n_1083aac2096spl  シマウマの体のシマシマって、サバンナの中で何の擬装にもカムフラージュにもなってないし、ってか逆にサバンナの中であの白黒のシマシマ模様がライオンとかの肉食動物に狙われやすそうだし、なので何であんなシマシマなんだろうと思ったら、このシマシマには凄い秘密があった。白は光を跳ね返して黒は光を吸収する。なのでシマウマの体表では、表面温度の高い部分と低い部分が交互に出来上がって、それによって空気力学って言うんだか何だか知らないけど、そういうのの作用で空気の動きを生み出すので、常に体の周りにはそよ風が吹いてる状態になって、サバンナの炎天下でも涼しいんだそうだ。なんか凄え。何がどうなったらそんな進化を遂げるんだよ。突然変異なのか?それにしたって突然変異にも程があるでしょ。涼しくなるためにシマシマに進化したシマウマって凄え。それとサバンナの野生動物達たアフリカに住んでる人達を苦しめる吸血生物、ツエツエバエはシマシマには寄って来ない習性があるので、ツエツエバエに刺された事で発症する病気、睡眠病に罹る確率が、シマウマはダントツに低いんだそうだ。シマウマって凄え。ちなみにアフリカでは毎年何万人も睡眠病で死亡してるそうです。ならばアフリカの人達も白黒シマシマのペイントをすればいいのにと思うんですが。そうすれば涼しくもなるし、いかがでしょうか。
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「覗かれる人妻 シュレーディンガーの女」
向かいの家に住んでる人妻にムラムラきてるダメ人間が、汚くて狭くて安いアパートの暑苦しくて散らかった部屋からその人妻を覗き見て、妄想を膨らませて日夜オナニーに励んでる。その汚いアパートに安い熟女デリ嬢を呼んだ時も、双眼鏡で向かいの人妻を覗き見て、その人妻とのセックスを妄想しながらデリ嬢とセックスする。そうです、あの大傑作「悦楽交差点」と同じシチュエーションなのです。だけど主人公のダメ人間具合が断然違います。「悦楽交差点」の主人公も相当にダメ人間だったんだけど、でも映画の内容的に、そのダメ人間をなんとなく応援しちゃいたくなるような、ダメ人間にも夢を見させるファンタジーで、結局はしょうもない終わり方をするんだけど、それでも「いい映画を観たなあ」というbandicam 2018-05-29 10-22-55-476謎の飛翔感を味わえる映画でした。本当に傑作だと思います。でもこの「覗かれる人妻 シュレーディンガーの女」の主人公のダメ人間は、やってる事は「悦楽交差点」と同じなんだけど、全く応援する気にならない、徹底的にダメでクズな人間なんです。本当にしょうもないんです。夢を見るどころかいい事なんか何もない終わり方をするんです。でもその徹底的にダメダメなしょうもなさに哀愁を感じてきちゃって、それが基本的にマジメではないってか、これ程では無いにしても間違いなくダメ人間な俺のハートに染み渡って、身につまされちゃって、結果的に「悦楽交差点」みたいな飛翔感こそ無いものの、「いい映画を観たなあ」と余韻に浸れるんです。なので、どっちかって言ったら俺は「悦楽交差点」よりもこっちのダメ人間の方が好きかも。だけど全く応援する気にもならないし、こんな奴とは友達になりたくはないけどね。こんな奴と一緒になって遊んだら絶対に碌な事にならないし(笑)。とにかく同じ内容の二つのダメ人間映画を、ここまで違う全く逆の食感で撮って、しかもどちらも「いい映画を観た」という感想を与えてくれる城定秀夫監督。流石です。
