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TBS「JIN −仁−」涙、涙の物語でした。山田純庵のペニシリン製造に対する情熱に、緒方洪庵の思いと命を削っての行動に、坂本竜馬の志をしたためた手紙に、そして、彼らの思いを受け止めた南方仁の新たな決意に、仁を思いやる橘咲の優しさに。
 
架空の世界の物語ながら、登場人物たちに流れる熱き心は、まるで史実の再現ドラマを見ているかのようなリアリティを感じました。脚本と演出と役者の演技が見事に昇華した結果と言ったら、ほめ過ぎでしょうか。
 
緒方洪庵に始まり、緒方洪庵で終わったかのような今回、武田鉄矢さんの存在感とその演技の圧倒されました。南方殿はこの世の奇跡。労咳(結核)で先が長くないことを悟った洪庵は、派閥争いで仁とその医術を潰してはなるものかと、残りの命を賭けて、濱口儀兵衛への支援を取り付けます。儀兵衛の言葉もよかった。ペニシリンづくりを支援したのは、仁の医術の凄さゆえではなく、洪庵の思いに応えてのことだと。
 
死を前にして、仁に問い掛ける洪庵。医の道はどこに通じるのか? 天の下、人はみな平等。医学の目指すべき地表は、そこにあると。未来は、平らな世でございますか? 先生は、未来から来たお人でしょう? 冥土の土産に教えてくださいと。
 
洪庵の問い掛けに答えた仁は、私は、決して孤独ではありませんでした、えたいの知れぬ者を支えてくれる人がいましたからと、感謝の意を告げ、洪庵の思いに応えるにはどうしたらいいかを訊ねます。よりよき未来をおつくりください、国のため、道のため。
 
差出人が「友」と書かれた竜馬からの手紙を読んで天命を感じる仁は、西洋医学と漢方をひとつにした病院をつくることを思いつきます。その名を「仁友堂」。もう迷わず、人々の命を救い、医学の進歩を押し進めようと、前に進みます。それは、医学の進歩を前倒しにすることで、未来において、恋人・友永未来の病状が改善、あるいは、治療法が確立されていることになるかもしれないという“過去からの時空を超えた治療”として。
 
この時代の日本においては、ペニシリン製造には、うってつけ。醤油づくりの職人を起用するとは、目のつけどころがナイス。残されたわずかなペニシリンを手にした山田に忍び寄る魔の手…かと思いきや、そういうわけでしたか(笑)。最後の希望も、もはやこれまでかと思いました、ホント。
 
手掛けるのは、創業1645年のヤマサ醤油。1864年には、品質に優れた醤油の証、最上醤油の称号を江戸幕府よりから拝領したそうで。社名は「醤油」でも、診断用医薬品や抗体試薬などの医薬品も手掛けているのですね。今回のこの登場、ヤマサ醤油にとっては、かなりのPR効果ではないでしょうか(スポンサーではないのですね)。
 
平成22年の十円玉は、謎のまま。平成22年の世から、仁のように誰かが来たのか、それとも…。
 
 
PS.
◆無力感にさいなまれる恭太郎。よくない出来事の前触れを思わせるその表情に、不安を感じます。
 
 
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■第7話のあらすじ(番組ホームページより)
 
佐分利祐輔(桐谷健太)が発端となって起きた西洋医学所を揺るがす騒動は、南方仁(大沢たかお)が、自ら医学所を去るという形で収まったかに見えた。だが、西洋医学所には依然として仁のことをよく思わぬ医師たちが存在し、仁の医術を支持する緒方洪庵(武田鉄矢)たちにも、その影響は及んでいた。
 
ある日、茶屋の娘・茜(橋本真実)が誤って油をかぶり、大怪我を負ったことを知った仁は、橘咲(綾瀬はるか)とともに茜の家へ急行する。「治すには皮膚移植をするしかない」と判断した仁は、必要となる大量のペニシリン生産を洪庵に依頼。快く引き受ける洪庵だったが、「その手術を自分の知人にも見せたい」と、仁に申し出る。
 
洪庵とその知人である濱口儀兵衛(石丸謙二郎)が見守るなか、茜の皮膚移植の手術が始まる。手術は順調に進み、その医術を目の当たりにした濱口も驚きを隠せなかった。同じ頃、ペニシリンを製造していた蔵が、放火と思われる出火で焼け落ちてしまう。
 
 
>> 「JIN −仁−」番組ホームページ