実の父親に犯される元教師の温泉地お座敷コンパニオン。衝撃のオープニングです。理由は明かされないけど、きっと何かワケアリな事があったんでしょう、高校教師を辞めてお座敷コンパニオンになった文乃。出勤前に鏡台の前で化粧をしていると、ワンカップを手に酔っぱらった父親が「何を色気づいて化粧なんかしてるんだ」と言いながらフラフラとやって来ます。とりあえずシカトしてる文乃だけど、父親が立ったまま小便を漏らしてしまってはシカトもしていられません。「お父さん、何をやってるの」と畳の上に垂れた小便を拭き、父親のパンツを脱がして股間の小便を拭いてやっていると、「そんな所を触られると勃起してしまう」と、父親は文乃に襲い掛かります。文乃は「お父さんやめて、仕事に遅れちゃう」と抵抗するけれど、小便で汚れたままの勃起したチンコを問答無用で口に突っ込まれ、四つん這いで逃げようとしても速攻で追いつかれ、そのまま犯されてしまいます。何の躊躇いもなく実の娘をレイプする鬼畜な父親。アルコール類の空き缶や空き瓶がゴロゴロ転がる散らかった部屋の、亡くなった母親の遺影の前で犯されます。遺影の置かれた棚に両腕を付いた文乃は父親にバックから犯されてしまいます。ガタガタ揺れる棚から落ちる母親の遺影。このオープニングはいきなりの破壊力です。「海底悲歌」と書いて「ハイテイ・エレジー」と読ませる、なんだかカッコつけたタイトルのこの映画、内容もカッコつけてたら嫌だなあと、気取った映画が嫌いな俺はなんとなく観ないで敬遠してたんだけど、いざ観てみたらこの破壊力。こんなタイトルなのに、いきなりの地獄、近親相姦レイプ場面が暴力的に爆裂するのでビックリです。なのでこんなカッコつけたタイトルを付けてる場合じゃないですよ。例えば「父娘相姦 犯す」とか「狂った性欲者 実の娘を襲う」とか、いかにもなタイトルにして欲しかったなあ(笑)。
文乃の父親は母親を亡くしてからアル中になって認知症を患い、文乃の事を母親、要するに自分の妻だと思い込んじゃってるんです。それで毎日の様に文乃を犯してるんです。犯されてる文乃は、最初の頃は嫌がって抵抗してけれど、今ではすっかり諦めきっちゃって父親からのレイプを受け入れるようになってる。舞台は温泉街。文乃が生まれ育った小さな町です。なので「知ってるか、あの女、自分の親父とやりまくってるらしいぞ」なんて噂はすぐに流れます。文乃が勤めてるお座敷コンパニオンは客とセックスするのは禁じられてるけど、客に「こんな風に親父とやってるのか」と無理矢理に犯され、「俺はお前の親父と違ってちゃんと金は払う」と、犯されてぐったりと横たわる文乃は客に数枚の1万円札を投げつけられ、同伴してるもう一人の若いコンパニオンは、犯されてる文乃を見ても手を叩きながらただ笑うだけ。しかもその若いコンパニオンは文乃が教師をしてた頃の教え子で、客相手に交渉してセックスして金を稼いでるので、ってかそれが普通で他のお座敷コンパニオンもやってて文乃だけがやってないので、「先生ってこの商売に向いてないんじゃないの」なんて見下されて、「営業妨害」とまで言われちゃう。ヘコんだ気分で家に帰れば父親にも犯される。マジで地獄です。
何もかもがどん底な日々を送ってる文乃。生まれ育った温泉町が大嫌いで何処かに出て行きたいと思ってるけど、その行動も起こせずに諦めきった日々。「出て行きます」の書き置きさえも出来ない。そんな文乃の事を恋焦がれてる男がいます。お座敷コンパニオンの送迎ドライバーをしてる木村君です。木村君もまた文乃が教師をしてた頃の教え子で、その頃から木村君は文乃に恋焦がれてた。なので自分が運転する送迎車に文乃が乗ってきた時には「先生、どうしたんですか!」とビックリです。