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私たちの体は母体の中にあった一つの受精卵が分裂と分化をしながら、だんだんと皮膚や筋肉、内臓などの器官が作られていき、その器官にふさわしい働きをするようになっていきます。

分化していく面で捉えるとからだの動きも同じです。
赤ちゃんは、体内や外界の刺激を受け取って発達していきますが、生後一年以内は、一つの刺激でからだ全体が動いてしまうことが多く、大部分は原始反射の働きだと言われております。このことによって自分の生命を守り、また二足歩行になるための準備を進めていきます。 

二足歩行の準備が進んでくると、一つの刺激でからだ全体が動くことがなくなります。例えば、物を見る時に目と頭が一緒に動いていたのが、目だけで物を見るようになる等。これが「動きの分化」です。

最近、発達障害の思春期の男の子に「からだ育て指導」をする機会がありました。
男の子の足首をやさしく動かしてみると、足首の関節からポキポキと音がします。(痛みがある場合は医療機関の受診を勧めます)

この男の子には、「プランター反射」が残っていて、靴の中でも地面を噛んでいるとのことでした。
「プランター反射」が残っていることで、筋肉と骨の連携がうまくいかず、それが原因で関節からポキポキと音が出ているようでした。その後、男の子の足指に合う刺激を試みたところ、ポキポキとした音が少なくなりました。椅子に座った姿勢でも足裏がしっかり着いていました。

原始反射が残っていると骨と筋肉が連携せず、ひと塊りの動きになってしまうので、場合によっては怪我に繋がる可能性があると思います。