2006年05月

2006年05月30日

日本競馬の大一番!誰もが当てたい勝ちたい日本ダービー!(後夜祭)

と言う名のダービー回顧を少々と。

今年のクラシック路線は牡馬牝馬ともに大混戦。
勝つのはどの馬か以前にどの馬が一番人気に推されるのかすら予断を許さない状況でした。
そんな中最終的に一番人気に推されたのは皐月賞馬・メイショウサムソン。
唯一二冠の資格を持つ馬に対して単勝3.8倍のオッズは美味しいと見るべきなのかそれとも抜けた馬と認知されていないからなのか。
二番人気は競市で3億2千万円という驚異的な高値で取引され、その名前がテレビ番組から付けられたという話題性に加え、新馬から4連勝・前走皐月賞でも鋭い末脚で3着に食い込み実力をアピールしたフサイチジャンク。
三番人気は皐月賞一番人気で4着・しかしそれ以前には関東で重賞を連勝していてこのダービーこそはと期待されているアドマイヤムーン。
以下、毎日杯・青葉賞と逃げ切りスピード上位のアドマイヤメイン・2歳時にはメイショウサムソン・フサイチリシャールといった後のG1ホースを差し置いて最も評価の高かった大器マルカシェンクが続いて単勝10倍以下はこの五頭。

レースはスタート直後、ここ3連勝の形を作った正攻法の逃げに出るアドマイヤメインにフサイチリシャールが競りかけるそぶりを見せ、先週の再現か?と思わせたがあっさりリシャールが控えてアドマイヤメインの単騎逃げ。
先週と打って変わってメインを先導に馬群は一塊で流れる。向こう正面手前あたりで引き離そうとするアドマイヤメイン・柴田善臣にヴィクトリーラン・安藤勝己が突っつきに来たところで一塊の流れのまま淡々と。前半5F62秒はやや重馬場を考慮しても、遅い。

欅手前でアドマイヤメインをぴったりとマークしていたヴィクトリーランが、急に外へ。
そのままずるずると大外へ逃げてしまった。故障発生で競争中止。
そしてアドマイヤメインは残る16頭を引き連れたまま、550mの直線へ。
皐月賞馬は好位の内でじっくりと脚を溜めて。
全馬伸びない外を避けて内へ殺到する。
アドマイヤメインはスローで逃げたこともあり余力十分に他馬を引き離す。
そこへ襲い掛かってきたのは、皐月賞馬。
後方で脚を溜めていた三億円ホースも皐月賞一番人気馬も馬場に脚を殺されたか伸びあぐねる。
最後はもはや逃げ切りに賭ける柴田善臣と、じっと内で脚を溜めて満を持して抜け出しにかかる石橋守。
競馬学校の同期にしてお互い初のダービー制覇に執念の鞭が入るマッチレース…

凱歌が上がったのは、皐月賞で初めてG1の栄冠を手にしたベテランと叩き上げの雑草血統の皐月賞馬のコンビだった。

レースのVTRを見て驚いた。
最後の叩き合い、メイショウサムソンは抜け出してから舌を出しているではないか。
必死で追う柴田善臣に対し、すでに追うのをやめている石橋守。
着差は首と小さいが、実は大きな差がすでについていたのか。

「アドマイヤメインを交わせさえすれば勝てると思っていた」とはレース後の石橋のコメント。
「並ばれた時にはすでに向こうの馬の勢いが勝っていたからね」と勝ち馬を称えながらも「もっと乾いた馬場なら…」と悔しさを覗かせた柴田。
昨年三冠を制した怪物の鞍上にしてダービー4勝の金字塔を持つ武豊鞍上のアドマイヤムーンも前日JRA移籍後初重賞勝ちを成し遂げそれ以前にも菊花賞を勝っている岩田鞍上のフサイチジャンクも馬場に殺された感が否めないが、それを踏まえても勝ち馬の強さ、価値というものは決して薄いものではない。
絶対的な存在がいた去年の牡馬クラシック路線とは大違いの大激戦となった今年の皐月賞・ダービーだったが、そんな中でそれらを制して二冠馬となったメイショウサムソンは、よほどのことがない限り春の既成勢力には負けることはないだろうとすら思えた、そんな勝利だったと思う。

