伊達でございます!

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のだめカンタービレ

千秋真一&R☆Sオーケストラのブラームス「交響曲第1番」

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「のだめカンタービレ」の千秋真一刊行部数累計500万部を超え、クラシック音楽ファンや演奏家にもコアなファンが多いことでも知られる二ノ宮知子の大人気コミック「のだめカンタービレ」。そのメインキャラクター、千秋真一とその仲間たちによる「R☆S(ライジングスター)オーケストラ」のCDがリリースされます。曲は、第4巻・第7巻に登場したブラームスの交響曲第1番。
 
これは、作品内で描写されている千秋真一のアプローチを、プロの演奏家(実際の演奏者名は明かさず)により再現しようという試みの企画アルバム。ボーナストラックには、第10巻の「プラティニ国際指揮者コンクール」1次予選課題曲B、ドヴォルザークの交響曲第8番より第1楽章を、課題用「間違い探しスコア版」にて再現と、作品のファンならずとも興味深い内容になっています。
 
発売は9月22日、キングレコード(商品番号:KICC-555)からですが、早くもアマゾンでは「売上ランキング5位」という人気です(予約数を公表していないので「5位」という数字の重みはわかりませんが)。
 
気になるのは、作品世界に照らし合わせて「あぁ、なるほど」と思わせるような演奏になっているか? です。実際に演奏している指揮者は誰か? も気になりますが。「誰か」を探るのはヤボですが、個人的には、のだめファンに“リアル千秋”と評される、金聖響さんが最有力ではないかと。氏は、三上博史主演のテレビドラマ「それが答えだ!」で、指揮者の演技指導と実演の指揮を担当されていましたので、企画に対する理解もあると思いますし。“覆面”指揮者と“覆面”楽団なら、契約の問題もクリアできるでしょうし。
 
同様の試みの第2弾があれば、僕は、さそうあきら「マエストロ」の天道によるベートーヴェンの交響曲第5番をリクエストしたいです。読んでいると、ここで実際に音が聴こえてきたら、と思うこともしばしばなので(その前に、連載が再開することが先ですが)。
 
 
>> 千秋真一&R☆Sオーケストラのブラームス「交響曲第1番」を聴きました!
 

千秋真一&R☆Sオーケストラのブラームス「交響曲第1番」を聴きました!

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千秋真一&R☆Sオーケストラ、ブラームス「交響曲第1番」今話題の「のだめカンタービレ」企画盤、千秋真一&R☆S(ライジングスター)オーケストラによるブラームス「交響曲第1番」を聴きました。
 
千秋真一と桃ヶ丘音楽大学の仲間たちを中心とした若手演奏家により結成された「R☆Sオーケストラ」は、第1回演奏会を開き、好評を博する。プログラムは、シューマンの「マンフレッド」序曲、モーツァルトのオーボエ協奏曲、ブラームスの交響曲第1番の3曲。今回、同オケの初レコーディングが実現に至り、曲目に、第1回演奏会のメインプログラムであるブラームスの1番を決めた。というのが当ディスク誕生のストーリー設定です。
 
実際は、プロの指揮者と演奏者からなる覆面オーケストラにより、作品内で描かれている音楽を、実際に形にしてみようという“なりきり”企画。これまでにない試みです。ブックレットによれば、オーケストラとしての平均年齢は、日本のオーケストラで最も若いとのこと。そんな若手演奏家が真剣に取り組んだ、遊び心あふれる企画盤の出来は、果たしてどの程度のものなのか? まずは、その企画性を素直に評価、賛同し、演奏も楽しめたら儲けもの、という軽い気持ちでCDを聴いてみました。
 
以下、細部を聴き込んだり、他のディスクと比較したり、というレベルではなく、通して聴いての印象としてご覧いただければ幸いです。
 
第一印象は、ひと言でいうと、線の細い演奏。弦が弱いものの(コントラバスがセンター寄りに定位しているので余計)、基本的には、テンポも解釈もオーソドックスなものです。先入観として、指揮者の自己主張に満ちた演奏をイメージしていたのですが、良くも悪くも優等生的な演奏です。

聴いて気になった(印象的だった)部分をいくつか、以下に書きます。だからどうだ、というものではなく、他のディスクに比べて目立っていたという部分です(流し聴き程度でも結構耳につく内容です)。
 
【第1楽章】 11:04〜11:09にかけてホルンが大きく鳴り響くところですが、1stホルンは弱くて音がオーケストラに埋もれているのに対して、2ndホルンは逆に音が大き過ぎ、さらに両者がパート内でブレンドされず、明瞭に分離しているため、和音のバランスが通常とは異なって聴こえます。たとえば、アラウとデイヴィス&ドレスデン・シュターツカペレによるベートーヴェン「皇帝」第1楽章で、ホルンがメロディーを奏でるおなじみの部分で、1stよりも2ndのほうが音がずっと大きいため、メロディーラインが普通と異なって聴こえますが、それと同様の感じです。
 
【第2楽章】 5:46からのヴァイオリンとホルンが一緒に奏でるメロディーライン、6:04のところでホルンが音を外しています(外しているというよりも、パーン一発で音が決まらず、パオーという感じで出だしが低く鳴っている、というほうが近いかもしれません)。メロディーラインゆえに結構目立つので、録り直し or 要編集レベルだと思います。
 
【第4楽章】 全体的に縦の線が緩めです。11:12からのファゴットは、普通は聴き流してしまうところですが、独特な音色もあり、かなり明瞭に聴き取れるため、ファゴットのラインが結構耳に残ります。16:38〜16:57のコラールでは、ヨッフム&ロンドン・フィル盤同様に、ティンパニがベースラインの音をフルに叩いています(この処理、僕はオリジナルよりも好きです)。ただ、唐突にホルンを強奏させ、なのに、音の出だしがパーンと頭から鳴らず、パオーンという感じでクレシェンド気味で入るため、粗雑な響きに感じられます。エンディングの17:38、最後のジャーンのひとつ前の音=ジャンの頭が揃っていません。こういったわかりやすい(目立ちやすい)部分は、きっちり合わせてほしいものです。
 
余白に、ドヴォルザークの交響曲8番から第1楽章を、「プラティニ国際指揮者コンクール課題曲:間違い探しスコア版」と「スプラフォン版」の2種類が収録されていますが、これは、パッと聴いたくらいではわかりませんでした。もともと聴き流し程度でわかるようなレベルではないでしょうし、曲自体、思い入れがあるわけではないので、とエクスキューズ(自分の思い入れのある曲だと、結構細かい部分まで把握しているのですが)。
 
数多の競合盤ひしめく、ブラームスの交響曲第1番の棚に置かれる演奏としては、正直、物足りない演奏です。「のだめ」に思い入れのある方はともかくとして、ブラームスの1番のファーストチョイスとしては、お勧めできる演奏とは思えません。この盤よりも、もっと廉価で優れた演奏があるという意味で。聴き比べとしての2枚目以降、または、遊び心で聴くには一興ですが。厳しい言い方かもしれませんが、CDブックではなく、単独のCDとなると、「企画盤」とはいえ、演奏そのものの評価も問われますし、商品である以上、価格の問題も付いて回ります。
 
ただ、本来は「のだめ」が好きな人に向けての企画盤ですし、ある意味、「のだめ」のサウンドトラック盤のようなものかもしれません。その意味では、聴き手の受け取り方だけでなく、販売店等の売り方によっても、評価の軸足が変わってくる商品だと思います。商品としては、ファンのツボを抑えた魅力的なパッケージですし。美しいイラストに金押しの文字、ブックレットも充実しています(実際の演奏家が、自らの写真でなく、こんなテイストのイラストをジャケットにあしらう試みが出てもいいと思います)。
 
選曲的には、ブラームスの1番よりも、指揮者の解釈の違いがわかりやすい曲、たとえば、ベートーヴェンの交響曲第5番のような曲のほうが、企画としては、よりおもしろかったのではないかと思います(ブラームスの1番というのは、作者・二ノ宮さんの希望とのことですが)。個人的には、千秋と、さそうあきらの「マエストロ」天道と、歴代の名盤との聴き比べといった感じの、虚実入り交じっての企画盤を聴いてみたいと思っています。続編を期待しています。
 
 
>> 千秋真一&R☆Sオーケストラのブラームス「交響曲第1番」がリリースに
>> ブラームスの交響曲第1番、音盤あれこれ
 
作者からのメッセージ
 

ブラームスの交響曲第1番、音盤あれこれ

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ヨハネス・ブラームス千秋真一&R☆Sオーケストラによるブラームスの交響曲第1番を聴き、久しぶりに手持ちの他の音盤(CD)を聴き直してみました。以下、簡単ではありますが、僕のお気に入りを紹介します。
 
僕の個人的な好みとはいえ、千秋盤の記事の続きとして、この曲の最初の1枚、または千秋盤をを聴いた方が、同じ曲の別の演奏を聴こうという場合にも使えるかを、多少なりとも意識しています。
 
ただ、有名曲ゆえに、相当な枚数の音盤が出ていますので、ここでは、モノーラル期の録音(ヒストリカル)やコンサートの記録的側面の強いライヴ盤は、外してあります。このあたりは、曲を気に入った人が何枚目かに聴くものだと思っているからです。
 
ちなみに、僕の好みは、明晰なサウンドで、アンサンブルが粗雑でなく、管楽器が弦に埋もれることなく、聴かせるべきところではしっかり鳴らしている、メリハリのある演奏です。ブラームスの第1番というと、重心が低くて分厚い弦楽器を中心としたバランスが好まれるかもしれませんが、この部分にはあまりこだわりがありません。
 
なお、初めて買った音盤(LP)は、カラヤン&ウィーン・フィル[デッカ]です。この曲の代表的名盤のミュンシュ&パリ管弦楽団盤は、アンサンブルの粗さが気になり、僕はあまり好きではありません。
 
 
●ヨッフム&ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団[EMI]1976年
シャキとしたシャープな演奏は悪くないのですが、音が固く痩せていて、歪み感も強いなど、録音年代に比べて音はよくないのがネックです。千秋盤を除くと、コーダのコラール部分でティンパニがベースラインの音をフルに叩いている唯一の盤ということで、参考までに。この部分、僕は楽譜通りに叩くよりも効果的だと感じています。
 
●ショルティ&シカゴ交響楽団[デッカ]1978年
縦の線をクッキリさせたアンサンブルのもと、ホルン、トロンボーン、トランペットの金管セクションとティンパニを豪快に響かせているのが、とても魅力的です。オーケストラ固有の響きなのか、何となく明るいサウンドのブラームスです。
 
●スウィトナー&シュターツカペレ・ベルリン[シャルプラッテン]1986年
旧東ドイツのオーケストラによる、深々とした規範的な演奏。燻銀のようなサウンドが魅力的です。教会での録音のせいか、いささか残響過多な響きは、好みが別れるかもしれませんが、混濁感はありません。このなかでは、当盤が僕のイチオシです。
 
