danyromeroのblog

WOWOWエキサイトマッチで放送された試合の感想などをアップしています。

『ショーン・ポーターvsアンドレ・ベルト』

本当なら、今回の記事はウォードvsコバレフⅡについてコメントする予定でした。しかしながら、、まさかのテレビ録画失敗という大失態を犯してしまいました...
幸いにも、まだ試合結果は知らないため、リピート放送を必ずや録画し、じっくり見てみたいと思います。。。

というわけで、今回は6月12日に放送されたポーターvsベルトについて、コメントしたいと思います。本一戦は、実績と実力を兼ね備えた両者の対決であり、実は結構、楽しみにしていた試合です!

ポーターはこれまで2敗していますが、その相手はケル・ブルック、キース・サーマンと超実力者であり、試合内容は互角に渡り合っての僅差判定負けです。従って、底は見せていません。デボン・アレキサンダーやエイドリアン・ブローナーなどの実力者達には明確に勝っており、トップクラスの実力を間違いなく備えています。

ベルトは破竹の勢いで世界チャンピオンに駆け上がったものの、途中、ビクター・オルティスに敗れるなど3敗を喫し、ブランクも作りましたが、再起後は白星を重ねて再浮上してきており、攻撃力にはいまだに見るべきものがあります。

ポーターに分がある試合と見るべきでしょうが、ベルトの攻撃力も侮れず、より興味が沸いた次第です。

1R、両者の動きはキビキビしていてスピードがあり、放たれるパンチには迫力があります。ポーターが先手を出してペースを掴みかけるも、ベルトも負けじとカウンターの右ストレートを決めてみせ、なにやら好試合になる予感がしました。

ところが、そんな予感も2Rに入るとあっさり覆されます。

ポーターがショートパンチを主体とした接近戦、乱戦に持ち込むと、ベルトはそこから抜け出せず、まんまとポーターに主導権を握られます。乱戦の中で力みまくるベルトに対し、ポーターの右フックが頭部を捉えると、ベルトは早くもダウンします。

ベルトはポーターの圧力の前に成す術がなく、体を入れ替えることもクリンチで逃れることもできず、その後のラウンドも攻め続けられます。ときおり、いいパンチを決める場面があっても、すかさず、ポーターが猛攻撃に出るため、追撃もままなりません。

8R、ポーターの左右連打に押し込まれ、ボディも徹底的に攻められ、いよいよベルトは手が出なくなります。9R、ポーターは飛び込んで左フックを決め、得意のダブルジャブもヒットします。偶然のバッティングにベルトが怯むと、ここぞとばかりに攻め上げ、後はもうポーターの独壇場、一方的な連打です。ベルトがロープへ弾き飛ばされたところでレフリーが救出に入り、ポーターのTKO勝利となったわけです。

ベルトは出だしこそ動きがよかったものの、接近戦・乱戦に持ち込まれると、過去の負け試合と同様、力んでスムーズさを欠き、パンチを当てることができなくなってしまいます。
また、解説のジョーさんも言ってた通り、クリンチが下手なため、いいようにパンチを当てられてしまいます。
相手が攻めてきたら、体を入れ替えてカウンターをとるなどの戦法もあるかと思いますが、とにかく力んでいるため動きが固く、パンチの精度を欠いてしまいます。

一方、この一戦に勝利したポーターには、再びキース・サーマンへの挑戦権が与えられるようです。しかし、そのサーマンは手術明け?のため、しばらく試合ができないということであり、暫定王座決定戦に回る可能性もあるということです。この日の戦いぶりから、ポーターがベルトを巻く可能性は十分にありそうです。

もしポーターが暫定王者についた場合は、サーマンといえども内心穏やかではないでしょう。一度は勝利している相手とは言え、手術明けで本格的な練習ができず、ブランクと合わせて焦りにつながる可能性もあります。

なお、同級1位にはダニー・ガルシアも控えており、こちらもサーマンへの雪辱に燃えている筈です。WBCのタイトル戦線が俄然面白くなってきました。今後のタイトル戦線に要注目です!

  

『メイウェザーvsマクレガー(UFC2階級制覇チャンピオン)正式決定!?』

メイウェザーとマクレガー(UFC2階級制覇チャンピオン)の世紀の対決?が正式決定したようです。。私は大のボクシングファンですが、UFCも好きでWOWOWで放送している間は全部見ていましたので、マクレガーのことも知っています。

まさか、メイウェザーが(ボクサーじゃない)マクレガーと本当に対決することになるとは思いもよりませんでした。(マクレガーファン、UFCファンはどう思っているのか...)