テイエムオペラオー・オペラシチーなどぽつりぽつりと大物は出すものの地味と言う感が否めなかったオペラハウスが父。
この馬自身初勝利が3戦目の小倉の未勝利と地味なデビューではあったが、フサイチリシャール・ロジック・ドリームパスポートと言った強豪に揉まれながら着実に力をつけた、まさに「雑草の二冠馬」と言う名がふさわしいかと思う。
鞍上も皐月賞までG1に縁がなかった地味なベテラン・石橋守。
22年間の苦労ここに報われり、と言う感。

「この馬はまだまだ強くなる」
インタビューでそう言い切った鞍上。
去年の三冠馬は、全てにおいて華があった。
SS産駒、兄はクラシック候補と謳われた素質馬、鞍上は天才、馬主は今をときめく大馬主。
今年の二冠馬とは全てにおいて対照的。
しかし馬の強さは、ダービーを勝った価値と言うものはその全てを凌駕するものである。
無事であれば、当然、二年連続三冠馬への道を歩むだろう。
それも不可能ではない実力を、この馬は持っているのは確か。
それを阻むのは、アドマイヤメインを始めとする、春の既成勢力の巻き返しなのか。
それとも今はまだ埋もれている、ダイヤの原石が夏を越えてそれらを飲み込むのか。

個人的な見解。
「大混戦から、1強へ」
メイショウサムソンの実力は、既成勢力には越えられない壁が出来てしまったものと感じる。
3着に食い込んだのはドリームパスポート。これまで一度も馬券圏内を外していないのはさすがだが、今後もG1戦線への番人的ポジションに収まるだろう。
4着は間に合った大物、マルカシェンク。骨折さえなければ…と思わせる最後の伸びだっただけに秋こそはとは思うが3000mドンと来いやというタイプとも思えず。

馬券は…アドマイヤメインをブログでは指名しなかったが新聞では消し忘れてそれが幸いして馬単だけは的中。
しかし「またしても四位にやられた…」去年と全く同じ感想とは私も全く進歩していない(涙)
終わってみれば皐月賞1.2着に青葉賞勝ち馬。
簡単な馬券だったわけだけどそれすら当たらない。
世の中そんなもんなのです。

正直四位とは実は相性悪いんじゃないのかとちらと気付き始めてしまった06年のダービーでした。

ダービーは終わったが競馬はまた新たなサイクルが始まろうとしている。
その手始めに、来週は。
東京では3歳ダート路線の一つの指針になるか?最強馬・フラムドパシオン故障によりグレイスティアラがトップに立ったが、それに挑戦権を叩きつけるのは?数々の名馬を生み出してきたG3・ユニコーンS!!
そしてG15連発もこれにてフィナーレ!!
アジアン・マイル・チャレンジに組み込まれ、今年も香港・日本の最強マイラー陣が鎬を削りあう激戦!!
安田記念!!

これが終われば再来週にはもう新馬戦が始まる…
結局POGは最後の希望・ナイアガラが殿負けでフサイチリシャールを取られた馬友に二年連続の完敗を喫してしまったが別に何か賭けてるわけでもなし、また今年頑張ろうってだけですな。
しかし今年こそはいい馬を見出して引き当てたいものだ…

後半我が事で駄文になってしまったが(全部か)以上にて日本競馬最大の祭典を締めたいと思います。
最後に最大限の賛辞をこめて、メイショウの松本オーナー・瀬戸口調教師・石橋守騎手を、そして何よりも誰よりもメイショウサムソンを称えたい。

本当に、おめでとう!!


dark2005 at 05:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 競馬日記 

2006年05月28日

日本競馬の大一番!誰もが当てたい勝ちたい日本ダービー!(今日が本番!)