ギャンブル好きだけど負けっぱなしの主人公ダメ人間は、ガードマンのバイトをしてたんだけど勤務態度が最悪なので、会社の上司に激オコされてボコられてクビになって、無職の貧乏人。ムシャクシャしながら安酒場に行けば、隣のカップルの会話がムカつく。bandicam 2018-05-29 11-21-56-177それでブチ切れたら返り討ちに遭ってボコボコに殴られて、翌朝に路地のゴミ捨て場で目を覚ます。鼻血が出てる鼻の穴にティッシュを突っ込み、アザだらけのボロボロ状態でフラフラとボロ・アパートに帰って来ると、向かいの家にはムラムラさせてくれる人妻がいる。それで部屋に帰って拾ったポンコツの扇風機の風に当たりながら、こっそり向かいの人妻を覗き見るのが日常生活。ある日、いつもの様に向かいの家を覗き見てたら、留守中にベランダでボヤが出てるのを発見。なので慌てて向かいの家に飛び込んで消火するんだけど、そのベランダにはムラムラさせてくれる人妻の下着が干してある。そんなのを発見しちゃったら、そりゃあもうゲットするしかないでしょ。しかも寝室には人妻が毎晩寝てるベッドがある。そうなればダメ人間ならばやる事は決まってるでしょ。下着を持ってベッドに行って、たっぷりと人妻を餌食にしたエロ妄想に耽りながらオナニーをするんです。それで、その夢の様なオナニーの気持ち良さにそのまま気持ち良い睡眠に入っちゃうんです。完全な全身ダメ人間です。誰かが帰って来た音で目を覚まして、「これはヤバ過ぎる」と寝室の押し入れに身を隠す主人公ダメ人間。そこから始まるダメ人間哀歌。この後も徹底的にダメダメな展開です。
この人妻の方も実はかなり変。旦那が出勤した後は頭が呆けてる義父の世話をするんだけど、全裸になって世話をして、全裸で食事の用意をしたりしてる。それbandicam 2018-05-26 21-55-41-057が一通り済むと、旦那のいぬ間に風俗店でバイト。覗き部屋でオナニー・ショーをしてる。手コキとかのサービスは一切しない、見せる専門の風俗嬢。実はこの人妻は覗き見られる事が大好きな変態だったのです。なので、主人公ダメ人間を旦那に内緒でこっそり押し入れの中で飼って、夫婦生活を覗き見させるようになる。旦那が出勤した後はみんなで全裸生活。だけど旦那がいない時でも、ダメ人間には体を一切触らせません。もちろんセックスなんかさせません。といった展開。人妻に飼われてるダメ人間のダメっぷりがたまりません。全裸なのがダメさに拍車をかけます。それと頭の呆けた義父を演じてる清水大敬!強烈です!全裸です!
ところで「シュレーディンガーの女」の「シュレーディンガー」って、量子力学の「シュレディンガーの猫」の理論から取ってるのは間違いありません。何でバカ頭な俺がこんな事を知ってるのかと言えば、山本弘とかのSF小説に頻繁に出てくる理論なので、SF小説好きな俺がたまたま知ってたって事なのです。それがどういう理論なのかと言えば、数々の小説で何度も説明されてるんだけど、残念ながら俺のバカ頭では理解不能です(笑)。要するに箱の中に猫がいて、その猫が生きてるか死んでるかは箱を開けてみるまではわからないって話で、量子力学の世界では観測者が観測していない、誰も見ていない時は何でも有りな状態なので、死んでる猫と生きてる猫が一匹の猫の中に同時に存在する可能性も否定できないとか、そんな話なんです。だから覗いてる観測者のダメ人間と、覗かれる箱の中の猫の人妻って事で「シュレーディンガーの女」だって事で、ダメ人間や旦那が見てない時の人妻は普通なマジメ主婦と覗かれ好きの変態主婦が同時の存在してて・・・・・すいません、書いてて意味が分からなくなってしまいました(笑)。
とにかく自分をダメ人間だと自覚してる人は観た方がいいです。いい映画です。「シュレディンガーの猫」については、ダメ人間のダメな頭ではあまり深く考えない様にしましょう。
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2018年日本映画
監督 城定秀夫
出演 吉澤裕介 あやみ旬果 清水大敬 美村伊吹

今回の付録動画