ブログネタ
BLOOD+ に参加中!
 
BLOOD+(ブラッドプラス)本作品は、毎回感想をアップしたかったのですが、ブログする時間がなかなか取れず、久しぶりのアップになりました。もうすぐ最終回なのですね。
 
ディーヴァ(声:矢島晶子)という封印された“パンドラの箱”を開けてしまった小夜(声:喜多村英梨)は、自分の存在意義はディーヴァを殺してすべてを終わらせることにあると、自分の過去への落とし前をつけるべく、ディーヴァとの最終対決に挑みます。しかし、小夜は、眠りの時期がもう間近の様子。
 
一方、ディーヴァの筆頭シュヴァリエであるアンシェル(声:中田譲治)は、翼手で満ちた世界に、ディーヴァの子供たちが生まれ育つとき、ディーヴァはどうするのか? それが見たいと言います。その行動は、シュヴァリエとは思えないものですが、自身自身がディーヴァを自分の掌で転がして、世界を支配したいというものではないようです。あくまで、動物学者としての異常な情熱と好奇心のためだけに、ディーヴァをプロデュースしているかのよう。
 
そして、ディーヴァのもうひとりのシュヴァリエ、ネイサン(声:藤原啓治)の興味は、ディーヴァの歌声と双子の子供のみのように映りますが、小夜とディーヴァの母親・SAYAにもシュヴァリエがいたとしたらと、意味深な言葉を言います。実は、アンシェルよりも前からシュヴァリエだったのでしょうか?
 
ジョエル(声:石田彰)とデヴィッド(声:小杉十郎太)は、初代ジョエルに始まる翼手との戦いに幕を引くことを願い、カイ(声:吉野裕行)は、ディーヴァを倒してすべてを終わらせ、以前の小夜との沖縄の日々を取り戻すことを求めて、着々と作戦を遂行します。
 
そんななかにあって、小夜のシュヴァリエ、ハジ(声:小西克幸)のみが、シュヴァリエとしての自己のポジションと務めと、小夜に対する自らの想いと狭間で悩みつつも、いつものポーカーフェイス、詰まるところは「あなた(小夜)が望むなら」。カイに対する「人の気も知らないで」発言は、その現われでしょうか。
 
翼手の頂点に立つ「二人の女王」をめぐる、それぞれの思惑。それぞれの思いが交差する物語のクライマックスに向かうなかで、あれだけの存在感を“魅せて”くれたソロモン(声:辻谷耕史)の「ソ」の字もない展開に、寂しさを覚えました。と同時に、アルジャーノ(声:諏訪部順一)らのD67に始まる世界を舞台にした企てが、いささか端折られ過ぎにも感じます。
 
ロードムービー的に世界を舞台に展開してきた物語のクライマックスが、「小夜 vs. ディーヴァ」という近親憎悪にも似た因縁決着、それも、そもそも「小夜とは、ディーヴァとは、翼手とは、何なのか?」が十分に描かれたとは思えないところでのバトルというのには、沖縄編の頃に感じられたドラマの世界観やスケール感からは、ちょっと外れているようにも思えます。
 
主人公の小夜も、精神面が今ひとつグズグズな感じで、成長物語として見た場合に、その描かれ方が中途半端に感じます(戦闘力がどんどん低下している気がします)。
 
その意味では、ディーヴァに対する小夜の“落とし前”(物語のクライマックス)とともに、作品に対する制作者の“落とし前”にも期待です。
 
次回は「二人の女王」。「小夜 vs. ディーヴァ」という緊迫の展開とは裏腹に、予告編のディーヴァのセリフに、「小夜 vs. しんのすけ」の絵が浮かんでしまいました(笑)。ディーヴァとリクの声の矢島晶子さんは、「クレヨンしんちゃん」の野原しんのすけ役も担当されており、しんのすけのイメージを崩さないために、しんのすけの話し方を他のキャラクターに盛り込まないように意識されているとのことですが、予告編の《小夜姉様ったら、ホント勝手よね。私を「動物園」から開放したのは姉様なのに……》《だから、姉様は……》部分の「姉様なのに」「姉様は」の言い回しは、“「しんのすけ」100%”に思えました。