※始めに※
今回行うCSSの編集作業には、認識したコードで保存できるテキストエディタが必要です。(メモ帳は不可)
お持ちでない方は用意して下さい。フリーで色々ありますので、Vector等で探してみるといいと思います。
ちなみに私はTeraPadを使っています。使いやすいのでお勧めです。
また、Thunderbird がCdiskにインストールされており、ツールバーのアイコンは大きいサイズを使用することを前提としています。
なお、Thunderbird の形式&私の力量上、完全にMailと同じ見た目になるわけではありません。
もちろんクローンを作るわけではないので、機能もMailとは異なります。あくまで「それっぽい見た目」を目標としています。
テーマをMail化する
Aqua-Softへ行き、Aqua-Soft Forums >Customizing > Application Skins >Application Skin Releases >
[release] Apple Mail for Thunderbird と辿って、AppleMail.jar をダウンロードして下さい。
Thunderbird を起動させ、メニュー > ツール > テーマ でダイアログを開いて、AppleMail.jar をD&D。
AppleMail に「テーマ変更」させた後、Thunderbird を再起動すると、以下のようにアイコン等がMail化されていると思います。
バックグラウンドの指定を消す(自分のVSに合わせる)
VSにTiger を使っている方はこのままでもOKなのですが、バックグラウンドが白以外のVSを使用している方は、
ちょっと違和感があると思いますので、バックグラウンドの指定を消してみましょう。
作業する際はThunderbird を終了させておいて下さい。
C:\Documents and Settings\(ユーザ名)\Application Data\Thunderbird\Profiles\Default User\b6ezdjjc.slt\chrome へ行き、
userChrome.css をテキストエディタで開いて下さい。userChrome.css がない場合は
こちらを参考に自分で作って下さい。
開いたら以下を userChrome.css に追加して、漢字コードをUTF-8 にして上書き保存して下さい。
window,
page,
dialog,
wizard,
toolbar,
toolbarpalette,
menubar,
statusbar
{
background-image: none !important;
background-color: -moz-Dialog !important;
} |
Thunderbird を起動させて、以下のようにバックグラウンドが自分のVSと同じになっていたら作業は成功です。
※この記述を加えると、これからどんなテーマを使用してもバックグラウンドは自分のVSに指定されるようになります。
別のテーマを使用する際に、バックグラウンドをテーマが指定しているものに変えたくなったら、この記述は消して下さい。
メニューを消し、「検索」のダミーアイコンを貼る
さて、テーマをMail化した後に邪魔になってくるのがメニューです。
これを消すためにCompact Menu という、メニューを消してくれる拡張を入れます。
(メニューは完全になくなるわけではなく、インストール後はこの拡張が表示させるアイコンから開けるようになります)
ここからCompact Menu 0.0.4 (Compact_Menu_0.0.4_rep.xpi )をダウンロードしてください。
(ダウンロードが終わっても、まだThunderbird にインストールはしないで下さい)
Compact Menu をこのままインストールすると、アイコンは鮫のイラスト、タイトルは「Compact Menu」になってしまいます。
なので、アイコンを検索バーの画像に、タイトルも日本語の「検索」に変えることにします。
(実際に検索ができるわけではないので、あくまでダミーですが)
さて、ここで次にする作業を2通り用意しました。
ひとつはアイコンと、「Compact Menu」を「検索」に変えるだけの
【簡単コース】。
もうひとつはアイコンと、「Compact Menu」を「検索」に変え、更にCompact Menu 上でのポップアップや、
設定ダイアログ上での文章等もすべて日本語に翻訳しておく
【しっかりコース】。
簡単コースはその名の通りあっという間に作業が終わりますが、ポップアップ等は英語のままです。
しっかりコースは時間は少しかかりますが、すべて日本語化させることができます。どちらを選ぶかはお好みでどうぞ。
【簡単コース】
1.タイトルを「Compact Menu」から「検索」に変える(compact.dtd を一部翻訳する)
普通にインストール(メニュー > ツール > 拡張機能 でダイアログを開いて、Compact_Menu_0.0.4_rep.xpi をD&D)し、
Thunderbird を終了させてから
、C:\Documents and Settings\(ユーザ名)\Application Data\Thunderbird\
Profiles\Default User\b6ezdjjc.slt\extensions\{d03c2580-bfb8-11d8-9669-0800200c9a66}\chrome へ行き、
compact-tb.jar を解凍します。
WinRAR で解凍できます。お持ちでない方は拡張子をzipに書き換えて解凍して下さい。
compact-tb\chrome\compact-tb\locale\en-US\compact にある、compact.dtd をテキストエディタで開き、
以下の文章、グレーがオリジナル部分ですので、この部分をその下の赤い文章に書き換えて下さい。
<!ENTITY menu.label "Compact Menu">
<!ENTITY menu.label "検索">
|
書き換えたら漢字コードをUTF-8N にして上書き保存します。
2.アイコン(画像)を置き換える
続いて
chrome\compact-tb\skin\classic\compact にある、sharc-2-8.50.png を
こちらの画像に置き換えて下さい。
※右クリックで保存したら、sharc-2-8.50.png にリネームしてお使い下さい。
なお、Safarifoxを使用している方は、そちらのテーマで使われてる画像を利用した方が綺麗に統一できていいと思います。
