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のだめカンタービレ毎回思うのですが、サブタイトルは、もう少しセンスのよいものにならないものでしょうか? 「愛の2台ピアノ」って……。というのはさておき、今回も見応えのあるストーリーでした。玉木さんの千秋は、指揮姿よりもピアノを弾く姿のほうが絵になりますね。ミッチーの佐久間も、ビジュアル的には原作の面影はまったくありませんが、ミッチーならではのナルシストなオーラは、原作の佐久間のセリフ回しにぴったりだったと思います。特にけえ子の通訳付きのくだりは、原作以上のノリのよさでした。
 
今宵の第6話は、第4巻「Lesson 27」「Lesson 28」の、シュトレーゼマンの帰国、彩子の千秋宅訪問、のだめラフマニノフに没頭のくだりと、第5巻「Lesson 29」「Lesson 30」の、千秋と佐久間の初顔合わせ、千秋に清良がオケ設立を誘うくだりと、「Lesson 31」のSオケ打ち上げのくだり(原作では解散式ではなく、卒業演奏会の打ち上げですが)、そして第6巻「Lesson 34」の終わり8ページの、千秋の新オケ設立にあたってのコアメンバーの顔合わせ、のだめの担当講師変更のくだりでした。演奏会、学園祭を終え、卒業&進級の季節を迎え、それぞれが、それぞれの進む道を探し、見つけ、別れ別れになっていく。のだめは4年生になり、千秋は大学院に進むことに(原作では、真澄は、プロオケのオーディションに合格するのですが、ドラマでは未だ進路決まらずのようですね)。
 
ドラマ冒頭で「ピアノを弾かなくちゃ」とのだめが駆け出したのは、学内のレッスン室に向かったのかと思ったのですが(屋外→校舎内でしたので)、ピアノを弾いていたのは自室でした。続く、のだめとシュトレーゼマンの夢うつつのシーンは、前回、シュトレーゼマンが美奈子に贈られた懐中時計をのだめにプレゼントしたシーン(前話を見たときは「Lesson 27」冒頭の脚色かと思っていたのですが、ドラマオリジナルのシーンだったようですね)と、シーンの入りで「変わった○○ですが、よかったです」と、シュトレーゼマンが同じようなセリフを言うので、ちょっと紛らわしいというか、イメージがダブリます。さらに、シュトレーゼマンが懐中時計を手にするので、なおさらです。のだめに若き日の自分を見たシュトレーゼマンが、思いを募らせていた美奈子からの時計をのだめにプレゼントすることで、自分は叶わなかった思いの成就を願うシュトレーゼマンのハートの温かさが感じられ、とても印象的なシーンになっていたので、時計は出さなくてもよかったように思います。
 
シュトレーゼマンとの宴のあとの千秋の相手をするのは、原作ではバーのママですが、ドラマではエリーゼに変えられていましたが、これは、ドラマの脚色が適切だったと思います。ふたりの出会いが、千秋だけでなく、シュトレーゼマンにとっても実りの大きかったことが、端的に表現された素敵なシーンだったと思います。視聴者には、シュトレーゼマンと美奈子の会話で見せてはいましたが、シュトレーゼマンの言葉ではないものの、それを千秋にも伝えるのは、千秋とシュトレーゼマンの関係を、より深いものに感じさせます。
 
訪ねてきた彩子にズケズケと批評する千秋の“俺様ぶり”は、原作でも好きなシーンのひとつです。その場の雰囲気や相手が傷つこうがお構いなしに、音楽のことしか見えない音楽に対して厳しい姿勢を貫いている“音楽バカ”な千秋は、彼のキャラを端的に感じさせるシーンなので。新しいオーケストラを設立するにあたっても、友情と音楽は別物とばかりにきっちり線引きを行ない、嫌われようが恨まれようが、自分のポリシーを通すところも、愛すべきキャラです。でも、コンビニから戻って来て、玄関の彩子の靴が目に入らずに、彩子が帰ったと勘違いするのは、ちょっと引っ掛かりました(原作では、酒抜きのために風呂に入っている間に彩子がベッドルームに入って寝込んでしまって、風呂から出た千秋が、姿の見えない彩子が帰ったものと勘違いするのですが)。また、千秋と彩子の後日談的に描かれる、千秋からのアドバイスと千秋への恋心が絡み合いながらアリアを歌う彩子のシーンは出てきませんでしたが、これはカットになってしまったのでしょうか? それとも、次回に登場? ここは、彩子が一番魅力的に輝くシーンだと思うので、カットせずに見せてほしいものです。
 