●ヤルヴィ&ロンドン交響楽団[シャンドス]1987年
草書体のような、しなやかでたっぷりとした響きの弦楽器が特徴的です。金管はわりと豪快に鳴らしています。スウィトナー盤同様、教会での録音のせいか、残響の多い響きです。
 
●ノリントン&ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ[EMI]1990年
参考までに、ピリオド楽器(作曲された時代に使われていた楽器のレプリカ)オーケストラによる演奏を。響きもテンポも楽器の配置も、普段聴くオーケストラとは違っています。
 
●ベルグルンド&ヨーロッパ室内管弦楽団[オンディーヌ]2000年
弦の編成を絞った室内オーケストラによる演奏です。曲の構造が透けるようなバランスと響きが特徴的。対抗配置のため、2ndのヴァイオリンのラインが1stヴァイオリンに埋もれることなく、明瞭に聴き取れます。1stと2ndの掛け合いなども興味深く聴けます。
 
●デュオ・クロムランク[クラーヴェス]1982年
●マティース&ケーン[ナクソス]1996年
作曲者自身の編曲によるピアノ連弾版です。曲の構造が明晰に聴こえるため、原曲とはひと味違う形で曲を楽しむことができます。マティース&ケーン盤は廉価盤(1,000円以下)で音もよく、クロムランク盤は、カップリングが交響曲4番というお得感。
 
 
それなりの枚数を聴いたのですが、ふたを開けてみたら、カラヤン、バーンスタイン、ベーム、ジュリーニ、セル、ヴァントなどの名指揮者が、ウィーン・フィルやベルリン・フィルといった超一流オーケストラを起用しての録音や、自らが長年鍛え育てた手兵と録音した、定評ある名盤が1枚も入っていないのには、自分でも驚きました(そんなわけで、あまり使えない案内かもしれません)。
 
 
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千秋真一&R☆Sオケのブラームス「交響曲第1番」が売り上げ5万枚!

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千秋真一&R☆Sオーケストラ、ブラームス「交響曲第1番」東京新聞「Chunichi Web Press」10月28日付記事によると、千秋真一&R☆S(ライジングスター)オーケストラのブラームス「交響曲第1番」のCDが、売り上げ5万枚を突破だそうです。記事にもあるように、クラシックのCDにおいては、これは凄いことです。
 
100万枚のヒット曲が出るJ-POPなどと異なり、クラシックのCDは、全世界で5千枚のCDを、数年掛けて売っていく商品も少なくありません。別稿「ブラームスの交響曲第1番、音盤あれこれ」で紹介したCDには、日本国内での初回出荷が500枚というCDもあります。そんな音楽ジャンルにあっての5万枚は、破格の売り上げといえます。
 
音楽の場合は「売れたCD」=「質が高い」とは限らないものの、このセールスが、クラシックリスナーの拡大に大きく貢献しているのは、確かだと思います。クラシック音楽の聴き手のひとりとして、この企画をおもしろいと感じている聴き手のひとりとして、喜びたいと思います。
 
 
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「のだめカンタービレ」がフジテレビ“月9”枠で連続ドラマ化!

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二ノ宮知子「のだめカンタービレ」第1巻クラシック音楽ファンや演奏家にもコアなファンが多いことでも知られる二ノ宮知子の人気コミック「のだめカンタービレ」が、フジテレビ“月9”枠の秋クール(10月期=「サプリ」の次です)でドラマ化されます(実はドラマ化以前に、2007年1月からのフジテレビ「ノイタミナ」枠でのアニメ化が決まっていたそうですね)。今日から番組ホームページもオープンしています。
 
「のだめ」は、クラシック音楽の世界に生きる音大生を主人公にした青春ラブコメディーで、2001年に講談社のレディースコミック誌「KISS」で連載を開始。単行本の売上累計は1,100万部を超える人気作です(売上累計が500万部を超えたのが昨年の今頃でしたので、それから1年でプラス600万部というペースになります)。音のない漫画から音楽が聴こえて来るような描写も作品の魅力のひとつで、作品内で取り上げられた楽曲を集めたオムニバスアルバムや、作品内に登場する指揮者・千秋真一と、その仲間たちよる楽団・R☆S(ライジングスター)オーケストラの演奏を、プロの指揮者と演奏者により再現しようという企画CD(千秋真一&R☆Sオーケストラのブラームス「交響曲第1番」)まで制作されるほどの人気です。ちなみに、タイトルの「のだめ」とは主人公・野田恵(のだめぐみ)の通称で、「カンタービレ」は音楽用語で「歌うように」の意です。
 
物語の設定によれば、1981年9月10日生まれの乙女座・B型、桃ヶ丘音楽大学ピアノ科2年に在学の「のだめ」こと野田恵は、一度聴いた音楽をその通りに弾けてしまうことができる才能を持つ一方で、楽譜を読むのは大の苦手というダメダメぶり。明るく奔放な性格ながら、風呂も掃除も大嫌いという、何ともだらしのない破天荒な性格で、部屋はごみ溜め状態。そんなのだめがひと目惚れしてしまうのが、同じマンションの隣室に住み、同じ大学のピアノ科3年に在籍しながらも指揮者を目指しているエリート音大生・千秋真一(ちあきしんいち・1981年2月17日生まれ)です。金持ちの帰国子女でやたらとプライドの高い専制君主な“オレ様キャラ”ながら、妙に世話好きで面倒見のよいところがあり、のだめの天賦の才に興味を覚え、のだめと関わることになります。「のだめ」は、そんなふたりを軸に、多彩な登場人物=奇人変人たちが物語を奏でていくラブコメディーで、原作コミックは最新刊の15巻が発売中です。
 
この「のだめ」、ちょうど昨年の今頃に、TBS「金曜ドラマ」枠でドラマされるとの噂がありました。当時は、作者の二ノ宮先生自らがご自身のホームページで、ドラマ化はないと断言され、噂は鎮静化しましたが、そんな話をすっかり忘れた頃の今回のニュース。ちょっとびっくりしました。しかも、フジテレビの“月9”枠ですので。今クールの「サプリ」の出来を見ていると、ドラマ化には不安を感じますが、舞台裏では、どのような原作争奪戦が繰り広げられたのでしょう? その今回のドラマ化ですが、「のだめ」こと野田恵役に上野樹里さん、千秋真一役に玉木宏さんというキャスティング。これには、二ノ宮先生も太鼓判だったとのことですが、原作ファンには、どのように映るのでしょう?(個人的には、若かりし日の和久井映見か深津絵里と三上博史が演じたら、と思ったりもします)
 
ドラマ化に合わせて「のだめオーケストラ」が結成されるそうですが、のだめと千秋を誰が演じるか以上に、気掛かりだったりします。ひとつは、音なしに音楽を感じさせる漫画が実写化される過程で、演奏シーンだけでなく、実際の音楽が重ねられ、それが実際に鳴り響くことで、原作の世界観が変わるか変わらないという点から。もうひとつは、漫画という読み手の想像力をかき立てるスタイルから、可能性のひとつを実写というカタチにして見せることで、キャラクターたちの凄さが、陳腐さにならなければいいなと。見ていて「スゲェ」「なるほど」と感じられる描写になっているかと。
 
今回のドラマ化が、新たな“月9”伝説を生むのか、それとも原作ファンの顰蹙を買うのか、制作陣のお手並み拝見というところです。まずは、コミック原作のドラマが続くなかで、視聴率戦争の名のもと、コミックという“畑”を荒らすだけに終わらない誠実なドラマづくりを期待しています。
 
<主なキャスト>
 野田恵:上野樹里
 千秋真一:玉木宏
 峰龍太郎:瑛太
 奥山真澄:小出恵介
 三木清良:水川あさみ
 多賀谷彩子:上原美佐
 シュトレーゼマン:竹中直人
 
 
>> 「のだめカンタービレ」番組ホームページ
 
二ノ宮知子「のだめカンタービレ」
 

フジテレビ「のだめ」ドラマ化 〜「Sオケ」設立プロジェクトが進行中

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千秋真一(のだめカンタービレ)「のだめカンタービレ」のドラマ化に合わせて、劇中に登場する通称「Sオケ」を実際につくるというプロジェクトが同時展開中だそうです。ソニー・ミュージックエンタテインメント内に「のだめオーケストラ事務局」が設置され、東京都交響楽団のサポートのもと、団員募集のオーディションが進められています。オーケストラは総勢150人規模を予定しており(数だけで見たら、これって凄いですよ)、実際のドラマにも出演する50〜70人編成の「ドラマ部」と、レコーディングの参加のみの「録音部」のふたつに分かれて、ドラマづくりをサポートしていくそうです。
 
「Sオケ」が持つ《個性的な音楽性、キャラクター、そして誰よりも音楽を愛する心を有する》メンバーをオーディションで発掘し、実際に録音等の活動を行ない、クラシック音楽のすばらしさを伝えることを目的に活動をしていくそうで、CDのリリースやコンサートの企画が予定されているとのこと。となると、11月発売予定のCDは、内容によっては、昨年キングレコードがリリースした、千秋真一&R☆Sオーケストラのブラームス「交響曲第1番」と競合し、「どちらが“のだめ”の世界観にふさわしい音楽性を有するか」がファンの間で論争を呼ぶ可能性もありますね(「ブラ1」で“覆面千秋”を務めたとされる某氏は、今回のプロジェクトには関わっておられるのでしょうか?)。
 
フジテレビとソニーとがタッグを組んで勝負を掛ける「芸術の秋」は、熱くなりそうですが、くれぐれも“大人の事情”だけで“こと”が進まないように期待しています。とはいえ、クラシック音楽業界にとっては、ファン拡大に向けての福音ですね。
 
 
>> 「のだめオーケストラ」公式ホームページ
 
二ノ宮知子「のだめカンタービレ」
 

フジテレビ「のだめ」ドラマ化 〜上野樹里の野田恵は「○」か「×」か

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上野樹里(スウィングガールズ)「のだめカンタービレ」のドラマ化を耳にして、最初は「野田恵役は上野樹里?」と思いましたが、jugem de 夏炉冬扇行雲流水さんのところで「スウィングガールズ」の記者会見写真(*)の活き活きした表情を見て、「雰囲気はあるかも……」と感じました。
 
今回のキャスティング、みなさんは、いかが思われますか? 実のところは、実際のドラマを見てみないことには何ともいえませんし、ドラマは役者のかもしだす雰囲気や演技力だけでなく、脚本や演出などとあいまってのもの。とはいっても、コミック原作のドラマ化では、まずは見た目から入ってしまいますし、番組ホームページに、キャラの横に演じる役者の顔を横に並べた「キャラクター紹介」というコーナーがあったりすると、制作側が「このキャスティングはどう?」と言っているように思えて(実際は、そんな意味合いはないのでしょうけれど)、なおさら役者陣のビジュアル面に目が向いてしまいます。
 
さて、「のだめ」関連では、無料占いサイト「GoisuNet」の「のだめカンタービレキャラクターチェック」という心理テストが話題のようですが、試されてみましたか? 10の質問に答えると、「のだめカンタービレ」のキャラクターでは誰のタイプなのかを判定するというものです。僕は「千秋さま」タイプと出ました。
 
《天性の才能に、たゆまない努力と向上心を持ち合わせているあなた。ときに悩みながらも着実に前進していこうとするあなたは、『のだめカンタービレ』のキャラでいうならば【オレさま・千秋さま】がぴったりです。生まれ持った才能に、さらなる努力を重ねていけば、確実にあなたの頭上に太陽が輝く日がくるでしょう。自己中心的な面があり、クールですが、なぜか圧倒的なカリスマ的人気を得やすい魅力の持ち主です。自分の常識で理解しがたい相手を身のまわりに置いておくことで、さらなる壁をぶち破ることができるでしょう》。ううむ。嬉しいけど、全然違うなぁ(笑)。
 
PS.
(*) 出典:「スウィングガールズ」韓国公開に合わせて韓国で行なわれた記者懇談会を伝える「朝鮮日報」記事
 
 
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二ノ宮知子「のだめカンタービレ」第3巻
 

フジテレビ「のだめ」ドラマ化 〜“のだめオーケストラ”がコンサートをやります!