(この画像は私が作ったものなので、形なんかが微妙に違います)
1〜2が終わったら、compact-tb を元のように圧縮します。普通にzip圧縮し、拡張子をjarに書き換えればOKです。
フォルダの階層数を間違えないように注意して下さい。間違えるとファイルが壊れる可能性もあります。
(compact-tbフォルダ「を」zip圧縮すると、階層をひとつ増やして圧縮したことになってしまいます)
【しっかりコース】
1.ja-JPフォルダを作る
こちらはCompact_Menu_0.0.4_rep.xpi をインストールする前に作業を行います。
Compact_Menu_0.0.4_rep.xpi の拡張子をzipに書き換え(警告が出ますが、壊れたりしないので無視して下さい)、
任意の場所に解凍して下さい。解凍したらchromeフォルダにあるcompact-tb.jar を解凍します。
WinRAR であれば普通に解凍できますが、お持ちでない方は拡張子をzipに書き換えて解凍して下さい。
chrome\compact-tb\locale の en-USフォルダ を同じ場所にコピーして、ja-JP にリネームして下さい。
chrome\compact-tb\locale\ja-JP\compact の contents.rdf をテキストエディタで開き、編集します。
以下の文章、グレーがオリジナル部分ですので、その部分をその下の赤い文章に書き換えて下さい。
<RDF:li resource="urn:mozilla:locale:en-US"/>
<RDF:li resource="urn:mozilla:locale:ja-JP"/>
<RDF:Description about="urn:mozilla:locale:en-US"
<RDF:Description about="urn:mozilla:locale:ja-JP"
chrome:displayName="English(US)"
chrome:displayName="Japanese(JP)"
chrome:name="en-US"
chrome:name="ja-JP"
<RDF:Seq about="urn:mozilla:locale:en-US:packages">
<RDF:Seq about="urn:mozilla:locale:ja-JP:packages">
<RDF:li resource="urn:mozilla:locale:en-US:compact-tb"/>
<RDF:li resource="urn:mozilla:locale:ja-JP:compact-tb"/>
|
書き換えたら漢字コードをUTF-8N にして上書き保存します。
2.compact.dtd をすべて翻訳する
続いて同じ場所(
chrome\compact-tb\locale\ja-JP\compact )にある、
compact.dtd をテキストエディタで開き、先ほどと同じ要領で以下のように書き換えて下さい。
<!ENTITY menu.label "Compact Menu">
<!ENTITY menu.label "検索">
<!ENTITY menu.tooltip "File Edit ...">
<!ENTITY menu.tooltip "ファイルを編集 ...">
<!ENTITY menuPref.caption "Select the menus you want to see in the Compact Menu">
<!ENTITY menuPref.caption "Compact Menuであなたが表示させたいメニューを選択してください">
<!ENTITY compactPopup.off "off">
<!ENTITY compactPopup.off "オフ">
<!ENTITY compactPopup.image "image">
<!ENTITY compactPopup.image "画像">
<!ENTITY compactPopup.text "text">
<!ENTITY compactPopup.text "テキスト">
<!ENTITY compactMenu.label "Menu">
<!ENTITY compactMenu.label "メニュー">
|
日本語訳部分("ファイルを編集 ..."等)は、好きなように("ファイルを編集する"とか)変えちゃってOKです。
これも書き換えたら漢字コードをUTF-8N にして上書き保存します。
3.アイコン(画像)を置き換える
続いて
chrome\compact-tb\skin\classic\compact にある、sharc-2-8.50.png を
こちらの画像に置き換えて下さい。
※右クリックで保存したら、sharc-2-8.50.png にリネームしてお使い下さい。
なお、Safarifoxを使用している方は、そちらのテーマで使われてる画像を利用した方が綺麗に統一できていいと思います。
(この画像は私が作ったものなので、形なんかが微妙に違います)
1〜3の作業が終わったら、元のように圧縮します。zip圧縮し、拡張子をjarに書き換え、
Compact_Menu_0.0.4_rep\chrome\compact-tb.jar となるようにすればOKです。
くれぐれも
フォルダの階層数を間違えないように注意して下さい。
(compact-tbフォルダ「を」zip圧縮すると、階層をひとつ増やして圧縮したことになってしまいます)
4.install.rdf を編集する
続いて
Compact_Menu_0.0.4_rep\install.rdf をテキストエディタで開き、以下の通りになるように、
<em:locale>locale/ja-JP/compact/</em:locale> という文章を付け加えます。
<Description about="urn:mozilla:extension:file:compact-tb.jar">
<em:package>content/compact/</em:package>
<em:locale>locale/ja-JP/compact/</em:locale>
<em:locale>locale/en-US/compact/</em:locale>
<em:locale>locale/de-DE/compact/</em:locale>
<em:locale>locale/fr-FR/compact/</em:locale>
