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次回が最終回なんですね。なのに、ドラマの流れ全体を支配する、このゆったり感は、何でしょうか? レクイエムの要ともいえる一次中継コロニー「ステーションワン」を破壊すべく、足の速いアークエンジェルとエターナルが先陣を切って出撃。それを迎え撃つ、ザフト月艦隊。というのが、今回のストーリー。
 
不気味なほど、冷静沈着なデュランダル議長。その自信と余裕は、まだ何か切り札を持っているのか? ステーションワンが落ちるのは想定済みとばかりに、エースのシンとレイは戦局に投入せず、最後の砦、メサイアに呼び寄せます。
 
議長自らが語っていた「数でも装備でもない」ことを証明するのかのように(いいえ、装備はありますね)、キラとアスランの活躍により、ステーションワンを落としますが、そこに待ち構えていたのは要塞メサイア。オーブのレクイエム攻撃部隊は、その圧倒的な火器、ネオジェネシスにより一瞬にして殲滅。どうなる? というところで、以降は最終回に。
 
例によって、戦場の兵士に向けてのラクスの前口上。そして「道を開けなさい!」。しかし、悲しいかな。自らの意思で行動を起こせるのは、イザークとディアッカのようなレベルぐらい。一介の兵士は、とまどいながらも、上からの命令に従うだけ。それはそうです。兵士たちは、そのように教育されているわけですから。「マクロス」ではありませんが、やはりここは、ラクス様自ら、自慢の歌で兵士の五感に訴えて、戦意を喪失させるのを狙うのが、現実的な戦術だと思うのですが(笑)。
 
という冗談はさておき、これは、カガリ vs オーブ軍の裏返しで、冷静に見ると、カッコいい戦闘シーンでは片づけられない、悲惨なものがあります。ラクスは、無理は承知で、そのような戦場事情を踏まえた対応を取っても、よかったのではないかと(そんな描かれ方もアリではないかと)。
 
ミネルバのタンホイザーにより、アークエンジェル危機一髪のところで、アカツキのシールドが跳ね返して……。バリアもどきの機能、そんなに強力なんですか? 次のシーンでは、戦艦を包囲するぐらいにカバーしていましてし。ネオ=ムゥは、クローンではなく、ジブリールの手により救われたようですね。で、記憶が消されて「ネオ」というのが真相か?
 
レイは、シンに自らの秘密を明かしていたのですね。自分は、キラ・ヤマトという人類の夢を実現させるための資金づくりとしてのクローンだと。もうひとりの自分(クルーゼ)は、すべてをリセットするために戦い、散って行ったと(それが、前作「SEED」と、ふたつの物語がクロスします)。でも、シンがキラを恨むのが筋違いであるのと同様、レイがキラを恨むのは、筋違いでは? 憎むべきは、キラではなく、キラを生み出した科学者なり為政者でしょう。
 
自分はどうしたらいいのか? レイに言われたからではなく、自ら見て感じた結果としての答えが出そうな、でも、まだうまくまとまらないシン。そんなシンの心を、自らの野望のためにと導くデュランダル議長の話術は、毎度ながら見事ですね。
 
ただ、「新たなレイを生まないため」という部分では正しくても、その実現手段として、オーブと地球軍を撃つべしというロジックは、筋が通っていないように聞こえるのですが(シナリオ的に)。どう見ても、「デスティニープラン」を受け入れないのは悪とする、デュランダル議長のほうが一方的(シナリオとして)。議長の語り同様、もう少し説得力のある(乱暴でない)筋書きにしてほしかっと思います。
 
結局、レイに同意し、またもや議長の意のままになりそうなシンは、「彼女(ルナ)を信じてやれ」とのレイの言葉も上の空。シンの心は、妹マユの回想でいっぱい。出撃し、アスランと刃を交えます。レイは、キラと。もうひとりの自分の復讐を込めて。
 
いつもながら怒り発散状態のイザークですが、自ら戦場に出て、艦は後方支援にしておく判断は、なかなかのもの(軍人としては問題ですが)。でも、この「待ってました!」ぶり、これまでの情報から、否はザフトにありと、アスランから協力要請があるのを待っていたのでしょうか?
 
次回でちゃんと収束するのでしょうか? この物語。