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のだめカンタービレ本日から放映開始となる“月9”ドラマ「のだめカンタービレ」に登場する“のだめオーケストラ”のコンサートが行なわれることが決まりました。作品内に登場する「Sオケ」が持つ《個性的な音楽性、キャラクター、そして誰よりも音楽を愛する心を有する》メンバーをオーディションで発掘し、設立された“のだめオーケストラ”が、ドラマに登場するクラシックの名曲を披露するという企画です。ドラマで野田恵を演じる上野樹里、千秋真一を演じる玉木宏らもゲストとして出演予定とのこと。チケットは10月28日(土)から発売です。
 
 
<開催>
 12月22日(金)19:00開演 東京国際フォーラムA
<料金>
 S席:5,800円/A席:4,800円
<演奏>
 梅田俊明(指揮)、のだめオーケストラ
<ゲスト>
 上野樹里、玉木宏、NAOTO(vn)、他
<プログラム(予定)>
 1.ベートーヴェン/交響曲第7番〜第1楽章
 2.ガーシュウィン/ラプソディ・イン・ブルー
 3.ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」〜第2楽章
 4.モーツァルト/2台のピアノのためのソナタ ニ長調
 5.ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」     その他
 
 
>> 「のだめカンタービレ」番組ホームページ
 
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フジテレビ「のだめカンタービレ(新番組)」第1話:変態ピアニスト VS 俺様指揮者のラプソディ

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のだめカンタービレ“月9”枠での制作であること(「結婚できない男」の後枠のほうがふさわしいと思ってました)、「サプリ」最終回の“寒い”ノリの予告編を見て、期待が不安に変わりました。で、恐る恐る見た第1話……。
 
「ロメオとジュリエット」の「モンタギュー家とキャピュレット家」(これは組曲版の場合で、第1幕第2場第13曲「騎士たちの踊り」がオリジナル)が流れるソフトバンクのCMではありませんが、予想外の出来のよさ。驚きました。感動です。“少林サッカー”テイストの一部描写は少々演出過剰な気がしますが、基本的には、原作の世界観やそれぞれのエピソードとセリフが、わりと忠実にドラマ化されていたと思います(第1話は、コミック第1巻の「Lesson 1」から「Lesson 3」に、第2巻の「Lesson 10」を加えた形ですね)。ドラマ化されたものを見ているというよりも、実写版を見ているかようでした。テンポとノリのよさは、「のだめカンタービレ」というよりも「のだめアグレッシブ」という雰囲気でしたが(笑)。
 
今宵の圧巻は、のだめと千秋のレッスンシーンでの、モーツァルト「2台のピアノのためのソナタ」。原作を見ていて、このシーンをどんなふうに見せるのかと思っていましたが、千秋のセリフひとつひとつがわかった気にさせられる「なるほど!」な見せ方でした。楽譜に忠実な演奏を求めるあまり、実は、教え方に窮屈さを感じるようになっていた江藤耕造(豊原功輔)と自分が同じことに気付くという気付き展開は、原作同様いい感じでした。もっと聴いていたくなる、ふたりのピアノの掛け合いでした。その前のベートーヴェンの「悲愴」のほうは、個性的な素晴らしさというよりも、勝手な崩し弾きに寸前のような気もして(グルードのベートーヴェンのデフォルメ?)、ドラマの世界観に照らし合わせても、果たしてのだめは凄いのか、単なる勝手なのか、微妙なところですが(笑)。
 
想像力をかき立てるコミック作品ゆえに、読み手の数だけ「のだめ」や「千秋」のイメージが存在すると思われるなかにあって、上野樹里の野田恵は、その声色とセリフの言い回しにギャップ(自分のイメージとのズレ)を感じる部分もありましたが、顔と身のこなしは、原作から飛び出てきたかのような“リアルのだめ”そのものでした。玉木宏の千秋真一は、過去の出演作(直近では同じ“月9”での「トップキャスター」)から想像すると“リアル千秋”にはそぐわないように感じていましたが、個人的には顔と表情が少し濃い気もしますが、不満を抱くことなく「千秋」を感じることができました(あの語り口には「谷原章介+三上博史」÷2な印象を受けました。目を閉じてセリフを聞いていると、何故か谷原章介の顔が浮かんできます)。
 
のだめと千秋のふたりだけでなく、他のキャラたちも、脇を固めるそれぞれの俳優陣の見事な弾けぶりもあり、コミックから抜け出てきたような存在感で、うんうんうんうんと頷いて見ていました(笑)。見事なキャスティングです。谷岡肇(西村雅彦)のおとぼけ&諭し教師ぶり(実は千秋のためだった、というオチがうまく流れていました)、江藤耕造の「ハリセン」かまし(千秋同様“俺様”タイプなのですね)、峰龍太郎(瑛太)のロック野郎ぶり(役は変わっても髪形は一緒な瑛太初のドラマオリジナルヘアでしょうか?)、三木清良(水川あさみ)の気品あるコンミス、多賀谷彩子(上原美佐)のわがままな「夜の女王」様(千秋から乗り換える“ハム野郎”早川もいい雰囲気でした)などなど。奥山真澄役の小出恵介は、「おいしいプロポーズ」の面影がないばかりか、元の顔がイメージできないほど(笑)、雰囲気が違いました。ただ、竹中直人のミルヒ・ホルスタインことフランツ・フォン・シュトレーゼマンは、あまりに“竹中臭”が強くて、ドラマとしてはおもしろく見ましたが、「のだめ」のキャスティングとしてはどうなのだろう、という気もします。冒頭のプラハのシーンできちんと外国人を配してるのですから、やはりそれに呼応するように、外国人を配してほしかったと思います。それと、飛行機事故のシーンの玩具のような飛行機とちゃちな映像。数少ない今宵の引っ掛かりです。
 
音楽の使い方も見事でした。次から次へとBGMが流れるものの、音楽の力でドラマの流れをつくるような部分はなく(たとえば、前クールの「タイヨウのうた」では、BGMに頼る演出と編集が気になりました)、基本的にはBGMに徹した使われ方ですが、名曲の素晴らしさもあってか、役者陣同様、存在感を感じさせるものでした。
 
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●第1話のあらすじ(番組ホームページより)
 
“のだめ”こと野田恵(上野樹里)は、桃ヶ丘音楽大学ピアノ科の3年生。音楽を一度聴けば弾けてしまうという天才的な一面を持ちながら、楽譜を読むことが大の苦手でもある彼女は、本能の赴くまま、作曲者の意図を無視して暴走する演奏をしてしまうこともしばしば、という一風変わった生徒だ。そんなのだめとは対照的に、エリートコースまっしぐらなのが、同じピアノ科の4年生・千秋真一(玉木宏)。音楽一家に生まれ、ピアノ、ヴァイオリンの腕前は一流でもある千秋は、実は指揮者を目指し、密かに勉強を続けていた。だが、幼いころの体験が原因で飛行機恐怖症になり、海外留学すらままならないという不遇の天才だった。
 
憧れの眼差しで千秋を見つめる女子学生たちに混じって、彼に視線を投げかける男たちがいた。ひとりは、エレクトリック・ヴァイオリンを手にした金髪の男・峰龍太郎(瑛太)。ヴァイオリン科に在籍する龍太郎は、ロックをこよなく愛する派手好きな男だった。そしてもうひとりは、管弦学科でティンパニやパーカッションを学ぶ奥山真澄(小出恵介)。アフロヘアがトレードマークの真澄は、千秋に密かな思いを寄せる乙女な心を持つ男子だ。
 
自分より遥か劣ると思っている指揮科の早川有紀夫(諏訪雅)が海外留学することを知り、むしゃくしゃしていた千秋は、熱血指導で知られるエリート専門のピアノ教師・江藤耕造(豊原功補)の叱責に逆ギレし、コンクールへの出場を取り消されてしまう。それを知って千秋に声をかけてきたのは、声楽科の女王と呼ばれ、千秋の元恋人でもある多賀谷彩子(上原美佐)だった。その夜、彩子と飲みに出かけた千秋は、酔ってさんざん愚痴った挙句、卒業したら彩子の父が経営する多賀谷楽器に入れてもらう、などと弱音を吐く。すると彩子は、負け犬は嫌い、と言い放ち、千秋を残して去っていってしまう。
 
あくる朝、千秋は、ベートーヴェンのピアノ・ソナタで目を覚ます。そこは、食べ散らかしたカップ麺や脱いだままの服、ダンボール箱が散乱するゴミだらけのマンションの一室だった。そのゴミ部屋の真ん中で、ピアノに向かうジャージ姿ののだめを見た千秋は、思わず部屋を飛び出した。するとそこは、千秋の部屋の隣室だった。部屋の前で酔いつぶれていた千秋を、のだめが自分の部屋で介抱したのだ。二日酔いのまま大学に向かった千秋は、のだめと再会した。のだめは、千秋が部屋に忘れていったベルト持っていた。千秋は、周囲の視線を気にしてのだめのことを無視すると、新たに担当教師となった谷岡肇(西村雅彦)の元へと向かった。が、そこにはまたもやのだめの姿が…。学生たちの間で落ちこぼれ専門などと呼ばれている谷岡は、のだめの担当教師でもあったのだ。谷岡は、千秋とのだめに、モーツァルトの「2台のピアノのためのソナタ」ニ長調をやってみないか、と提案した。千秋は、渋々楽譜を受け取ると、さっそくその曲をのだめと合わせた。が、楽譜を読むことが苦手なのだめは、たった2小節で間違えてしまう。千秋は、いつまでもこんなレッスンに付き合っていられないと思い、3日で仕上げる、と谷岡に告げる。
 
同じ頃、桃ヶ丘音楽大学では、各科のエリート学生で編成されたAオケが、定期演奏会に向けて練習を続けていた。Aオケのコンサートミストレスは、ウィーン国立音大への長期留学から帰国したばかりの三木清良(水川あさみ)だ。江藤や雑誌「クラッシクライフ」の記者・河野けえ子(畑野ひろ子)とともにその練習を見ていた桃ヶ丘音大理事長の桃平美奈子(秋吉久美子)は、面白みに欠ける、とこぼす。チャンスに恵まれず、埋もれてしまう才能を発掘することこそ自分たちの仕事だ、というのだ。
 
