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「機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン」第24話リボンズの猛攻にさらされ、防戦一方のプトレマイオス。ひとり、またひとりと仲間が倒れていくソレスタルビーイング。彼らを死なせてなるものか…。刹那の思いピークに達したとき、変革への扉が開かれて…。
 
これまでにない量のGN粒子が放出され、周囲の空間を包み込み、人と人との意志の疎通を促して…。ルイス曰く「温かな光」「心が溶けていきそうな光」、沙慈曰く「未来を照らす光」。GN粒子が人を変える、世界を変える、人類の未来を変える。
 
トランザムライザーの光で、世界の人々の意志がつながり、それで世界が救われるということなのでしょうか。そもそも、人類の意思を統一し、来るべき(異星人との?)対話に備えるという大風呂敷な設定において、そのあたりの描写が一切触れられずに、このまま最終回を迎えようとする構成に、大きな無理を感じます。結局、イオリアが描いた計画とは、何だったのでしょう?
 
それ以前に、GN粒子が何なのかの説明も、結局、ありませんでした。今のこの現実から地続きの物語というわりには、そのつながり感を断ち切るかのような設定と描写。物語の世界観を理解するうえでのフィクションなりの説明を端折ったまま、最終回ですか?
 
「疑似」の光は、人を死に至らしめ、オリジナルの光は人の革新を促すと。そこでの「革新」というのも、それがいったい何なのか、説明されないまま、ひたすら革新という言葉が繰り返されるのみ。粒子を浴びて、人がどう変革するというのでしょう? 見ているこちらの疑問におかまいなく、作中人物たちは驚嘆と感動の声、声、声。なので、物語が盛り上がれば盛り上がるほど、こちらは、逆に覚めて、冷やかにならざるを得ません。
 
イノベイターではなく、イノベイド。イノベイターを超えた進化を遂げた刹那。どういう理屈で、何がどうなって、そうなるの? 人類みんながGN粒子を浴びれば、人々はみな革新し、世界は平和になるの? GN粒子の力だけでなく、刹那だから変革できたのですか? だとしら、それはなぜなのか? ますます、物語の世界観を世界観たらしめる根本的な設定がよくわかりません。設定というよりも、設定の作中内説得力というべきでしょうか。
 
ティエリアもリジェネも、死んだのは身体だけで、意識はヴェーダとリンクして。ティエリアとリジェネは、どう折り合いをつけているのでしょう? ヴェーダとリンクしたティエリアのコントロールにより、セラフィムがトライアルフィードを発生し、ヴェーダとリンクする機体が、次々に機能を停止して…。
 
オートマトンまでもが、ヴェーダとリンクしていたのですか? 初めて知りました。ヴェーダのコントロール範囲がこんなに広いとは、意外でした。ヴェーダはもう終わったいたのかと思っていましたので。今回のような描かれ方では、それほどまでに影響力の大きいシステムなら、ソレスタルビーイングは、アロウズの台頭以前に、ヴェーダを取り戻すための戦いを、人知れず、ひっそりとやっていればよかったのに、と思ってしまいます。
 
そもそも、イオリア計画にはヴェーダが不可欠で、ヴェーダの影響力がこれほどまでにあるのだとしたら、イノベイターの支配と、ヴェーダを使うもの(コントロールするもの)、あるいは、ヴェーダそのものと、どこが違うのでしょう? ここまで描かれてきた範囲で判断するなら、一般市民の目線では、どちらもたいした違いはないのではないでしょうか? リボンズがやろうとしていること(リボンズ言うところの、人類の導き)が明らかにされていないため、リボンズひとりが悪者のようには見えなくて。作中内で描かれている世界なら、リボンズの存在しなくても、同じようなことを、別の誰か(権力者たち)がやっていたでしょうし。
 
人類ではない、どこかの国に属しているのではない、イオリアにつくり出された人工種である(ですよね?)リボンズが、ことの中心にいるということは、それもイオリア計画のうちということで、ことのすべては、イオリアがまいた種というか、イオリアが残したパンドラの箱というか(最終回は「そして希望が残った…」な終わり?)、ルイスが言うように、今のこの展開では、世界に不幸をまき散らしたのは、ソレスタルビーイングということになってしまいませんか?
 
人類に見返りを求めないイノベイターの支配に委ねた、秩序ある世界のなかでの自由に対する、ソレスタルビーイングが言うところの自由の意味は、理屈ではわかりますが、一般市民の生活レベルでは、何が違うというのか? 一般市民にとっては、今の社会をつくっているシステムとルールのほうが、はるかに大きな問題でしょうし。
 
本作の結論としては、アンドレイとピーリスが口にしていた、「言ってくれなければわからない」「わかろうとしなければ、わからない」というところ?
 
次回は、最終話「再生」。《リボンズ・アルマーク、刹那・F・セイエイ、変革を遂げた者同士が、未来を賭け、最後の戦いに挑む》《新時代への、幕が上がる》。刹那とリボンズの戦い。それで、物語は、どう締め括られるのでしょう? 2シーズン全50話にわたる物語の結末が映画館に持ち越しというエンディングはないとは思いますが、その、まさかの予感がしてならない、この雰囲気…。説得力のある結末が用意されているのでしょうか?
 
 
PS.
◆ビリーって、スメラギが振り向いてくれないから、スメラギに裏切られたから、というその悲しさに突き動かされて、ここまで来たの? スメラギに思いを伝え、スメラギがそれを受け止めて、一件落着。これが、ビリーとっての、人と人とが、わかりあうということ? ビリーは、あの4年間、何をしていたのでしょう?
 
 
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■第24話のあらすじ(番組ホームページより)
 
敵母艦内に侵入したティエリアは、そこで驚愕の事実を知る。一方、防戦に撤するプトレマイオスだったが、敵の休むことのない猛攻に劣勢を強いられ続けていた。ひとり、またひとりと倒れていく仲間たち。その命の灯火に応えるよう、刹那が吼える。
 
 
>> 「機動戦士ガンダム00」公式ホームページ