千秋が清良に新オケ設立を誘われるくだりですが、原作では、即答了解する前に、「挑発的な目、刺激的な言葉……話し方」「まるでオレの事情をすべてわかっているかのように」という千秋の心の声が流れますが、演技で語らせようとしたのか、カットされていましたが、言葉として見せたほうがよかったと思います。同様に、Sオケ解散式でのトイレでのだめと彩子が出会ったシーンで口に出すセリフ、「あの男はこうゆうのに弱いのよね」も、原作では、その前に、彩子がのだめの手を見て「大きな手……」とつぶやくくだりがあり、そのひと言が、千秋と出会った頃に自分の声に興味を持ってくれたように、のだめの手の大きさが興味のきっかけになっているのではないかと(千秋は、容姿や性格以前に、演奏者として優れたスペック=資質に引かれやすい)、ふたりの関係を想像するうえでの重要なセリフだと思うのですが、それもカットになっていて、残念に思いました。
 
のだめと千秋のラフマニノフの2番の連弾は、原作のイメージそのままに、聴かせました。のだめの“勝手に作曲弾き”が、もっと感じられる演奏だとよかったのですが。「メチャクチャな演奏なのに、息ピッタリ」な雰囲気を、もっとデフォルメされてもよかったのではないかと。迷える千秋を、のだめが回転寿司でフォローするくだりでの千秋の気付きは、のだめにレッスンをつける自分の姿が、自分が嫌っていた江藤の姿と同じであることに気付いたくだりと同じですね。どちらも、千秋のひとり語りが魅せます。
 
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●第6話のあらすじ(番組ホームページより)
 
のだめ(上野樹里)は、満足に食事も取らず一心不乱にピアノの練習をしていた。桃ヶ丘音大の学園祭で、シュトレーゼマン(竹中直人)が指揮するAオケとともにラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」を弾いた千秋(玉木宏)のピアノに衝撃を受けたからだった。疲れ果てて眠ってしまったのだめの夢の中に現れたシュトレーゼマンは、正面から音楽と向き合わないと心から音楽を楽しめない、と彼女に告げた……。
 
同じ頃、千秋は、とあるホテルのスイートルームで目を覚ます。そこは、シュトレーゼマンが滞在していた部屋だったが、何故かそこには彼の姿はなく、千秋の両脇にはキャバクラ嬢が眠っていた。千秋は、学園祭のあと、シュトレーゼマンに銀座、京都、温泉と連れ回され、3日3晩遊びまわっていたのだ。そこにやってきたシュトレーゼマンの秘書エリーゼ(吉瀬美智子)は、シュトレーゼマンがドイツに帰国したことを伝えると、あんなに楽しそうに指揮する彼を見たのは久しぶりだった、と千秋に礼を言った。
 
一方、龍太郎(瑛太)や真澄(小出恵介)たちSオケの面々も学園祭の余韻に浸っていた。4年生は卒業後の進路を決めなければならなかったが、Sオケのメンバーはいまだに内定をもらえていない状況だ。龍太郎は、就職活動を続けるメンバーたちに、Sオケを存続させると宣言する。桜(サエコ)はそれに賛成したが、他のメンバーたちは一瞬盛り上がって見せたものの、さっさと就職活動に向かってしまう。そこにやってきた千秋は、桜から、のだめが学園祭以来、大学に来ていないことを教えられる。
 
すると千秋の携帯電話に、クラシック専門誌「クラシック・ライフ」の記者・けえ子(畑野ひろ子)から電話が入る。「裏軒」でけえ子と会う約束をした千秋は、そこで彼女から音楽評論家の佐久間(及川光博)を紹介される。佐久間は、学園祭で千秋の演奏を聴いてすっかりファンになってしまい、「クラシック・ライフ」の連載で千秋のことを書いたのだという。その席で、けえ子と佐久間は、今度は千秋の指揮を見たい、と言い出す。千秋が飛行機恐怖症であることを知らないふたりは、千秋が海外に行くのを楽しみにしているようだった。千秋は、事情も知らずに勝手に盛り上がっているけえ子たちに腹を立て、「どこで何をしようが俺の勝手だ」と言い放って席を立つ。
 
