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コードギアス 反逆のルルーシュR2 に参加中!
 
特殊な力で人々を操るのか、絶対的な力で人々を従わせるのか。特殊な力をもってしても、思い通りにならない世の中。それぞれに守りたいものや、自らが考える正義があり、矜持と忠義の美学も絡んで。これだけの多種多彩なキャラが、さまざまな陣営に分かれて展開した物語のエンディングが、どのような形で閉じられるのか、一番の興味はそれでした。
 
もっとも、深夜帯にやっていた前作は見ていませんし、ファンの方には申し訳ありませんが、主人公のルルーシュの絵と声(福山潤さん)が、どうにも苦手で、第1話前半で見続けられなくなってリタイアしたものの、物語の半ばで、たまたま目にしたら、なかなかおもしろくて。以来、見たり見なかったりという、いいかげんな視聴者ですが。
 
主人公・ルルーシュが仕組んだ、自らの死をもって、物語が最後のクライマックス迎え、意外にあっさりと幕を引きました。「ゼロレクイエム」の意味するところが、こういう結末だったとは、思ってもみませんでした。実は、ルルーシュは死んではいなく、C.C.(シーツー)とふたり、どこかで隠遁者となって暮らす、なんていうエンディングもありだと思ったのですが(たとえば、荷馬車の干し草のなかから、ルルーシュがひょっこり顔を出して、何ともいえないすっきりした表情のストップモーションで終わり……という感じで)。「ゼロ」という記号性の役割は、このためだったのですね。“決めゼリフのバトンリレー”のような前半など、いささか駆け足ながらも、うまくまとめられた最終回だったと思います。
 
死に際のルルーシュの手を取ったナナリーが、ルルーシュの真意を読み取ったり(そういう力をもっていたんでしたっけ?)、ジェレミアとアーニャが一緒にオレンジ畑で働いていたり(ギアスキャンセラーでマリアンヌのことを感じ取って、ということでしょうか?)、扇が首相になったり(絵的にも似合わない……)、もう少しフォローあってもいいようなカットもところどころありましたが(そうそう、どうしてスザクは、自らにかけられたギアスの力を、自覚的に使うことができるのでしょう?)。
 
前話「ダモクレスの空」での、明日は今日よりいいとは限らない、未来を求めるのは愚かであると、変化なき日常をよしとして、今日を固定=過去を求めるシュナイゼルと、人の意志を固定してしまうギアスを使うルルーシュが、明日を求めるという、一見、ふたりがやろうとしていることは五十歩百歩に見えて、実は、正反対であることが明確にされた直接対決から始まり、今の世界を支配する、憎しみの再生産と連鎖を断ち切るために、ルルーシュというわかりやすいシンボルに、すべての罪を背負わせて、「ゼロレクイエム」という形でリセットをかけ、世界の平和という明日を願うギアスを残して、自らの真意を明かすことなく、表舞台から去っていく流れは、ゲーム的な展開といえなくもない気もしますが、大いに見応えがあり、また、それぞれのキャラの役割と位置づけもうまく整理された、美しいクロージングでした。
 
最後の最後まで、ルルーシュとスザクの絵には、やはり生理的になじめませんでしたが、ジェレミア役の成田剣さん(「地球へ…」でのグレイブ役もよかったです)、シュナイゼル役の井上倫宏さん、星刻(シンクー)役の緑川光さん、C.C.役のゆかなさん、カレン役の小清水亜美さんたちには、毎回、魅せられました。その声を耳にした瞬間、テレビ画面の主人公に血が通い始めるかような、表情のある素敵な声です。また、何かの作品で、その魅惑的な声を聴くことができるのを楽しみにしています。
 
 
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