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「銭ゲバ」第5話ここからが物語の見どころ…そんな展開です。でも、伊豆屋の祥子ではありませんが、展開早過ぎ…。あっという間に、三國社長の秘書のようになっていて、しかも、身の丈をわきまえた、謙虚で、デキる好青年風。社長の側近たちも、心を許していて。個人的には、ここに至るまでの裏側を、もっと見て見たかったところです。三國家に入り込んでからが勝負。いかにして、今のポジションに至ったのか。周囲の好奇の目とやっかみもあったはずですし…。その過程で、風太郎は、何を思い、何を考え、どう行動してきたのかと。
 
身内となった三國社長は、結構いい人じゃないですか。息子がほしかったと。伊豆屋での嬉しそうな表情。でも、風太郎に聞かせた若い頃の話は、何のためだったのでしょう? 若い頃、金持ちの息子というのが嫌になって、家を飛び出したと。そこでひとりの女性と知り合って、心の充足を得て…。お金がなくても幸せだったと。しかし、親に連れ戻されて、結果的にその女性を捨てることになったと。なのに、連れ戻されて、どこかほっとする自分だったと。苦労を重ねてきた義理の息子との心の距離を埋めたいと思ってのことなのかもしれませんが、話の内容自体は、すごく唐突。その女性が、亡くなった妻だったというなら、風太郎の共感を得そうですが、そうでいないとなると、風太郎は、反感を抱くのではないかと。
 
順風満帆の状態にある風太郎は、どうして三國を殺さなければならなかったのか、ちょっと理解できません。風太郎は、何がしたいのでしょう? とりあえずのところは、金持ちの家族として幸せを満喫して、力を蓄えて、それから行動を起こしても遅くはないでしょうに。普通にやっていれば、三國の後継者となる日も遠くはないでしょうし。もう罪を重ねるのはやめにして、義父とうまくやっていればいいのに。会社のトップとしての実力と器がないまま、三國を殺しても、下手をすれば、別の誰かが社長になるでしょう。それに、社長になれたとしても、いきなり表舞台に出たら、一躍時の人になって、世間とマスコミの注目を集め、過去が暴かれるリスクも高まります。
 
かつての派遣仲間であった枝野によるビルの爆破予告。それを知ってしまったことが、さらなる道を踏み外す結果になってしまったのでしょうか? 生きたという証拠を残したいという、家族も身寄りのない、余命わずかなガン患者。しかも、相手は自分のシンパシーを感じていて…。風太郎にとっては、願ってもない“捨て駒”です。かつての自分を見ているよう、もうひとりの俺と感じた風太郎は、すべてを打ち明けますが、さらなる闇に向かってしまい…。金をもっている奴が憎くなった。誰かに復讐したくなった。枝野の気持ち、よくわかります。でも、風太郎の言うように、それで気が済んだ? です。それでは、何も解決しませんから。それは、風太郎だった、よくわかっているはずなのに…。
 
今のままじゃダメなの? バレたりとか、怖くないの? 枝野の素朴な質問は、視聴者の疑問でもあります。過去の自分に比べたら、もう十分な成功者。金持ちの婿として、不自由のない暮らしを満喫すればいいのにと。風太郎は、そうするしかないと言いますが、その気持ちはわかりません。金のためならどんなことでもやる奴を「銭ゲバ」って言うと。枝野の言葉というよりも、脚本家を言わせたセリフのようですが…。「ゲバ」とは、ドイツ語の「ゲバルト(Gewalt)=過激派学生などの行なう暴力行為のこと」からいてきますが、三國を殺してしまったことで、風太郎は“銭ゲバ”になってしまいました。
 
荻野に電話をしたのは、家政婦の春子ではなく、風太郎の父親・健蔵でした。風太郎危機一髪は、父親が仕組んだものでした(死体は、どこに隠したのでしょう?)。さすがの風太郎も、動揺を隠せない様子。どこか様子がおかしい風太郎。それを目にした緑、そして、家政婦の春子。金持ちにはなれても、“お金持ち”にはなれない。金で買えないものがある、愛とか、友情とか。人でなしの父親ですが、鋭いことを言います。そんな健蔵に、いくら渡せば死んでくれるかと風太郎。10億円渡して、死を突き付けるのでしょうか? 愛とか友情…買えないならいらない。三國家に入った今の風太郎なら、望めば、手に入れられることもできるのに…。
 
風太郎に不信感が芽生える緑。荻野を呼んで、風太郎の過去を聞いて、風太郎のことは全部嘘だと確信、風太郎は三國家に入るために茜と結婚したと、茜に伝えます。茜はショックを受けて…ではなく、茜は、風太郎の本心を何となく感じていて、まったく動じません。それどころか、そう思っていた、人殺しだって構わない、そんなの全然いいのと。風太郎がいるから生きていける。風太郎と一緒にいることが幸せ。風太郎を愛している。風太郎に愛してもらうのが、自分の願いであると。そんな自分の気持ちは、おねえちゃんにはわからないと。父親が死んで心を病んでしまった緑。それまでの茜とは立場が逆転。茜は、何を思っているのか?
 
結婚が幸せとは限らない。風太郎との結婚が幸せ。かわいそうなあたしに、誰も怒らない。風太郎に怒られて、嬉しかった。どこまでも健気な茜です。今の風太郎を、闇から引き戻せるのかは、茜をおいて他にいませんし、“銭ゲバ”道をまっしぐらが望みなら、ドラマとしては、もっと茜と深く関わり、自分の味方にするぐらいのワルに徹してもいいように思えます。
 
ビルの屋上から金をまく風太郎。大胆さと稚拙さ。やることのギャップが大き過ぎです(苦笑)。誰からに見られたら、どうするのだろうと。隣のビルから丸見えだし…。しかも、紙幣は新札のよう。あれだけまいたら、複数から風太郎の指紋が出るでしょう。で、やっぱり見られました。しかも、伊豆屋の由香に…。
 
由香も、風太郎とどっぷり関わることになるのでしょうか? 続きが楽しみです。
 
 
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■第5話のあらすじ(番組ホームページより)
 
死体が庭に埋まっている。何者かの通報から、警察によって行なわれた三國邸の庭の発掘作業。だが、出て来たのは、単なるイタズラ描きの絵。荻野(宮川大輔)が悔しさを隠しきれないなか、風太郎(松山ケンイチ)は、あることに気付く。
 
風太郎の追い詰められた表情を見た緑(ミムラ)は、言い知れぬ不安と風太郎への疑念に襲われていた。だが、風太郎を信じたい…。緑は、風太郎の動向を調べ始める。
 
譲次(山本圭)は、風太郎を秘書のように会社に連れて行き、積極的に仕事を覚えさせていた。社長の座を虎視眈々と狙う風太郎は、懸命に勉強しながらも、あくまで謙虚に振る舞い、着々と譲次らの信頼を得ていく。
 
ちょうどその頃、風太郎は、かつての派遣仲間であった枝野良夫(柄本時生)と再会する。「俺、嬉しかったんだ。友だちだって思ってさ」と語る枝野と自分の境遇を重ね合わせ、友情にも似た感情を覚えるが、風太郎は、枝野にある恐ろしい計画の実行を提案する。
 
 
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