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美知留、瑠可、タケル、宗佑、エリ、友彦。6人が抱えるそれぞれの心の内が、それぞれに描かれながら物語が紡がれてきましたが、エリと友彦はさておき、宗佑の内面描写が、相変わらず少ないのが、物語としてバランスに欠ける気がしていました(意図的なものでしょうけれど)。
 
そんな流れでの今回。宗佑の容赦ない暴力と、それに対するタケル以下、シェアハウスの面々の対応に、大きな引っ掛かりを感じました。あそこまでの宗佑の暴力は、当事者レベルを完全に超えます。誰の目にも犯罪。警察に相談してもいいのではないでしょうか。これまでは、美知留の思いもありましたが、美知留は宗佑の元から離れる決意をしたわけですし(まだ迷いはあるにしても)。
 
友彦が言う「宗佑の影に怯えて」と今回の暴力は、次元が違う話です。今回の一件は、タケルが被害届を出せば、宗佑は即逮捕でしょう。それで問題がすぐに解決することにはならなくても、今の状況を打破することにはなるのではないかと。そこが割り切れないまま、瑠可は宗佑の部屋に向かうことになるので、どんどん違和感が増していきます。
 
宗佑が鍵を掛けた瞬間から、ああやっぱりな展開。タケルのマグカップも壊れるし(笑)。美知留をめぐっての、ふたりの“最終決戦”。なんて、気楽には茶化せない重い展開。ここに至る前に、もっときっちりした宗佑の内面描写が必要だったと、あらためて感じます。何話か前に、捨てられた小犬のような表情を見せていた宗佑ですが、これでは、ただの救いようのない奴になってしまいます。
 
それはさておき、人は、自分のことを理解してくれる存在があるだけで、こんなにも心の平穏を保てるのですね。上野樹里は、本当にうまい。
 
 
PS.
次回は「愛と死」。一瞬、もう最終回? と勘違いしましたが、「最終回」ではなく「最終章」でしたので、もう少し続くのでしょうね。全11話? それとも12話?
 
 
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■第9話のあらすじ(番組ホームページより)
 
美知留(長澤まさみ)の携帯電話に、遠征中の瑠可(上野樹里)から連絡が入る。モトクロスの大会で優勝したという報告だった。知らせを聞いたタケル(瑛太)やエリ(水川あさみ)、友彦(山崎樹範)は、まるで自分のことのように大喜びし、瑠可が遠征から戻ってきたらパーティーを開こうと盛り上がる。
 
あくる日、瑠可は、久しぶりにシェアハウスを訪れる。瑠可が美知留たちに会うのは、引っ越しして以来のことだった。美知留たちは、瑠可を派手に出迎えた。エリたちが料理の準備をしている間、瑠可は、タケルに礼を言った。自分のことをわかってくれている人がいることが、これほどまでに心強いとは思わなかったと。タケルは、そんな瑠可に対して、シェアハウスに戻ってきてはどうかと提案する。シェアハウスのメンバーは、みな瑠可が戻ってくるのを待っていたのだ。
 
ひと晩飲み明かした美知留たちは、そのままリビングで雑魚寝していた。すると、ドアチャイムが鳴った。目を覚ましていた美知留がドアを開けると、そこに立っていたのはタケルの姉・優子(伊藤裕子)だった。優子は、法事があるのに連絡もしてこないタケルのことを心配して訪ねてきたのだという。タケルがいることを知った優子は、半ば強引に上がりこんだ。優子は、寝ているタケルの姿をしばらく見つめていたかと思うと、目を覚ましたら渡してほしいと言って、手作りのパンを美知留に預けて帰ってしまう。ほどなく、物音に気づいたタケルが目を覚ました。美知留から優子が訪ねてきたことを教えられたタケルは、急に青ざめ、姉が来たことは誰にも言わないでほしいと言う。
 
別の日、美知留は、タケルをともなって母親の千夏(倍賞美津子)に会いにいく。シェアハウスのオーナーに提出する書類に、保証人のサインをもらうためだった。そんな美知留たちの姿をじっと見つめる男の姿があった。それは、入院先の病院から忽然と姿を消した、宗佑(錦戸亮)だった。
 
千夏は、シェアハウスに住むことだけでなく、タケルに対しても良い印象を持たなかった。そればかりか、千夏は、会ったことがないはずの宗佑を褒め始める。美知留は、千夏が宗佑に会い、金まで借りていることを知り、ショックを隠せない。タケルは、そんな千夏に、宗佑が美知留を虐待していたことを伝え、母親として美知留を守って欲しいと訴えた。その真剣な表情に、千夏は、折れるしかなかった。
 
千夏と酒を飲んだタケルは、いつの間にか彼女と打ち解けていた。その姿を見た美知留は、タケルは人を幸せにできるという瑠可の言葉を実感する。実家からの帰り道、突然雨が降り出した。タケルとひとつの傘に入り、急にタケルのことを意識してしまった美知留は、買い物があるといって、タケルと別れる。
 
美知留が雑貨店で買い物をしていると、そこに宗佑が現われる。店を出て行こうとする美知留の手を掴んで離さない宗佑。美知留は、そんな宗佑に、好きな人ができたと告げる。宗佑は、その相手がタケルだと確信する。
 
そんなある日、タケルのもとに映画の仕事が舞い込む。以前、仕事をしたことのあるCMのディレクターが映画を撮ることになり、タケルにヘアメイクを依頼してきたのだ。タケルからその報告を受けたエリたちは、大喜びだった。
 
いつものようにバーのアルバイトを終えたタケルは、店を閉めて帰路についた。が、その途中、タケルは、待ち伏せしていた宗佑に襲われ、階段から自転車ごとまっさかさまに転落する。激痛で動けなくなったタケルに、宗佑は容赦なく暴力を振るう。
 
タケルは、大きなケガを負ってしまう。知らせを受けた瑠可は、シェアハウスに駆け付けた。タケルは、そんな瑠可に「お帰り」と言って微笑んだ。瑠可は、タケルの痛々しい姿にショックを受けながらも、宗佑から美知留を守るために、シェアハウスに戻ることを決意する。
 
あくる日、瑠可がシェアハウスに戻ると、家には誰もいなかった。美知留はタケルを連れて病院に行っていた。そのとき、電話が鳴った。宗佑からだった。瑠可は、宗佑のマンションを訪れ、彼と対峙した。怒りに満ちた目で宗佑をにらみつけた瑠可は、自分の力で生きていこうとしている美知留の邪魔はさせないと告げた。「美知留をホントに愛しているのは私だから。あんたの、ニセモノの愛になんか負けやしない」。そう言い放つ瑠可に、宗佑が襲い掛かる。
 
 
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