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BLOOD+(ブラッドプラス)「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」終了に伴い、同じ時間枠で新番組「BLOOD+(ブラッドプラス)」が始まりました。制作は「攻殻機動隊」シリーズなどで知られる「プロダクションI.G」です。
 
どこかで耳にしたタイトルだと思ったら、劇場用作品があったのですね。2000年公開の「BLOOD THE LAST VAMPIRE」がそれです。フルデジタルアニメーションの先駆的作品として、ハリウッドのクリエイターから賞賛を浴び、クエンティン・タランティーノ監督が、「キル・ビル」の制作にあたり、イメージづくりの参考にしたと言われています。
 
映画「BLOOD THE LAST VAMPIRE」は、ベトナム戦争最中の1966年の米空軍・横田基地を舞台に、歴史の陰で続く怪物と人間の死闘を描いたアクション・モダンホラー。基地周辺で相次ぐ不審な自殺の陰に吸血鬼の存在を察知した「組織」は、基地内のアメリカンスクールにひとりの少女「小夜」(声:工藤夕貴)を送り込む。日本刀を手に、小夜は吸血鬼たちに闘いを挑んでいく、というストーリー。
 
今度のテレビ版は、「少女が刀を使って翼手を斬る」という基本設定はそのままに、キャラクター、ストーリーなどを一新。戦争をテーマに、過酷な運命を背負った主人公・音無小夜と、彼女に関わる登場人物たちが、歴史の闇に潜む異形の生物「翼手」を追って、沖縄から始まり、世界を駆け巡るアクション・ロードムービーとして描かれるとのこと。
 
今宵はその1回目。舞台は2005年の沖縄。主人公の音無小夜は、陸上部に所属する高校生。血のつながりはないものの、家族(宮城ジョージ、カイ、リク)とささやかながらも幸せな日々を送っている。しかし、彼女には1年以上前の記憶がない。ある日、忘れ物を取りに学校に戻ったところを、謎の生物(翼手)に襲われる。危ういところを、街で見掛けたチェロ奏者、ハジに助けられる。小夜のことをかなり前から知っているようで、小夜を見るハジの目は、まるで懐かしいものに出会ったかのよう。ところが、小夜を無事を確認すると、自らの手を切り、滴る血を口に含み、小夜にキス。自らの血を小夜の口に含ませる。というのが今回の話。
 
物語冒頭、いきなりの惨殺シーンは、この物語の根っこの部分、「BLOOD THE LAST VAMPIRE」からのつながりをイメージさせているのでしょうか? 直截的な描写は、結構しんどいものがありますね。作品としては支持しますが、同じ局の「交響詩篇エウレカセブン」での千切れた腕の生々しい描写とともに、放送時間帯(7時と18時)を考えると引っ掛かりを感じます。肝心の物語のほうは、登場人物は顔見せ程度で、小夜の記憶がない理由や、血のつながらない家族と暮らしている理由や、翼手が何であるかなどは、一切触れられませんので(もちろん、物語が進むに連れて、少しずつ明らかにされるのでしょうけれど)、この段階で冒頭の惨殺シーンが必要だったかは、やはり疑問です。
 
オープニングテーマは、高橋瞳「青空のナミダ」、エンディングテーマは、元ちとせ「語り継ぐこと」。30分番組でテーマが2曲必要なのか疑問です。例によって、クールごとにセットでチェンジですし。それはともかくとして、楽曲的にはどちらも魅力的です。「青空のナミダ」は、高橋瞳の真っ直ぐなボーカルを活かした、パンチのある爽やかな曲(「僕たちの行方」を上回る曲と歌唱です)。ただ、キャッチーなサビが非常に印象的なものの、サビへのつながりが唐突。とりあえず、サビのメロディーをつくって、あとからその前を付け足して曲の体裁を整えたような感じで、流れにいささか違和感が残ります(聴いているうちに、気にならなくなるかもしれませんが)。「語り継ぐこと」は、結婚以来活動を休止していた元ちとせの、音楽活動再開第1作で、2年3か月ぶりのシングルリリースとなります。こちらはおなじみの“ちとせ節”が健在です。
 
ハジが弾いていたチェロの曲は、バッハの無伴奏チェロ組曲第1番〜第1曲「プレリュード」。映画やドラマ、CMなどで使われることが多い曲なので、どこかで耳にしたことがあると感じた方も少なくないと思います。アニメでは、「エヴァンゲリオン」でも使われていました。