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長澤まさみ(プロポーズ大作戦)妖精言うところの「物事の本質の見極め」と「決めつけタブー」の交差によるすれ違い。何とも皮肉で切ないエピソードでした。健は、自分の目的よりも、礼にとっての大学生活の分岐点となったコンペへの出品を勧め、自分は見守りに徹し、労いと誕生日を祝うために、24時までには来るはずの郵便局で、ひたすら待ち続け、礼は、10代最後の日に、これまでずっと言えずにきた、健への思いを直接伝えようと、コンペへの参加をやめて、中学3年生のときに渡せなかった健へのラブレターを手に健のもとに駆けつけたのに、健はいなくて(コンパの出席確認の留守電は不要だったと思います)。互いに相手のことを思っての行動なのに、互いに裏目に出て、最後まで平行線のままで終わってしまい……。
 
「ケンゾーのことが、ずっと好きだった」。健の自室のドアの前で、意を決して健への思いを口にする礼。初めて出会った小学3年生のあの日から、健は特別な存在だったのですね。本当なら、健にとっては最大のチャンスだったのに(“やり直す”前のこの日は、どんな日だったのでしょう)。健にとっての誤算は、すべてを自分ひとりのがんばりだけで“やり直し”をしようとしていること。妖精言うところの「物事の本質」と「自分自身の思い込み」。礼は、自分のことをどう思っているのか。礼にとっては10代最後の誕生日という特別な日。そんな礼の思いと行動を考えていなかったことが、すれ違いの敗因でもあります。健は、礼のためを思って、コンペを勧めたのに(その後を知っているから、なおさらのこと)、礼は、コンペよりも、健への思いと自分の気持ちの整理を優先させて。
 
すれ違う健と礼に対して、多田は、ホント、いいタイミングで登場しますね、まったく(今回に限らず、ですが)。結果的にコンペ出品を逃した礼は、ひょっとして大学院に進まないことになって、未来を大きく変えることになったのかと思ったら、多田のフォローで、締め切りを翌朝まで延ばしてもらうとは(この頃、すでに礼への恋心が芽生えていたのでしょうか)。そのまめさ、好きです(笑)。結局、今回も歴史の流れは変わることなく、元の通りのまま(「戦国自衛隊」のセリフにあった「歴史の復元力」を感じさせる展開です)。今回、健は、郵便局でひとり待ち続けることをせずに、礼に電話をしていれば、流れは変わっていたのでしょうか? あるいは、いつもの健のように、幹雄にお金を借りていれば。その時代の健とは違うとはいえ、幹雄からお金を借りずに、バイトして得たお金で礼へのプレゼントを得ようとしたのは、“やり直し”を経験することで、自分の思いの後悔という結果に至るプロセスも重んじるようになったからでしょうか?
 
一方、10代のうちに答えを出そうと思いながら、健への思いを伝えることができなかった礼ですが、渡すことのできなかった健へのラブレターを飛行機にして飛ばしてしまいました。20代は、昨日までの健への思いはキッパリ忘れて、と思っているのでしょうか。だとしたら、最大のチャンスは一転して、最大のピンチに。研究室の外に写っている健の顔を、今の時代の礼は、どのような思いで見ていたのでしょう。
 
前話で、健にも視聴者にも、写真に写っていないからタイムスリップは無理、と思わせておいて、実は写真のなかの写真に写っていたからOKとは、少々強引な展開でしたが、ダメだと決め手掛かるのは人間のダメなところと妖精が言っていたように、実は、写真に写っていようが写っていまいが、タイムスリップは可能なのかもしれませんね。写真を絡ませいてるのは、過ぎし日の時間が定着された写真を通じて、“やり直し”をする者に戻るタイミングと自らの思いを自覚させるためだからかもしれません。
 
妖精は、「まだ二人がつきあい始めたわけではない」「チャンスは残されていると思う」言いますが、次回予告では「もうタイムスリップはやめる」という健のセリフも聞こえましたが、次はどのような展開となるのでしょう?
 
研究室に貼ってあった、相田みつをのパロディーのような色紙。「愛に形がないように 形にも愛はないんだよ」。個人的にはツボでした。
 
前話の健と礼のキスシーン、今回挿入されていたカットを見ると、きょとんとした表情の礼が、自分からすっーと健の顔に近づいて行っていました。健から一方的にされたというよりも、礼からも、という感じです。それなのに、平手打ちとは……。
 
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■第6話のあらすじ(番組ホームページより)
 
吉田礼(長澤まさみ)の二十歳の誕生日を、一緒に祝いたかったと後悔する岩瀬健(山下智久)。その時、礼と一緒にいたのは多田哲也(藤木直人)だった。健は何とかタイムスリップに成功したが、当日、礼は多田の勧めで、急遽、建築関係のコンペに出品することになった課題の手直しをするため研究室にこもることになっていた。
 
邪魔をしてはいけないと思う健は、礼におみくじを渡すのが精一杯。そんな健に、礼は憎まれ口をたたいてしまう。奥エリ(榮倉奈々)は、礼に素直になって、恋愛にもっと積極的になるようアドバイス。すると礼は、中学三年のときに一度だけ、好きな相手に手紙を書いたが渡せなかったという話をする。それは健に宛てたもので、礼はその手紙を今も持っていた。
 
健は、風邪をひいて体調が悪いが、礼へのプレゼントを買うために、日払いのアルバイトをすることに。しかし熱が下がらず、ついには仕事場で倒れて、自分のアパートで寝込んでしまった。
 
それを聞いた礼は、思い切って、健のアパートへ急ぐ。途中で買った風邪薬などのほかに、勇気を出してあの手紙を健に渡そうとする。だが、アパートに健の姿はなく、留守電にはコンパの誘いが入っていた。
 
アパートを出た礼は、手紙を出して読み返す。そこには、礼の健への気持ちが綴られていた。研究室へ戻る途中、礼は健への想いを振り切るように、手紙を紙飛行機にして飛ばしてしまう。
 
その頃、健は郵便局の前で礼を待っていた。ささやかなプレゼントを持ち、礼がコンペの作品を出しに来るのを待ち受ける健。ところが、深夜12時を過ぎても礼は現れなかった。アパートに戻ると、礼の置手紙。健は、慌てて研究室へと走る。
 
研究室に戻った礼に、多田はコンペの提出期限を延ばしてもらったと伝える。礼が、ずっと引きずっていた問題を決着したと話す。すると多田は、礼が誕生日だったことを思い出し、缶コーヒーで乾杯。記念に写真を、2人で撮影しようとした時、やってきた健は現在に逆戻り。
 
再び現れた妖精(三上博史)は、健を励ますのだが……。
 
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■主なキャスト
 
<立修大学の同期生>
 岩瀬 健 : 山下智久
 吉田 礼 : 長澤まさみ
 奥 エリ : 榮倉奈々
 鶴見 尚 : 濱田 岳
 榎戸幹雄 : 平岡 祐太
 伊藤松憲 : 松重豊
 
<立修大学講師(礼の新婦)>
 多田哲也 : 藤木直人
 
<健にやり直しのチャンスを与える妖精>
 妖精 : 三上博史
 
 
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