千秋がマンションに戻ると、部屋の前にはかつての恋人・彩子(上原美佐)がいた。声楽科の彩子は、ライバル・沙也(井上佳子)に負けたことが原因ですっかり自信を失っていた。千秋は、そんな彩子に、もっと底意地の悪い性格をさらけ出すようにしたら歌にも幅が出る、などと言うと、彼女を残して買い物に行ってしまう。
 
千秋が部屋に帰ってくると、今度はのだめがやってくる。その姿は、やつれ果ててボロボロだった。のだめは、千秋のようにオーケストラと一緒にピアノを弾くために、学園祭以来、ずっとラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」を練習していたのだという。千秋は、そんなのだめに食事を与えると、彼女を大学に連れて行く。千秋の部屋のベッドルームで目を覚ました彩子は、そんなふたりのようすを目の当たりにし、大きなショックを受けていた。
 
レッスン室に向かった千秋は、自らピアノでオケのパートを担当し、のだめにピアノを弾かせる。その演奏は、強弱もテンポも無視した衝動的かつ壮絶なものだった。千秋は、そんなのだめに訴えかけるように自分のピアノを聴かせた。ドアの前で聴いていた怜奈(岩佐真悠子)や真紀子(高瀬友規奈)たちは、のだめの超絶的な演奏に驚いていた。ちょうどそこを通りかかった江藤(豊原功補)も、その演奏に言葉を失っていた。ひとり、離れた場所でのだめと千秋の演奏を聴いていた彩子は、「もういい…やめて…」とつぶやくと、その場から立ち去った。演奏を終えたのだめは、疲れ果ててその場で眠ってしまう。千秋は、その姿を見ながら、のだめのことをどうすればいいのか思い悩む。
 
あくる日、千秋は、のだめにラフマニノフの楽譜とCDを渡そうとした。しかしのだめは、千秋と一緒に演奏したことでもう満足しているようだった。そこに、Sオケの面々がやってきた。玉木(近藤公園)と橋本(坂本真)は内定をもらい、萌(松岡璃奈子)と薫(松岡恵望子)の鈴木姉妹は、音楽事務所で事務の仕事をしながらレッスンを続け、プロデビューを目指すのだという。また、由貴(深田あき)は実家のベーカリーショップを、金井(小嶌天天)は実家の旅館をそれぞれ継ぐらしい。そんな中で皆を一番驚かせたのは、静香(小林きな子)の結婚だった。
 
千秋がのだめとレッスン室にいると、そこに龍太郎がやってきた。そこで、Sオケを続けないか、と千秋にもちかける龍太郎。しかし千秋は、非現実的だ、と相手にしなかった。
 
スーパーで缶詰ばかり買おうとする千秋の姿を見たのだめは、彼を回転寿司に連れて行く。のだめなりに、千秋を励まそうと思ったのだ。その帰り道、千秋は、この先どうするのか、と逆にのだめに問いかけた。するとのだめは、いつかと同じように、卒業したら幼稚園の先生になる、と答える。千秋は、そんなのだめに、いくらデタラメでもあれだけ弾けるのになぜもっと上を目指さないのか、と告げた。そのとき千秋は、自分がのだめのことを思うように、けえ子や佐久間、そして龍太郎らが自分のことを心配してくれていたのを思い出す。
 
あくる日、千秋は、清良(水川あさみ)に声をかけられる。千秋と同じように院に進む、という清良は、千秋にある提案をした。「私とオーケストラを作って一緒にやらない?」。清良の言葉に、「やる」と即答する千秋。しかも、すでに清良は、他大学の有名な学生に声をかけているのだという。のだめとともに千秋たちの話を聞いていた龍太郎は、自分も新しいオケに入れてくれ、と千秋に頼んだ。すると千秋は、今度の試験でAオケに入ること、という条件を出した。
 
別の日、Sオケの面々は解散記念の飲み会を開く。二次会のカラオケでは、大河内(遠藤雄弥)に邪魔をされ、歌うことも出来ない千秋。一方、トイレに立ったのだめは、偶然別の部屋にいた彩子と遭遇していた。ヤケ酒を飲んで荒れていた彩子は、のだめに呼び捨てにされ、反射的に彼女を殴ってしまう。のだめは、そんな彩子に抱きつき、そのまま眠ってしまっていた。
 