Janeに書き込めないトラブルとギコナビ導入して手こずるというトラブルを乗り越えてようやく絞った…。
ではでは予想を。

◎:2メイショウサムソン 馬場状態が微妙でただでさえ大混戦と名高いレースにあって実際に皐月賞を勝ちきっているのは強み。馬場の良悪も血統的に問題なさそう。持ち前の勝負強さもありいい枠を引いたことで。
○:5トーホウアラン 京都新聞杯勝ち馬はここ2年連続で連対しており。スローだったがただ一度の敗戦が小回りの中山だけで広い馬場も距離延長も問題なし。妙味を考えたら。
▲:9サクラメガワンダー 皐月賞では最速上がりを使っておりラジオたんぱ賞勝ち馬の巻き返しはアドマイヤベガ・ザッツザプレンティ(3着だけど)がいてデータの後押しも。
△:17フサイチジャンク 皐月賞では外を回して3着とこれまでの4連勝が伊達ではないと示したか。ペースに応じた位置取りが取れるし広い府中に変われば能力全開か?
△:14ジャリスコライト 唯一の関東馬。皐月は大敗を喫したが休み明けだったこともあり今回は出来は違うはず。いちょうSのレース振りでエアグルーヴとイメージが被ったのを信じたい。
△:10アドマイヤムーン 皐月賞で勢いは止まったが位置取り・回ったコースの差であるかと推測される。馬場が微妙だが…。

どうにか絞ったがまたウインズ行った時に変わるかも。

ついでに目黒記念。
ここも荒れるハンデ戦となるだろうと期待。人気どころが道悪空っ下手だし。
◎:17トウショウナイト 中間ガンガンに追われて立ち直り気配を感じる。今の馬場状態なら大丈夫だろう。
○:5メジロトンキニーズ ダイヤモンドSじゃ切って酷い目にあった。牝馬ながら距離は長い方がいいタイプ。前走は敗れたが2400と2500では求められる適性も違ってきており距離延長なら。
▲:3トウカイトリック 単騎で逃げられそうな組み合わせ。阪神大賞典の内容から時計がかかる馬場は寧ろ歓迎?
△:7ポップロック 3連勝と勢い十分。ハンデも54kgなら手ごろと言えそうだしこれも渋った馬場は歓迎の口。
△:9アドマイヤモナーク もともとこの距離で好勝負していた馬。前走は明らかに敷居が高すぎたが地元関東で落ち着いていれば。
△:13エクスプロイト この距離も中山で克服しているし相手強化も52kgならあるいは?

これでどうなるか見ものだな…
それでは後夜祭に続く(あるのか)




dark2005 at 13:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 競馬日記 

日本競馬の大一番!誰もが当てたい勝ちたい日本ダービー!(前夜祭)

というわけで枠順から一頭一頭ぶった切っていきますかと。
1:スーパーホーネット G12着はあれどその後の成長が今ひとつ?ロドリゴデトリアーノ×エルセニョールで血統的に2400mまで距離伸びても大丈夫な下地はあるものの・・・

2:メイショウサムソン 2歳時から一線級で手堅く走り続けて勝負強さを身に着けて皐月賞を制した。血統的に距離延長は問題なし、中京2歳S〜きさらぎ賞〜スプリングS〜皐月賞は同じ厩舎の先輩ネオユニヴァースをイメージさせるか?(ネオの場合は中京で負けてきさらぎ賞の前にレースを挟んではいるが)

3:ロジック アグネスタキオンが初年度からG1ホースを輩出しそのポテンシャルの高さを見せ付けたか。ただこれまでのローテで2000m以上使ったことがなく距離延長には疑問。NHKマイルCからの転戦で連対した馬は2頭いるがタニノギムレットは皐月賞でも3着していたしキングカメハメハは毎日杯を勝っていた。

4:マルカシェンク 2歳時にはクラシック最有力候補と騒がれていた逸材だが骨折が惜しまれる。SS×ザフォニックでこの距離に疑問符がつくし毎度出遅れていては不利なことに違いない。馬場状態微妙な今の府中では切れ味が発揮できるかも微妙。

5:トーホウアラン 新馬を勝った後わざわざ東京まで出向いてセントポーリア賞を使ったのはこの日の為の複線か?スプリングSは大敗を喫したものの中山が合わなかっただけと解釈。広い京都に戻って京都新聞杯をマルカシェンク・アエローザといった有力どころを完封。ここのところダービーと直結するレースの勝ち馬だけにここでも要注意か?

