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セクシーボイスアンドロボこれまでの火曜日は、フジテレビは21時枠&22時枠で連続ドラマを、日本テレビは21時からの2時間ドラマという調子で、互いに“我が道を行く”形でしたが、このところ連続ドラマが好調な日本テレビが、火曜日22時台に新しいドラマ枠を企画し、フジテレビにぶつけてきました(本作の裏番組は、来週からスタートする「鬼嫁日記」となっています)。
 
新たな連続ドラマ枠の第1作ということで、制作側は気合120%の意欲作をぶつけてくるに違いないと、大いに期待していましたが、「セクシーボイスアンドロボ」というあまりにベタなタイトルには、正直、絶句でした(原作モノゆえのタイトルではなく、オリジナル作=オリジナルタイトルだと思っていました)。そして、《七色の声を操る14歳の少女・ニコ。コードネームはセクシーボイス。その相棒・ロボ。ロボット大好きオタク青年》《2人がスパイとして活躍する笑いと涙と感動の痛快冒険活劇》などの番組紹介コピーに二度びっくり。タイトルに併せて、二重に引きました。今どき「セクシー」だの「ロボ」だと「スパイ」だのというセンスは、悪い冗談としか思えなくて(笑)。
 
ですが、見てびっくり。すっかりドラマに引き込まれました。もっとも、それは、演出や脚本の力というよりも、役者の力ですが。“ニコ”こと林二湖役を演じる大後寿々花さんの力量につきます(ニコは14歳という設定ですが、大後さんはまだ13歳なんですね)。地に足の着いた演技と、仲間由紀恵さんを思わせる低めの声としっかりしたセリフの言い回しは、“技あり”な魅力で、安心してドラマに浸ることができます。連続ドラマに出演の役者さんとしては、今回、初めて意識させられましたが(「Dr.コトー診療所2006」にも出演していたとのことですが、どんな役だったか思い出せません)、劇団ひまわり出身で、2005年のアメリカ映画「SAYURI」では、チャン・ツィイー演じる主人公・サユリ役の幼年期を演じていた=この歳でハリウッド・デビューを果たしているというキャリアの持ち主です。
 
第1話は、3日間しか記憶が持たない殺し屋“三日坊主”との出会いと別れです。忘れたくないことをメモするものの、何で忘れたくないのか、その理由を忘れてしまうという、朴訥さとコミカルさがあいまった物悲しいキャラを、ゲストの中村獅童さんが好演しています。ハッピーエンドとまではいかないまでも、最後が爆殺というのは、何とも切ないエンディングです。
 
ロボットオタクの“ロボ”こと須藤威一郎役を活き活きと演じている松山ケンイチさんも、大後寿々花さんに負けずに魅力的でしたが(「1リットルの涙」で見たときは、こんなに上手な役者さんとは思いませんでした。今回は、Lとはずいぶん雰囲気が違う役ですね。第1話は、中村獅童さん=リュークの声との共演です)、このロボのキャラと演出だと、稲垣吾郎さんのほうがマッチしそうにも思えます(ニコとの歳のバランスはさておき)。
 
ロボが言っていた「どのロボットに思い入れがあるかで世代がわかる」というのは、なるほどですね。「ダイターン3」に「ザンボット3」、どちらも懐かしく見ました。また、ロボはテレクラの常連客のようですが、「テレクラ」というのは、もう死語かと思っていましたが、今もそれなりに流行っている“風俗”なのでしょうか?
 
一方、ニコは、どうして「七色の声」を出せることになっているのでしょう?(声を聞き分ける力のほうが、ずっと凄いと思いますが) 少々唐突さを感じます。コミックではなく実写だと、そのあたりの説明(キャラクターの背景描写)が、もう少しほしいところですが、そのあたりは、追々説明があるのでしょうね。
 
靴の中に1万円、2足で2万円というニコですが、靴の数だけ1万円? それとも、毎朝、履いていく靴に詰め替え? なんだか臭いそうなお札ですね(笑)。中学生なら、千円のほうが自然では?
 
「カレーに生卵」に対して、違和感を指摘するブログさんが結構目につきましたが、実践派としては、生卵に温泉卵など、カレーに卵は、味がマイルドになって、いい相性ですよと、ぜひお勧めしたいところです(カレーに卵というと、銀座のニューキャッスルを思い出します。こっちは目玉焼きですが)。
 
ドラマ冒頭の、レシートに牛乳の蓋に服のタグなど、最初は集めるつもりはなかったのに、結果的に集めてしまうモノの切れ端。そういえば、同じような形で、僕のところにも、これまでに購入したCDの帯(キャップ)の束がどっさりありますが、これって、コレクターではない身には、開封後はまったく不要なのに、捨てられなくて、どんどん増えてしまいます。聴かなくなったCDは中古屋に持っていて処分するものの、帯を“発掘”するのは面倒なので、セットで処分とはならず、すでに手元にはないCDの帯まで残っているということで、増える一方。何のために、僕は保存しているのだろう? ドラマを見て考えてしまいました。
 
原作は、黒田硫黄のコミックで、平成14年度「文化庁メディア芸術祭」マンガ部門の大賞受賞作品です(「文化庁メディア芸術祭」受賞作のドラマ化が、最近目につきます)。「将来はスパイか占い師になりたいという中学生ニコと、フリーター青年のロボによる現代日本の都会劇」という基本設定ゆえの「スパイ」なのですね。
 
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■主なキャスト
 
<2人のスパイ>
 須藤威一郎(ロボ) : 松山ケンイチ
 林 二湖(ニコ) : 大後寿々花
 
<ニコの家族>
 林 一海(姉) : 村川絵梨
 林 竹男(父) : 塚本晋也
 林 雪江(母) : 片桐はいり
 
<謎の組織>
 真境名マキ : 浅丘ルリ子
 名梨秀吉 : 岡田義徳
 
<第1話ゲスト>
 三日坊主 : 中村獅童
 
 
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