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日本テレビ「バンビ〜ノ!」「バンビーノ」といえば、長谷川京子主演の連続ドラマ「おいしいプロポーズ」(TBS/2006年4月〜6月)の舞台、イタリアンレストラン「トラッタリア・バンビーノ」が記憶に新しいところですが、そのバンビーノで(実は、葛城グループは道明寺グループの系列下でした)、母親に勘当された道明寺司(松本潤)が生活のためにバイトを始めるものの、生来の“オレ様”なプライドの高さと“勘違い男”ぶりが災いして、周囲と衝突ばかりして……というドラマではなく(つまらない妄想失礼しました。でも、「花より男子」から続けて見てしまうと、イメージと演技がダブりませんか?)、ある意味、道明寺同様、“井の中の蛙”な“勘違い男”伴省吾(松本潤)の、東京・六本木の一流トラットリア「バッカナーレ」を舞台にした成長物語です。
 
好評だった水曜ドラマ「ハケンの品格」に続く「バンビ〜ノ!」は、「ハケンの品格」とはドラマのスタイルも作品テイストも異なるものの、「ハケンの品格」同様に「仕事」をテーマにしたドラマです。初回は、思い上がりも甚だしい社会人未満の大学生・伴省吾が初めて目の当たりにした、プロの料理人の厳しさが描かれます。原作は、週刊「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)の人気作品、せきやてつじの「バンビ〜ノ!」と、「またもやコミック原作か?」ですが、水曜ドラマ「あいのうた」(2005年10月〜12月)を手掛けた岡田惠和さんが脚本を担当ということで、個人的には期待の1作です。
 
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この春、大学4年生になる伴省吾(松本潤)は、博多にある小さなイタリア料理店「サンマルツァーノ」でバイトをしています。バイトの身ながらも店では厨房を任され、料理も客に好評で、すっかり自信満々。そんな伴は、バイト仲間で恋人の高橋恵理(吹石一恵)に、「将来一緒に店をやりたい」と夢を語ります。シェフの遠藤進(山本圭)は、現実を知ってから調理人を目指しても遅くはないと、伴に、春休みの間、東京の一流店で「ヘルプ」として働くことを勧めます。行き先は、遠藤のイタリア修行時代の弟弟子、宍戸鉄幹(市村正親)がオーナーシェフをしている「バッカナーレ」。
 
「バッカナーレ」は、鉄幹とその娘で支配人の美幸(内田有紀)を中心に、副料理長・桑原敦(佐々木蔵之介)、給仕長・与那嶺司(北村一輝)が、それぞれ厨房とホールのヘッドとして店を仕切っています。厨房の他のメンバーは、アンティパスト=前菜担当の日々野あすか(香里奈)、プリモピアット=パスタ担当の香取望(佐藤隆太)、パスティツチェーレ=ドルチェ担当の織田利夫(ほっしゃん。)、見習いの妹尾雅司(向井理)らというひと癖もふた癖もありそうな面々。
 
鉄幹からスタッフに紹介された伴は、「博多では前菜からメインまで全部やっていた」との得意気な口ぶりで挨拶。そんな伴に、冷やかな視線を浴びせるスタッフたち。自信満々の伴でしたが、初日の開店直後に、同じイタリア料理の店ではありながら、自分がそれまで経験してきた世界とはまったく違うことに気付きます。聞いたことのないイタリア語が激しく飛び交い、戦場のような慌ただしさのなか、それぞれが担当料理を猛烈なスピードで仕上げていく厨房のペースに遅れまいと、必死になって料理をするものの、着いて行けずに、わずか数時間で皿洗いに降格されます。
 
初めての仕事場で慣れていなかったため、スピードに着いて行けなかっただけだと、鉄幹に弁解する伴ですが、鉄幹に、それまでつくったことのないブロード(出し汁)づくりを命じられて、名誉挽回とばかりに、裏付けのない自信をもとに自己流でトライした結果は、店のメニューに穴を開けるほどの大失態に。仕事に対する姿勢の甘さを指導担当の香取に厳しく叱責された伴は、自分自身の使えなさにやっと気付き、香取に心から頭を下げて、教えを乞います。鉄幹からは、何もできないお前は「バンビーノ(赤ん坊)」だと言われ、悔しさを滲ませる伴ですが……。
 
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厨房での作業が延々と映し出される構成でしたが、十分にポジションが取れない狭い場所を舞台に展開したにも関わらず、カメラワークの見事さもあり、飽きさせずに見られました。とはいえ、もっと刈り込んでもよかったようにも思いますが。
 
鉄幹に味を認められたと思っていたパスタは、遠藤のパスタの物真似と言われ、手際がダメでも味だけは、というプライドの拠り所が脆くも崩れ、スープにミスって、すっかり打ちのめされてと、ぼろ布のように路上に転がった松本潤さんの痛々しさも、いい雰囲気でしたが、伴は、遠藤シェフからバッカナーレのことを聞いていなかったのでしょうか? イタリア語が当たり前のように飛び交う店に行ったら、伴が謙虚で努力家であったとしても、相当に面食らうでしょうに。
 
「海猿」や「輪舞曲」では“バンビーノ”のようだった佐藤隆太さんが、ここでは叩き上げの厳しい先輩を演じています。伴のような、浮ついた自信家が何よりも嫌いな様が、よく出ていたと思います。伴の、店のトイレや仕事をさぼっての一服が気になっていたので、それをガツンとぶちかましてくれて、ドラマ的にもスッキリしました(笑)。
 
北村一輝さんは、何を演じても魅せますね。伴にとってのよき応援者になるのか、単なる傍観者なのか、伴との積極的な絡みを期待しています。「厨房のことはわからない」と謙虚なそぶりを見せますが、最初は調理人を目指していた、なんて過去があったりするのでしょうか?
 
佐々木蔵之介さん演じる桑原のクールさは、鉄幹とも香取とは対照的で、ドラマに奥行きを加えます。長きに渡って、与那嶺とともに、美幸にアタックしてきたのでしょうか?
 
向井理さんは「のだめ」以来ですが、ここでも存在感を感じます。
 
味のある外観の「バッカナーレ」ですが、別のドラマでも見たばかりの気がするのですが、何だったか……。
 
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■主なキャスト
 
<トラットリア「サンマルツァーノ」>
 遠藤進(60歳/オーナーシェフ) : 山本圭
 伴省吾(21歳/アルバイト) : 松本潤
 高橋恵理(21歳/アルバイト) : 吹石一恵
 
<トラットリア「バッカナーレ」>
 宍戸鉄幹(55歳/オーナーシェフ) : 市村正親
 桑原敦(35歳/ソツトシェフ=副料理長、セコンドピアット=肉・魚料理) : 佐々木蔵之介
 日々野あすか(23歳/アンティパスト=前菜担当) : 香里奈
 香取望(28歳/プリモピアット=パスタ・リゾット担当) : 佐藤隆太
 織田利夫(34歳/パスティツチェーレ=ドルチェ担当) : ほっしゃん。
 妹尾雅司(20歳/アップレンディスタ=見習) : 向井理
 宍戸美幸(32歳/ディレットーレ=支配人) : 内田有紀
 与那嶺司(35歳/カーポ・カメリエーレ=給仕長) : 北村一輝
 皆川こずえ(20歳/カメリエーラ=ウェイトレス) : 小松彩夏
 
 
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