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TBS「JIN −仁−」日洋劇場の新シリーズ、初回2時間スペシャル。個人的には、タイムスリップ物はいささか食傷気味で、しかも、身元不明の男性患者の脳のなかに胎児という場面では(きっと、最後の最後で、その意味が「なるほど!」となるのでしょうけれど、ホルマリン漬けの状態で生きている(?)胎児って、ほとんどホラーじゃないかと)、「何なんだ、このドラマ?(チッ、このドラマ、外れかも…)」な思いを抱きましたが、見終えて見れば、次回が待ち遠しいおもしろさ。あっという間の2時間でした。考えてみれば、タイムスリップ物+医療物+歴史物(2つの時代をまたぐストーリー+ヒューマン+読み解き)とは、なかなかうまい設定です。
 
ドラマオリジナルに見えましたが、現在、集英社「スーパージャンプ」連載中の同名コミックが原作。《幕末の江戸へタイムスリップしてしまった脳外科医・南方仁が、満足な医療器具も薬もない環境で人々の命を救っていき、その医術を通して坂本龍馬・勝海舟・緒方洪庵ら幕末の英雄たちと交流を深め、いつしか自らも歴史の渦の中に巻き込まれていく》というストーリーとのこと。主人公「南方仁」を演じる大沢たかおさんは、連続ドラマは8年ぶりの出演です。
 
見る前は、このキャスティングなら、主人公は、大沢たかおさんよりも内野聖陽さんでは? という気もしましたが、見てしっくりでした。綾瀬はるかさんは、今ひとつ、カツラが合っていないように思いました(映画「戦国自衛隊1549」の濃姫役は、すごく似合っていたのに)。小日向文世さんの勝海舟というのも、微妙な気が…。
 
自分の行為が歴史を変えてしまうことに…との思いに駆られながらも、目の前の命を救わずにはいられない仁。でも、初回に関しては、恭太郎にしても、タエにしても、仁が治療したことで、死ぬべきはずだった運命を変えてしまったのではなく、仁と出会ってしまったことで命を落としかねない怪我をしてしまい(タエの場合は、ひとり息子の喜市と仁との出会いを受けてですが)、仁が治療して命を救ったことが、歴史を元に戻しているようにも解釈可能に思えますが、未来との写真が変わってしまったということは、仁が歴史を変えていることの証なのでしょうか(だとすると、仁がこの時代に来ることになった理由は、何なのでしょう? 歴史が歴史自身の修復のために…という設定もあったりしますが)。
 
頭蓋骨をノミと金槌で開けたり、切れた血管を糸で縛ったり。今までは当たりのように、しかも、決して難易度の高いものではなかったことが、薬や器具がないと、これほどまでにたいへんなことかと戸惑う仁。この部分をもっと丁寧に見せてくれればと思いました。たとえば、現代では、こうするところが、仁は、このような処置をしたというのを、ドラマ的にうまく見せてくれれば、より興味深いものになったのではないかと(番組ホームページでやってもいいかもしれません。個人的には、タエの切れた血管は、つないだのか、それとも、切れたまま、それぞれを縛っただけで傷口を閉じたのか、気になっています)。
 
2時間スペシャルとはいえ、まだまだイントロダクションの域を出ませんが、この先の展開が大いに期待できる仕上がりです。
 
 
PS.
◆原千晶さんのセリフ、「夜勤」のイントネーションがおかしくなかったでしょうか?
◆麻生祐未さん演じる橘栄は、眉が薄いのが、妙に恐くて。仁を呪い殺さんばかりの気迫に、見ているこちらも後ずさり(笑)。
◆咲が、寝入ってしまった仁の手を見て、いとおしさを覚えるくだりは、今回一番好きなシーンです。
◆咲は、どうしてキットの中味だけを移し替て持っていこうとしたのでしょう? 最初は、見慣れないこのままの状態で外に目にさらしてはまずいと、直観的に考えたのかと思ったのですが、だったら、そのまま風呂敷に包めばよかったのだし…。
◆タエ役を演じた戸田菜穂さんは、必死に耐える役が似合います。
◆喜市役を演じた伊澤柾樹くんの、母を思う必死な様が、よかったと思います。
◆手術のお代は枝豆で…。仁がブラック・ジャックに見えました(笑)。
◆仁の突然の目眩の原因は、胎児のようでしたが、その意味は?
◆仁は、現代では、どういうことになっているのでしょう? 消えたら大騒ぎ。未来の隣で昏睡状態だったら、結末が見えてしまいそうですし。どんな感じで描かれるのでしょう?
◆主題歌、MISIAの「逢いたくていま」も、素敵な曲でした。
◆ビデオリサーチの調査による関東地区の第1話視聴率は「16.5%」でした。
 
 
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■第1話のあらすじ(番組ホームページより)
 
自分の手術によって婚約者・友永未来(中谷美紀)を植物状態にしてしまった東都大学付属病院の脳外科医・南方仁(大沢たかお)は、どうすることもできない現実に苛まれる日々を過ごしていた。
 
ある日、当直だった仁は、救急で運ばれてきた身元不明の男を手術する。手術は無事に終わるが、その患者が逃げ出してしまい、捕まえようとした仁は、階段から転落する。
 
ふと気がつくと、そこは林の中。歩き回っていると、ちょんまげ姿の武士が斬り合いをしている。その事態に巻き込まれ、自身も斬られそうになるが、橘恭太郎(小出恵介)らに助けられ、何とかその場を逃れる仁。しかし、仁をかばった恭太郎が、頭に大きな傷を負ってしまう。
 
仁は急遽、恭太郎の自宅で緊急手術を行なうことを決意。手術道具もままならない状況だったが、もてる医術を駆使して、瀕死の恭太郎を救い出す。そんな仁に、恭太郎の妹である橘咲(綾瀬はるか)は、次第に興味を持ち始める。
 
信じられないことに、江戸時代に「タイムスリップ」してしまったことを確信した仁。なぜ江戸時代に来てしまったのかわからないまま、どうにかして現代に戻ろうとする仁の前に、一人の男(内野聖陽)が現われる。その男は、幕末の英雄と呼ばれた、坂本龍馬だった。
 
 
>> 「JIN −仁−」番組ホームページ