6:アドマイヤメイン 逃げに徹するようになってから重賞2連勝を含む3連勝。おそらく今回も行くのだろうが鞍上が果たして思い切って逃げてくれるのかどうか。それにSS×プロモーションの配合で2400mのG1を勝てるようには思えないが…。逃げてどこまで粘れるかが鍵を握りそう。馬場が悪くなっても前々で競馬できる利点はあるわけだが。

7:フサイチリシャール 昨年の2歳チャンプもすっかり株を下げたようだが道悪が残ればまだまだ侮れないか?クロフネ産駒に距離延長はよくないが(これまで0勝・うち1番人気5頭だったか?出典サラブレ)追って味があるわけでも無しメインのハナを叩く競馬になればあるいはとも思うが…

8:パッシングマーク 芝を使われるようになって2連勝だがどちらも少頭数。初の一線級相手だときついか?道悪に関して他馬が気にしているコメントの中「他馬が苦にするようなら」とコメントしているあたり不気味だが…

9:サクラメガワンダー エリカ賞でアドマイヤメインを・ラジオたんぱ杯2歳Sでアドマイヤムーンを負かしているように力自体ここに入っても上位に属するはす。皐月賞は6着に敗れたが上がり3Fは出走馬中最速を計時しており。出来れば良馬場での口だが広い府中に変わるのはプラスにはなるかと。

10:アドマイヤムーン 皐月賞で連勝は止まったが東京ではフサイチリシャールをあっという間にかわし去った共同通信杯が光る。弥生賞○→皐月賞×→ダービーのパターンは先輩アドマイヤベガと同じパターン。血統的にも近親ヒシアマゾンという良血でもありダービー3勝の武豊鞍上でもある。(本田が乗ってくれれば何の迷いもなく応援したのになぁなんてことは言わない言わない)

11:ヴィクトリーラン 地味に力をつけてきて前走プリンシパルS快勝。しかしこのレースから臨んで連対したのは皐月賞でも最有力候補とみなされていたダンスインザダーク1頭のみ(過去10年で)。それも2着に敗れているのだから自動的にプリンシパル組はいらないかと。

12:アペリティフ すでにこの距離を経験しているのは強みには違いないがそこでキャプテンベガと0.7秒差・その次の500万で覚醒アドマイヤメインに1.5秒差とちぎられていて。

13:トップオブツヨシ 後の皐月賞馬と0.3秒差の中京2歳Sが光る内容だが若葉S・毎日杯で一線級と差をつけられた印象もある。

14:ジャリスコライト 唯一の関東馬。鞍上はおなじみ2ゲッターノリ。兄アグネスデジタルという血統背景からこの距離に?がつくが父がファンタスティックライトになっておそらく平気だろうかと。皐月賞7着は休み明けぶっつけで使った分だろうし無敗の東京コースに変わるのはプラスだろう。致命的不利を受けながら豪快に差しきったいちょうSはエアグルーヴとイメージがダブったと前にも書いた覚えがある。

15:ドリームパスポート 皐月賞は高田の神騎乗で2着。乗り代わりはマイナス要素だが(変える必要ないだろうが)今年最もハイレベルだったと言われるきさらぎ賞勝ち馬でもあるし父フジキセキで距離不安も母父トニービン・近親ステイゴールドという血統からこの府中2400でもとも思える。

16:ナイアガラ 実は馬友とやってるPOGで取ってる馬。ファンタスティックライト×レーヴドスカーで今年金子の勝負馬はこいつだ!と吹いていた記憶が…。現状ダートの方が安定しているが芝でもやれるはずだし今の微妙な馬場状態なら前進もありえなくないと感じる。前哨戦ダート戦を使ったのはちょっと…

17:フサイチジャンク 3億円ホースでジャンクスポーツがバックについている話題性に事欠かない馬。しかし実力も紛れもなく本物であることは皐月3着で証明されたかと。デビューが中山で輸送には慣れているはずだしコース的に広い府中ならこの馬の末脚はより生きるはずと見る。全兄タイガーカフェは今日見せ場もなかったわけだが…

18:エイシンテンリュー 青葉賞3着でダービーに間に合った。高い素質は認めるものの末一手の脚質でこの大外枠。天気も微妙な状況ではどうだろうか。

具体的な予想は明日本格的に晒すとしておいて私見としてはこんなところですかね。
マジで明日馬場状態含めてどうなるんだろう…





dark2005 at 00:32|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 競馬日記 

2006年05月25日

今日から職場復帰しました

と言ってもやることなんて全然変わってないんですけどね…
まぁ日給上がるし慰労金入るし。

そういえば今日自転車乗ろうとしたらパンクしてて修理にいったんですよ。
そしたら…
「タイヤ自体もういつパンクしてもおかしくないから交換したほうがいいですよ」
とのこと。

