danyromeroのblog

WOWOWエキサイトマッチで放送された試合の感想などをアップしています。

『ゾラニ・テテ、衝撃の11秒KO! 井上との対決は!?』

昨年末、井上尚弥がバンタム級への転向を表明しましたが、今年最初のエキサイトマッチで、そのバンタム級の世界戦が放送されました。登場したのは、WBO世界チャンピオンのゾラニ・テテです。

WBO繋がりから井上との対決が有力視されるため、テテのスタイルや戦略などを見て、両者の対決をシュミレートしようと思っていました。が、しかし、試合開始直後に放ったテテの右フック一閃! わずか、、たった、、、の11秒でテテが挑戦者をノックアウトしてしまいました。。。

これでは、シュミレートも何もあったものではありません。一体どんなパンチが当たったのか、はじめは分かりませんでした。ジャブがタイミングよく入り、相手のゴニャがあまりにも打たれ弱かったため、倒れたのかなと思いましたが、VTRを見て、右フックが炸裂していたことが分かりました。

当たった瞬間、ゴニャの首は捻じるくらいに弾かれていました。

視界の外側から飛び込んでくるように打ち込まれており、ゴニャは全く見えなかったと思います。VTRにより、その右フックが速くて鋭く、そして、しなりまで利いている凄いものだということを理解した次第です。

テテの印象について、紹介VTRも含めて見た限り、一撃必殺の左ストレートや左アッパー、右フックに、スピード感満点の連打力を有し、さらに、全身はバネのように弾力があり、しなるような稀有なパンチを持った長身でリーチが長いハードパンチャーであるという印象を持ちました。

26勝中21KOを記録していることからも、ハードバンチャー振りが証明されています。

なお、気になったのが、これまで3敗しており、どんな相手にどんな負け方をしたのかです。
ウィキペディアで調べてみたところ、1敗目は7年前の世界初挑戦であり、当時IBFチャンピオンのモルティ・ムザラネにTKO負けを喫し、あとの2敗は6年前と5年前に指名挑戦者決定で、何れも惜敗(0-2、1-2)というものでした。

負けた相手は世界チャンピオンと世界ランカーであり、指名挑戦者決定戦は僅差の判定負けですので、もともと世界レベルの高い実力を備えていたことが窺えます。しかも、ここ5年間は負け知らずであり、今回の防衛戦も衝撃の11秒KOで仕留め、今が絶頂期だと感じます。

防衛後、テテのプロモーターが井上との対決に興味を持っているということを話しているようであり、同じWBO繋がりも踏まえ、井上陣営が交渉のテーブルにつけば、あっという間に話がまとまるかもしれません。

対戦が決まったとしたら、井上にとって、間違いなく今までで一番リスキーな試合になると思います。テテのように全身にバネがあり、あんなにしなりのあるパンチを持った選手とは戦ったことがないと思われ、長身と長いリーチも踏まえ、相当に厄介な相手だと考えます。

なお、ワールドボクシングニュースのPFPランキングでは、井上が堂々6位にランクされ、テテは50位にも入っていないようですが、両者の実力にそこまでの差はないはずです。

ネリや山中慎介との対決もそそられますが、個人的には、テテとの対決が見てみたいです。

   

『王者の風格 井上尚弥』

大晦日前日に行われた井上尚哉の防衛戦を見ました。圧倒的な強さ、破格のパンチ力、溢れ出る王者の風格、かつて、日本人の世界チャンピオンでこんなにも安心して見ていられるボクサーはいたでしょうか?

対戦相手のヨアン・ボワイヨは、この試合前まで31連勝中ということでしたので、相当のキャリアとテクニックを兼ね備えていたと思われます。長身でリーチもあったことから、井上にとって決してやりやすい相手とは言えないはずですが、何もさせませんでした。

1R、井上が初めに放った左フックはボワイヨのガードの上を叩きましたが、そのパンチ音に会場がどよめきました。再び、ガードの上から、右ストレート、左フックを叩きつけるとボワイヨはぐらつきを見せます。

破格のパンチ力を目の当たりにし、ボワイヨは面食らったことと思います。想像していた以上だと感じたはずです。ボワイヨは腰がひけ、必死に繰り出す手数は、ポイントを取るためや、倒すためのプロセスを組み立てているようには見えず、倒されるのを免れるためのものにしか見えませんでした。

