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機動戦士ガンダム00(刹那・F・セイエイ)よい作品の条件のひとつに、ストーリーの展開とそれに伴う登場人物たちの感情の動きが自然か、それが納得できるものか、共感を覚えるものかというところがあると思いますが、今回のストーリーには、その面で大きな引っ掛かりを感じました。
 
ソレスタルビーイングが武力介入の即時中止と武装解除を行なわない限りは、世界中で無差別爆破テロを続けるとの国際テロネットワークからの犯行声明=非はソレスタルビーイングにありとする、彼らの理屈に対して(その本当の狙いは、まだ不明ですが)、テロの被害者たちの憎しみが、犯行声明を出した当のテロ組織に対してではなく、ソレスタルビーイングに対して向けられている=ソレスタルビーイングへの憎悪が世界中で高まっているとするストーリー展開に、すんなりと着いて行けませんでした。無差別爆破テロを起こしておいて、「だってソレスタルビーイングが……」なんていう理屈に、人々は「その通り」と思うものなのでしょうか? テロリストよりも、ソレスタルビーイングを恨むという構図に違和感を覚えます。
 
ソレスタルビーイングの活動が、テロを活性化し、テロとは無縁だった日本でもテロが起こり、沙慈と姉の絹江が世界情勢に対して自覚的になるという展開や、今回だけはソレスタルビーイングと利害が一致したとして、各国の諜報機関が結果的にソレスタルビーイングに協力=意図的に情報をリークすることで各国はソレスタルビーイングを利用し、ソレスタルビーイングたちは、それを大いなる一歩と捉えるなど、“魅せる”展開ではありましたが。
 
刹那を同郷の者と思って手を差し伸べたマリナという構図で、ふたりは出会いました。今回、クルジス共和国とアザディスタン王国が戦争状態にあったことが明らかにされました。刹那にとってマリナは、クルジスを滅ぼしたアザディスタンの象徴として、憎むべき存在であると。ただし、マリナをどうこうしても、現実は何も変わらない(マリナに期待していないという点では、マリナの側近と同じですね)。それが、今の刹那の、戦いを戦いで止めるほうが、ずっとまし、という価値観につながったようです。
 
マリナとの会話が刹那の感情を駆り立てて、口にしてはいけないことを言ってしまいます。「俺のコードネームは刹那・F・セイエイ。ソレスタルビーイングのガンダムマイスターだ」と。幸いにも、マリナにとっては、刹那がクルジス出身であり、そんな刹那の言葉に打ちのめされたことのほうが遥かにショックで、刹那の言葉の真偽を判断するには至っていない様子です。「笑えない冗談」であると。
 
それにしても、王国を名乗る国の第一皇女ともあろう御方=マリナ・24歳は、自らに課せられた使命の重さに耐える孤独な立場とはいえ、異国で出会った同郷の者と思った刹那・16歳に対して、初対面でいきなり「待って」「もう少しだけお話させて」と引き止めて、あれこれ雄弁に語るものなのでしょうか? 一方で、「すべてソレスタルビーイングのせいよ」と。こういう展開も、なんだかなぁと。
 
あいかわらず、自分の立場というものに自覚のない刹那。年齢を考えると、無理もないところだと思いますが、マリナに自らの正体を明かすのは、いくら何でも無謀でしょう。ガンダムマイスターの資格も危ういところ。その場にティエリアがいたら、間違いなく撃たれていたでしょうね。
 
国際テロネットワークの活動拠点を叩くために、決められたポイントで待機に入る4機のガンダム。オーストラリアの山間部(人革連の陣営?)にはヴァーチェが(介入行動は人革連・マーシャル諸島)、人革連・砂漠地帯にはキュリオスが(介入行動はバックアップ=というのは、どういう役割?)、ユニオン・南米の森林地帯にはロックオンが(介入行動は同・山岳地帯)、AEU・スコットランドの山間には刹那部が(介入行動はスコットランド沖? モビルアーマーは人革連仕様のようでしたが)。GN粒子のおかげでレーダーの類には捕捉されないとはいえ、人の目にも触れないというのは、都合よすぎる気も……。ソレスタルビーイングの活動が活発化すればするほど、軍事衛星などを含めた監視の目は、より厳しさを増しているはずですし。
 
 
PS.
公式ホームページのキャラクター説明、アリーの項の「PMCのトップ」との記述が、いつの間にか「PMCに所属する傭兵」になっていました。公式ホームページのキャラクター説明が違っていたとは……(当初は、そういう設定だった?)。
 
 
>> 「機動戦士ガンダム00」公式ホームページ