そりゃ東京に来てから3年もこき使ってたらいい加減ガタも来るか…
入ってくる慰労金の使い道があっさりと決まってしまいました。
とりあえずパンク修理で済ませましたけどそしたらチューブ交換しなきゃあかんってことで結局2000円取られました_| ̄|○

想定外の出費…明日には職場の人々と食い放題行くし…まぁその費用は土日のJRA銀行から下ろさせてもらおうか。



dark2005 at 23:34|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 駄文・駄日記・駄カキモノ 

2006年05月23日

今年のオークスって…

まぁ予想としては見事な場外ホームランでしたが(ってかバックネット直撃の大暴投だろう)
しかし驚きました。
カワカミプリンセスが無敗の樫の女王となるとは…。
これはミスオンワード以来49年ぶりの快挙だそうです。
それも過去10年本番で馬券に絡んだことがなかったスイトピーSからの臨戦で。
勝ち負けになるほどの馬がスイトピーSに出てこなかったというのもあるのかも知れませんけどね。

レースはヤマニンファビュルが予想外の大逃げを打ち前半5Fが58秒台という近年のオークスからは考えられないハイペース。
行くと思われていたアサヒライジングはやっぱり先生?溜め逃げに出て2番手。
しかし後から思えばそれが絶妙の判断であった。
4コーナーで10馬身ほど離れていた馬群がぎゅっと凝縮してアサヒが抜け出す。
それを追う後続馬。
粘るアサヒ・追いかけるカワカミ・フサイチパンドラ。
桜花賞馬キストゥヘヴン・2着馬アドマイヤキッスは後方から足を伸ばすが前に届かない。
最後までいい脚を長く使って力強く先頭で走りぬけたカワカミプリンセスが戴冠。
2着にフサイチパンドラ・3着には粘りに粘ったアサヒライジング。

オークスといえばどの馬も未知の距離、それを考慮して前半スローで折り合い直線勝負が常識…になっていました。
しかし今年このようなハイペースの流れになって近年の「折り合いが付くマイラー血統が能力で上位に来る」ようなレースから「2400mを走るのに必要なスタミナと底力が問われる」レースになったと思います。
まぁそもそもG1というのはそういうレースであって然るべきですしね。
桜花賞上位馬がその流れになって苦戦したということは上位組はいかにもマイルがピッタリだったという見方も出来ます。
そもそも今年の3歳牝馬戦線は大混戦。
このオークスの結果を受けて無敗で戴冠をなしたカワカミプリンセスの強さはそこに一本芯を通したような形ではないでしょうか。
デビュー2戦目でG1連対を果たしたフサイチパンドラは改めて素質を見せた格好でしょう。
アサヒライジングは再三G1でも見せ場を作った実力馬。血統的に2400mをこなす下地はあったとはいえ大健闘というか先生の絶好の好騎乗だったかと。
来週のダービーもいろいろな意味で楽しみになってきました。

東海S…
ヴァーミリアンはオッズほど抜けてるとは思えないとは書いたけど…
まさか最下位はないだろう最下位は!!
まぁ◎打っていたパーソナルラッシュが4着では何にもなりませんけど。
ヴァーミリアンはマイナス21kgが響いたんでしょうけど…平安S前まではこの体重で走っていたことだしとあえて気にせず買ったらこんな結果に…。
勝ったハードクリスタルは善戦してきてるのになかなか人気にならない馬で今回も5番人気。
もっと人気のなかったアルファフォーレスが逃げたパーソナルラッシュを3〜4コーナーで突っつきに行き結果直線半ばでそれを競り落とし3着確保で三連複は万馬券・三連単に至っては14万馬券となりました。
当然こんなレース当たってるはずもありません…が知り合いに当てた偉大な方がおりましてびっくりしました。

さて今週は。
宝塚記念へ向けて改めてディープインパクトへの挑戦を賭けた関ヶ原の2000m!金鯱賞!
今年は2重賞同日開催!
歴史も古い今は亡き競馬場を記念する伝統のG2!目黒記念!
そして!
牡馬クラシック第二弾!!
かつて「その勝ち馬のオーナーになることは一国の宰相になるよりも難しい」とすら謳われ、ホースマン・騎手・生産者・競馬に関わる誰もが勝ちたいと願う競馬の祭典!
日本ダービー!!