木村君はもちろん文乃が父親とセックスしてる噂は知ってて、だけどそれでも10代の頃から恋焦がれてた文乃の事が大好きで堪りません。そんな時に事件が起こります。文乃が父親を撲殺してしまうんです。文乃が父親に犯されてる時という最悪のタイミングで木村君が文乃の家を訪れちゃったんです。それで父親は文乃に「お前、浮気してたのか!」とブチ切れして、木村君をボコり始めたので、文乃は父親の後頭部を殴打します。まだ父親の頭がマトモだった頃に買って貰った、ハードカバーで重たくゴツい作りの日記帳で何度も後頭部を殴打して殺してしまったんです。木村君は「先生、逃げよう!」と、父親を殺した文乃の手を取り、そこから文乃と木村君の逃亡生活が始まります。
後半で折り返して逃亡生活ターンに突入すると、タイトル通りに何だかカッコつけた場面がちょいちょい挿入されてくるけど、文乃の元女教師地獄変な内容は変わらないので安心です。金も無く当ても無く電車に飛び乗り何処でもいいから遠くを目指す文乃と木村君。辿り着いた港町。文乃にとって木村君は大嫌いな故郷から連れ出してくれた恩人で元教え子だけど、ただそれだけの存在。なのでハッキリ言って木村君の事がウザいんです。だけど木村君にとっては文乃は命がけで人生を棒に振ってでも守りたい大切な人。そのギャップは大き過ぎます。そんな二人の逃避行。それなのに木村君は文乃を守り切れなかったんです。長くなるから詳しくは書かないけど、二人の漁師にレイプされる文乃を見殺しにしてしまったんです。文乃は初めから木村君の事なんか頼りにも当てにもしてないので、見殺しにした事に対しては文句はありません。そして迎える別れのラスト。これも長くなるので端折るけど、身の心もボロボロの二人が原チャリを盗んでニケツで廃トンネルに行き、そこの詰所だか倉庫だか分かんない電飾の物がたくさんある変な部屋で、そこはカッコつけてんじゃねえよとゲンナリする様な部屋なんだけど、その部屋で別れのセックスをして、文乃は木村君に色々と優しく語ります。要約すると「遠くまで連れ出してくれた事には感謝するけど、でももう木村君に用はない」という事を語って、気が付けば土砂降りの雨が降ってる廃トンネルの外へと傘も差さずに去っていく、というラスト。「先生!」と叫びながら廃トンネルに置き去りにされる木村君。数々のセックス生き地獄から生還したラストの、諦めから開き直りにチェンジした文乃、なんだかカッコ良いぞ!
というわけで面白かったです。本当は文乃と木村君のギクシャクした関係性とか、諦めから開き直りへと変換を果たして依存拒否の方向性を打ち出したラストの文乃の心情とかをもっと書きたかったけど、思いがけず長い文章になってしまったので省略します。
2022年日本映画
監督 堂ノ本敬太
出演 燃ゆる芥 長森要 生田みく 川瀬陽太 住吉真佳 小林敏和
今回の付録動画
文乃の父親は母親を亡くしてからアル中になって認知症を患い、文乃の事を母親、要するに自分の妻だと思い込んじゃってるんです。それで毎日の様に文乃を犯してるんです。犯されてる文乃は、最初の頃は嫌がって抵抗してけれど、今ではすっかり諦めきっちゃって父親からのレイプを受け入れるようになってる。舞台は温泉街。文乃が生まれ育った小さな町です。なので「知ってるか、あの女、自分の親父とやりまくってるらしいぞ」なんて噂はすぐに流れます。文乃が勤めてるお座敷コンパニオンは客とセックスするのは禁じられてるけど、客に「こんな風に親父とやってるのか」と無理矢理に犯され、「俺はお前の親父と違ってちゃんと金は払う」と、犯されてぐったりと横たわる文乃は客に数枚の1万円札を投げつけられ、同伴してるもう一人の若いコンパニオンは、犯されてる文乃を見ても手を叩きながらただ笑うだけ。しかもその若いコンパニオンは文乃が教師をしてた頃の教え子で、客相手に交渉してセックスして金を稼いでるので、ってかそれが普通で他のお座敷コンパニオンもやってて文乃だけがやってないので、「先生ってこの商売に向いてないんじゃないの」なんて見下されて、「営業妨害」とまで言われちゃう。ヘコんだ気分で家に帰れば父親にも犯される。マジで地獄です。
