2014年8月中旬

北海道廃墟旅の終盤

この最大の目的がここ、昭和炭鉱だといって過言ではない。

4年前の2010年、当時北海道廃墟旅を企画したときも、ここを最大目標にしていた。
当時は思わぬ大雨で電車が動かず、行程が大幅に狂い、
ここへ行くことは諦めざるを得なかった。

それ以来、昭和炭鉱へリベンジすることを夢見ていた。

ここまで来て、このリベンジを果たせず帰れるものか。

google先生のMAP、航空写真でアクセスルート、車を止められそうな位置をあらかじめチェック。

そしていよいよ、その入り口にたどり着いた。

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 すまん、下の文字はちょっと目がかすんで見えない。


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スノーモービルで入るやついるのだろうか。


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あたらし目の、物々しい入り口。

さて、行こうか。

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夏、携帯の電波も入らない山奥。

本当に熊に出くわす危険もあるかと思い、

この為に熊よけ鈴まで用意した。

このあたりの道の脇は、最近人の手で草が刈られたあとが。

幸いなことにいるのはバッタ、トンボばかりで、蜂、蚊みたいのは少なく、

安心してどんどん進んでいける。

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鈴をリンリン鳴らしながら、およそ15分ほど歩くとこんな看板が。


うわさには聞いていたが、

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道が決壊している。

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これじゃ車両は通れないな。

人であれば簡単にまたげる程度。

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下には川が流れている。

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橋を進もう

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しばらく歩くとまた橋に差し掛かる。
この先は人の手がほとんど入らなくなる。


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この時点で後ろを振り返るとこんな感じ。
ここまでは歩きやすい道だった。

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気を引き締めていこう

途中、野生動物につけられていないか不安で、何回か振り返ったりしたが、
杞憂だった。


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分かれ道にきた。

ここの情報は事前にきちんと抑えておいてよかった。

正解ルートは左。

迷わずどんどん進む。

道はもはや藪の中。

わずかな轍を頼りに進んでいく。

スタートしてから40分くらい歩いた頃だろうか。

茂みの中から急にその姿は現れた。

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ついに

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たどり着いた。

昭和炭鉱

昭和炭鉱跡

昭和炭鉱-2

達成感を噛み締めている間に、

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ハチの気配が!
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ハチを刺激しないよう、攻めた退いたを繰り返し、

緊張感の中、廃墟の撮影を続ける。

轍に沿って少しずつ奥へ足を進める。

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建物の2階 階段踊り場にも木々がしっかり根を伸ばしている。

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こんな山奥にひっそりを佇む廃墟群

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落ち着いて撮影できなかったため、あまり良い写真が取れなかった。(言い訳)

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それと、分かってはいたが大量の木々に覆われ、全体像をうかがい知ることは出来なかった。

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もうひとつの目玉である、隧道マーケット

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ひと目見たかったが、残念ながら探し当てることが出来なかった。

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情報収集が甘かったな。

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でも、
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これらを見れただけで十分満足している。

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4年越しのリベンジは果たせた。

もし、また来る機会があれば、次は隧道マーケットをアタックしよう。

こうして、また40分の道のりを歩いて帰った。


この日の旅はまだ終わらない。

続く。
 

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