拙者…競馬やってて10年…ダービー当てたことありませんから…切腹!!


dark2005 at 01:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 競馬日記 

2006年05月21日

乙女の祭典!オークス!そしてJRA唯一のダートG2!東海S!!

やっとというかもうというかクラシック第二弾!
オークスがやってまいりました。
世代最強牝馬は果たして?
桜花賞組有利のデータ通りに収まるのか?
それとも別路線組が番狂わせを起こすのか?

というわけで予想。
◎:17キストゥヘヴン 桜花賞組の序列は前走ではっきりしたと思う。距離が2400に伸びても終いの切れ味・勝負根性は一枚抜けており、折り合いもつくので問題なかろう。二冠は濃厚と見る。何より前走関西へ遠征→今回ホームである関東に戻るのは大きい。

○:13アドマイヤキッス SS×キッスパシオンの配合で距離の2400が果たしてどうか?だがオークスは折り合いがつき溜めて切れるマイラーでも上位に来れるレース。終わってみれば本家SSの可能性もある。

▲:5ニシノフジムスメ 別路線からはハイレベルの忘れな草賞の勝ち馬であるこの馬から。左回りは新潟での新馬実質圧勝(降着)が強い競馬と感じた。

△:9カワカミプリンセス 新馬・特別・OP三連勝の勢いは無視できず。ここ2走は出遅れているがそれでも切れ味は桜花賞組に一歩も引けを取らない。

△:1ブルーメンブラット ここまで連を外したのは相手が強かったフラワーCでそこでも3着。◎と父が同じでもあり勢いに乗って。

△:4ヤマニンファビュル 最低人気で3着にきた忘れな草賞が単に展開に恵まれただけではないことはその次走で証明して見せた。自分のペースで走れば府中でもかなり粘っこい。

△:6コイウタ オークス直結のクイーンCの勝ち馬。血統的に2400がどうか?だがこの鞍上と関東トップクラスの実力馬であることを買って。

△:10アサヒライジング G1でもギリギリまで見せ場を作った逃げは距離延長でさらに良さを発揮するか。血統的にも2400問題なし。鞍上が押さえつけずどこまで思い切って行けるか?

意外とあっさり絞れました。キストゥヘヴン2冠はかなり濃厚と見ていますがそれ以下が難しい…。
それにしても前売り段階ですがアドマイヤキッスが抜けた人気で私としてはかなりシメシメなのですがね。

東海S
2300mというダートとしては珍しい長丁場。その先の帝王賞に向かう面子もいるだろうしG2という格付けは妥当な線だろう。
◎:13パーソナルラッシュ 当てにならない、という評価が定着しているがかつてBCクラシックにも挑戦したほどの馬。小回り・長丁場はこの馬の舞台だろう。ダイオライト記念ではヴァーミリアンに差をつけられたが今回同じ1kg差でも相手が初斤量ということもあり妙味を考慮して。

○:12ヴァーミリアン ダートで連を外したのは距離不足・G1のフェブラリーSでそこでも5着。本領発揮は中距離以上だろうが今回初めて背負う58kgが気になる。単勝100円台でもそれほど抜けてるとは思えず対抗まで。

▲:5ヒシアトラス 実績は寧ろ上位だが1800のスペシャリストの感もあり。しかし57kgは有利に映り昨年とは出来も鞍上も違い。

△:1スーパーチャンス 中京2.1.1.0と巧者。2300mは初めてだが内でジッと溜めてロスなく進められれば。

△:3ハードクリスタル そもそも2100mを中心に使われていた馬で距離は問題なく。鉄砲も利くし◎・○とも好勝負を繰り広げていた馬。

△:10マイネルボウノット このコースは昨年暮れに勝っているコース。重賞初挑戦の平安Sこそ崩れたが佐賀記念・名古屋大賞典でドンクールと勝ち負けを繰り返してここで来られる下積みは積んだものと解釈。

普通に考えればヴァーミリアンが抜けてると思うのですが58kgに付け入る隙ありかと。

これで今日は勝ち組になる!!
…はず…





dark2005 at 10:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 競馬日記 

2006年05月19日

今日で期間満了ー

と、そういうわけでして。
期間満了と言ってもまだまだ今の職場で続けるわけですけど1年単位で切り替わりなので。
日曜までまったり休んで月曜には健康診断(まずひっかかることはありえないけど)
そして水曜日には新規の連中と一緒に職場見学と。
そして木曜には元通り。
ちょっとした休暇と思って…何しよう(笑)


dark2005 at 03:52|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 駄文・駄日記・駄カキモノ 

2006年05月14日

ヴィクトリアマイル?んなもんどうでもいい!!シンガポールで大事件!!

