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機動戦士ガンダム00(ロックオン・ストラトス)思わせぶりなタイトルのわりには、今ひとつ掘り下げに欠ける、いささか駆け足気味の中途半端なエピソードに感じました。次回以降の盛り上げのための、伏線散りばめの予告編というか。
 
タイトルの「絆」。単純・素直に見ると、まずは、沙慈とルイス。何となく知り合い、何となく付き合い出して、何となくいつも一緒にいるようになり、何となく好き好き同士なんだと感じつつも、互いのことを深く意識することなかった=意識する必要のない日常のなかで、居心地のよい日々を過ごして来たふたりが、ガンダム(ネーナ)の気まぐれにより、沙慈と自分の関係性を意識せざるを得なくなり、沙慈が自らの夢を叶えることが自分の夢であると沙慈に伝え、沙慈はそれを受け止めて帰国することに。そんな、いたわりと明日への思いとでもいうような絆。
 
ガンダムマイスターの刹那とロックオンは、それぞれに「ソラン・イブラヒム」と「ニール・ディランディ」という、ソレスタルビーイングに所属する以前の自分の過去に向かい合い、ガンダムマイスターとしての使命を再確認。神を信じて、言われるがままに親殺しを行ない、少年兵として戦いの日々を過ごした果てに、神がいないことを悟った刹那は、ガンダムと出会い、自らがガンダムとなって、歪んだ世界を変えようとガンダムマイスターに志願。その刹那が所属していたクルジス共和国の反政府ゲリラ組織、KPSAの自爆テロに巻き込まれて家族を失ったロックオンは、世界の抑止力となる圧倒的な力=ガンダムをもって世界を変えようとしてガンダムマイスターを志すことに。そんなふたりの、信頼回復とそれぞれの生き方を昇華させるためのガンダムマイスターとしての思いのような絆。
 
その傍らで「これが人間か?」とつぶやくティエリアは、いったい何者なんでしょう? 彼もまた、ガンダムスローネの介入により、ガンダムマイスターとしての適正に疑問を感じていた刹那に対して、自分と意を同じくする部分に気付き、ガンダムマイスター同士としての絆を感じているようですが。
 
プトレマイオスのクルーたちも、ガンダムスローネの介入により、自らの立ち位置をあらためて意識することになり、ソレスタルビーイングの進むべき道を再確認。互いに団結心という絆がより強めています。
 
ユニオン、人革連、AEUの3巨大国家群も、7機のガンダム相手では、もはや勝ち目はないと、諦めムードになったところで、ソレスタルビーイング内部からの情報リークをきっかけに、新たな共同戦線を展開する様子。ガンダムを共通の敵とする絆が結ばれたというところでしょうか。エンディングに出てきた、南極地下深くに隠されたあれは何?
 
そんな、少々安易な予定調和な展開のなかで、トリニティ3兄妹だけが、浮いているように映りました。前話までの、一般人に発砲したネーナや戦争根絶というよりもエイフマン教授抹殺にしか見えない戦いぶりのヨハンが、真顔で「戦争根絶」を口にするシーンの彼らは、それまでと同じキャラには見えませんでした。刹那を相手にしたミハエルも、それまでの好戦的なキャラとはちょっと違った感じで、自制心が効いていて。「戦争根絶」という志を同じくするもの同士が、こんなところで争っていていいのかと、少々困惑気味。今回の彼らが素の性格だとすると、彼らは、ラグナなるものの指示に忠実に動いているだけ? 彼らが「戦争根絶」のために行動を起こす、その思い(原動力)は何なのか? そういうふうにつくられたか、育てられたのか? 不思議な存在です。兄妹という意味では、もとより絆な彼らですが。
 
この状況を「第3段階」への移行と口にするアレハンドロと、傍にいるリボンズは、ガンダムスローネによる新たな混沌をつくり出した首謀者確定? 情報リークもアレハンドロの仕業? 彼もまた、バックボーンは、何ひとつ描かれていません。そのあたりを触れずに物語を進めるのは、そろそろ厳しく感じます。
 
強そうに見えないナドレの、秘められた機能が明らかにされました(ナドレの登場は、ちょっと意外でした)。ヴェーダとリンクする機体を支配下に置く、ティエリアのみに与えられたトライアルシステム。ところが、そのリンクが突如、何者により強制解除されて。こっちは、リボンズの仕業? 前回同様、今回も、リボンズの顔から首下へとパンダウンする印象的なカットが登場しましたが、この思わせぶりなカットは、何を表わしているのでしょう?
 
危険を承知でソレスタルビーイングの真実を求める絹江は、亡き父との絆がその原動力のよう。そんな絹江がたどり着いた「ラグナ・ハーベイ」なる人物は、世界経済界のドンのようで。トリニティ3兄妹に指示を出すコンピューター(?) と同じ名をもつ存在は、いったい何者なのか? そして、ここへ来て、変化のためなら手段は問わないと口にする王留美は、この状況をどう捉えているのか。彼らの人となり、ソレスタルビーイングに関わるようになった道筋などは、どのような段階で、どのような形で明らかにされるのか? ますます謎が拡散する一方のストーリー展開(「薔薇のない花屋」のように、引っ張らずにパッパッと見せながらも、さらに謎が深まる展開とは対照的です)。
 
ところで、ヴァーチェがナドレになったその後って、どういう形で戻るのでしょう? 外した装甲は、どうなるのかと(「鋼鉄ジーグ」のように、勝手に戻りそうには見えないし)。詳細設定希望(笑)。
 
次回は「変革の刃」。3強は再び、対ガンダム戦線を展開。打倒ガンダムで世界がひとつになるという、ある意味、予定調和な展開です。
 
 
PS.
南極地下のあれ、疑似GNドライブだったのですね。核弾頭ミサイルかと思いました。プトレマイオスやガンダムのメンテナンスドックの位置がリークされ、そこに核による総攻撃を仕掛けるのかと。
 
 
>> 「機動戦士ガンダム00」公式ホームページ