ブログネタ
天地人 に参加中!
 
NHK「大河ドラマ 天地人」景勝は、天が上杉に味方したと言っていましたが、ストーリーとしては、天に翻弄されたという印象でした。敵が越後から撤退した時点で、どうして、すぐに魚津にとって返さなかったのでしょうか? 魚津が持ち堪えていることをわかっていたのなら、なおさらのこと。兼続も上田衆も、誰ひとりとしてそれを口にしなかったのは、どうしてでしょう?
 
秀吉の謙信の亡霊の対話は、蛇足に思えました。それに、あの会話の内容では、信長は、謙信が指摘したように、人の心を踏みにじったのではなく、信長なりの義のため、あえて悪役に徹した孤独のヒーローのように見えます。これまでの流れでは、秀吉の位置づけは、そういうものではなかったと思うのですが…。本能寺が大爆発を起こすのも、絵として奇妙に映りました(本能寺が変)。
 
兼続をいたわるお船の姿は、心打たれるものでしたが、それゆえに、今は亡き前夫・信綱に対しても、同じような姿勢で接していたのか? 疑問に見えました。そうは見えなかったのですが(番組ホームページのあらすじには「お互いに最初からひかれあっていた」とあります)、だとしたら、越後の女子の象徴のようなお船としては、それに対して、当時も今も、心を痛めているのが自然ではないかと。
 
ドラマ全体の基本設定とストーリー展開、それぞれのカットの内容がバラバラで、うまく紡がれていない印象を受けた19話でした。作品のグランドデザインがきっちりしていないというか…。
 
 
----------
 
■第19話のあらすじ(番組ホームページより)
 
織田軍を討つため、越後へ引き返した上杉軍だったが、すでに敵は撤退していた。兼続(妻夫木聡)は、追い打ちを掛けるが、すんでのところで逃げられてしまう。自分を責める兼続に、景勝(北村一輝)は、少し休むよう命じる。
 
直江屋敷に戻った兼続を、お船(常盤貴子)が待っていた。戦で疲れている兼続をいたわるお船。初めて夫婦らしい時間を過ごすふたりは、お互いに最初からひかれあっていたことを告白、夫婦としての気持ちを確かめ合う。
 
一方、京では、明智光秀(鶴見辰吾)が謀反。本能寺にいる信長(吉川晃司)を急襲。逃げるようにとの初音(長澤まさみ)の説得もむなしく、絶体絶命の危機に瀕した信長のもとに、突如謙信(阿部寛)の亡霊が現われる。人の心は力では動かせないと諭す謙信に、きれいごとではこの世は直らないと反論する信長。謙信の言葉を反芻し、信長は、その生涯を閉じる。
 
その頃、魚津城は総攻撃を掛けられ、ついに陥落。上杉軍にも緊張が走るが、織田軍は次々と撤退、ほどなく越後にも本能寺の変の知らせが届く。しかし、すでに光秀は備中より京にとって返した秀吉(笹野高史)に討たれていた。
 
時代の大きなうねりを感じた兼続は、越後と上杉のため、己の信じる道を進む決意を新たにする。
 
 
>> 「天地人」番組ホームページ
>> 「天地人」番組ホームページ(NHK新潟放送局)