photo  去年の暮れは大晦日まで仕事。年末年始はそんなに働きたくないんだけど、仕事が入っちゃったんじゃ仕方ない。事務所が29日から休みになるんで、その前日の仕事帰りに事務所に寄ってちょっとした事務的な事をやってたら、ちょっと呑んでけって事になって、仕事場の奴らと日本酒を呑んでた。俺は翌日仕事なので、軽めに呑んで帰るつもりだったんだけど、何だか変な方向に酔っ払って変なスイッチが入っちゃってバカになっちゃって、その場にいた一番ムキムキなマッチョ野郎(推定年齢35歳)と頭突き合戦をしようと言い出し、そいつも受けてくれたんで、ゴツゴツと頭をぶつけ合ってたんです。それで俺はますます楽しくなっちゃってバカ度も急上昇しちゃって、ノリノリで頭突きを繰り返してたんだけど、さすがに相手の方が嫌になっちゃったみたいで、カウンターでマジなチョーパンを眉間に喰らわせてきて、それがマトモにヒットして鼻血がドバーって出て、ブチ切れてその場にいた何人かに羽交い絞めにされて止められるというメチャクチャな年末でした。その後で少し呑み直して和解したけど、今年50歳です、若者相手に我ながら何をやってるんだか(笑)。でもメチャクチャ楽しかったです。翌日は顔面がパンパンに腫れ上がってて、額は頭突き連打で青痣になってるし、仕事に行って仕事仲間に説明して爆笑されました。それで笑いながら「自分では気づいてないかもだけど、相当にクレイジーな人ですよ」と誉め言葉を頂きました。今年もよろしくお願いします(笑)。
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「絶倫!透明変態人間 アブノーマル・エクスタシー」
本当は大好きなシリーズなんだけど、前作「セカンド童貞と魔法の薬」が余りにも調子の悪い出来上がり具合で、その調子が悪くなっちゃう理由を関係者たちから色々と聞いてて、まあオトナの事情の話なのでここでは書けないんだけど、そんなこんなで今までこのシリーズを撮ってた奥渉監督も降板しちゃうしって事で、かなりグダグダな状態で撮影されたんじゃないかって事が予想されるシリーズ新作。そんなんだから、観てガッカリして切ない気持ちでbandicam 2017-01-05 18-53-29-867落ち込むのも嫌だし、それにわざわざ「つまらないよ」と言われてる映画を観る事もないだろうと思ってたんだけど、脚本の高橋祐太さんは我らが東京電撃映画祭の常連で準レギュラーな人だし、新たに起用された羽生研司監督も面識のある人、つっても2年前位の忘年会で顔を合わせただけなので、羽生監督が俺を認識してくれてるかは不明だけど、とにかくそんな知り合いの人達が撮って「つまらないよ」と言われてる映画なんで、どれだけつまらないかを確認しなきゃ仕方ないよなあって感じで観た。こんなグダグダな内部事情なのにシリーズはまだまだ続くらしいし、今後どうなっちゃうのかも見届けたいし。なので、期待値はほぼゼロに近い、物凄くハードルを低く設定して挑んだのが良かったんでしょうか、この映画、面白いじゃないですか(笑)。全く「つまらない」なんて事は無かったです。どんだけダメになってるのかと思ったら、面白かったんで拍子抜けです(笑)。それもめちゃくちゃ面白かったんです。もしかしたら今改めて前作「セカンド童貞と魔法の薬」を観直したら、実は面白かったりするかも知れない(笑)。
bandicam 2017-01-05 18-46-45-233内容は、シリーズ初期の頃のセンス・オブ・ワンダーなハッチャケ具合はほぼ無くなってるんだけど、毎度お馴染みのいつものパターン、説明するのもアホらしくなる位の、本気のマンネリ&ワンパターンなラブコメなのです。でもシリーズ物はそうじゃなければいけません。「男はつらいよ」も「不良番長」も「トラック野郎」も「ミナミの帝王」も、日本の傑作シリーズ映画は常にワンパターンなんです。設定や舞台だけを変えて果てしなく同じ話と同じネタを繰り返す。これは大切な事だと思います。なので、この「変態人間」シリーズも回を重ねていよいよ今回の6作目(だったっけ?・笑)で偉大なるワンパターンを楽しめる境地に到達したって事なんでしょうか。観ながら「またこのパターンかよ」とクスクス笑いしながら楽しんで観ましたよ。もうね、初期の頃のハッチャケな大技はいらない、無限ループなワンパターンさえあればいい。誰だよ、この映画を「つまらない」なんて言ったのは(笑)!なにも知り合いが撮った映画だからって提灯持ってるわけじゃないからね。って言うか脚本の高橋祐太さんって、素人な俺が「この前の映画はつまんなかったねえ」と失礼極まりない事を笑顔で言えちゃう人なので、提灯持つなんて有り得ませんから(笑)。
bandicam 2017-01-05 18-46-21-130内容は何度も言うけどいつも通りです。今回の舞台は病院。冴えないブサメンの非モテな医療器具セールスマン野郎が、前作でも登場した秘薬「玉乱」をゲットしてモテモテなヤリチンの絶倫巨根野郎になってナース達とセックスしまくるんだけど、その秘薬の服用法を間違えて透明人間になっちゃう。しかも普通の体には二度と戻れないし、絶倫作用も消えちゃって透明ヘナチン早漏人間になっちゃう。そこまでの前半は前作「セカンド童貞と魔法の薬」と笑っちゃう位に全く同じ。もちろん色々と細かいネタは違うし、前作はナースじゃなくてキャバ嬢だし、前作では秘薬「玉乱」の説明がもっとあったしって事で当然違うんだけど、でも大筋の余りの同じさにはクスクス笑いが止まりません。ワンパターンって良いよなあ。そして透明ヘナチン早漏人間と可愛いナースのラブコメがいつも通りに展開していく内容。それと透明ヘナチン早漏人間を可視化する全裸場面は、いつもの事ながら面白いです。とりあえず全裸の野郎がマジメな顔でうろうろしてるってだけで笑っちゃいますから。
そんなわけで、前情報ではめちゃくちゃつまらないと言われてて、色々と伝え聞くグダグダな話から俺もつまらないだろうと判断してた映画が、実際に観てみたらこんなにも面白かったんです。映画ってのは本当に観てみないと分からないよなあと、今回はつくづく思いました。
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2016年日本映画
監督 羽生研司
出演 春原未来 岩尾隆明 範田紗々 星あんず

今回の付録動画