彩子が早川と親しそうにしているのを見せ付けられた千秋は、マンションに戻ってもイラついていた。気を静めるようにベランダに出た千秋は、のだめの部屋のベランダから漂う異臭とこちらにまで侵食している謎の液体に気づく。部屋を飛び出した千秋は、のだめの部屋に押しかけ、恐ろしく汚い彼女の部屋を一気に片付けると、何故か手料理までご馳走してしまう。
 
あくる日、龍太郎の父・龍見(伊武雅刀)が経営する中華料理店「裏軒」に、怪しげな外国人の姿があった。その男は、龍太郎の案内で桃ヶ丘音大を訪れると、真澄やコントラバス担当の佐久桜(サエコ)らの練習を覗き、写真を撮っていた。その男こそ、世界的な指揮者として知られるフランツ・シュトレーゼマン(竹中直人)だった。授業を終えて帰ろうとしていたのだめは、そのシュトレーゼマンに声をかけられる。ミルヒー・ホルスタインなどと名乗り、のだめを食事誘うシュトレーゼマン。のだめは、ひとりぼっちで寂しい、などというミルヒーに同情し、彼を千秋の部屋に連れて行く。食事を用意して待っていた千秋は、のだめが連れてきた老人に大いに不審を抱く。下品なエロジジイにしか見えないミルヒーからのだめを守るために、彼を追い出す千秋。その際、ミルヒーは、千秋が指揮者を目指していることを知る。
 
翌朝、千秋は、のだめの部屋から聞こえてくる「2台のピアノのためのソナタ」で目を覚ます。何度もミスするその演奏を聴いていた千秋は、のだめのことを放っておけず、彼女の部屋に向かうと自ら弾いてみせた。ふたりは、大学のレッスン室でも練習を続けた。千秋の厳しさに怯えながら、必死についていこうとするのだめ。その姿を見ていた千秋は、自分があれほど嫌っていた江藤のようなレッスンを、のだめに強いていることに気づき…。
 
次の日、千秋とのだめは、谷岡の前で「2台のピアノのためのソナタ」を披露する。「のだめ…適当に、今日は自由に弾いていいから」。そうのだめに告げた千秋は、解き放たれたように自由奔放に弾きまくる彼女のピアノに合わせた。その演奏に、小さな身震いすら感じながら…。演奏を終えたふたりに、谷岡は賛辞を贈る。実は谷岡は、壁にぶち当たっている千秋に、純粋に音楽を楽しむ気持ちを思い出せようとしていたのだ。
 
のだめとの出会いを通して、日本でもやるべきことがあることに気づいた千秋は、指揮科への転科を決意する。だが、千秋が転科届を提出しようと大学に向かうと、学内は騒然としていた。世界的な指揮者シュトレーゼマンが、講師として来日したというのだ。教員室に急いだ千秋や龍太郎は、その姿を見て愕然となった。
 
ミルヒーは、江藤たちに、Aオケ以外にもうひとつ、自分が選んだ学生たちによるオケを作りたい、と言い出し、自ら撮った写真を取り出す。そのなかには、龍太郎や真澄、桜らの写真に混じって、何故かのだめの写真もあり…。
 
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●第1話で使われた主なクラシック曲(ドラマ内登場順、2度目以降は省略)
 
ドヴォルザーク/チェコ組曲〜第2曲「ポルカ」
ドヴォルザーク/チェコ組曲〜第5曲「フリアント(フィナーレ)」
メンデルスゾーン/交響曲第4番「イタリア」〜第1楽章
ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第14番「月光」〜第3楽章
ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」〜第2楽章
シューベルト/即興曲第2番
ヴェルディ/レクィエム〜怒りの日
ガーシュウィン/ラプソディ・イン・ブルー
ベートーヴェン/交響曲第7番〜第1楽章
ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱付き」〜第1楽章
モーツァルト/2台のピアノのためのソナタ〜第1楽章
モーツァルト/歌劇「魔笛」〜夜の女王のアリア「復讐の心は地獄のように燃え」
リムスキー=コルサコフ/歌劇「皇帝サルタンの物語」〜熊蜂の飛行
ミーチャム/アメリカン・パトロール
チャイコフスキー/バレエ組曲「くるみ割り人形」〜こんぺい糖の踊り
プロコフィエフ/「ロメオとジュリエット」組曲第2番〜モンタギュー家とキャピュレット家
チャイコフスキー/弦楽セレナード〜第2楽章
チャイコフスキー/バレエ組曲「くるみ割り人形」〜花のワルツ
モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」〜ケルビーノのアリア「恋とはどんなものかしら」
 
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第1話で使われた曲で最も印象的だったのは、冒頭のプラハの回想シーンで流れたドヴォルザークのチェコ組曲です。“ひと耳”でドヴォルザークの曲だとわかる曲調ながら、初めて耳にする曲で、初めは交響曲か交響詩かと思っていました。そのプラハのくだり、千秋が敬愛する指揮者のセバスチャーノ・ヴィエラは、役者さんではなく、本物の指揮者、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者のズデニェク・マーツァルさんでした(となると、ジェイムズ・デプリーストさんもどこかで出てくるのかな? コミックのどこまで描かれるかにもよるのでしょうけれど)。とにかく、次の月曜日が待ち遠しいです。
 
 
PS.
千秋に臭さを指摘されるのだめですが、部屋があんな状態だったら、身体や服や持ち物が“ゴミの香りの置物”と化して、大学内でも臭うと思うのですが(笑)。
 
 
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上野樹里(のだめカンタービレ)
 

フジテレビ「のだめカンタービレ」第1話の視聴率

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のだめカンタービレ個人的には、テレビは“視聴率”より“視聴質”=「見た人の数」よりも「見え終えた人の満足度」だと思っていますが、現実は視聴率次第のテレビ業界。個人的には秋クール一番の注目作「のだめカンタービレ」第1話の視聴率は「18.2%」でした(“月9”前枠の「サプリ」第1話は「17.9%」でした)。
 
放映前の話題性やネット等での盛り上がりからすると、20%を超えていてもいいような気もしますが、趣味性の強い印象のある音楽系の連続ドラマ、それも世間的にはマイナーな「クラシック音楽」を題材にしたドラマとしては、善戦といえるのかもしれません。キャスティングも、演技力等、役者さんの実力面はさておき、「その人が出ているなら、とりあえず見てみよう」という引きの部分=キャスティング面での潜在動員力は、決して強いドラマではないと思いますし。
 
 
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上野樹里(のだめカンタービレ)
 

フジテレビ「のだめ」ドラマ化 〜“のだめオーケストラ”がCDをリリース!

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のだめカンタービレ「のだめオーケストラ LIVE!」「のだめカンタービレ」のテレビドラマ化に合わせて企画された“Sオケ”設立プロジェクトにより結成された“のだめオーケストラ”のCD「のだめオーケストラ LIVE!」が11月15日にリリースされます。のだめと千秋によるモーツァルト「2台のピアノのためのソナタ」を始め、ドラマ内で使われた音源を「オーケストラ編」と「器楽曲編」の2枚組にまとめたアルバムです。「のだめカンタービレ」の世界を彩る名曲の数々を、CDでじっくり聴けるという、作品ファンには嬉しい企画。オーディションにて「テクニック+ビジュアル」重視で選ばれたメンバーによる“のだめオーケストラ”が、どのような響きを聴かせてくれるのか、楽しみです。
 
 
■のだめオーケストラ LIVE!/エピックソニー/ESCL-2882〜2883(2CD)/3,675円(税込)
 
<CD1:オーケストラ編(抜粋)>
  1.ベートーヴェン/交響曲第7番〜第1楽章(のだめオーケストラ・ヴァージョン)
  2.ベートーヴェン/交響曲第7番〜第4楽章(のだめオーケストラ・ヴァージョン)
  3.ベートーヴェン/交響曲第9番〜第1楽章(ティンパニ GET OUT VERSION)
  4.ガーシュウィン/ラプソディ・イン・ブルー(ピアニカ・ヴァージョン)
  5.ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番〜第1楽章
  6.モーツァルト/オーボエ協奏曲〜第1楽章
  7.ブラームス/交響曲第1番〜第1楽章
  8.ブラームス/交響曲第1番〜第4楽章
  9.サラサーテ/カルメン幻想曲
 10.ベートーヴェン/交響曲第7番〜第4楽章(デプリースト&東京都交響楽団)
 11.ガーシュウィン/ラプソディ・イン・ブルー(エンディング・ヴァージョン)
 
<CD2:器楽曲編(抜粋)>
  1.ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」〜第2楽章(のだめヴァージョン)
  2.モーツァルト/2台のピアノのためのソナタ〜第1楽章(2小節で間違えるな!編)
  3.モーツァルト/2台のピアノのためのソナタ〜第1楽章
  4.モーツァルト/歌劇「魔笛」〜夜の女王のアリア「復讐の心は地獄のように」
  5.ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」〜第1楽章(峰&のだめヴァージョン)
  6.ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」〜第1楽章
  7.ベートーヴェン/交響曲第7番〜第1楽章(のだめピアノヴァージョン)
  8.バッハ/無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番〜サラバンド
  9.ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番〜第1楽章より(のだめ&千秋 2台のピアノヴァージョン)
 10.ショパン/練習曲(エチュード) op.10-4(のだめ魂のエチュード)
 11.ドビュッシー/喜びの島
 12.ストラヴィンスキー/「ペトルーシュカ」からの3楽章〜第1楽章「ロシアの踊り」より
 13.シューベルト/ピアノ・ソナタ第16番〜第1楽章
 14.モーツァルト/2台のピアノのためのソナタ〜第1楽章(のだめ&千秋ヴァージョン)
 
 
ブラームスの交響曲第1番は、昨年リリースされた同様企画CD「R☆Sオーケストラ」による演奏との比較ができますね。“Sオケ”と“R☆Sオケ”のCD対決です。
 
 
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のだめオーケストラ
 

フジテレビ「のだめカンタービレ」第2話:落ちこぼれ変態オケ! 波乱のスタート!?