<em:locale>locale/it-IT/compact/</em:locale>
<em:locale>locale/nl-NL/compact/</em:locale>
<em:locale>locale/sv-SE/compact/</em:locale>
<em:skin>skin/classic/compact/</em:skin>
</Description>
|
書き換えたら漢字コードをUTF-8N にして上書き保存します。
5.install.js を編集する
Compact_Menu_0.0.4_rep\install.js をテキストエディタで開き、1〜2と同じ要領で書き換えて下さい。
赤い太文字の
'locale/ja-JP/compact/', を、'locale/en-US/compact/', の前に書き加えればOKです。
const kLocaleFolders = ['locale/en-US/compact/', 'locale/de-DE/compact/',
'locale/fr-FR/compact/', 'locale/it-IT/compact/', 'locale/nl-NL/compact/', 'locale/sv-SE/compact/'];
const kLocaleFolders = ['locale/ja-JP/compact/', 'locale/en-US/compact/', 'locale/de-DE/compact/',
'locale/fr-FR/compact/', 'locale/it-IT/compact/', 'locale/nl-NL/compact/', 'locale/sv-SE/compact/'];
|
※見やすくなるよう改行を入れただけで、実際は改行されていません。
書き換えたら漢字コードをUTF-8N にして上書き保存します。
1〜5の作業全てが終わったら、元通りになるようzip圧縮し、拡張子をxpiに書き換えて下さい。
ここでの圧縮もまた、
フォルダの階層数を間違えないように注意して下さい。
(Compact_Menu_0.0.4_repフォルダ「を」zip圧縮すると、階層をひとつ増やして圧縮したことになってしまいます)
拡張子をxpiに書き換えたら、あとは普通にインストールして下さい。
(メニュー > ツール > 拡張機能 でダイアログを開いて、Compact_Menu_0.0.4_rep.xpi をD&D)
見た目を整える
どちらのコースをやったにしろ、これでメニューが消せるようになりました。Thunderbird を再起動してみて下さい。
ツールバー上を右クリックし、「カスタム」を選択すると、「検索」という名前のアイコンができていると思います。
これをツールバーに移動し、OKを押すとメニューが消えます。
しかしこのままだとメニューがあった部分が空欄になってしまい、見た目がよろしくないので、
ツールバーのアイコンは全て、その空欄になってしまったメニューバーへと移動させることにします。
再びツールバー上を右クリックし、「カスタム」を選択、以下のようにアイコンやスペースを全て移動させて下さい。
移動が終わったらOKを押し、メニュー > 表示 > ツールバー で、メールツールバーのチェックを外して下さい。
(メニューはCompact Menu のアイコン、つまり検索のダミーボタンを押せば開けます)
これで空きがなくなり、すっきりした見た目になりました。
スペースの幅を調節する
上記の「見た目を整える」をやった時点で、ツールバーがばっちりであれば以下の作業は必要ありません。
私は削除アイコンの左側と、Compact Menu(検索バーのダミーアイコン)の右側にスペースを入れてみたところ、
AppleMail.jar デフォルトのスペースサイズは少々広すぎるように感じたので、調節しました。
(今回載せたSSは、全てスペースを既に調節したものです) 同じように広いと感じた方は、
C:\Documents and Settings\(ユーザ名)\Application Data\Thunderbird\Profiles\Default User\b6ezdjjc.slt\chrome へ行き、
userChrome.css をテキストエディタで開き、以下を追加して、漢字コードをUTF-8N にして上書き保存して下さい。
toolbarspacer {
min-width: 8px !important;
}
|
「8px」の部分は、自分で見て確かめてちょうどいいと思うサイズにして下さい。
※この記述を加えると、これからどんなテーマを使用してもスペースはこのサイズに指定されるようになります。
別のテーマを使用する際に、スペースサイズをテーマが指定しているものに変えたくなったら、この記述は消して下さい。
これで完全にMail化できました。お疲れ様でした。
ちなみに前から私がちょくちょく貼ってるMail化したThunderbird と、今回Mail化したThunderbird、
ツールバーのアイコン等がちょっと違いますが、これは私が以前0.5用にリリースされた
Mail.app.jar を1.0で使えるようにカスタムし、使用しているためです。
今回使わせていただいたAppleMail.jar は、ツールバーのアイコンについてはまだ試作(?)のようです。
(オリジナルと「作成」や「アドレス帳」のアイコンが違うんですよね。これでもじゅうぶんMailっぽいとは思いますが)
「Thunderbirdについて」の画像や、受信アラームのダイアログのアイコンを変える方法もあり、
私も色々弄って遊んでいるのですが、今日は記事が長くなりすぎたので、この方法はまた後日。
最後に。この記事は我が相棒、玄武氏の協力によって作ることができました。ありがとう玄武たん!
thunderbirdのMail化について、 かなり詳しく解説されている方のblogを見つけました。 うちの記事は削除して、こちらにトラックバックです。 Mail化に悩んでいる人は、是非、訪れてみて下さい!!
Windows を使わなくては、いけなくなったので、せめてデスクトップだけでも Mac に似せてやることにしました。
前にもやったことがあったので、Window Blinds と ObjectDock をここから導入し、下のサイトを参考にして構築してやりました。基本的には、そんなに難しいこと
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