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機動戦士ガンダム00(グハラム・エーカー)第3話も好調。大上段からの作品テーマに、多陣営と個性的なキャラを配置設定すれば(作品テーマからすれば十分とはいえないかもしれませんが)、描く要素はあり余るほど。作品の“プレゼン力”が問われる序盤戦です。
 
まずは第2話の続き、エクシアとフラッグの接触から。グハラム・エーカー、27歳・乙女座。刹那との出会いにセンチメンタリズムな運命を感じずにはいられないという男です。ガンダムの機体の破片だけでも得られれば御の字と、単独出撃を試みます(フラッグの攻撃を交わす際にエクシアが盾を投げ捨てたように見えましたが、どうだったのでしょう。そうだとしたら、あとで回収する必要があります)。刹那の動きから、パイロットの若さ(未熟さ)をプロファイリングする観察眼の鋭さはさすがなものの、パイロットの経験値の低さを補って余りあるエクシアの装備と機動力の前にあっさり。ガンダムの視聴者にはすっかりおなじみのビームサーベルですが、作品内の世界では驚異的な装備なのでしょうか? 戦闘データと接触時に付着した塗料を手土産に、対ガンダムの新設部隊に、相棒のビリー・カタギリ(パイロットのエーカーよりも、背も身体もガッシリですね)ともども転属です。技術主任を務めるレイフ・エイフマン教授は、その世界では一目置かれる存在のようです(人間的にもしっかりしている人のようです)。
 
それにしても、大胆・盲点にして、ガンダムにとってのひとつの弱点。人革連の軌道エレベーター・天柱を使って宇宙に戻すとは。ソレスタルビーイングの体制と保有機器では、宇宙に出るのは容易ではないようですね。ガンダムがないとプトレマイオスの活動時間が制限されるということは(ガンダムが母艦にエネルギー供給?)、完全無欠にして圧倒的なパワーを誇るかのような動力源・GNドライヴ(太陽光炉と呼んでいるのですか?)は、わずかに4機分しか存在しなく(数に限りがあり=壊れたら後がない?)、ということは、世界を相手にケンカを続けるには、リソース面で不安材料になりそうです。
 
ティエリアとヴァーチェは宇宙へ。残った3人、刹那、ロックオン、アレルヤの3人は、サードミッションへ。今度は、3人が別々の地へ。もっとも、ガンダムをもってすれば、朝飯前の容易なミッションのようですが。ロックオン=デュナメスは、鉱物資源の採掘権を発端とした内戦が続く南アフリカの鉱物資源採掘現場の武装解除に、アレルヤ=キュリオスは、同じ南アフリカのユニオンに属するタリビアへ麻薬を焼き払いに(エイフマン教授も支持)。刹那=エクシアは、セカンドミッションに引き続き、セイロン島での介入を継続。人革連の駐屯地でひと暴れ。と、そこに現われたるは、人革連のセルゲイ・スミルノフ、43歳。自分の目で見たものしか信じない男。エクシアとの接触を試みます。いきなり頭部を鷲掴み。機体の軋む音と、コクピットのレッドアラート。まさかのピンチかと思いきや、ビームサーベルであっさり。「俺に触れるな」とひと言。不機嫌な16歳の刹那です。
 
第3話までのところは、パイロットの性格と機体=ガンダムの仕様はマッチしていても、ミッションと性格、経験の不一致感も大きいです。まずは、ソレスタルビーイングを世界に知らしめつつ、パイロットの経験値を上げるためのプログラムというところでしょうか。結果的に、相手との接触の機会が多いミッションを刹那が担当していますが、この図式、以降も続くのでしょうか? ミッションのその後の描写もほしいところです。
 
ここで気になるのは、ファーストミッションとセカンド&サードミッションの質的違いです。ファーストミッションは、表からは見えない条約違反を知らしめようとしたり、テロを未然に防いだりという、ソレスタルビーイングの目的とやり方が一致していたかに見えますが、セカンド&サードミッションは、末端現場への介入であって、その介入が本質的な解決には結びつきません。麻薬の焼き払いでいえば、つくっている側よりも、つくらせている側に目を向けないと。つくらざるを得ない社会情勢の解決なしには、根本的な解決には至りません。つくらせている側を絶つなら、4機のガンダムによる武力によるものよりも、24世紀における「ゴルゴ13」を4人雇うほうが、世界を動かすのは容易で、流す血も少なくて済むかもしれません。
 
経済特区・日本に暮らす沙慈・クロスロード、17歳は、宇宙工学を専攻する高校生。留学生のルイスは沙慈に惹かれているものの、沙慈は、女心は苦手のようです。歴史の授業では、北アイルランドの紛争が取り上げられています。その日のうちに、北アイルランドの組織・リアルIRAの武力によるテロ行為の凍結を表明。ソレスタルビーイングの介入とは無関係のようですが、「世界が変わる」ということを、座学としてではなく、目の前の事実として、沙慈の心に焼き付けます。
 
このくだりは、何かの伏線というよりも、沙慈を若い視聴者に見立てての、制作陣からのメッセージとしてのエピソード? 武力で介入を図るソレスタルビーイングに対しての、実力行使を控えようとする組織もありとの“ジャブ”、あるいは、400年の長きわたる紛争も終わりの日が来る……という、ソレスタルビーイングの介入がもたらすであろう成果の先取りとしての提示だとしたら、ちょっと安易な展開かもしれません。
 
それにしても、沙慈の隣に刹那が暮らしているとは……。住むなら3強以外の地域ということなのでしょうか。そして、ソレスタルビーイングのエージェント・王留美、17歳。今宵のお相手は何者でしょうか? そして、ソレスタルビーイングの設立者と見られるシュヘンベルグ。21世紀後半の稀代の発明王にして、太陽光発電システムの基礎理論の提唱者。自らの理論が、いずれは世界の新たな紛争の種になることを見通していたのでしょうか? そのために、自分の代で途絶えたかのように、何らかの工作をしたのでしょうか? シュヘンベルグの秘密(設定)と見せ方次第で、ストーリーを骨太なものにも陳腐なものにもしてしまいそうです。
 
エンディングのキレのよさに比べて、キレのよくないエンディングテーマです(笑)。
 
 
PS.
公式ホームページの「各話あらすじ」の更新が、第1話から止まったままです。「地球へ…」のように、各話の画面配信もあると嬉しいのですが。
 
 
>> 「機動戦士ガンダム00」公式ホームページ