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「ホタルノヒカリ」第4話回を追うごとに、どんどんいい感じになって来ますね。今回はこれまでで一番の見応えがありました。もちろん、出来もこれまでで一番。何といっても、主演の綾瀬はるかが魅せます。マコトに対する蛍の“誘ってよ”妄想ぶりは、モノローグ(心の声)も演技も絶妙で(多部未華子演じる「山田太郎ものがたり」の隆子の“玉の輿”妄想シーンも、このくらいの出来だと、もっと楽しめるのですが)、幸せそうな蛍の表情を見ていると、こちらも和み、癒されます(なかでは、道行く人々への「幸せ?」語り掛けのシーンがツボでした)。本作は、綾瀬はるかの代表作になること必至ですね。「干物女」という言葉から受ける乾いたイメージは依然としてないものの、ドラマ内のキャラとしては、「のだめ」=上野樹里に匹敵するほどのハマリ具合。今回の「デート」が「ビール」になる展開に、「のだめ」を思い起こしました。コンクールの最終選考で曲(「ペトルーシュカからの3楽章」〜第1楽章「ロシアの踊り」)を忘れた「のだめ」のピアノに、会場に向かう途中で耳にした携帯の着メロ「きょうの料理」のフレーズ混ざってしまう、あれです。茶碗を用意して、高野が朝食の支度をしてくれるのを待っていたのも「のだめ」のよう。
 
で、“干物女”とされる蛍ですが、やっぱり“干物女”じゃないですよ。緊張すると思うように振る舞えないだけで、これは誰にでもあることでしょう。オフ(家)はごろごろウダウダ、でも、オン(会社)では中途半端は嫌いと、諦めないガッツな女に。今のままでも、十分に魅力的だと思いますが……。そんな蛍と優華に挟まれるにしては、相変わらず線の細いキャラのマコトですが、彼が蛍に惹かれるのも納得です(でも、キスしたことを社内の、それも上の人間の前に口にするのは、あまりに無防備過ぎます。それを咎めることなく笑いにしてしまう二木や神宮司ったら……。セクハラどころじゃないでしょうに)。
 
対する“ステキ女子”優華も、今のままでは(展開と演出)“干物女”同様、ドラマ側の強引な設定としか映りません。誰もが「なるほど」と納得できる形で、ドラマ内でその「ステキ」振りが十分に描かれているとは言い難いと思います。蛍への皮肉などを見ていると、“ステキ女子”というよりも“やり手女”という感じ(あのタイミングで今日がマコトの誕生日であることを伝えたのは、フェア精神というよりも蛍を混乱させる戦術=意地悪に見えてしまうのは、こちらが根性が曲がってるから? 着回し皮肉もやな感じだし)。「諦めない」という蛍に触発されて、蛍を手伝うことにしたのも、マコトにチケットを返したのも、“ステキ女子”だからというよりも、彼女のプライド(負けず嫌い)でしょう。なので、マコト自身が蛍が好きだと明言しているのですから、“ステキ女子”なら神宮司のように“マコト応援団”になれよ、と突っ込みたくなります(笑)。そうはならない結果として、“ステキ女子”を「このオンナ!」呼ばわりする蛍の心の声が映えることになりますが。「ステキ女子 わざわざ律儀に 電話で謝る」も、蛍の心の内を感じさせる“技あり”な見せ方だと思います。と、蛍の理解し難い行動が目につくようになっても、蛍に対する好感度はアップする一方ですが、優華はというと、ううむ。
 
“モンモン”高野と蛍も、いいコンビ。うどんづくりに精を出す姿は、大人の真面目な“おままごと”のようで、何とも微笑ましくて(笑)。どちらも、表裏のない真っ直ぐな性格ながら、どこかがズレているのが憎めなくて。「結婚できない女」での信介と夏美みたいに、実は結構いい相性なのかもしれません。仕事に追われてバタンキューの蛍に(あのバナナの皮は?)、高野は毛布でも掛けてやるのかと思えば新聞紙だったりと、高野にも蛍な要素はありますし、複雑な心境のときは転がるに限ると言われて、一緒に転がったり、“ステキカップル”の可能性、大いにありです。「祝 初デート よかったな おめでとう」。高野の人柄を象徴させる、素敵なシーンでした。
 
「デート」が「ビール」になるのは、無理な「ビール絶ち」がたたってということで(身体が欲していたんですね。乾いた身体には愛よりもビールと)、展開面での違和感はありませんが、何でマコトは「雨宮さんのこと好きでした。さようなら」となってしまうのか? 「好きでした」が言えるなら、自分のことをどう思っているか、ちゃんと聞けばいいのに。一方的に大胆な行動をしておきながら、相手に彼がいるかもという噂をきっかけに一気に弱気になるなど、蛍同様、恋愛方面は苦手のようです。“ガラスの王子様”なんですね。もうこれは、ふたりで山田姐さんの「恋愛講座」を受けるしかありません(笑)。次回はそういう展開、にはなりませんよね、もちろん。
 
 
PS.
◆新聞テレビ欄のサブタイトルは「干物女、恋も仕事もいっぺんにはムリ!?」でしたが、ドラマ本編のサブタイトルは「干物女は恋よりビール!?」。内容的には後者のほうがふさわしいものの、もう少しストーリーの内面にまで踏み込んだタイトルを期待したいところです(そういうところを求められるドラマではないのかもしれませんが)。
◆「SW」の定時は何時なのかわかりませんが、7時に起きてかつおぶしを削っていても、間に合うんですね(会社まで徒歩圏内でしったけ?)。うらやましい(笑)。
◆「どっこい庄一!」「ラッシャー板前!」などの“蛍キャッチ”、過去のバリエーションを含めて、今回はシチュエーションごとに違う掛け声だったようですが、今回の新作は「冗談は顔だけにしてちょんまげ侍」? 
 