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のだめカンタービレ前枠の「サプリ」最終回で流れた予告編を見てドラマ化の出来に不安を感じ、期待せずに第1話を見てびっくり仰天、単なるドラマ化を超えたコミック実写版ともいえる出来に感動し、大いなる期待とともに迎えた今宵の第2話ですが、正直、肩すかしな出来でした。第1話を超える、それぞれのキャラたちのパワー全開ぶりが、ドラマとしては裏目に出てしまったように感じます。今宵のくだりは、原作自体コミカルなものではありますが、脚色と演出のおふざけの度合いが少々強過ぎました。
 
第1話に比べて、“音楽を魅せる”シーンが弱かったことも、おふざけの出過ぎ感を強める結果になったと思います。千秋(玉木宏)のあじの投げ込みシーンや、のだめ(上野樹里)張り倒しシーンの多さに、龍太郎(瑛太)の雄弁さに、真澄ちゃん(小出恵介)の“千秋命”な乙女心にと、あまりにドタバタしすぎで……。原作では印象的だった、千秋と彩子のバーのシーンで、彩子の愚痴る姿に以前の自分を見て、そのうざったさに気付く千秋の“心の内なる声”がカットされていたり、コミカルな部分や笑いの要素を音楽する心の内側に引き寄せていた原作エピソードを、もっと丁寧に扱ってほしかったところです。
 
第1話は、音のないコミックから、あたかも音楽が聴こえて来るような描写が、その大きな魅力のひとつである「のだめ」のドラマ化において、それぞれのシーンで実際に音楽が響くことが、逆に原作のイメージを狭めることになるのではないかという心配を、モーツァルトの「2台のピアノのためのソナタ」のシーンが見事に吹き飛ばしてくれましたが(特にのだめのピアノを当てている人は、とても上手いですね。まるで「コミックのなかの」のだめ自身が弾いているようで)、今宵のベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第5番「春」のシーンの、龍太郎と千秋の演奏には、龍太郎とのだめの「光る青春の喜びと稲妻」な演奏ほど、ドラマとしての見応えが感じられませんでした。「のだめ」な龍太郎をフォローする千秋という第1話同様のスリリングさがほしかったところです。
 
さらに、前述の千秋の“心の内なる声”のカット同様、原作にあるふたりの演奏を評する教師たちのコメントがカットされたことで(単なる感想ではなく、第1話の谷岡の千秋への言葉と同じくらい、意味のあるセリフだと思います)、試験のくだりの“オチ”が何となくすっきりしないままに流れてしまいました。龍太郎の「千秋が指揮するオーケストラで演奏したい」というセリフは、続く「千秋“Sオケ”を指揮する」展開へと、無理に端折ってしまったかのように映ります。
 
それにも増して、ミルヒ(シュトレーゼマン)の選んだ“Sオケ”コンパのシーンは、あまりにしつこすぎます。“合コンを熟知”な最初のシーンだけで、ストーリー的には十分だったと思います。のだめにキスを迫るシーンも、原作にある、ミルヒに鉄拳を喰らわすシーンがない分、余計に「のだめ」の枠をはみ出て、すっかり“竹中調”に。竹中臭とその存在感があまりに強烈で、ここだけ別のドラマのようです。おかげで、コミックから飛び出したかのような、のだめの“マリリンメイク”の印象が薄まってしまいました(笑)。
 
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●第2話のあらすじ(番組ホームページより)
 
桃ヶ丘音大ピアノ科の“のだめ”こと野田恵(上野樹里)は、特別講師として同大に招かれた世界的な指揮者・シュトレーゼマン(竹中直人)が自ら選出した学生たちで編成される特別オーケストラのマスコットガールに選ばれる。Sオケと呼ばれるそのオーケストラには、ヴァイオリン科の龍太郎(瑛太)や管弦学科でティンパニを担当する真澄(小出恵介)、コントラバス担当の桜(サエコ)も選ばれていた。が、ウィーン留学から帰ってきた清良(水川あさみ)を始めとする成績優秀な学生たちで編成されたAオケのメンバーでもある真澄以外は、いわゆる落ちこぼればかりだった。
 
同じ頃、ピアノ科の千秋(玉木宏)は、指揮科への転科を決意していた。指揮者になることを夢見ながら、飛行機恐怖症が原因で海外留学もままならない状態だった千秋は、この機会にシュトレーゼマンの下で本格的に指揮の勉強をしようと思ったのだ。しかし、それを知ったシュトレーゼマンは、千秋のことが嫌いだから転科は認めない、と言い放つと、Sオケのメンバーを引き連れて飲み会に行ってしまう。
 
一方、Sオケの飲み会に参加しなかった龍太郎は、バンド仲間と学園祭に向けての練習をしていた。実は龍太郎は、来週、ヴァイオリンの再試験を受けることになっていた。その試験に合格しなければ留年、という状況だったが、ピアノの伴奏を頼んだ千秋にこっぴどくけなされたばかりの龍太郎は、クラシックの道を捨ててロック一本で生きていく、などとうそぶく。そんな折、偶然のだめと知り合った龍太郎は、彼女に試験の伴奏を頼んだ。さっそく、レッスン室でベートーヴェンの「ヴァイオリンソナタ第5番<春>」を合わせる龍太郎とのだめ。その演奏は、間違えたところまでピッタリ同じ、というくらい息の合ったものだった。
 
練習を終えたのだめは、龍太郎の父・龍見(伊武雅刀)が経営する中華料理店「裏軒」で食事をご馳走になる。のだめのために夕食の準備をしようとしていた千秋は、そんなのだめの姿を目撃し、気分を害していた。のだめは、千秋のために「裏軒」の料理を持ち帰る。が、そのときのだめは、彩子(上原美佐)が千秋の部屋に入っていくのを目撃し、大きなショックを受けてしまう。
 
あくる日、龍太郎は、失恋して落ち込んでいるのだめの姿を見て焦り、「オレがくっつけてやる!」と息巻いた。が、その相手が千秋だと知ると、潔くあきらめて練習しよう、などと言い出す。するとのだめは、練習をしてもどうせもうすぐ死ぬ、と言って手紙を取り出した。それは、何者かから送られてきた不幸の手紙だった。その相手は、のだめに対してたびたび幼稚ないやがらせを続けた。怒ったのだめは、龍太郎とともに犯人探しを開始。罠を張って、嫌がらせをしていたのは真澄であることを突き止める。千秋に対して憧れ以上の感情を抱きながら、遠くから見つめることしか出来ずにいた真澄は、なれなれしく千秋に近づくのだめのことが許せなかったらしい。捕まって開き直った真澄は、のだめに勝負を申し込んだ。のだめと真澄は、龍太郎の提案を受け、先に千秋とデートした方が勝ち、というルールで対決することになり…。
 
その夜、千秋は、彩子と一緒にバーで飲んでいた。が、彩子の愚痴に付き合いきれなくなり、席を立とうとする千秋。彩子は、そんな千秋に「私たち、もう一度ヨリを戻さない?」と持ちかける。しかし千秋は、負け犬は嫌いだ、と言って店を出てしまう。千秋がマンションに戻ると、のだめが待ち構えていた。千秋をデート誘おうとしていたのだ。飲み過ぎのせいで急に吐き気をもよおした千秋は、のだめの誘いに適当に相槌を打つと、部屋に駆け込んだ。
 
あくる日、真澄は、千秋とデートするために、チェコ・フィルの来日コンサートのチケットを用意していた。千秋と一度も話したことがない真澄は、自分の代わりに千秋を誘ってきてほしい、と龍太郎に頼むが断られる。そのようすを見かねた清良は、千秋に声をかけ、Aオケの練習を見に来ないか、と彼を誘い、OKの返事をもらう。真澄は、本番さながらの正装姿でAオケの練習に臨んだ。約束どおりやってきた千秋に、熱い思いを込めて演奏する真澄。しかし、その派手なパフォーマンスは講師(軽部真一)の怒りを買い、真澄は練習場から追い出されてしまう。失意の真澄の耳には、「最悪のアホだな」という千秋の言葉がいつまでもこだましていた。
 
のだめは、マンションに戻ってきた千秋に、デートのときに行くレストランの相談をする。しかし、そんな気分じゃない、と千秋に断られたのだめは、またもや激しく落ち込んでしまう。追試の練習でのだめの部屋にやってきた龍太郎は、すっかりヘコんでしまったのだめを叱咤する。その際、のだめが千秋に手料理を作ってもらったことがあると知った龍太郎は、脈はあるのだから女の武器を使え、とアドバイスした。何故か部屋に来ていた真澄にも協力してもらい、男を虜にするセクシーなメイクを施してもらうのだめ。するとそこに、騒ぎを聞きつけた千秋がやってきた。千秋は、真澄のせいで酷い顔になってしまったのだめを一蹴すると、真澄の思いも否定する。さらに千秋は、龍太郎のヴァイオリンで「ヴァイオリンソナタ第5番<春>」を華麗に弾いてみせた。屈辱を味わった龍太郎は、怒って帰ってしまう。
 
千秋は、のだめを部屋に呼ぶと、CDで「ヴァイオリンソナタ第5番<春>」を聴かせる。あくる日、のだめは、そのときに千秋が言っていた言葉をそのまま龍太郎に伝えた。独りよがり、アンサンブルがわかっていない、ピアノの音を聴いていない…と、散々なことを言われる龍太郎。しかし千秋は、龍太郎のことを下手だとは言わなかったのだという。むしろ、龍太郎のようなタイプの方が、ある日突然何かを掴んで急成長する、というのが千秋の意見だった。その言葉を聞いてやる気を取り戻した龍太郎は、のだめとともに再び練習に取り組む。“光る青春の喜びと稲妻”をイメージした<春>を弾くために…。同じ頃、千秋は、指揮科の大河内(遠藤雄弥)から、ドイツに留学した早川(諏訪雅)が、尊敬する指揮者セバスチャーノ・ヴィエラの指導を受けていることを知り、ショックを受けていた。
 
龍太郎の追試の日、千秋は、熱を出し、マンションの廊下で倒れているのだめを発見する。千秋は、とりあえずのだめを抱きかかえて学校まで連れて行くが、試験の伴奏は不可能な状態だった。すると千秋は、自分が伴奏を弾く、と龍太郎に申し出る。順番を待っている間、千秋は、努力しなくても報われるヤツはいい、などという龍太郎に、ピアノもヴァイオリンも必死に練習してきたが、指揮者になるのが夢なのだからまだ何ひとつ報われていない、と答える。そして千秋は、細かいテクニックは気にせず好きに弾いていい、と龍太郎に告げた。龍太郎は、その言葉を素直に受け取り、自分の世界に酔いしれながら演奏した。絶妙のタイミングで合わせてくる千秋の伴奏に大きな安心感を覚えながら…。廊下のソファーで寝ていたのだめは、朦朧とする意識の中でその演奏を聴いていた。それは、のだめが思い描いていた「お花畑」のイメージだった。するとそこに、真澄がやってきた。真澄は、失恋したショックで、大学を辞めて故郷の山形に帰る決心をしていた。のだめは、そんな真澄に、まだ勝負は終わっていない、と告げる。
 
試験の伴奏を終えた千秋は、のだめを背負って帰路についた。そんな千秋に、真澄は、Sオケでもう少し頑張ってみる、と告げる。龍太郎は、千秋が指揮科への転科を断られたことが不満なようだった。転科すれば千秋の卒業が延び、一緒に演奏する機会も増えるのにつまらない、というのだ。「このままだと卒業したらヨーロッパに行っちゃうだろ?」と龍太郎に言われた千秋は、飛行機恐怖症のことは言えなかった。千秋の背中でその会を聞いていたのだめは、千秋が留学してしまうことにショックを受けていた。
 
