2008年03月19日

ブラザーフッドとシルミド

brotherhood
国が分裂していることを実感する韓国の戦争映画。ブラザーフッドは悲劇だ。弟の学費のために家族が働くそんな普通の家族の兄弟が、ある日強制的に軍に入れられる。兄弟がいる場合一人は家族のために免除されるはずなのに・・・そして二人だけの兄弟はいつの間にか軍人になる。戦闘シーンの迫力は米ドラマ“Band of Brothers”に匹敵するがその生々しいシーンはどちらかというとスプラッタムービーに近い。主役のチャン・ドンゴン(兄役)は若き頃の三船のようにギラギラしていて狂気さえも感じるくらい荒々しく、ウォン・ビン(弟役)の美しい顔もだんだん凄みを増していく・・・
シルミドは死刑囚がその罪を免除される代わりに闇の軍隊に入れられある作戦を実行するという実話(だと思う) 国にとって彼らは一度死んでいるので作戦が失敗しても責任はない。そんな国の都合が時の流れで変化し、平和路線に変わったときその闇の軍隊は国にとってやっかいなモノになってしまう。そして・・・

日本ではこの韓国のようなド迫力ある映画は撮れないだろう。火薬の量とか映画を撮る上での物理的な規制だけの問題ではなく、今もこの危機感がある韓国と、暴動という言葉すら忘れている日本との違いがそこにある。

darumania at 12:12│ Movie