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隊員たちと一般人との交流モノ。これまでの同種パターンだったら、DASHに憧れる少年が、その活躍を認められ、隊員たちに一目置かれて「めでたし、めでたし」で終わりますが、本作は、そこに「失敗してもあきらめない」というメッセージ性を盛り込むことで、ひと味違う、心温まる佳作となっています。主役は、コバ隊員。
 
制作サイドの心意気は認めますが、ただ、シナリオと演出の出来は、決してほめられたものではないように感じました。まず、寝坊・遅刻は、失敗ではないと思います。寝坊・遅刻と怪獣の撃ち損じを、同じ「失敗」という言葉で括る、シナリオと演出の基本設定に無理(というか、安易さ)を感じます。怪獣の撃ち損じも、この描き方ではミスとは言えないでしょう。ミスと呼ぶなら、コバ隊員のミスではなく、DASHとしての作戦ミスでは? そのあたり、「子供向けだからOK」とは片づけられないのではないかと。そこあたりがもっと練られていれば……。
 
怪獣を撃ち損じたコバ隊員に対して、「対策がなければ、また失敗するじゃないか」との突っ込みは、いいですね。このひとことが、コバ隊員のプロ意識に火をつけたのか。でも、わからないところはわからないと、素直にマサユキ少年に教えを請おうとする姿勢には好感です。僕は、マサユキの突っ込みから、コバ隊員のマサユキ探しのくだりが、今回の一番の見どころだったと思っています。大人の正直かつ謙虚な姿勢。以降の怪獣 vs マックスの戦闘シーンは、そんなコバ隊員へのご褒美に過ぎません。
 
以下、思いつくままに……。
 
DASHの一般見学は、数か月に1度開かれているとのことですが(組織の基本設定がティルトとは正反対であることを、あらためて提示するかのようですね)、今回の招待者はわずか4名ですので、すごい倍率になっているのでしょうか? ダッシュマザーで遊覧飛行とは、たいへんな豪華特典。これは、一生モノの体験ですね。
 
マサユキ少年、「写真を撮らせてください」と言って、ミズキ・カイトの両隊員と記念撮影かと思いきや、ふたりの写真を取りたかったとは……。さすが、DASHヲタク。
 
地上目線からのベースタイタン全体像。ベースタイタンって、重心が高そうなデザインで、造形的に違和感が強いです。個人的には「グレートマジンガー」の「科学要塞研究所」テイストのほうがリアリティを感じます。
 
携帯電話のカメラで怪獣の位置を見つける設定とは、DASHの技術力が頼りなく見えます。もっとも、AMラジオを使ってデジタル機器の不要輻射をチェックするような図式かもしれませんが。
 
その怪獣メタシサス、能力と獲物(襲うもの)と外観が、造型的にバラバラな印象を受けます。特徴的なくちばしは、機能性がよくないように見えます。
 
「カラータイマーが点滅→コバ隊員がマサユキ少年から“種明かし”を受ける→ショーン隊員に拾ってもらう」という流れは、いささか冗長でした(マックスのエネルギーが尽きそう)。たとえば、画面を2分割して、マックスの戦いと並行して描くなど、もっとハラハラさせる見せ方にしてほしかったと思います。