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東京タワー オカンとボクと、時々、オトン初回は、オカンの溺愛ぶりに、ちょっと引いてしまいましたが、今回は、雅也の甘えぶりにイライラさせられました。原作は未読、昨秋のスペシャル・ドラマも録画したまま見ていないので、作品自体がそういうテイストなのか、連続ドラマ版だけの話なのかはわかりませんが、ストーリー展開の早さに比べて、人物描写が粗過ぎるように感じます。これからが本題で、第2話もまだまだイントロダクションの域を出ないのかもしれませんが、味付けが薄過ぎるように思えて……。入学して1年以上が経過しているというのに、それなりの時間経過と雅也の心の変化が十分に描かれているようには感じられず、入学して数か月の出来事のように映ります。
 
好きな絵をやろうと美大に入学したのに、教授には、描いた絵からは何を訴えたいのかが伝わって来ないと言われた雅也。でも、周囲には自分を気に掛けてくれる仲間たちがいて、彼らは有志による企画展を企画中。オカンと雅也の関係がドラマの軸とはいえ、主人公が夢に見て入学した美大という舞台設定をもっと活かして、あらすじ描写だけで終わらせずに、雅也と仲間たち、あるいは、仲間たちが、自分たちは何のために絵を描いているのかなど、美大生ならではの“青春グラフィティ”な内面描写が、もっとあってもいいのではと思います(ドラマのタイプは違うものの、前枠の「のだめカンタービレ」には、音大生のそれが感じられました)。もっと描写の半径を広げてもと。雅也と企画に燃える仲間たちの生き方が対比される部分があってもよいのではないかと。手塚とのやり取りだけで終わらせずに。
 
この種の懐かしさを感じさせるストーリーを見ていると、ドラマの本題とは別のこと=自分自身は雅也と同じ頃、何をどう考え、何に向かって生きていたのか、なんてことを振り返ってしまいます。大学時代の自分は、カメラさえ持っていなかったのに、人の縁からカメラマンのアシスタントをやることになり、その世界に結構どっぷりと足を踏み入れていました。卒業を前にして、その道の先輩たちから、この進むのかと問われて思ったのは、自分は写真を撮るという行為が好きなだけで、写真で何かを表現したいという思いがないことでした。今回の雅也と教授との会話にもありましたが、「撮りたい」「表現したい」「伝えたい」といった思いはありませんでした。カメラマンやこの物語に出てくる美大生ら、芸術系を志す者は、そのときそのときの自分にとってのライフワーク的な思い=「表現したい、伝えたいという思い」があってしかるべきと、思っていました。なのに、自分にはそんな気持ちはないと。それもあって、結局その道への誘いを断って、別の道に進みましたが、このドラマの美大生たちは、どんな思いで絵を描いているのか……。そのあたりも垣間見られたら、ドラマとしての奥行きも増したのに……。なんて、そんな勝手も思いを感じながら見た第2話でした。
 
石黒さんは、格好悪いけど格好いい自立した大人という感じですね。個人的には、「青が散る」その後、という感じがします。
 
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●第2話のあらすじ(番組ホームページより)
 
1989年、東京。筑豊を後に上京した中川雅也(速水もこみち)の美術大学生生活が始まった。オンボロアパートに居を構え、母の栄子(倍賞美津子)が送ってくれた生活用品を並べる雅也。その頃、筑豊では栄子が妹の香苗(浅田美代子)相手に、雅也を心配している。それでも、栄子は雅也のために仕事を増やし、知り合いには息子の自慢話を明るく話していた。
 
いよいよ大学の授業が始まったが、雅也は初日から遅刻寸前で教室に飛び込む。鮮やかな標準語をしゃべる学友たちに気圧される雅也に、鳴沢一(平岡祐太)、澤田玉夫(星野源)、並木守(大橋智和)が話しかけてきた。筑豊出身だと言う雅也を鳴沢たちは、授業後、東京の街へと連れ出す。繁華街の人込みに、驚きながらも鳴沢たちに紹介された古着屋などで服を買った雅也は、すっかり上機嫌。
 