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■第4話のあらすじ(番組ホームページより)
 
マコト(加藤和樹)にイスのミニチュアキーホルダーを贈られ、嬉しさ一杯の一方で、“ステキ女子”優華(国仲涼子)に「負けません!」宣言をされて複雑な心境の蛍(綾瀬はるか)は、マコトが二ツ木(安田顕)からアートイベントのペアチケットをもらっているのを目撃する。マコトが誰を誘うのか、「私を誘っておくれ!」とドキドキしながらその時を待つ蛍。
 
そんななか、社内コンペが行なわれることになり、マコトと要(武田真治)、優華と蛍の2チームが指名される。「恋も仕事もいっぺんには無理」と、蛍は、まずはこの仕事を頑張って片付ける決意をする。
 
好きなビールを絶って、ひと仕事終えたら、自分からマコトを誘うのだと張り切る蛍を、奇妙な動物を見るように見つめる高野(藤木直人)。ところが、マコトは「蛍には彼氏がいる」という話を真に受けて、ペアチケットの1枚を優華に渡してしまう。
 
何とか企画を成立させようと頑張っていた蛍と優華だが、「プレゼンの日程が早まったので、社内コンペをやめて、企画の進んでいる要とマコトの提案で進める」と高野に告げられる。「今回は仕方ないね」という優華に、「私はあきらめない、ひとりでも完成させる」 と宣言する蛍。がむしゃらに取り組む蛍を見て、優華も協力し、企画書は完成する。
 
プレゼンの結果、採用されたのは蛍と優華の企画だった。「私ひとりじゃできなかった。ありがとうございました」と素直に感謝する蛍を見て、優華は、マコトに「本当に好きな人を誘ってください」と、もらったチケットを返してしまう。優華に言われたマコトは、蛍に誘いの電話を入れOKをもらう。
 
デート当日。待ち合わせは19時。夕方、急に現場チェックに行くよう命じられた蛍は、仕事を終え、「デート、デート、デート…」とウキウキ口ずさみながら帰ろうとしたところ、現場工事のおじさんに「この間はビールありがとう」とお礼の言葉を掛けられたとたん、「ビール、ビール、ビール…」と、心の中は「デート」から「ビール」に変わってしまう。
 
デートのことをすっかり忘れ、真っ直ぐ家に戻ってしまう蛍は、帰宅した高野に言われて、ようやく待ち合わせの時間を思い出す始末。慌てて家を出ようとするところで、優華から電話が入り、実はこの日がマコトの誕生日であることを知らされる。
 
待ち合わせへと走る蛍。約束の時間は過ぎているのに、誕生日に手ぶらでは会えないと、コンビニに寄り道。30分遅れて待ち合わせの場所についたが、すでにマコトの姿はなかった。
 
マコトに電話をしようとした蛍は、携帯を家に忘れていたことを思い出し、家に戻る。そこにマコトからの電話が入る。謝ろうとしたところ、「オレ、雨宮さんのこと好きでした。さようなら」と、一方的に電話は切れてしまう。
 
失意の蛍が冷蔵庫を開けると、高野がビールを買ってくれていた。ビールには「祝 初デート よかったな おめでとう」との高野の文字。蛍はひとり縁側で「ひと仕事終えた後のビールはうまいぜ!」と、泣きながらビールを飲む。そして、マコトへの誕生日プレゼント(?)のつもりで買ったカレーパンに立てたろうそくの灯を、悲しく吹き消す。
 
実は高野も、この日、別れた妻と会う約束を取りつけていた。
 
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■主なキャスト&スタッフ
 
<SWビルドコーポレーション・インテリア事業部>
高野誠一(37歳/原作では41歳)事業部長 … 藤木直人
 
<インテリア事業部・企画営業チーム>
神宮司 要(30歳/原作では27歳)企画ディレクター… 武田真治
山田早智子(29歳)企画ディレクター … 板谷由夏
雨宮 蛍(24歳/原作では27歳)企画アシスタント … 綾瀬はるか
曽野美奈子(25歳)営業アシスタント … 浅見れいな
 
<インテリア事業部・デザインチーム>
三枝優華(26歳/原作では24歳)デザイナー… 国仲涼子
手嶋マコト(23歳/原作では24歳)デザイナー … 加藤和樹(新人)
 
<SWビルドコーポレーション・経理部>
二ツ木昭司(37歳)経理部部次長 … 安田 顕
 
脚本 … 水橋文美江
原作 … ひうらさとる「ホタルノヒカリ」(講談社「Kiss」連載中)
音楽 … 菅野祐悟
プロデュース … 櫨山裕子/三上絵里子/内山雅博
演出 … 吉野 洋/南雲聖一/茂山佳則
主題歌 … aiko「横顔」(8月22日発売予定)
 
 
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