そして、1R残り25秒、早くも井上がダウンを奪います。追われるボワイヨが苦し紛れに放った右フックに、強烈な左フックを合わせます。ボワイヨの右顎を捉えると、首が大きく捻じれ、横向きのまま倒れる痛烈なダウンです。

このダウンにより、ほぼ勝敗は決したと思われ、あとは、井上がいつどんな仕留め方をしてくれるかに興味が移ります。

3R、井上は強烈な左ジャブと圧力でジリジリと距離を詰め、射程距離に入ると、すかさず、左のボディショットを叩き込みます。もの凄い炸裂音でした。数秒遅れてボワイヨは苦悶の表情で自らダウンします。

顔面とボディで倒されたボワイヨは対処する術がなく、正確無比な井上のボディショットの前に都合3度ダウンを奪われ、井上のテクニカルノックアウト勝ちとなりました。

ここ数戦の井上は詰めが鋭く、仕留めに掛かると逃しません。以前は攻撃が顔面中心であり、破格のパンチ力を持っていても相手が慣れてしまうと、倒しきれない部分もありました。
しかし、今は顔面とボディへの打ち分けが完璧なため、仕留め切ってしまいます。また、ボディ打ちで仕留められるため、拳を痛めるリスクも減ったと思われます。

現在の井上は、破格のパンチを顔面とボディに思うがままに打ち込めます。高速連打や手数でこれを行っているわけではないところに凄さがあります。特筆すべきは、瞬発力です。パンチを打ち込む瞬間的な速さ(つまり、瞬発力)が本当に優れているのだと思います。

試合後のインタビューで、次戦からは、いよいよバンタム級に転向することを宣言しました。

個人的には、WBCチャンピオンのエストラーダとの対決が見れなくなったことが残念ですが、井上にとってそれほど重要視している相手ではないようであり、対決を心待ちにしていたロマゴンが敗れたことや、体の大きさなどを考えると、バンタム級転向の判断が望ましいと思います。

バンタム級でも無類の強さを発揮して、ますます強くなった姿をアメリカの地で、再び、世界中のボクシングファンに披露して欲しいと思います。

   

『強すぎるノーマス(もう無理)チェンコ!』

12月18日に放送されたロマチェンコvsリゴンドーのドリームマッチをようやく見ました。

ともに五輪を連覇し、プロ入り後も早々に世界チャンピオンになるなどの共通点がありますが、ロマチェンコはスーパーフェザー、リゴンドーはスーパーバンタムと2階級の差があり、本来であれば、拳を交えることはなかったはずでした。

ところが、互いに敵なしの状態、両チャンピオンに挑戦状を叩き付ける勇敢な挑戦者は現れず、特にリゴンドーの方は深刻な試合枯れ状態だったこともあって、実現したマッチメークだったのだと思います。

試合前の勝敗予想ですが、リゴンドーは2階級上げての挑戦であり、年齢は37歳、近年の試合枯れ状態も加味すれば、ロマチェンコ有利と見るむきが圧倒的だったと思います。

そう思う一方で、リゴンドーの左は、やはり脅威であり、この左が当たれば何が起きる分からないという期待感も少しだけ持っていました。

しかしながら、結果は、ロマチェンコの圧勝であり、またもや、ロマチェンコ勝ち(相手の戦意喪失)でした。。。

1Rこそ、互角の立ち上がりを見せたリゴンドーでしたが、ラウンドが進むにつれ、ロマチェンコのプレッシャーに押され、手数に圧倒され、次第にスピードにもついて行けなくなり、さらに強打に煽られ、6R終了後ギブアップとなりました。

今回もロマチェンコは強すぎました。如何ともしがたいほどの強さです。リゴンドーが相手であっても、これまでと同様の強さを発揮してみせたわけで、本当に凄いことだと思います。

ワンツー連打に、隙を見て叩きこむ右ボディ、左右アッパー、また、巧みなヘッドスリップと自在なフットワークを駆使して、相手の懐にいとも簡単に入り込んでしまいます。さすがのリゴンドーも打つ手なしで、ジリ貧に追い込まれていった感じです。

リゴンドーはギブアップの理由を拳を痛めたためと言っていましたが、最後6Rには、いよいよ倒しに掛かってきたロマチェンコンの強打を浴び、対処に窮していましたので、もはや打つ手はなかったと思われます。

