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「機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン」第10話これまで同様、今回も情報量の多い、早い展開のストーリーが続きます(というか、ますます加速している感じです)。
 
連邦政府による中東再編成計画における最大の障害は、中東一の軍事力をもつスイール王国の存在。スイールが動けば周辺諸国も動く。それを懸念した連邦は、国境付近でセルゲイ率いる正規軍に監視をさせていたが、ついにスイールへのアロウズ派遣を決定します。
 
その筋書きは、イノベイター、リボンズによるものでした。今やリボンズの決定が連邦の決定。リボンズは、衛星軌道上にあるビーム兵器「メメントモリ(メメント・モリ)」(「死を想え、死を忘れるな」の意)の使用を命じます(この種の兵器の設定は、お約束ごとのようです)。その建造には王留美が協力していたと。“変革娘”の頭の構造は、どうなっているのでしょう? 諸悪の根源はここにあり、なキャラです。そんな留美を、兄・紅龍は、どのような思いで見ていたのでしょう?(第6話で兄妹である旨のセリフ以降、続きが描かれませんね)。
 
力でねじ伏せる連邦の行為は、形を変えた独裁。平和のための世界統一ではなく、独裁者による画一化に過ぎない。政府の徹底した情報統制により、都合の悪いことが封印された今の世界に危機感を抱くカタロンは、連邦によるスイール進撃という現実を世界に訴え、世論を味方につけようと行動を起こし、スイール王室との会談にこぎつけますが、それもメメントモリの一撃で無に。
 
メメントモリの使用、しかも、スイールが行動を起こす前の使用は、物語のなかでも大きな批判を受けて当然の作戦に映りますが、このあと、どのような展開が待っているのでしょう? やはり、情報統制の名のもと、捏造された真実が世界に流れるのでしょうね。
 
メメントモリは、国境周辺に駐在しているセルゲイたちをも巻き込みそう=セルゲイに死のフラグですが、死ぬことはないでしょう。一命を取り留めたセルゲイは、連邦のやり方とその後の報道に違和感を抱き、独自に行動を起こすのではないかと(最後は、ソーマ同様、ソレスタルビーイング入り?)。
 
個人的には、連邦政府による中東再編成計画の舞台裏を、それなりに描いてほしかったところです。ファーストシーズンでは、その種の要素もある程度は描かれていましたが、セカンドシーズンでは、その種の描写は、ほとんど出てきません。リボンズらによって、この4年間で連邦政府が骨抜きにされた結果、もはや異を唱える政治家は存在しないということなのか、あるいは、異を唱えそうな人物の公職からの排除が進められ、統一という名の画一化がはかられたのでしょうか。ファーストシーズンとセカンドシーズンの間の4年間こそ、「ダブルオー」の作品内リアリティを確かなものとするうえでは不可欠な要素と思えるのですが。
 
と、物語の裏側にこそ、作品世界を理解し、味わうための重要な要素=物語の本質があるような気がしてきました。もしもそれが描かれるのなら、最終回近くなっての隠し玉の一気披露というありがちなやり方ではなく、大河ドラマのごとく、骨太な展開であってほしいものです。
 
スメラギとマネキンが過去が描かれました。マネキンは、戦争か止められないのなら、次善策として、戦術により被害を最小限に抑え、戦いの早期終結をはかる道があると、戦術予報士の道へ。そんなマネキンは、スメラギにとっての目標のような存在でした。しかし、戦場では会いたくないと思っていたふたりは、その後、それぞれの戦術がもたらした味方同士の同士討ちという結果により出会うことになり、それがきっかけとなって、スメラギはソレスタルビーイングに参加することに。
 
そんなスメラギを愚かな夢想と片付けるマネキンですが(この作品世界では、傷つき大切なものを失った者しか、理想を目指した行動をとれないのでしょうか?)、今の連邦のやり方への違和感と、紛争根絶に向けたスメラギの行動を知るにつけ、マネキンの連邦離脱の可能性も大きくなってきました(というか、ある意味、作品キャラ中、一番の正論者であるマネキン自身がソレスタルビーイングの行為を納得できる形で展開しなければ、本作のストーリーは筋が通ったものにはならないと思います)。もっとも、マネキンの場合は、連邦内部からソレスタルビーイングを支援するほうが、ソレスタルビーイングにとっては益が多いと思いますが。

