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ブスの瞳に恋してる「SMAP×SMAP」「めちゃイケ」などの人気バラエティ番組を担当している構成作家・鈴木おさむ(1972年千葉県生まれ)が交際期間0日で結婚した妻、お笑いトリオ「森三中」のボケ担当・大島美幸(1980年栃木県生まれ)との衝撃的な出会いから現在に至るまでの結婚生活を綴った同名エッセイのドラマ化です。目下“笑いの中心で、愛を叫ぶ男”の異名を取る鈴木さんは、「笑えること」に絶対的な価値を置く方だそうで、原作は、結婚の理由は「笑い」か「愛」をめぐる“笑撃作”として話題になり、巷では「冬ソナ」よりはるかに純粋な愛だとの呼び声もあるそうです(笑)。「瞳に恋してる」と聞くと、フジテレビの「月9ドラマ」、「君の瞳に恋してる」(1989年1月〜3月/出演:中山美穂、菊池桃子、藤田朋子、吉田栄作ほか)を思い起こしますが、「君」ならぬ「ブス」とは、耳通りのいいインパクトのあるタイトルですが、実は結構強烈ですね(個人的には少々抵抗感を感じます)。
 
第1話(番組ホームページでは新聞とは異なる「おさむの運命を変える“天使”が現われる!?」となっています)は、売れっ子構成作家・山口おさむ(稲垣吾郎)と「どすこいラーメン」のマスコットにして女優志望の太田美幸(村上知子)との出会い。まったく期待していませんでしたが、おもしろかったです。主要キャストの多さのわりには、それぞれのキャラクターが単純明解なのと、構成の妙で、ドラマ全体の構図が非常にわかりやすく、すっと頭に入るため、力を抜いてセリフと演技にのんびりと浸ることができます。稲垣吾郎の独り語りによるバラエティ番組の制作舞台裏を覗くような“テレビ業界ドラマ”なテイストも、いい感じです(現実のバラエティとドラマの制作者も、互いに敵対心を持っている関係なのですか?)。ヒロイン(?)を演じるのが、大島美幸と同じ「森三中」の村上知子だったり、人気モデル・蛯原友里が一字違いの蛯原友美役で主演していたりというのも興味深いところです。
 
ただ、奇麗どころとの表層的な関係に飽きを感じている描写や、「あなたの運命をかえる天使が舞い降りる予感!」との記事を反芻したり、出会った瞬間に「磨く必要のないダイアモンド」とコメントしたり、ダイエットに勤しむ美幸に「ブスのままでいい」と激白する展開だったので(理由が「おもしろいから」というのが、直前の「天然」と「養殖」の話とうまくつながっていないように感じました。「天然」を受けて、そのままの自分のほうが魅力的という流れ=非常にベタですが=に映るので)、いきなり美幸に一目惚れするのかと思って見ていたのですが(惚れた理由が後から説明、あるいは自己分析されるような展開)、最初は、笑いをつくるための素材(美幸の“オモシロ”としての素質)への興味でしかなかったようですね。とはいえ、おさむは、根は表裏のない、澄んだ心の持ち主のため、美幸に投げ掛けられた言葉から、成功と多忙のなかで忘れ掛けていた自分の原点を気づかされ、次第に、美幸にひかれていくのでしょう。
 
おさむが、がむしゃらな若手の姿を見て、駆け出し時代の自分を思い出すところは、日々の仕事に追われる自分に置き換えて見て、自分もこのままでいいのかと、ドラマが終わってから考え込んでしまいました。要所要所でズキッと感じるドラマです。