何もかもがどん底な日々を送ってる文乃。生まれ育った温泉町が大嫌いで何処かに出て行きたいと思ってるけど、その行動も起こせずに諦めきった日々。「出て行きます」の書き置きさえも出来ない。そんな文乃の事を恋焦がれてる男がいます。お座敷コンパニオンの送迎ドライバーをしてる木村君です。木村君もまた文乃が教師をしてた頃の教え子で、その頃から木村君は文乃に恋焦がれてた。なので自分が運転する送迎車に文乃が乗ってきた時には「先生、どうしたんですか!」とビックリです。木村君はもちろん文乃が父親とセックスしてる噂は知ってて、だけどそれでも10代の頃から恋焦がれてた文乃の事が大好きで堪りません。そんな時に事件が起こります。文乃が父親を撲殺してしまうんです。文乃が父親に犯されてる時という最悪のタイミングで木村君が文乃の家を訪れちゃったんです。それで父親は文乃に「お前、浮気してたのか!」とブチ切れして、木村君をボコり始めたので、文乃は父親の後頭部を殴打します。まだ父親の頭がマトモだった頃に買って貰った、ハードカバーで重たくゴツい作りの日記帳で何度も後頭部を殴打して殺してしまったんです。木村君は「先生、逃げよう!」と、父親を殺した文乃の手を取り、そこから文乃と木村君の逃亡生活が始まります。
後半で折り返して逃亡生活ターンに突入すると、タイトル通りに何だかカッコつけた場面がちょいちょい挿入されてくるけど、文乃の元女教師地獄変な内容は変わらないので安心です。金も無く当ても無く電車に飛び乗り何処でもいいから遠くを目指す文乃と木村君。辿り着いた港町。文乃にとって木村君は大嫌いな故郷から連れ出してくれた恩人で元教え子だけど、ただそれだけの存在。なのでハッキリ言って木村君の事がウザいんです。だけど木村君にとっては文乃は命がけで人生を棒に振ってでも守りたい大切な人。そのギャップは大き過ぎます。そんな二人の逃避行。それなのに木村君は文乃を守り切れなかったんです。長くなるから詳しくは書かないけど、二人の漁師にレイプされる文乃を見殺しにしてしまったんです。文乃は初めから木村君の事なんか頼りにも当てにもしてないので、見殺しにした事に対しては文句はありません。そして迎える別れのラスト。これも長くなるので端折るけど、身の心もボロボロの二人が原チャリを盗んでニケツで廃トンネルに行き、そこの詰所だか倉庫だか分かんない電飾の物がたくさんある変な部屋で、そこはカッコつけてんじゃねえよとゲンナリする様な部屋なんだけど、その部屋で別れのセックスをして、文乃は木村君に色々と優しく語ります。要約すると「遠くまで連れ出してくれた事には感謝するけど、でももう木村君に用はない」という事を語って、気が付けば土砂降りの雨が降ってる廃トンネルの外へと傘も差さずに去っていく、というラスト。「先生!」と叫びながら廃トンネルに置き去りにされる木村君。数々のセックス生き地獄から生還したラストの、諦めから開き直りにチェンジした文乃、なんだかカッコ良いぞ!
というわけで面白かったです。本当は文乃と木村君のギクシャクした関係性とか、諦めから開き直りへと変換を果たして依存拒否の方向性を打ち出したラストの文乃の心情とかをもっと書きたかったけど、思いがけず長い文章になってしまったので省略します。
2022年日本映画
監督 堂ノ本敬太
出演 燃ゆる芥 長森要 生田みく 川瀬陽太 住吉真佳 小林敏和
今回の付録動画