ついさっき飛び込んできたニュース…

「コスモバルク シンガポール国際航空C優勝!!

2歳の百日草賞で鮮烈な中央デビューを飾り
ラジオたんぱ杯2歳Sでブラックタイド・ハイアーゲームなどクラシック候補生を寄せ付けず
弥生賞でメイショウボーラーをねじ伏せて一躍道営の怪物として04年クラシックを牽引してきたあのコスモバルクが…
地方馬として初めて海外G1を取るという快挙を成し遂げたという。

衝撃の2歳時
勝ちきれなくとも紛れもなく主役として駆け抜けた3歳時
鞍上が代わり海外も経験しそれでもスランプにあえぎ続けた4歳時
そして復活の兆しを得たものの緒戦敗れて春の盾を諦め…

今。
バルクは完全復活を遂げた。
といっても過言ではないでしょう。

父は鳴り物入りでスタッドインした英ダービー馬ザグレブ
母の父は日本の名馬トウショウボーイ

今の時代からすれば地味と思われる血統・そして出るレースがどうしても制限される地方競馬所属…

外厩制度にこだわり続けホッカイドウ競馬所属のまま中央のレースに走らせ続けたオーナーに批判の声も多かった。

これで閉鎖的と言われるJRAに風が吹くのだろうか。
そんなことは問題じゃない。
肝心なのはコスモバルクがG1を勝った。
ホッカイドウ競馬から海外を制するほどの馬が生まれたという事実なのだ。

北海道出身としてこれほど嬉しいことはない。
個人的なことだがハーツクライ・ユートピアがドバイで勝ったとき以上に嬉しかった。

シンガポールの競馬といえば失礼なことだが世界水準から見たらそれほど知られていないかもしれない。

しかし昨年まであったWSRCに組まれていたレースでもあり今年それがあったら現在バルクが1位という快挙…

動画を見たが去年までの気性難が影を潜め、しかしバルク本来の闘争心はそのままに、思い出せば中央デビューを飾った百日草特別のようなレース振りでした。
そして豪快極まる五十嵐冬樹のガッツポーズが印象的でした。

何よりおめでとう!バルク!
次は果たしていずこになるのか。
それを含めても今後の古馬戦線が楽しみになってきました。

それにしても今年はハーツクライがドバイシーマクラシックを
ユートピアがゴドルフィンマイルを勝って
今度はコスモバルクが…
確実に日本のレベルは上がってる!と言っても差し支えないかと思います。
そして今年はディープインパクトが凱旋門賞に…
日本競馬が世界を席巻する一年がくるとは思っていませんでした。

おかげで惨敗を喫したヴィクトリアマイルの件は忘れました。
あまりに衝撃的なニュースだったので全然まとまってない駄文だが勘弁願いたい。


dark2005 at 23:41|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 競馬日記 

おねーさまによるおねーさまのための祭典!ヴィクトリアマイルの予想を晒す!

昨日の京王杯を三連複でゲットして勢いに乗る!…つもり…
オレハマッテルゼはやっぱり強かった…
「わずか1分8秒でオープン級もG1級になる。勝利とはそういうものだ」
そんな言葉が浮かぶレースでした。
さて予想。