あくる朝、のだめは、千秋をシュトレーゼマンのもとに引っ張っていき、彼の転科を認めてほしい、と頼み込む。するとシュトレーゼマンは、キスしてくれるなら転科を認める、と言ってのだめに迫った。
 
同じ頃、龍太郎たちSオケの面々は、練習場にやってこないシュトレーゼマンを待ち続けイラついていた。そこに飛び込んできたのだめは、シュトレーゼマンが急病なので今日の練習は千秋が指揮をする、と皆に告げる。応接室では、シュトレーゼマンが何故か泡を吹いて倒れていた。
 
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●第2話で使われた主なクラシック曲(ドラマ内登場順、2度目以降は省略)
 
ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第14番「月光」〜第3楽章
モーツァルト/2台のピアノのためのソナタ〜第1楽章
マーラー/交響曲第8番〜第1楽章
プロコフィエフ/「ロメオとジュリエット」組曲第2番〜モンタギュー家とキャピュレット家
R.シュトラウス/交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」〜第1楽章
モーツァルト/歌劇「魔笛」〜パパゲーノのアリア「恋人か女房があれば」
ベートーヴェン/交響曲第7番〜第1楽章
クライスラー/愛の悲しみ
ミーチャム/アメリカン・パトロール
リムスキー=コルサコフ/歌劇「皇帝サルタンの物語」〜熊蜂の飛行
ドビュッシー/ふたつのアラベスク〜第1番
チャイコフスキー/弦楽セレナード〜第2楽章
ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱付き」〜第1楽章
サティ/ピカデリー
モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲第1番〜第1楽章
ドヴォルザーク/チェコ組曲〜第2曲「ポルカ」
ショパン/ワルツ第9番「別れ」
モンティ/チャルダッシュ
ガーシュウィン/ラプソディ・イン・ブルー
ヴェルディ/レクィエム〜怒りの日
モーツァルト/歌劇「ドン・ジョバンニ」〜お前が食事に招いてくれたので参上したぞ〜地獄落ち
モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」〜序曲
 
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今宵もクラシックのBGMがてんこ盛りでした。第1話に比べると、曲の使われ方に慌ただしさを感じましたが(コミカルなエピソードが多かったせいもあると思いますが)。「ティル」は、なぜかモノラルでした。2回目に使われたシーンもモノラルだったので、演出的な意図というよりも、単に使った音源がモノラルだっただけなのかもしれませんが(R.シュトラウスの自演自演盤ということではないと思いますが)、どうしてかな?
 
 
PS.
真澄ちゃんが持っていたチェコ・フィル演奏会のチケット、指揮者名がアルバート・マイナーと読めました。
 
 
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瑛太(のだめカンタービレ)
 

フジテレビ「のだめカンタービレ」第3話:弱小オケ大ピンチ!! 愛は貧乏を救えるか

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のだめカンタービレ♪♪ に参加中!
 
のだめカンタービレオンエアが見られなかったので、今日、録画で見ました。意外に視聴者を選ぶドラマになるかと思いましたが、そうでもないようで、第1話「18.2%」、第2話「16.1%」、第3話「18.4%」と、視聴率も大健闘。ドラマを見てファンになった視聴者が原作コミックをまるごと“大人買い”するケースが相次ぎ、店頭から原作コミックがごっそり消えている書店が続出だとか……。「のだめ」を取り上げているブログの勢いも凄く、放送終了直後から続々と感想がアップされ、わずか小1時間ほどで、物凄い数のトラックバックが行き交っており、その日のうちにアップされない記事は取り残されてしまうような有り様です(笑)。
 
今回は、コミック第2巻「Lesson 12」と第3巻「Lesson 15」に、第3巻「Lesson 16」の一部をまとめたエピソードでした。前半の“俺様”千秋のオーケストラ・リハーサルは、オケを思うようにコントロールできず、ニセ巨匠と思われたシュトレーゼマン(あらためてコミックを見直すと、第2巻100ページ右下のシュトレーゼマンの顔は、竹中さんの雰囲気が感じられます)の生み出す響きとのあまりの差に打ちひしがれるというくだりは、原作コミックでも読み応えのあるシーンですが、これを生身の役者が演じて、実際に音楽が付くとどんな感じになるのか、個人的には、今回のドラマ化で、注目していたシーンのひとつでした。
 
見て思ったのは、生身の役者が演じると、結構セリフがきつく聞こえることです(もちろん、演技・演出の問題もあるかもしれませんが)。たとえば、あまりのオケの酷さに「やってられない」とつぶやく千秋のセリフ。自身の音楽観に忠実ゆえに、言われた相手がどう感じるかという配慮なしに出てきた言葉=“音楽バカ”の言葉というよりも、単に性格が悪いだけのように響きます。一方、音楽(ベト7)は、いくらコメディーとはいえ、音大のオケとしてはあり得ない、あまりの下手さに鳥肌が立ちました(笑)。あれでは初心者以下です。千秋が酷さにを指摘するパートよりも、もっと酷いパートが同じ瞬間にもっと目立つ形で音が鳴っているので(たとえば、トランペット)、千秋の耳のよさの描写よりも、メンバーのダメダメさに目が向いてしまいます。Sオケのメンバーは、「実はひとりひとりが“のだめ”だった」という以降に続く展開と、流れがうまくつながらないように感じます。
 
後半の桜のエピソードは、個人的には、おもしろみを感じないエピソードです。ドラマ自体は、基本的には原作に忠実なので、ドラマにではなく、原作に対する不満になるのですが……。音大における貧富の問題が、おもしろおかしく示唆に富む形で描かれるのかと思っていたら、実は大金持ちだったというオチで。しかも、“呪いのヴァイオリン”のせいだと。かつては音大のヴァイオリン科を目指していたさだまさしが、ステージトークで「音大を目指していた子の家は、シャンデリアがある家(=金持ち)ばかりだった」と言っていましたが、音大生=お金持ちの子という、ステレオタイプなイメージを出ない“エセ貧乏エピソード”に終わっています。のだめのように、好きなことにお金を使って貧乏する話を膨らませたほうが、エピソードとしては、おもしろいものになったのではないかと思います。
 
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●第3話のあらすじ(番組ホームページより)
 
のだめ(上野樹里)は、練習のために集まっていた龍太郎(瑛太)たちSオケのメンバーに、千秋(玉木宏)が指揮者を務めると告げる。Sオケは、桃ヶ丘音大に招かれた世界的指揮者、ミルヒーことシュトレーゼマン(竹中直人)が、落ちこぼれ学生ばかりを集めて編成したオーケストラだ。だが、シュトレーゼマンにキスを迫られたのだめが、彼を殴って気絶させてしまったのだ。そもそもその原因は、のだめがキスをしてくれたら千秋が指揮科に転科することを認める、などとシュトレーゼマンが言い出したせいだった。
 
千秋は、困惑しながらも、オーケストラの指揮が出来るこのチャンスに胸の高鳴りを覚えていた。シュトレーゼマンがSオケのために用意した曲は、ベートーヴェンの「交響曲第7番」。この曲は、千秋が心の師と仰ぐ指揮者・ヴィエラの影響で、勉強したばかりの曲でもあった。指揮台に上がった千秋は、さっそくSオケの練習を始めた。しかし、その演奏はあまりにもお粗末なものだった。コンマスの龍太郎は間違いだらけ、クラリネットの玉木(近藤公園)はリードが悪いせいか変な音を出し、ホルンの金井(小嶌天天)は途中で情けなく途切れ…と、それぞれがひどい演奏を続けた。おまけに、千秋の高圧的な態度が気にくわないオーボエ奏者の橋本(坂本真)は、玉木と組んでパートを入れ替えて演奏するという嫌がらせまで仕掛ける。すぐにそれに気づき、指揮を止めてしまう千秋。
 
すると、いつの間にか目を覚ましていたシュトレーゼマンが、千秋を押しのけて指揮台に上がった。シュトレーゼマンは、「君は大事なことに気づいていない」と千秋に告げると、メンバーの体調や楽器の調子などを気遣った。そして、シュトレーゼマンがタクトを振り始めると、千秋とのときとはまったく違い、オケの音が鳴り出した。シュトレーゼマンの力量を目の当たりにした千秋は、改めて指揮科への転科を申し出た。するとシュトレーゼマンは、転科をしなくても弟子にする、と千秋に告げると、ピアノの練習は続けるよう指示する。
 
あくる日、シュトレーゼマンは、2週間後に迫った定期公演にSオケも出演させる、とメンバーに告げる。さらに彼は、正式に千秋をSオケの副指揮者に任命し、練習を千秋に任せてキャバクラに遊びに行ってしまう。千秋は、シュトレーゼマンの真意が掴めずに戸惑いながらも、とりあえず練習を開始した。するとそこに、コントラバスの桜(サエコ)が遅刻してやってくる。実は桜は、父親の会社が傾いたせいでアルバイトに追われ、練習もままならない状態だった。この日も、電車賃がないために自宅から大学まで、10kmの道のりを歩いてきたのだという。千秋は、怒鳴りつけたい気持ちを抑えながら、パートごとに細かい指示を続けた。中でも、桜の練習不足は誰の目にも明らかだった。同じコントラバスの岩井(山中崇)は、君ひとりのせいでコントラバス全体が迷惑する、と桜のことを厳しく非難した。
 
一方、彩子(上原美佐)は、千秋がシュトレーゼマンの弟子になったことを友人から教えられる。偶然その会話を耳にした江藤(豊原功補)は、シュトレーゼマンがどういう目的で学生だけにオケを任せているのか疑問に思っていた。
 
のだめは、練習を終えた千秋に、レモン丸ごとの蜂蜜漬けを差し入れると、さりげなく「好きです」と告白する。そんなのだめに噛み付く真澄。するとそこに、萌(松岡璃奈子)と薫(松岡恵望子)の鈴木姉妹や、由紀(深田あき)、金井らSオケのメンバーが次々と押し寄せ、千秋を質問攻めにする。千秋に反発していた橋本や玉木もその輪に加わっていた。Sオケメンバーに千秋をとられたため、ひとりで帰るはめになったのだめは、道端で泣いている桜を見つける。のだめは、そんな彼女をとりあえず自分の部屋に連れて行くが、部屋には食べるものが何もなかった。
 
のだめたちは、帰宅したばかりの千秋の元に向かい、食事を用意してもらう。そこで桜は、アルバイトのせいで練習が出来ない苦しさを泣きながら訴えた。すると千秋は、学費のために練習する暇がないなら大学を辞めたらどうか、と言い放つ。「いまここで泣いてる暇があったら練習しよう、って思わないヤツはダメなんじゃないの、すでに」。そんな千秋の言葉にショックを受けた桜は、肩を落として部屋を出て行ってしまう。
 