アパートに帰って、雅也が自分の部屋を開けようとすると、隣の部屋に大きなもやしの袋を持った怪しい男がいる。このアパートの住人、手塚修一郎(石黒賢)だ。手塚は、もやし袋を徳本寛人(高岡蒼甫)に渡し、代金はレオ・リー(チェン・ボーリン)が支払う。徳本とレオも同じく、アパートの住人。手塚も含め、どう見ても裕福ではなさそうな住人たちに、雅也は首をひねる。
 
大学の授業が軌道に乗り始めると、独学の雅也は学友たちの才能に圧倒される。そんな時、雅也とキャンパスを歩いていた鳴沢が佐々木まなみ(香椎由宇)を見つけて気軽に声をかけた。雅也はまなみと目を合わすことも出来ない。
 
秋の展覧会に向けての作品製作のため、高級な美術道具を買い込んだ雅也は手持ちの金がなくなってしまう。雅也はアパートの公衆電話で栄子に仕送りを頼もうとするが躊躇していた。そんな雅也を、手塚が手招き。雅也は手塚と自転車で商店街へ。手塚は、店の前に配達されたもやし袋をゲット。つまり、雅也はもやし泥棒の片棒をかつがされたのだが、久しぶりに爽快感を味わう。大学の生活が自分の居場所ではない気がすると打ち明ける雅也。すると、手塚は流されているうちは、居場所は見つからないという。そして、雅也は手塚たちアパートの住人のマージャン仲間になりつつあった。
 
久しぶりにキャンパスに行った雅也は、鳴沢とまなみに出会う。ふたりは、企画展を開くと言う。雅也が教授室に行くと、教授から留年を示唆されてしまう。さらに、秋の展覧会で、雅也は教授に作品をこきおろされる。
 
1990年。雅也の後輩、山田耕平(柄本佑)がダンサーになると上京。雅也の部屋に転がり込んだ。しかし、散らかり放題の部屋で手塚たちとマージャンする雅也に、耕平は顔をしかめる。耕平は、栄子から預かった仕送りを雅也に渡すが、それも借金返済のため、右から左…。耕平は、雅也がどうやら大学にも通っていないらしいと知る。
 
雅也は、まなみたちの企画展に行く。まなみたちの情熱を見て落ち込んだ雅也は、帰り道、繁華街でもらったティッシュに書かれた儲け話に飛びつく。
 
アパートに帰ると、レオらに小豆の先物に仕送り金をつぎ込んだと自慢する雅也。心配する耕平に、雅也は大学を辞めると宣言。そんな時、アパートの大家(久保田磨希)が、栄子が事故に遭ったと電話が入ったと飛び込んできた。電話をしてきたのは香苗。栄子の怪我は足の捻挫だが、帰って来いと言う香苗。だが、雅也には帰郷する金もない。すると、香苗から栄子が電話を代わった。心配しないようにと告げる栄子に、雅也は儲け話もあるので大学を辞めると言う。
 
その儲け話は夢に終わった。金を託した会社がなくなってしまったのだ。途方に暮れる雅也は、手塚に考えが甘いと諭されてしまう。徳本やレオの方が、しっかりと生きていることを突きつけられた雅也は自分の不甲斐なさに気づかされる。
 
ともかく大学に出た雅也だが、風疹にかかって倒れてしまった。アパートでは、誰も面倒をみてくれず意識を失う雅也。ふと目を覚ますと、栄子がいた。耕平の連絡で飛んできたのだ。東京生活の弱音を吐く雅也に、栄子は東京に飲み込まれず、逆に飲み込むのが男だと言って部屋を出て行く。心配する耕平が来た。耕平は、筑豊で栄子がいつも汗を流して働いていたと雅也に教える。栄子の手で片付けられた部屋、食材の揃えられた冷蔵庫を見つめた雅也は、飛び出した。
 
追いかけてきた雅也に、栄子は東京での驚きを伝える。別れ際、栄子は自分も頑張るから雅也も頑張るようにと念をおして帰っていった。その後、栄子との約束どおり、キチンと大学にも通いだした雅也だったが…。
 
 
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速水もこみち(東京タワー)