UFCの社長であるデイナ・ホワイト氏はやり手であり(厳格でもある)、金も出すし、イベント自体も盛り上げるので、マクレガーの後ろ盾をしていたのかも知れません。

マクレガーは弁が立ち、確かに魅力的な選手であり、一種、カリスマ性のようなものを持ち合わせています。貧苦から成り上がり、今では年間3400万ドルを稼ぎ出すUFCの大スターです。

戦いぶりはイケイケそのものであり、圧倒的な強さで相手を捻じ伏せますが、スタミナに難があり(UFCにおいて)、打たれ脆さも併せ持っています。

総合ファイターとして特別な地位を確立していますが、今回の試合はボクシングルールということです。メイウェザーに対して、どのように対抗するつもりなのか、果たして秘策はあるのか、この辺りをどういう風に考えているのか全く分かりません。

メイウェザーが引退時(パッキャオ戦)のメイウェザーのままなら、マクレガーは太刀打ちできず、試合にならないでしょう。

メイウェザーは天才でした。その天才が誰にも負けないくらいの努力をし、油断もしなかったからこそ、無敗、スーパースター、レジェンドとしての地位を確立できたのだと思います。

今回の試合で唯一心配な点があるとすれば、それは40歳という年齢です。ブランクと合わせ、リング上で予期せぬトラブルが発生する可能性が無いとは言いきれません。

万が一にもメイウェザーが負けるようなことがあれば、メイウェザーが築き上げてきたものや、メイウェザーに対する敬意など一気に崩れ去るかもしれません。

頭のいいメイウェザーですので、よもや油断するようなことはなく、自身の動きも十分に熟知し、100%勝算がある上でこの試合に合意しているものと考えます。

試合は8月26日にラスベガスで行われ、ショータイムでPPV中継されるということです。あと2ヶ月ちょっとです。

マクレガーは結構好きな選手ですが、生粋のボクシングファンである私は、やはりメイウェザーに肩入れしてしまいます。

万全の状態を作り上げ、メイウェザーはやはりメイウェザーであったと言わしめるようなボクシングを披露して欲しいです。

  

『6月のWOWOWエキサイトマッチ』

今回は、6月のWOWOWエキサイトマッチの放送カードを紹介したいと思います。
今のところ発表されている放送カードは、以下の通りです。

6月5日放送カード
①WBA・IBF世界スーパーライト級王座統一戦
(WBAチャンピオン)リッキー・バーンズ vs(IBFチャンピオン)ジュリウス・インドンゴ
②WBO暫定世界ミドル級王座決定戦
(世界1位)アフタンディル・クルツィゼ vs(世界3位)トミー・ラングフォード

6月12日放送カード
ウェルター級12回戦
(元IBF同級チャンピオン)ショーン・ポーター vs (元WBA同級暫定チャンピオン)アンドレ・ベルト

6月19日放送カード
3団体統一世界ライトヘビー級タイトルマッチ
(3団体統一チャンピオン)アンドレ・ウォード vs(前3団体統一チャンピオン)セルゲイ・コバレフ

6月26日放送カード
WBC・WBO世界スーパーライト級タイトルマッチ
(WBC・WBOチャンピオン)テレンス・クロフォード vs(WBC3位)フェリックス・ディアス

6月は統一戦が2つも含まれていますが、最大の注目カードは、やはり、6月19日放送のウォードvsコバレフⅡの3団体統一世界ライトヘビー級タイトルマッチでしょう。
第一戦は、コバレフがウォードからダウンを奪ったものの、勝負は判定に持ち込まれ、ウォードが僅差の判定をものにしましたが、コバレフが勝っていたという声も大きかったことから、今回のダイレクトリマッチになったのだと思います。

前戦に関して2人の状態を一言で表すとすれば、いつも通りのコバレフに対して精彩を欠くウォードといった感じでした。コバレフが強かったため、ウォードの状態がそのように感じられたのかも知れませんが、少なくともウォードは"神の子"と表されるようなボクシングではなかったです。

今回の試合に関して、コバレフのスタイルは基本的には前回と変わらないと思います。ただ、前戦以上にプレッシャーを掛け、より好戦的に出てくるのは間違いないと思います。
一方のウォードは、コバレフが前戦よりも前に出てくることを想定して、よりカウンターに重きを置くことが想定されます。ウォードは今回こそ、神の子たる所以を見せて欲しいところです。