ロマチェンコの凄いところは、ラウンドごとに一段階づつギアを上げていき、相手の動きを外堀から埋めて、完全に封じ込んだうえで、仕上げに取り掛かるところです。
相手にとって恐怖以外の何物でもなく、最後は、次のラウンドに確実にやられるとはっきり感じさせられるからこそ、皆、試合途中で放棄してしまうのだと思います。

これで、ロマチェンコの戦績は11戦10勝(7KO)1敗となりました。
試合内容が濃いため、もっと戦っているように感じますが、まだ、たったの11戦です。11戦のキャリアでパウンドフォーパウンドの頂点間近まできているのですから、驚きです。。

勝利者インタビューで、今後のプランを聞かれた際、何か壮大なプランなどを語ってくれるかと思いましたが、「今後のプランはない、プロモーターに聞かないと分からない」といったコメントでした。

ロマチェンコ自身が次のターゲットを挙げてくれれば、プロモーターやボクシングファンの後押しがきっとあるのにと思われ、少々、残念でした。

なお、唯一の敗戦であるサリドとの対決については、つい先日、サリドがKO負けしたことから、興味をそそられません。このクラスだと、残る強敵は、ジャーボンテイ・デービスぐらいでしょうか?

さらなる高みを目指して、ライト級に転向するのであれば、我らがホルヘとの究極の対決を望みたいと思います。

   

『ワイルダーとジョシュアの統一戦はいつ実現するのか』

11月27日に放送されたデオンテイ・ワイルダーの防衛戦と12月4日のアンソニー・ジョシュアの防衛戦を見ました。両者の勝利を知り、すぐに思ったことは、一刻も早く両者の対決が見てみたいという思いです。

ワイルダーの防衛戦の相手は、前チャンピオンのバーメイン・スティバーンであり、プロのキャリアで唯一KOできなかった相手です。今回も長丁場になることも考えられましたが、圧巻の1RKOで仕留めてみせました。

まさしく、剛腕、暴風といった表現がぴったりであり、右ストレートの破壊力は凄まじいものがあります。また、ジャブも速くて鋭く、それに続く右ストレートの伸びは半端なく、文句のつけようがありませんでした。

これで6度目の防衛を果たしましたが、今がまさに全盛期だと言えると思います。

一方、ジョシュアの対戦相手は、IBF3位のカルロス・タカムでした。小気味よいフットワークから放たれる重くて速いジャブと、スムーズなワンツーでタカムに対して、ジリジリと射程距離を詰めていきます。

徐々にプレッシャーを強め、ワンツーからの返しの左フック、そして、左右フックの連打で早くもタカムをグラつかせます。タイミングよく放たれる右アッパーも効果的で、右ストレートのボディ打ちもいいタイミングで入れていました。

タカムの方も打たれっぱなしではなく、必死にパンチを被せようとしますが、ジョシュアは、ヘッドスリップで巧みにかわしてみせます。

4R、右アッパーでタカムをぐらつかせ、すかさず、コンパクトな連打でつなぎ、左フックでダウンを奪った時には、うまさと強さを感じました。しかし、その後は、タカムの粘りとスタミナを消費した関係で、フィニッシュするのに10Rまで要し、最後はようやくレフリーストップを呼び込んでの勝利でした。

これで、早くも4度目の防衛となりましたが、プロでのキャリアはたったの19戦です。まだまだ未完成、伸びしろがあるという風に感じています。

もし、両者の対決がすぐに実現したのならば、はたして、どちらが強いのか?

現時点では、若干、ワイルダーが有利だと考えます。

パンチのスピードと切れではワイルダーが上回り、比較的早いラウンドに、抜群に伸びる右ストレートが炸裂する可能性が高そうな気がしています。攻撃のバリエーションも結構、豊富であり、また、アウトボクシングで判定を拾うこともできるような気がします。

ジョシュアの方は、スタミナに若干難があるように見受けられ、倒し切れなかった場合、そこを付け込まれるリスクが考えられます。この辺りは、キャリアを積んでいくことで解消できると思いますが、現時点での不安材料です。

ジョシュアが王座についたころは、まだ、タイソン・フューリーがいたため、ヘビー級における主役はフューリーやワイルダーでしたが、いつの間にかフューリーがいなくなり、そして、両者の盤石の戦いを見るにつけ、急に両者の対決が見たくなってきたわけであります。

実現すれば、久しぶりにヘビー級におけるビッグマッチであり、大注目の試合となります。
両者ともに無敗で、二人の戦績を合わせると59戦59勝58KO、99%近いKO率を誇るもの凄い戦績です。

