私がいつもお世話になっているのが“紅茶専門店ディンブラ”の紅茶です。ディンブラは紅茶研究家磯淵猛先生のブランドで、スリランカからの新鮮な紅茶が年に3回ほど輸入されます。
「紅茶で新鮮・・・?!」ということがピンと来ない方もいらっしゃるかもしれませんね。紅茶も農作物です。毎回全く同じ味のものができるわけではありません。たとえば果物だって、ひとつひとつ甘さが違いますよね。「あ、これ、さっきのより甘いわ!」なんて経験は誰しもお持ちのはずです。スリランカでは毎日紅茶が作られています。つまりは毎日ができたてなのです。ディンブラの紅茶がおいしい理由は“新鮮”であるということ。ほかのブランドのものと比べても美味しさの余韻が全く異なるのです。そのくらい紅茶も鮮度が大切なのです。
そして、紅茶のおいしさのひとつにも“季節”があります。クオリティーシーズンと呼ばれる季節の美味しさは、その季節ならではの美味しさが加わります。スリランカは標高によって美味しさが変わってきます。標高が高い産地になるとスリランカ特有の季節風の影響を受け、その季節だけの特別なおいしさが生まれます。通常店頭などで気軽に手に入る紅茶のおいしさはブレンドされた美味しさです。買うたびごとに風味が違う、なんていうことはありません。ところが紅茶は先にお話したように農作物なのです。新茶が入荷するたびに微妙に移り変わる新鮮なおいしさもディンブラならではおいしさだと思っています。
自分が「紅茶ってこんなにおいしかったんだ」、と教えられた美味しさをぜひお届けしていきたい。そんな想いで紅茶教室を始めました。おかげさまで倉敷おだ亭さんでの教室は一年になりました。続けることの大切さや続けさせてもらえていることのありがたさを身にしみて気づかせてもらっています。ディンブラのおいしさに励まされ、後押しされ歩けた気がします。おいしい紅茶とおいしさに関わってくださる全ての方々に感謝を込めて。