カラオケボックスを出た一行は、ゲームセンターに向かった。そこで太鼓のゲームをやろうとしてまたもや大河内に邪魔されてしまう千秋。その大河内からバチを奪ったのは真澄だった。真澄は、千秋への思いを込めて華麗な演奏を見せると、そのまま店外に走り去った。そんな真澄の後を追った千秋は、新しいオケでティンパニをやってほしい、と頼んだ。真澄は、嬉しさのあまり、千秋に抱きついて号泣していた。龍太郎は、その光景を見ながら、隣にいた桜に、明日から死ぬ気で練習しろ、と告げた。龍太郎は、桜と一緒に千秋の作る新しいオケに入る決意をしていた。飲み会の席で、千秋は、何人かのメンバーから「新しいオケに入れてほしい」と頼まれたが、すべて断っていた。新しいオケは、Sオケの延長線上でやりたくない、という思いからだった。萌と薫は、千秋に誘われなかった悔しさを噛み締めていた。
 
別の日、桃ヶ丘音大に3人の男がやってきた。清良が千秋と結成するオケのために誘ったオーボエ奏者の黒木(福士誠治)、チェリストの菊池(向井理)、ヴァイオリニストの木村(橋爪遼)だった。
 
同じ頃、構内の掲示板にはピアノ科の担当者変更が貼り出されていた。のだめの担当教師が、谷岡(西村雅彦)から江藤に変わったのだ。のだめは、レッスン室で江藤と対面し…。
 
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●第6話で使われた主なクラシック曲(ドラマ内登場順、2度目以降は省略)
 
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番〜第1楽章
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番〜第3楽章
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番〜第1楽章(ピアノパートのみ)
チャイコフスキー/バレエ組曲「くるみ割り人形」〜こんぺい糖の踊り
ヴェルディ/歌劇「リゴレット」〜女心の歌
マーラー/交響曲第1番〜第4楽章
ヴィヴァルディ/ヴァイオリン協奏曲集「四季」〜「春」第1楽章
ワーグナー/楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」〜第1幕への前奏曲
ヴェルディ/レクィエム〜怒りの日
モーツァルト/歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」〜ドラベッラのアリア「胸かき乱す、この狂おしい思い」
J.S.バッハ/管弦楽組曲第2番(BWV1067)〜第7曲「バディネリ(バディヌリー)」
ドヴォルザーク/チェコ組曲〜第2曲「ポルカ」
ベートーヴェン/交響曲第7番〜第1楽章
ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」〜第4楽章
サン=サーンス/チェロ協奏曲第1番〜第1楽章
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番〜第1楽章(2台のピアノ版)
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番〜第3楽章(2台のピアノ版)
チャイコフスキー/弦楽セレナード〜第2楽章
チャイコフスキー/バレエ組曲「白鳥の湖」〜情景
ミーチャム/アメリカン・パトロール
ガーシュウィン/ラプソディ・イン・ブルー
モーツァルト/交響曲第40番〜第1楽章
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」〜第1楽章
 
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今回は、千秋とのだめのラフマニノフの2番の連弾シーンを除くと、クラシック曲よりも、服部隆之さんのオリジナル・サウンドトラックのほうが印象的に響きました。なかでも、真澄ちゃんの「太鼓の達人」のくだりに被せていた曲は、シーンにマッチした素敵な曲だったと思います。パンフルートがメロディーを取る曲も、魅力的です。
 
次回は、千秋の決意=R☆Sオケの設立と、のだめの転機=江藤門下入りのエピソードですね。原作とは異なり、成立のコアメンバーに、最初から“沙悟浄(木村)”が加わっているのですね。第一印象では、黒木くんは、見た目も性格も、ちょっとイメージと違うかな(黒木は、一番好きなキャラです。彼にはしみじみ共感してしまいます)。「さっそくアイコンタクト」というセリフは、彼のキャラとは違うと思うので(言わせるなら、菊地でしょう)。“沙悟浄”は、原作まんまですね。いい感じです。
 
 
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上野樹里(のだめカンタービレ)