勝敗の行方について、ウォードが普通以上の状態であれば、今回も判定を拾う可能性が高い気がします。

また、個人的に気になる対戦カードは、6月12日放送のポーターvsベルトのウェルター級12回戦です。
一時はパンウドフォーパウンドランキングにも名前を連ねたことがある両者ですが、現在はトップ戦線から一歩退いた感があります。しかしながら、両者ともにツボに嵌れば強い勝ち方ができる力を持っており、この一戦に勝利した方は再びトップ戦線に食い込んでいける可能性があります。ポーター有利とみますが、ベルトの捨て身の反撃が功を奏する展開もあり得ると思います。

その他、注目選手として、6月26日にテレンス・クロフォードが登場します。
戦うごとに完成度が増しており、評価も急上昇のクロフォードです。パンウドフォーパウンドランキングの上位にも食い込んできそうな勢いです。ここまで強くなってくると、ファンも単なる防衛戦では満足できなくなっていると思われ、統一戦や強豪との対決が望まれます。

6月のWOWOWエキサイトマッチも興味深いマッチメイクが多く、要注目です!

  

『村田諒太の敗戦に思う事』

ロンドンオリンピックの金メダリストにして、日本の大きな期待をも背負った村田諒太の世界戦を見ました。対戦相手は、WOWOWエキサイトマッチでもお馴染みのデビッド・レミューに何度もダウンを喫しながら、その都度、不死鳥のように立ち上がって激闘を演じてみせたハッサン・ヌダム・ヌジカム(アッサン・エンダム)です。

試合は、村田選手が4Rに痛烈な右ストレートカウンターでダウンを奪ったものの、スピリット・デシジョンで敗れる波乱の結果となりました。
ヌジカムを支持したジャッジ2者は116-111と115-112、村田を指示したジャッジは117-110と採点がバラバラであったことから、ジャッジの中でも採点基準が異なっていたようです。

ただし、冷静に考えてみれば、ヌジカムは連打力やパンチのバリエーションおよび手数で村田選手を上回り、また、常にフットワークを生かしてジャブを多用していました。
この点において、ヌジカムがアグレッシブさやリングジェネラルシップを発揮しているとジャッジが判断して、採点が流れたとも考えられます。
1Rから3Rまで村田選手のアクションは少なく、これだけもヌジカムは3ポイント稼いでいる計算となります。

なお、村田選手がダウンを奪ってからは会場のボルテージが一気に上がり、ガードの上から叩き付ける右ストレートでさえも大いに沸き、実況も村田選手寄りだったため、視聴者からしてみれば、あたかも村田選手が圧勝したかのように感じられたのかも知れません。
総じて、相手によりダメージを与えたのは村田選手でしたが、結論としては、ジャッジ2者がヌジカムのアグレッシブさやリングジェネラルシップを支持したということなのだと思います。

村田選手としては、ダメージが無く、ダウンも奪い、打ち勝った手応えもあったことでしょうから、相当に悔しい敗戦だったと察します。とはいえ、いい面ばかりでなく、課題も浮き彫りになった試合であったと思います。
課題はフットワークが使えない、効かせるジャブが少ない、連打力やパンチの緩急(強弱)がない、ポジショニング取りがよくない点です。これらの課題があるため、威力抜群の鋭い右ストレートを容易に当てることができませんでした。

現状の村田選手のスタイルだとフットワークを使うのは難しいと考えます。であれば、左ジャブを徹底的に鍛えて相手にダメージを与える、相手に入らせないようにすることが肝要であり、そうすることで右ストレートの照準が合わせやすくなると思います。
パンチのスピードが一定であり、相手に反応されやすいため、緩急(強弱)をつけたり、連打も3発、4発で終わるのではなく、5発、6発、7発、8発と打ち続ける必要があると思います。また、パンチの打ち終わり後、すぐに次の攻撃に移行できるポジショング取りも意識して欲しいです(ゴロフキンのように)。

理論派で探究心が強い村田選手であれば、これらの課題を客観的に見つめ、克服できるであろうと考えます。

今回の世界戦に関して、この一戦を制して世界チャンピオンになることが村田選手が課した使命であり、目的であったと思います。今回の敗戦による精神的ショックは大きいと思います。しかしながら、ミドル級3団体の王座に君臨していているのはゲンナディ・ゴロフキンです。
村田選手は、常日頃からミドル級の最強はゴロフキンであり、最大の目標はゴロフキンを倒すことだと言っていたはずです。
仮に今回勝ったとしても、ヌジカムはミドル級では5番手前後に位置する選手であり、その選手に勝った世界王座に価値があるのかというと微妙な気がしてしまいます。