ヴィクトリアマイル
第一回ゆえにレースの傾向もデータも全くない。
馬場状態も気になるが今日の天気ならあまり気にしなくてよさそうと仮定する。
【予想】
◎:6ラインクラフト 短距離〜マイルで見せる圧倒的なスピードは男馬に混じったとしても寧ろトップクラス。まして牝馬限定でこの距離なら文句なく。春のスピード女王へ。
○:1ダンスインザムード 気分よく走れれば牡馬一線級にも負けない。機嫌を損ねれば昨年春のように平気で惨敗もありえるがそこは府中牝馬〜マイルCSにかけてこの馬を立ち直らせた北村。ここで男を見せるか。
▲:10ヤマニンシュクル 前走中山牝馬Sで格の違いを見せつけ完全復活なったか。1ハロン短いかもしれないが牝馬限定・府中ならこの馬の末脚は存分に発揮されるはず。
△:2マイネサマンサ 昨年秋以降大きく崩れたのはモロに引っかかったエリザベス女王杯のみ。距離も長かった。マイルならより適距離に近く何が何でもという馬が見当たらないここは展開に恵まれるかも。
△:13ディアデラノビア 昨年の今頃はシーザリオとともにオークス有力馬と目されていた大物が中山牝馬S2着・マイラーズC3着で復調してきた。切れ味身上ゆえに今日の馬場状態が気になるが力は引けを取らない。
△:16ヤマニンアラバスタ オークスでダンスインザムードに先着し5勝全てを東京・新潟で挙げている典型的な左回り巧者。渋った馬場ならば長くいい脚を使え重巧者でもあるこの馬が浮上する。
△:18エアメサイア ローズS・秋華賞とラインクラフトを差し切っている中距離こそが本領だろうが末の切れ味はこの距離でも侮れない。大外枠でありマイルならラインとの力関係は逆転すると見て配当的妙味を考慮して押さえまでの評価とした。

点数多すぎだけどそのくらい何が何でも当てたいのがG1と云うもの。
ここから安田記念へ行く馬もいるだろうし昨日の京王杯と照らし合わせて注目しておくべきレースになるでしょう。




dark2005 at 11:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 競馬日記 

2006年05月13日

荒れそうな京王杯SCと京都JSを晒そう

明日はG1もあることだしこれで何とか資金稼ぎをできないかと。
京都大障害・春…もとい京都JS
テイエムドラゴン亡き後(死んでないから)障害路線を背負って立つ馬はどの馬か?
【予想】
◎:11スプリングゲント 未勝利・オープンと3連勝中で底を見せていない魅力がある。道悪になりそうなのも好材料。61kg止まりなら。
○:1メルシーエイタイム 強豪相手に戦ってきたキャリアはこのメンバーなら一枚上。62kgでも。
▲:7ラブアフェアー 未勝利勝ち上がったばかりだが57kgのハンデは魅力、とブックのコメントでも。
△:3マルブツトップ 平地7勝の脚力にまだ障害では連を外していない。もしかしたら大物かも。
△:5カネトシプロスパー 障害通算(1.0.1.7)だが馬券に絡んだ2回とも京都。ここでも善戦してくれるはず、とコメントでも強気。
△:12イブキリムジンオー 叩き2戦目と走り頃か。障害の熊沢は平地以上の力を発揮するはず。

普通に考えたら1-11でよさそう…などと言って大外れだったのが先週なんですねぇ。

京王杯SC
史上最高(笑)の高松宮記念のレベルがこれではっきりするか?このレース距離短縮より距離延長の方が有利な傾向があるのだが…
【予想】
馬場状態微妙で荒れムードが漂うか。安田記念へいい形で進みたい。
◎:4テレグノシス 前走不向きの中山で最速上がり5着は上々と見た。得意の東京に変わりここでこそ。馬場状態が微妙だがやや重止まりなら。
○:3グレイトジャーニー 中山での2戦で完全に軌道に乗ったか。長い直線がどうか?だが東京でも3着が2度あり。
▲:12オレハマッテルゼ このレース距離短縮は不利な傾向だが道悪・東京ともに巧者。鞍上も一度も3着を外していないコンビであり。
△:8フジサイレンス 東京新聞杯で初重賞。東京1400はこの馬にはベストの条件だが休み明けが問題。
△:6ネイティヴハート 8歳にして衰えなしどころか寧ろ本格化した印象すら漂う地方馬。左回りなら中央勢にも引けを取らない。
△:7インセンティヴガイ 前走は人気を裏切ったがノリならば東京でも仕掛けどころを見誤らないだろう。

正直言って…自信なし…しかし明日のヴィクトリアマイルは自信あり!!のはず…



dark2005 at 12:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 競馬日記