存方法はかなり難しいため、このような突然の事故では運用上血小板をなかなか集めにくく使いにくいものです。またそれこそ少子化で献血する人も減っているため、このような緊急時に使える産物(ストック可能)が実は現場では望まれているのです。(もちろん実臨床における長期安全性などの確保は難しいのですが。)

あと実は戦地における外傷にも使えるという事も一つの利点です。昔はこんな記事を出したら戦争するための研究をしてると叩かれたのですが、軍事医学は実はいろいろなことに応用できると今は少し当たり前になってきていることを少し嬉しく思います。(医療ではないですがインターネットはまさに軍の技術からの発展です。)

軍の技術とか関係なく人を助けるために進歩が続くこと。これが日本でも当たり前になることを期待しています。

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