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ひとまず、自分の備忘録代わりにあらすじを。あとで感想を書き足したいと思います。----------
●第1話のあらすじ（番組ホームページより）
海辺の教会で結婚式を挙げる1組のカップル、フリーライターの槇村君子とその恋人・山本磯次郎。馴染みの編集者・佐倉里穂の計らいで取材がてら自分たちだけの式を挙げさせてもらった2人。「これで面倒なことがひとつ済んだ」と晴れやかな気持ちでいた君子だったが、磯次郎の口から思いも寄らない事が告げられる。「来週の日曜、実家で披露宴をやる」というのだ。式関係の催しはこれで終わりと思っていた君子は驚くが、「身内だけの簡単なお披露目だから」という磯次郎の言葉に渋々納得し、数日後、一路磯次郎の実家へと向かう。
その道すがら、君子は結婚の挨拶をした時に義母・志摩子に言われたひと言を思い返していた。「断っておきますが、ウチには財産なんてありませんからね」。そんな言葉を浴びせられた君子は、磯次郎の実家を“敵地”と見なし、戦場に赴くような気持ちで現地へ向かっていた。が、到着した磯次郎の実家は、庭先に蔵が立つほどの大豪邸で、広間には志摩子をはじめ、当主の波男、磯次郎の兄弟で、兄の栄太郎、妹の奈緒、そして姉の由美とその夫・保ほか、紋付袴姿の親戚衆が大挙して居並ぶという予想外の状況だった。戸惑いを隠せない君子は、志摩子に促されてした挨拶の言葉もしどろもどろに、完全に出鼻をくじかれてしまう。
さらに、休む間もなく志摩子に連れられてご近所に挨拶回りに行くことに。しかも、何があろうと嫁は一言も口をきいてはいけないという妙な風習があり、それを破るととんでもないことになると聞かされた君子は、訳も分からないまま数十件の集落を連れ回され疲労困憊。その上、持ち前の“断れない性格”が災いして、取材の原稿を明日までに仕上げなくてはならなくなった挙句、志摩子のお節介から生け花や料理、さらには全く心得のない俳句の腕まで披露しなければならない状況に追い込まれてしまう。息つく暇なく次々トラブルに見舞われる君子のかたわら、唯一の味方であるはずの磯次郎は全く頼りにならず…。
バタバタの末、君子は結局ほとんど寝る暇もなく、披露宴当日の朝を迎える。君子の両親・槇村祐介、友子の夫妻もやってきて君子の周囲はにわかに慌しくなるが、締め切りの迫った原稿はまだ仕上がっておらず、そうこうしている間にも披露宴の準備の手伝いや、着付けなど自分の身支度もしなければならなくなり、忙しさは君子の許容範囲をオーバー。磯次郎はそんな君子を助けようと行動するが、それが逆に足を引っ張る結果に。いっぽう、志摩子も君子のお披露目を華々しく成功させたいという思いから、得意の日本舞踊でも踊って見せたらどうかと提案するが、それがやはり逆効果となり君子を追い詰めてしまう。
そんな災難の連続に全てが嫌になってしまった君子は、花嫁姿のまま磯次郎の実家を飛び出す。慌てて後を追った磯次郎は、駅でようやく君子に追いつき、2人はそこで互いに自らの正直な思いを告げる。「無理と言えない性格が自分の首をしめているのは分かっているけど、それでもやれるって言っちゃうんだよ。なったからには、いいライター、いい嫁って言ってもらいたいから。でも、これ以上はもう限界。離婚する」と言う君子。いっぽう磯次郎は、涙ながらに胸中を語る。君子と母が仲良くやっていけるよう、自分なりに一生懸命頑張ったこと。何より君子のことを思い、２人で幸せに暮らしたいと思っていること。
磯次郎の思いを聞いた君子は、「山本家の行事には今後一切参加しない」ということを約束させた上、改めて彼の実家に戻る。しかし、戻って早々、磯次郎はしょげ返る志摩子に気を使い、君子の意図と正反対のことを告げてしまう。それを耳にした君子は怒りを新たにするが、再びドタバタに巻き込まれ、不満タラタラのまま披露宴へ。君子の投げやりな態度を親戚たちは口々に非難するが、それを遮ったのは「妻は僕の唯一の自慢です」と胸を張って言い切った磯次郎だった。そして、笑顔で通じ合う君子と磯次郎に、志摩子をはじめその場の一同が心を和ませ、宴会の雰囲気は一転して楽しいものに変わっていった。