ミドル級の最強はゴロフキンであり、カネロやジェイコブス、レミューとベルトを持ってなくても誰もが実力者と認める役者が揃っている訳です。
今回の負けを糧にして課題を克服し、これらの強者達に挑み、勝利していくことの方が数倍も価値があり、それこそボクシングファンが村田選手に望んでいることだと思います。
村田選手がもう一度立ち上がり、強者達相手にグレートなファイトを演じ、真のチャンピオンベルトを手に入れることを心より期待しています。

  


『カネロがチャベスを完封、待望のゴロフキン戦は9月に実現!?』

カネロとチャベスの試合が行われるということを知ったのは、一ヶ月くらい前だったと思いますが、正直、このマッチメイクには違和感を覚えました。
というのも、そもそも両者には体重差があり、近年チャベスがタイトル戦などトップ戦線に絡んでいる話は聞いたことが無く、現在のチャベスの力量でカネロと互角に渡り合うのは、到底、無理だろうと思ったからです。
さらに、キャッチウェイトは164.5ポンドということであり、体の大きいチャベスにとっては、キツ過ぎるウェイトです。

チャベスが勝つための絶対条件は、体格差とパワーを生かしたボクシングであったはずです。
ところが、このキャッチウェイトにより、明らかに減量苦があったと思われ、計量時、当日とも、体からパワーは感じられず、肌の艶やオーラもなく、鍛え上げられた肉体とはほど遠いものでした。一方、カネロの方は筋肉隆々であり、仕上がりの良さが感じられました。

前日の記者会見において、チャベスは「つまらない試合をするつもりはない」、「俺はこの試合に勝つためにきたんだ」と語っていましたが、減量苦のチャベスに対し準備万端のカネロを目の当たりにすると説得力に欠け、額面通りに受け取ることはできませんでした。

果たして実際の試合では、パワーで押せないチャベスを、カネロがまるでサンドバックを打つかのごとく、様々なコンビネーションとバリエーションで攻め立て、つけ入る隙を与えず、レッスンをつけるかの如く、圧倒してしまいました。
試合は一方的であり、また、チャベスに覇気が無いため盛り上がりにも欠け、ミスマッチと言われても仕方がない内容でした。

ただし、試合後、リング上でカネロがゴロフキンに呼びかけると、主催者側の仕掛けでゴロフキンがリングに登場するというサプライズが用意されていました。
ここにおいて、9月16日に遂に両者の対決が行われることが合意されました。

カネロにとって、今回のチャベス戦は、明らかに仮想ゴロフキンを想定したものであり、自身のパワーやスキルがどれだけ通用するかの確認作業であったのだと思います。
この点において、カネロなりに手応えを掴んだ一戦になったのではないかと思います。
目減りしていた今回のチャベスとゴロフキンとでは大きな違いがありますが、体が大きく元来パワーがあったチャベスとフルラウンド戦ったことは、カネロにとって自信に繋がったかも知れません。

カネロとゴロフキンの対決について、待たされたもののようやく実現することが決まりました。
対決の話が出始めた1年半ほど前は、ゴロフキン有利の声が圧倒していたと思います。
そのゴロフキンも35歳となり、ここ数戦は打たれることも多くなり、連続KO防衛も途切れました。カネロの方は、以前にも増して完成度が高まってきています。
もしかすると、ここに至って、両者の実力差が入れ替わっている可能性も考えられます。

前戦でゴロフキンはジェイコブスに苦戦しました。ジェイコブスのメリハリの効いた高速連打についていけない部分がありました。
しかし、カネロのパンチについては、コンビネーションなどの巧みさやスムーズさは感じますが、私はそれほどスピードがあるとは思ってなく、ゴロフキンは十分に対処できるのではないかと考えています。
また、ゴロフキンのプレスの強さは今回のチャベスの比ではないと思っており、リング上で相対したときにカネロが戸惑う可能性も考えられます。

ただ、ひとつだけ言えるのは、両者は勇敢で高いプライドを持ったボクサーであり、お互い引くことは考えにくく、待ったなしの豪快な打ち合いが見れるだろうと言うことです。
先日は、ヘビー級において、ジョシュアとクリチコが激しい打ち合いの凄まじいボクシングを展開してくれました。現時点での今年のベストバウトです。
カネロとゴロフキンであれば、この試合以上の凄い打ち合いを展開してくれるだろうと期待しています。

  

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