国を失った喪失感ゆえに戦うシーリンと、そんな気持ちでどうして戦えるのかわからないというマリナ。アザディスタンの再建のためには、連邦を倒すしかない。戦いでしか解決できないことがあると、あくまで徹底抗戦を貫こうとするシーリンに対して、あくまで戦いを拒否するマリナ。シーリンは、今のマリナは何もしないでいるのと同じであると(“めそめそ王女”のマリナは、帝王学のようなものは教え込まれて来なかったのでしょうか? ビジョンなき王女には、国民もついて来ないでしょうに。スイール出身の子どもが、仲良くする方法として、歌を歌ったりと言いますが、「マクロス」を思い起こしてしまいました)。
 
と、今回もふたりの対比描写が続きますが、この部分は毎回足踏み状態で、今回も進展しません。他の描写に時間を割いたほうがいいとストーリーにはプラスに思えますが、今のところは、このような形でしかヒロインを絡められないのでしょうか? 立場は違いますが、ソレスタルビーイングに身を寄せる沙慈と重なります。
 
またまたアロウズの新型機が登場。疑似GNドライヴでは実現できないとされる(そうなんですか?)GNフィードを搭載し、ダブルオーを圧倒します。搭乗者の新たなイノベイターはブリング・スタビティ。ミスター・ブシドーよりも、雰囲気が“ブシドー”な気がします。
 
イノベイターのことが報告できないティエリア。「血(出)は理念よりも濃し」というところでしょうか。それはリジェネも同じ?
 
ソレスタルビーイングの砦、ラグランジュ3。新キャラのリンダ・ヴァスティは、イアンの奥さん? 「犯罪ですよ」とのアレルヤの突っ込み。いいキャラです。新キャラがもうひとり、アニュー・リターナー(顔がリヴァイブと同じような……)。王留美がスカウトした人材だと。でも、4年前の戦い以降に、これだけの才能の持ち主がソレスタルビーイング入りをするのは不思議です。先に連邦軍がスカウトしていたでしょうに。留美がソレスタルビーイングの監視役として送り込んだのでしょうか?
 
言いつけ通りに探し回ったが、それらしき者はいなかったとリボンズに報告するアリーですが、何を探していたのでしょう?(ネーナは、王留美の命でリボンズを調べていた? 何者かが調べ回っていることを気にしたリボンズが、アリーに指示?)
 
ダブルオー支援機「オーライザー」、アリオス支援機「ガンアーチャー」。力対力の対決が続きます。
 
メメントモリがもたらした(?)量子の加速によるハレルヤの目覚め。この目覚めは、ハレルヤとマリー、そしてソレスタルビーイングにとって、何をもたらすのか?
 
新たな展開により、ますます拡散していく物語。どうなるのでしょう?
 
次回は「ダブルオーの声」。《ダブルオーライザーで真に目覚めたツインドライヴが、刹那を未知への領域へといざなう》《それは、新たな世界が放つ、声か…》。イオリアが予見したというツインドライヴの力。それで何を語ろうというのでしょうか。
 
 
PS.
2009年4月放映開始の次枠の予告、早過ぎませんか? やるなら、別のところでやるべきではないかと。
 
 
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■第10話のあらすじ(番組ホームページより)
 
連邦の強引な再生計画に反対する中東諸国の中でも最大の国力を持つスイール王国。スイールの蜂起とそれによる中東諸国の追随を懸念する連邦は、スイールへのアロウズ派遣を決定。正規軍のセルゲイに、スイール国境付近で状況監視の命を下す。
 
一方、スイールの蜂起を期待するカタロンは、スイール国王と共闘のための会談を取り付けることに成功する。
 
 >> 「機動戦士ガンダム00」公式ホームページ