それから数日後、東京のマンションに戻った君子と磯次郎のもとに志摩子から電話が。「お務めは済んだ」と思っていた君子だったが、志摩子の“思いやりからのお節介”がまだ止んでいないことを知り、心の中で叫ぶのだった。「エラいところに嫁いでしまった！」
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●第2話のあらすじ（番組ホームページより）
山本本家で行われた披露宴から数週間後、君子は毎日のようにかかってくる志摩子からの実家への誘いの電話に辟易していた。しかし、磯次郎はそんな2人の様子に、「仲良くしてくれてうれしい！」と満足気。
そんな折、君子は高額なギャラに釣られ、またも里穂から面倒な取材を押し付けられてしまう。内容は、ボーノというダイエットインストラクターのレッスン体験取材で、朝昼晩の3回、指定の時間に体操をした上、それをビデオに収めて報告しなければならないというもの。君子は早速、家に戻ってボーノ体操の予行演習を始めるが、その最中、またも志摩子から電話が。磯次郎が幼少時によく遊んでもらっていた大叔父にあたる親戚が亡くなったとの連絡で、君子と磯次郎は揃って本家に帰り、葬儀に参列することに。
ただでさえボーノ体操という厄介な仕事を抱えている君子は不安に陥るが、磯次郎から「お葬式はウチでやるわけじゃない」と聞かされ、何とかなるだろうと高を括る。しかし、その予想に反し、到着して早々、実家の屋敷および広大な墓地全体の掃除をするハメに。さらに、志摩子から「お葬式を仕切ったら一人前」と言われた磯次郎が、その場の勢いでまたも「僕に任せて！」などと言ってしまったために、君子の負担は増すばかり。また、久々に実家に顔を見せた栄太郎の妻・理恵は、仕来りを煙たく思っているものの“長男の嫁”というプライドは高く、君子に妙なライバル心を燃やし始めて…。
いっぽう君子は、磯次郎の失敗に振り回されつつ仕事をこなすという状況で、食事をする暇すらない。そうこうしているうちにお通夜の時間が迫り、磯次郎は気難しい住職を迎えに、君子は故人の追悼文作成＆仕事に取り掛かる。しかし、追悼文を書き終え、ボーノ体操に取り組んでいた君子は、その姿を志摩子や由美たちに見られて窮地に。さらに、リムジンで住職を迎えに出た磯次郎から、狭い路地で立ち往生してしまったとの連絡が。現場に駆けつけた君子は、怒って帰ろうとする住職を何とか説得し、2人をともなって山本家へと戻る。
実家に着く直前、君子は追悼文を印刷所に届けに向かったため、気難しい住職を無事連れてきた手柄は磯次郎のものに。しかも、用意するように言われていた赤飯を、「葬式に赤飯なんて」という理恵の言葉を真に受けて用意しなかったこと、お供え物の料理をそうとは知らずに平らげてしまったこと、さらに追悼文の内容が故人の暴露記事のような内容だったことが重なり、君子の評判は散々。トラブルの連続からほったらかしにしていたボーノからも降板の電話を受け、君子を取り巻く状況は悪くなるばかり。
そんな窮状を救ったのが、「本当は君子が全部助けてくれたんだ！」と告白した磯次郎と、君子のことを本心から思いやる志摩子の言葉だった。ただ、志摩子は相変わらず君子のことを大きく勘違いしたままだったが、傍らでそれを聞いていた君子にとっては、どこか嬉しく温かい言葉でもあった。
ボーノ体操の件もどうにか事なきを得て、ここ数日のトラブルでさらに磯次郎との絆も深まった君子だったが、山本家を発つ間際、志摩子から今度は三軒隣の葬式の手伝いを持ちかけられ、慌ててその場を逃げ出すのだった。
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