あくる日、龍太郎は、真澄とともにAオケの練習を見に行った。Aオケは、シュトレーゼマン不在をコンミスの清良(水川あさみ)がカバーし、彼女がメンバーに細かい指示をしていた。その姿を見た龍太郎は、動揺を隠せなかった。その日、桜は、とうとうSオケの練習にこなかった。それを知ったのだめは、千秋のことを激しく責めた。皆から頼りにされていないことに悩んでいた龍太郎も、「お前みたいな人間にはわかんないんだよ!」と千秋を非難した。帰り道、弁当店に立ち寄ったのだめは、店の隅で賞味期限切れの弁当を貪っている桜に出会う。桜は、この店でアルバイトをしているのだという。桜と一緒に公園に行ったのだめは、練習を休んだ理由を彼女に尋ねた。桜は、千秋の言葉が正しいことは自分でもわかっている、と答えると、貧乏が悪いのではなく時間がないことを言い訳にしている自分が悪い、と続けた。「Sオケには私がいない方がいいと思う」。桜は、そう言い残してその場からに立ち去り…。
 
同じ頃、千秋は、キャバクラのチラシを頼りに、シュトレーゼマンの元に向かっていた。シュトレーゼマンは、女の子たちに囲まれてご機嫌だった。が、千秋の姿を見た女の子たちは、シュトレーゼマンのことを放って千秋に群がってしまう。その光景を見つめながら、シュトレーゼマンは怒りに震えていた。
 
千秋がマンションに戻ってくると、のだめが訪ねてきた。ガスを止められて風呂に入れないのだという。おまけに、シャンプーもないらしい。そんなのだめを冷たく追い返す千秋。するとのだめは、ドアの外で、貧乏を知らない千秋に本当の音楽がわかるのか、などと言い出す。
千秋は、のだめに風呂を貸した。その間、千秋はガスを止められたのだめやアルバイトしないと大学に通えない桜のことを思い出し、悲しい気分を味わっていた。
 
あくる日、千秋とのだめ、そして途中から合流した龍太郎と真澄の4人は、桜の実家に向かった。が、その家を見た4人は自分の目を疑った。桜の実家は、想像とは正反対の大豪邸だったのだ。4人を出迎えたのは、桜の父・日出美(升毅)だった。日出美は、輸入家具の会社を経営していたが、不況のために会社が傾いてしまったらしい。龍太郎がコンマスだと知った日出美は、是非見てもらいたいものがある、といって、4人を怪しげな隠し部屋に案内した。そこには、数千万円は下らないヴァイオリンの名器がいくつも飾られていた。命より大事なコレクションなのだという。それを見た千秋たちは、このコレクションを処分して、音楽を学びたいという桜を支えるべきではないのか、と日出美に告げた。しかし日出美は、地味で音程も不安定なコントラバスは嫌いだ、などと反発した。日出美も、本当は桜がここにあるヴァイオリンを弾いてくれるのを楽しみにしていたのだという。そこに飛び込んできた桜は、プロのコントラバス奏者になりたいという夢を持っていることを日出美に告げ、音楽を続けさせてほしいと頭を下げた。
 
数日後、桜は、千秋たちへのお礼だといって豪華なお弁当を持ってくる。日出美がヴァイオリンを売った金で、生活が元に戻ったのだという。おまけに、コレクションの中にあった呪いのヴァイオリンを処分したおかげで、日出美も正気を取り戻し、会社まで立ち直ったらしい。放課後、千秋たちが練習場に向かうと、すでに桜がひとりで練習していた。個人練習を積んだらしく、その演奏は以前とは比べものにならないほど上達していた。岩井は、そんな桜に、休んでいる間のボウイングの変更を教えた。
 
千秋たちが練習を始めようとすると、そこにシュトレーゼマンが現れた。スコアとタクトを渡そうとする千秋の手を払うと、いきなりSオケ脱退を宣言するシュトレーゼマン。どうやら彼は、キャバクラでの一件で、千秋のことを恨んでいるらしい。シュトレーゼマンは、Aオケを率いて、来週の定期公演で千秋のSオケと勝負する、と皆に告げた。Aオケとの力の差を知る千秋は、Sオケを解散させようと言い出す。すると、桜や真澄、鈴木姉妹らは、Sオケを続けたい、と主張した。それを受けて、龍太郎は、シュトレーゼマンとAオケを倒そう、と怪気炎を上げる。その盛り上がりの中で、千秋だけが困惑を隠せず…。
 
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●第3話で使われた主なクラシック曲(ドラマ内登場順、2度目以降は省略)
 
ガーシュウィン/ラプソディ・イン・ブルー
ベートーヴェン/交響曲第7番〜第1楽章
モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」〜序曲
チャイコフスキー/バレエ組曲「くるみ割り人形」〜こんぺい糖の踊り
クライスラー/愛の悲しみ
モーツァルト/歌劇「魔笛」〜パパゲーノのアリア「恋人か女房があれば」
ヘンデル/ハープ協奏曲 op.4-6〜第1楽章
ミーチャム/アメリカン・パトロール
プロコフィエフ/「ロメオとジュリエット」組曲第2番〜モンタギュー家とキャピュレット家
モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲第1番〜第1楽章
チャイコフスキー/弦楽セレナード〜第2楽章
ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」〜第4楽章
リムスキー=コルサコフ/歌劇「皇帝サルタンの物語」〜熊蜂の飛行
メンデルスゾーン/交響曲第4番「イタリア」〜第1楽章
 
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クラシック曲の使用は今回も同様でしたが、少々マンネリというか、使用楽曲が固定化=使いまわしが目立ってきました。一部の曲を除き、耳になじみのいい名曲のオンパレードゆえに、第1話・第2話で感じた、斬新さ・新鮮さが失せてきました(このドラマで初めてこれらの曲を耳にした方は、そうは感じないのかもしれませんが)。「オリジナル・サウンドトラックの代わりにクラシックを使っているだけ」という感じで、使い方もパターン化してきました。個人的には、毎回、新たな選曲で、「これでもか、これでもか」な感じの名曲オンパレード=「ベストクラシック○○」状態の展開を期待していたのですが……。
 
 
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玉木宏(のだめカンタービレ)
 

フジテレビ「のだめカンタービレ」第4話:キス成るか!? 感動の定期演奏会バトル!!

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のだめカンタービレいやぁ、今回は凄かった。圧巻。やり過ぎというか、あり得ないというか、これではいくらなんでもという無理を感じる部分もありましたが、それを音楽と映像と演技の勢いで押し切ってしまうところが天晴れ、お見事でした。アニメ「プリごろ太 宇宙の友情大冒険」にしても、ここまでやるとは思いませんでした。ブラボーです。
 
第4話は、原作コミックの第3巻「Lesson 16」「Lesson 17」「Lesson 18」に掛けてのSオケの定期演奏会のくだりをメインに、第2巻「Lesson 9」の「こたつ」のエピソードが箸休め的に挿入されていました。「こたつ」のエピソードは、原作ではシュトレーゼマンがやってくる前の出来事で、もともとは龍太郎が年越しチャーハンを持って千秋のところを訪ねてくる学校が休みの間の年末年始話なのですが、これを定期演奏会を翌週に控えた週末に持ってくるのは、構成的に少々引っ掛かりを感じますが(それまでに散々時間がないと言っているのですから)、悩める千秋をコンマスの使命感に燃える龍太郎がアシストに来るという脚色もあって、エピソード自体は、無理なく描かれていたと思います。「こんなにのんきで攻撃性のない平和の象徴のような物体」。人の心を堕落させる物、汝の名は「こたつ」なり。初めて体験するこたつのぬくぬく感に、自分に厳しい千秋が、演奏会まで時間がないなか、自堕落な生活に陥ってしまうのは、なかなかの見物でした(笑)。あのこたつカバーのデザインもいい感じです(商品化を希望!)。
 
Sオケ対Aオケの定期演奏会、プログラムは、ポスターを見ると、Aオケがベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付き」から第1楽章・第2楽章のみと中途半端なのに対して、Sオケがベートーヴェンの交響曲第7番全曲と、前座のほうに存在感を感じさせます。ポスターのシュトレーゼマンは、何だか「キリストの受難」という雰囲気。原作では、Sオケは、シュトレーゼマンの意向で、曲が交響曲第7番から交響曲第3番「英雄」に変わるのですが、ドラマでは第7番のまま。原作には、シュトレーゼマンのオケの掌握術を目の当たりにして丸くなり“敷居が低くなった”千秋が一転、暴君のように豹変した様を、交響曲第3番と皇帝に即位したナポレオンの圧政に掛けた皮肉の利いたセリフがあるのですが、曲が曲ですので、残念ながらカットでした。「あいつらみんな“のだめ”だ」とつぶやくくだり(シュトレーゼマンの目の確かさに気付くくだりでもあります)と呼応しているかのように思えて、個人的には結構好きなくだりだったのですが……。
 
また、原作では、千秋は本番ではSオケシャツは着ないのですが(ワイシャツ、ノーネクタイ=千秋としては初めてで精一杯の崩し着=逆に色気を感じさせる)、ドラマでは自ら着ていました)本来のステージ着の下に着込んでいたということは、迷いがあったのかもしれませんが)。これは、好みが分かれるところかもしれませんが、ドラマとして着ていて正解だったと思います。
 
本番のステージは、吹奏楽少年ならご存じ(?)(今は無き「バンドピープル」誌が提唱していた「吹奏族」なんてのがありましたっけ)、あの「スペクトラム」のステージアクションをオーケストラでやったら……という感じのもので、お見事&大爆笑でした(途中でクラリネットが音を外して「ピュー」という音が割って入ったのは、一瞬興ざめでしたが)。さすがに、休符がないところでチェロやコントラバスをくるりと1回転させるのには無理を感じますが(本当にやったら音が途切れる)、ヴァイオリンを高く掲げたり、管楽器をベルアップさせたり、リズムに合わせて楽器を振り振り(歩かないマーチングバンド状態)するのと同様、オケの一体感とノリノリな勢いを見せるには、上手い見せ方だったと思います。こんな演奏会に出合えた聴衆は、まったく幸せ者。そんな感じの演奏会でした。これで、千秋の指揮姿にもう少しキレと華があれば、言うことなしなのですが(笑)。「のだめ」をきっかけに、ベートーヴェンの交響曲第7番のブームが来るか? なシーンでした。元々は腕とセンスのよさを持っているメンバーばかりなのかもしれませんが、ひとりひとりが自らの気付きと互いに触発されて、素晴らしいサウンドを生み出す展開は、ストーリー的にも見ていて清々しく気持ちのよいものです。
 
ただ、本番目前のSオケですが、前話のあまりの目茶苦茶ぶり(いくらコメディーとはいえ、マジメにやってあの状態だったら音大生失格)に比べたら、千秋が指摘するような酷さを感じませんでした(第7番第1楽章の練習中のサウンドトラックは、本番と同じサウンドトラックのように聞こえたのですが)。逆に、本番でのチューニングは、酷過ぎ。素人耳にも全然合っていません(苦笑)。前話の目茶苦茶状態のSオケのシーンでの音源を使い回しだったのでしょうか?
 
