日経メディカル記事です。(学会トピック◎第69回日本病院学会 改革には「医療縮小」か「勤務医増」しかない 32%の病院が「医師の労働環境は改善しない」

M3でも同じ学会の特集がされています。(「時間外年960時間超の医師がいる」病院は半数弱、日病調査 第69回日病学会シンポ、「労働基準法を守りたいけれど、守れない実態がある」

>日本の病院の32%が、厚生労働省が進める「医師の働き方改革」では医師の労働環境は改善しないと回答。その理由で最も多かったのは「勤務医不足が解消されないから」だった。
>働き方改革を実現するためには「医療の縮小(量の縮減)」か「勤務医の増員」しかなく、これが実行できない病院には「再編・統廃合の道しか残されていない」との見方を示した

日本病院学会という「医師の働き方改革」にやや消極的だった病院を主体とした学会からの報告としてはとても画期的だと思います。M3からですが、最終的なスライドには

病院のマネージメント能力の強化・充実

提供する医療の「量の縮減」(医療の機能) or  勤務医の「数の増員」(勤務医確保) 
↓ この2つを実行できなければ
病院の再編・統廃合

自然淘汰・市場原理・新自由主義?

とまとめています

>調査では、45%の病院が「日本の医療は労働基準法違反を前提として成り立っていると思う」と回答した(回答392病院)。「思わない」が21%、「分からない」が34%だった。

まあみんなわかっていることがやっと表に出て来ました。そう日本の医療は労働基準法違反なんです

>また、厚労省が検討している医師の働き方改革の進展で、「労働環境が改善する」と考えている病院は50%にとどまり、「改善しない」が32%だった(回答395病院)。「改善しない」の理由には、「勤務医不足が解消されないから」が81%に上り、「労働基準法遵守すれば必要な診療体制を維持できない」(66%)、「医療の特殊性が存在するから」(61%)などと続いた(回答128病院)。

まあ厚労省に面と向かってダメ出しできる病院はそうはいないでしょう。その上でこの現実の矛盾をしっかりあげていることは素晴らしいと思います。

またM3からの引用ですが

>さらに塩谷氏は、厚労省が進める「三位一体改革」について次のようにコメントした。「三位一体改革に異論はないが、地域医療構想はどんづまりで新たな進展が見られない。医師偏在対策は、人口(患者)減少を待つしかない。医師の働き方改革も、『言うは易し、行うは難し』だ。では日本の医療はどこに行くのか、どこに持っていこうとしているのか。理念、哲学がない中で、働き方改革を進めてもうまくいかない。医療の哲学を考える医療基本法が必要ではないか」。

まさに同意します。前回の記事含めて改革しなければ成り立ちません。

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