2019年の目玉対決として、是非、実現させて欲しいです。

   

『12月のWOWOWエキサイトマッチ』

12月に放送される放送カードおよび注目している対戦カードについて、コメントしたいと思います。

12月の放送カードは以下の通りです。

12月4日放送
①WBA・IBF世界ヘビー級タイトルマッチ
(チャンピオン)アンソニー・ジョシュアvs(IBF4位)カルロス・タカム
②WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ
(チャンピオン)カリド・ヤファイvs(WBA1位)石田匠

12月11日放送
IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦
(IBF4位)尾川堅一vs(IBF5位)テビン・ファーマー

12月18日放送
WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
(チャンピオン)ワシル・ロマチェンコvs(WBA世界スーパーバンタム級チャンピオン)ギジェルモ・リゴンドー

12月25日放送
2017年総集編

12月の放送分で一番の注目カードは、何と言っても12月18日に放送されるロマチャンコとリゴンドーとの世界チャンピオン同士の一戦です。

ともに、アマチュアで五輪連覇、そして、プロ入り後も快進撃を続け、敵なしの状態であるが故に生まれたドリームマッチです。しかし、予想となると、ロマチェンコが圧倒的有利と言わざるを得ない状況です。

リゴンドーは、もともと2階級下のスーパーバンタムを主戦場としており、同クラスにおいてさえ体格は小く、また、近年は試合枯れで、2015年、2016年、2017年と1試合ずつしか行っていません。加えて、年齢も37歳とボクサーとして高齢であり、この試合における好材料は見当たりません。

一方、ロマチェンコの方は、29歳と若く、世界戦6連続KO中であり、今まさに脂が乗り切っている状態です。不安点を強引に挙げるとするならば、危険な相手との対戦が少ないということかも知れませんが、これまでの別次元の強さを踏まえれば、ほとんど心配なさそうです。

追い込まれたリゴンドーの起死回生の一撃が炸裂しないとも限りませんが、やはり、ロマチェンコ有利と考えます。

続いての注目カードは、12月4日に放送されるアンソニー・ジョシュアとカルロス・タカムの一戦です。

この一戦については、対戦カードに注目というよりも、アンソニー・ジョシュアに対しての注目となります。(カルロス・タカムのことはよく分かりません…)

前戦で、ウラディミール・クリチコを衝撃のノックアウトで葬り、ここまで、19戦全勝全KOであり、まだまだ発展途上中のチャンピオンだと思っています。
今回もどのようなKO勝利を披露してくれるのか、どれだけ強さが増したか、スーパーチャンピオンへの階段を登っていく姿を、しかと目に焼き付けておきたいと思います!

そして、12月25日には2017年総集編が放送されます。

今年も数々のビッグマッチおよび名勝負が繰り広げられました。
2017年ベストマッチランキングはどの試合がランクインし、どの試合が1位となるのか!?

主だったビッグマッチは以下の通りです。

①3団体統一世界ミドル級タイトルマッチ  
ゲンナディ・ゴロフキン VS ダニエル・ジェイコブス

②WBA世界ライト級タイトルマッチ  
ホルヘ・リナレス VS アンソニー・クロラ

③WBA・WBC世界ウェルター級王座統一戦  
キース・サーマン VS ダニー・ガルシア

④WBA・IBF世界ヘビー級タイトルマッチ  
アンソニー・ジョシュア VS ウラディミール・クリチコ

⑤3団体統一世界L・ヘビー級タイトルマッチ  
アンドレ・ウォード VS セルゲイ・コバレフ

⑥スーパーライト級12回戦  
エイドリアン・ブローナー VS マイキー・ガルシア

⑦WBC世界スーパーフライ級挑戦者決定戦  
カルロス・クアドラス VS ファン・フランシスコ・エストラーダ

⑧3団体統一世界ミドル級タイトルマッチ  
ゲンナディ・ゴロフキン VS サウル・カネロ・アルバレス

⑨4団体統一世界スーパーライト級タイトルマッチ  
テレンス・クロフォード VS ジュリウス・インドンゴ

ネームバリュー、注目度、試合内容を加味すると、個人的には、アンソニー・ジョシュアとウラディミール・クリチコの一戦を1位に推します。

WOWOWエキサイトマッチで今年最後の一ヶ月も堪能したいと思います!

   

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