4571211626182_1L毎日猛暑でハンパないですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。普段の俺の仕事というのは、ビルの中での改修工事で夜勤も多いしほとんどが屋内なので日光に当たるって事がほとんどないんだけど、こういう猛暑な日々だっつーのに間が悪い事にビルの屋上の仕事が入ってきちゃって、日陰も無い場所で超絶日光の炎天下で苦しんで働いてるわけです。仕事って言うか拷問。熱中症になるとか以前の問題で、焼死しそうです。日光で体が焼けるっていうより焦げてる感じ(笑)。屋上の機械基礎を壊して防水層を剥がすって仕事なんだけど、その防水層の照り返しが凄くて、上からも下からも熱を浴びてるのです。しかも防水層は猛暑で溶けてベトベトだし(笑)。水の2リットルのペットボトルを持ち込んでガブガブ飲みながらなんだけど、そんな水は1時間も経つとお湯になってるし、でもそんなお湯でも飲まなきゃ死ぬのでガブガブ飲んで、大体一日に3本位は飲んじゃう。なので、水を飲み過ぎておそらく脂気が落とされちゃってるんだと思うけど、胃と食道が調子悪いし。ここ数年は熱中症が社会問題になってたるするし、俺達が倒れて搬送されたり死んだりしても困るんで、現場の監督も気を使ってくれて、「無理しないで休みながらやって」とか言ってくれるんで、お言葉に甘えて休憩時間はたっぷり取らせてもらってます。ってか、そうじゃなきゃ無理。つーか、あの炎天下で仕事なんて有り得ないでしょ。昼過ぎの3時頃からはいくらか暑さも収まるんで、そこから2時間は一気にやるって感じです。そしてもちろん、仕事帰りはコンビニで缶ビールです!いくら胃の調子が悪くってもこれは止められません!
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「女子医療刑務所」
ちょっと前に無予算映画の音楽を多数手がけてる作曲家の與語一平さんと話をした時に、ちょっと話題に出た女囚映画で、一平さんが「なにしろ西野翔対森羅万象だから!」と言ってて、それで興味を引かれたわけです。西野翔が森羅万象と対決!そんなの観たいに決まってるじゃないですか!というわけで、レンタル屋に置いてないんで、アマゾンで買いましたよ!もちろん貧乏人なので中古で!それでやっと観ましたよ!内容としては地味なんです。面白かったんだけど。女囚拷問や女囚凌辱な場面も少ないし、女囚暴bandicam 2016-08-07 20-23-33-434動が起こるわけでもないし、収監されてる女囚達のキャラも薄いし。でもやっぱり西野翔と森羅万象ですよ!それに加えて椎名茉莉という知らない女優さん、この三人の存在感で、地味ながらもグイグイ観ました。
監督が柿原利幸。この人の事も「デコトラ・ギャル紗矢」を先日観るまで知らなくて、新人監督なんでしょうか、調べてないからなんとなくの予想だけど、この「女子医療刑務所」がデビュー作っぽいです。「デコトラ・ギャル紗矢」もデコトラ・ギャル・シリーズだとは思えない地味さなのに面白い映画だったし、そういう作風なんでしょうか。派手に物語が動く事のない地味な映画なのに目が離せない作風。今回の「女子医療刑務所」も地味です。精神に障害を持つ女子受刑者の社会復帰支援をしている医療施設に収監された西野翔。その施設には以前に西野翔の妹も収監されてて、その妹は出所後すぐに原因不明の自殺をしちゃってる。その自殺の原因はこの施設にあるに違いないと睨んだ西野翔が色々と探りを入れてる内に、とんでもない事実が判明してしまうというミステリー仕立ての内容。でも西野翔が探りを入れるとはいっても、「何か秘密が隠されてるはず」みたいな事を言いながら、ほとんど何もしません。では何をしてるのかと言えば、院長の森羅万象と女医の椎名茉莉に治療を受けてるだけなんでbandicam 2016-08-07 21-44-46-695す。治療と言ってもこういう映画なので普通に治療するわけはなく、看守にレイプさせたりの凌辱治療。何かの研究とか実験の材料みたいな扱いで看守に凌辱される女囚・西野翔、その凌辱を冷静に指示する女医・椎名茉莉と、その凌辱を見ながら満足気な院長・森羅万象。その凌辱場面もなんだか地味だし少ないし、他は西野翔がただ悩んでる、ただそれだけの映画。ただそれだけとは言いながらも、西野翔がバックから犯されたり、利尿剤を飲まされて耐えきれずに失禁したりする場面は、たとえ描写的にインパクトが無いとは言ってもかなりグッときて勃起しそうになります。なので、拷問凌辱場面にもっと力を入れてギン勃ちさせて欲しかったなあ。それと妹の自殺の謎についても、時々挿入される西野翔の過去の記憶場面とか、西野翔がある記憶を辿ろうとすると頭痛を起こして苦しむ場面とかで、なんとなく予想がついちゃって、実際にその通りの展開になってくんで、物語としてもどうって事ないんです。それにしても西野翔と森羅万象が出てるのにこの地味感って何なんでしょうか?
「デコトラ・ギャル紗矢」の時もそうだったんだけど、アクの強い人達が出てるにも関わらず地味な映画で、地味ながらも出演者達の存在感でグイグイと引っ張ってくんです。「デコトラ・ギャル紗矢」の時は、デコトラ・ギャルとしての存在感が薄かった主人公のbandicam 2016-08-07 20-33-03-455天使もえを持ち上げ引き立てるかの様な演技合戦が展開されて、結果として何もしてない天使もえがグングン良くなってって、それが面白かったんだけど、今回は西野翔と森羅万象の、誰かを引き立てたりする必要が無いのに地味で静かな真っ向勝負。毎度お馴染み西野翔の悲壮感と毎度お馴染み森羅万象の絶倫感が静かに濃厚にぶつかり合う。それが地味ながらもめちゃくちゃ面白いんです。さらにこの存在感バリバリの脇にいる椎名茉莉も際立たせてくる。まだ柿原監督の映画を2本しか観てないんでハッキリとは言えないけど、柿原監督って俳優や女優の存在感を引き出して盛り上げてくのが得意なんじゃないでしょうか。
そしてクライマックスはいよいよ西野翔と森羅万象の対決で、ここでは椎名茉莉も加わって三つ巴の対決になってくんだけど、今まで静かに抑えながらのぶつかり合いだったのがここでは一気に解き放ちます。西野翔がカッコ良さを解き放ち、森羅万象は脂っ濃さを解き放ち、それに椎名茉莉も思いがけなく勢いを増していきます。西野翔の妹の謎も解き明かされて、「やっぱりそうだったのか」と予想通りな展開ながらも盛り上がります。ミステリー仕立ての女囚映画って事でネタバレ自粛で書かないけど、予想通りとはいえ、このクライマックスはかなり狂った事になってて盛り上がります。まあ欲を言えば、今まで静かに地味にやってきてた分を帳消しにする位に、もっとド派手にやって欲しかったんだけど、まあ盛り上がったんだからいいか。
そういうわけで面白かったっすよ。地味だけど面白いっていうのはきっと柿原監督の作風なんだね。
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2015年日本映画
監督 柿原利幸
出演 西野翔 森羅万象 椎名茉莉 佐藤良洋 伊藤真弓

今回の付録動画