ハーバー・ビジネス・オンラインの記事
「福島の甲状腺検査は即刻中止すべき」といえるのか? 朝日新聞『論座』に掲載された記事のおかしさ
ツイートしたら、菊池先生からリプライがきました。

色々議論して

放射線の影響は99%ない
患者さんへしっかりした説明が必要
すぐの手術は罪悪以外なにものでもない
そして科学的に価値の低いスクリーニング診断が、無駄ないらないストレスをかけている
だからスクリーニング診断そのものをやめるべき

という結論を説明していただきました。科学的にとても納得できるものです。

それに対して牧野淳一郎先生の記事は、正直手術を受けた事例への言及は少なく、どちらかというと放射線の影響という学問の部分への追求がメインです。そのうえで

>「放射線の影響を受けやすい事故当時1歳から5歳だった子どもたちの中で甲状腺がんが増えていない、と結果が出るまでは検査をやめるという答えは出せないと個人的には考えている。今後も検討を続ける必要がある」
>現時点で「被曝影響がないこと」が示されていないからこそ、検査を継続しないといけない、と考えている

という鈴木先生の発言をあげ(ここが菊池先生との一番のズレですね)

>「甲状腺がんの発見率と甲状腺被曝量との間に明らかな関連」が見られてしまった

というスクリーニングを続ける理由を出し(このデータの解釈も)

>「即刻中止するべき」ではなく、今までのやり方、データ解析の方法、今後の進めかたを全て科学的に再検討するべき、ということなのです。

という結論を出されています。菊池先生の反論が出る予定だそうです。

鈴木先生も菊池先生も牧野淳一郎先生も福島の子供たちを助けようとする目的は同じです。しかしどちらの意見も交わらず平行線です。それもこれも本来進行しない可能性が高い甲状腺乳頭がんに、手術含め与えなくていいストレスをかける必要はないという菊池さんと、影響は本当にないことをちゃんと証明しておかないと今後に遺恨を残すと考えている鈴木先生たちの考えの違いです。

いやとても勉強になったのですが、周りの反応がとても激しいものでした。少し荒れました。

詳細は省きますが、まとめの私のツイートです。


血液内科の疾患に濾胞性リンパ腫という悪性リンパ腫の一亜型があります。このタイプは症状が出ない限り治療はしないという選択肢が昔からガイドライン上に存在しています。その上でやはり治療をしたほうがいい患者を見つけようという研究が今でも存在しています。99%正しいと言われても、それをさらに追求する研究の必要はあるのでしょうか。そして甲状腺がんへの手術への取り扱いなども今そうなのかもしれませんが。

可能な限り周りを傷つけないよう施策を行なって欲しいです。そこに専門家は医学という意味で、そして社会に対してわかりやすく説明を行い冷静に議論して欲しいです。

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