池江さんの白血病の報告の後、骨髄バンク登録者は増加しました。数字を見る限り2月以降例年の5倍の登録1万人以上を2月に認め、それ以降も2倍以上を推移しています。本当に皆さんの善意に感謝します。そして池江さんにもあらためて感謝です。(そしてどうやら順調に回復しているようです)

そんな中、このような白血病患者さんのツイートが流れました。ヤフーニュースにも取り上げられたらしく、あっという間に拡がり、今の移植における問題点を示してくれました。このツイートにも本当に感謝します。

ここで一連のバンクを介した移植の流れを示します。移植が必要と医師が判断し、血縁(家族)で一致したドナーがいなければバンクを介して非血縁ドナーを探します。HLAが一致するドナーリストがバンクから医師に渡され、医師が医学的に条件がいいドナー候補をバンクに連絡します。そしてドナーが選定され順調にいけば約3ヶ月後移植が行われます。(ちなみにCAR-T治療も同じぐらいかかります)

実は一番問題なのがこのドナー選定から最終決定における流れ。ドナーの最終決定がなされるまでが一番時間がかかるということが実臨床では問題です。(まあ他にも細かい問題は色々あるのですが)

>患者さんとのHLA型が一致し、ドナー候補者に選ばれた方へは以下の資料一式を郵送いたします。
お手元に届きましたら、各資料をご確認のうえ、「提供意思確認書」「問診票」を返信用封筒で受理後7日以内にご返送ください。

>ご都合や健康状態等が悪くお話しを進めることができない方、お引越しなどでドナー登録時と住所が変更となっている方は骨髄バンクまでご連絡ください。

こちらの書類が届いた後、早くても7日前後待つことが想定されます。そう善意で登録したけど、実は仕事含めて今はとても難しい(今の日本は実はとても多い)と断ると、改めて新しい方へ連絡。数回これが続くと数ヶ月ドナー選定が遅れます。以前の記事です。ただ断る確率が変わらないのであれば、登録者数は多い方がドナー選択には当然いいですよね。ドナーが増えたことは悪いことではありません。

このツイートに対して、登録者は無責任だろうとか、善意の人を非難するなよとかメンションがあったようです。いやいや、今こそまた新たに登録してくれたこの善意の方に報いる時で、そしてこのきっかけをつくってくれた方を批判すべきではありません。すかさずバンクはこのような報告をしています。骨髄バンクニュース(P8)そう、選ばれた時に断らない確率をあげるために。(でもP6の数字は結構ショック)またこの冊子には会社へのサポートの依頼状況なども書かれています。そこはその他の移植含めて政治家の出番なんだろうけど。

一番いい方法を目指す。難しいからこそ皆さんの善意に報いるために組織が行うべきものです。今回のSNSでのきっかけを大切にして進歩していって欲しいです。

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すいません。表題誤植修正しました。07/11/1150