それにしても、ラストシーンでののだめは、千載一遇のチャンスなのに、なんで唇にブチューとしなかったのでしょう? もったいない(笑)。
 
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●第4話のあらすじ(番組ホームページより)
 
のだめ(上野樹里)は、千秋(玉木宏)がSオケの副指揮者から正指揮者になったことを喜び、お祝いの準備をする。Sオケは、世界的な指揮者・シュトレーゼマン(竹中直人)が、龍太郎(瑛太)や真澄(小出恵介)、桜(サエコ)ら自ら選んだ学生たちで編成したオーケストラだった。しかし、行きつけのキャバクラで千秋が店の女の子たちにちやほやされたことに腹を立てたシュトレーゼマンは、Sオケを脱退すると宣言し、清良(水川あさみ)を始めとする優秀な学生たちで編成されたAオケを率いて定期演奏会で千秋と勝負する、と言い出したのだ。千秋は、SオケとAオケでは勝負にならないことを自覚しながらも、何とかこのチャンスを生かそうと決意していた。
 
あくる日、千秋は、さっそくSオケの練習に臨む。龍太郎たちは、おそろいで作った「SオケTシャツ」を着用し、やる気満々。だが、いざ練習を始めると、龍太郎率いるヴァイオリンチームがいきなりジミヘンばりのアクションを披露し、千秋の怒りを買ってしまう。龍太郎たちは、普通に弾くだけではつまらない、と皆でアクションをつける練習をしていたらしい。千秋は、そんな龍太郎たちを怒鳴りつけると、週明けまでに譜面通り出来るよう練習してこい、と皆に告げる。
 
Sオケの一件は、講師たちの間でも話題になっていた。江藤(豊原功補)は、シュトレーゼマンが辞めたのだからSオケは解散させるべきだ、と提案した。すると谷岡(西村雅彦)は、千秋の指揮を見てみたい、と言い出す。その結果、講師陣は、AオケにSオケを倒してもらってから解散させる、ということにする。

 一方、のだめは、千秋のために鍋料理の用意をし、彼の部屋にこたつを持ち込む。生まれて初めてこたつを体験した千秋は、その魅力に抗えず、スコアのチェックもせずについ眠りこんでしまう。さらにその翌日には、千秋を訪ねてやってきた龍太郎と真澄も加わり、千秋の部屋は完全に宴会場と化していた。
 
そんな折、構内に定期演奏会のポスターが貼られる。そこには、シュトレーゼマンの写真と一緒に、千秋の写真もそえられていた。危機感を感じ、いままで以上に厳しい姿勢で練習に臨む千秋。そのしごきぶりにプライドを傷つけられたSオケのメンバーたちは、千秋に対する不満を募らせていた。千秋がオケに嫌われていると知った大河内(遠藤雄弥)だけは、大喜びだった。
 
龍太郎は、コンマスとして自分は何をすべきか思い悩んでいた。それを知ったAオケのコンミス・清良は、指揮者が辛いときに手を差し伸べるのもコンマスの仕事だと思う、と龍太郎に助言する。龍太郎は、Sオケのメンバーを集め、千秋が表現したい音楽に少しでも近づくよう練習しよう、と皆に呼びかけた。
 
千秋のことを心配したのだめは、差し入れのおにぎりと1本のビデオを持って彼の部屋を訪ねた。そのビデオは、のだめが愛してやまないアニメ「プリごろ太」の「宇宙の友情大冒険編」だった。千秋とSオケの関係を、アニメの主人公・ごろ太といじめっ子のカズオくんの話に例えたかったらしい。
 
あくる日、千秋は、残っていたおにぎりをひとつ頬張り、練習に臨んだ。練習の成果を発揮し、譜面通りちゃんと演奏するSオケの面々。しかし、皆、必死に譜面を追い、誰ひとり千秋の指揮を見てはいなかった。微妙な音のずれを感じながら、ひとり取り残されたような気分を味わった千秋は、意識を失いかけ、崩れそうになった。そのとき、千秋の手をしっかりと握って彼を支えたのは龍太郎だった。
 
部屋に戻った千秋は、シャワーを浴びながら、今日の出来事について考えていた。と、そのとき、部屋からピアノの音が聞こえてきた。のだめが、Sオケの練習を見ているうちに覚えたベートーヴェンの「交響曲第7番」を弾いていたのだ。その演奏は勝手にアレンジされたものだったが、純粋で自由奔放な個性が見事に表現されたものだった。千秋は、そんなのだめのピアノを聴きながら、シュトレーゼマンがどういう意図でSオケメンバーを選び、表題のない交響曲を選んだのかに気づく。龍太郎たちSオケのメンバーは、皆、のだめと同じだったのだ。
 
公演前日、千秋は、いままでの指示を全部変える、とSオケの面々に告げる。さらに、音以外で曲を表現すること…龍太郎たちが以前やっていたジミヘン弾きのように、Sオケの個性や躍動感を表現出来るよう考えてきたからやってみよう、と伝えた。
 
公演当日、桃ヶ丘音大の大ホールには、大勢の観客が詰めかけた。それを見て、緊張するSオケの面々。皆、泊りがけの練習のせいで家に帰れなかったため、SオケTシャツのままだった。千秋は、そんな龍太郎たちに、Sオケの初舞台を楽しもう、と告げ、ジャケットとYシャツを脱いだ。Yシャツの下に着ていたのは「SオケTシャツ<千秋用>」だった。
 
千秋の指揮でSオケのベートーヴェン「交響曲第7番」が始まった。伸びやかでダイナミックな演奏は、一瞬にして観客の心を捉えていた。観客席で見ていた講師陣も、落ちこぼれの集まりだと思っていたSオケの演奏に驚いていた。演奏の途中、龍太郎たちは、しきりに千秋にウインクしてアピールした。皆、あのアクションをやりたがっているのだ。タイミングを計ってゴーサインを出す千秋。そのパフォーマンスは、観客にも大うけだった。千秋は、これで正当な評価はされなくなったことを自覚しながらも、心から演奏を楽しんでいた。客席で見ていたのだめは、その演奏に感動し、涙を堪えきれなかった。
 
演奏が終わり、シュトレーゼマンが「ブラボー!」と叫ぶと、客席からも大きな拍手と歓声が沸きあがった。そこには、笑いも混じっていたが…。千秋の指揮者ぶりを見て「カッコつけやがって!」と憤慨しながらロビーに出た大河内は、シュトレーゼマンに呼び止められ、いきなりこの後Aオケを指揮するよう命じられる。その結果は、言うまでもなく散々なものだった。
 
演奏会の後、裏軒に立ち寄った谷岡たち講師陣は、Sオケの存続を決定する。それを聞いた龍見(伊武雅刀)は、大喜びして新メニュー「Sオケ存続定食」を発表した。
 
千秋を探していたのだめは、キャンパスにあるベンチで眠ってしまっている千秋を発見する。そっと千秋に近づき、彼にキスをするのだめ。寝たふりをしていた千秋は、興奮して走り去るのだめに、「これはお礼だからな」と心の中でつぶやき…。
 
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●第4話で使われた主なクラシック曲(ドラマ内登場順、2度目以降は省略)
 
プロコフィエフ/「ロメオとジュリエット」組曲第2番〜モンタギュー家とキャピュレット家
ベートーヴェン/交響曲第7番〜第1楽章
ミーチャム/アメリカン・パトロール
ビゼー/「アルルの女」第2組曲〜メヌエット
ドヴォルザーク/交響曲第9番「新世界より」〜第2楽章
モーツァルト/ピアノ・ソナタ第15番〜第1楽章
モーツァルト/「ああ、ママに言うわ」による12の変奏曲(きらきら星変奏曲)
クライスラー/美しきロスマリン
ハチャトゥリャン/バレエ組曲「ガイーヌ」〜剣の舞
ベートーヴェン/交響曲第7番〜第4楽章
ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱付き」〜第1楽章
チャイコフスキー/バレエ組曲「くるみ割り人形」〜こんぺい糖の踊り
ビゼー/「アルルの女」第2組曲〜ファランドール
ジョリヴェ/打楽器とオーケストラのための協奏曲〜第4楽章
モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲第1番〜第1楽章
サン=サーンス/組曲「動物の謝肉祭」〜水族館
ベートーヴェン/交響曲第7番(ピアノ編曲版)〜第1楽章
ガーシュウィン/ラプソディ・イン・ブルー
モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」〜序曲
 
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今回はドラマ内初登場の曲がいくつかありました。モーツァルトの15番は、どなたが弾いておられたのでしょう? 左手の節回しがキレよく心地よく、素敵な演奏でした。交響曲第7番のピアノ編曲版も、のだめのキャラに見合った編曲と演奏だったと思います。「剣の舞」もテンポとパート間のバランスがちょうどよい感じの、聴かせる演奏でした。あのシーンに「水族館」を当てたのは、意表を突いた感じに思えましたが、映像にしっかりマッチしていました。
 
こんなふうに曲名を書き出す場合、表記をどうするか、気になります。今回でいえば「新世界より」と「新世界から」は、どっちがいいかと。曲が特定できれはいいだけのことなので、瑣末なこととは思いながらも。ちなみに、Googleで「ドヴォルザーク」とのアンド検索すると、「新世界より」が120,000件、「新世界から」が約14,700件と出ました。だからどうしたというオチのない話ですみませんが……。
 
 
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玉木宏(のだめカンタービレ)
 

フジテレビ「のだめカンタービレ」第5話:さよなら巨匠! 恋の学園祭オケ対決!!

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のだめカンタービレいやぁ、前回にも増してよかったです! 特に、原作を読んで一番演奏を聴いてみたいと思っていた、ピアニカ版の「ラプソディ・イン・ブルー」が聴けて大満足です(千秋が言うように、アレンジもよかった)。マングースの着ぐるみののだめと、紋付袴でのSオケのパフォーマンスなどの映像化もよかったし(さすがに2度目の楽器“フリフリ”と“くるり”は、インパクトが落ちましたが)、楽譜に忠実主義の千秋が、出し物が仮装オケということで、少々バカにしていたSオケを見て、“魅せる”ことに気付く内面描写もよかったです(原作にもありませんが、Sオケの残りのプログラムは、何だったのでしょうね?)。
 
ラフマニノフの2番のくだりは、千秋もさることながら、竹中直人さんのシュトレーゼマンが魅せました。あの過剰メイクは、今も違和感が拭えませんが、竹中さんの演技は、鬼気せまるものがあります。圧巻です。「さあ、楽しい音楽の時間デス」のセリフも、いい感じで決まっていました。終演後の楽屋での千秋とのやり取りもよかったですし。メイクはさておき、配役的には竹中さんでよかったのかもしれない……、そう感じ始めました。玉木宏さんの千秋も、最初は違和感がありましたが(“俺様キャラ”が似合うようには思えませんでした)、前話のエンディング、ベンチに横たわるくだりでの、原作から抜け出てきたような絵になるカットを見て以来、好感度アップです(指揮よりもピアノのほうが合っている気がします)。
 
さて、今宵の第5話は、原作コミックの第4巻「Lesson 19」「Lesson 20」の、シュトレーゼマンの強制送還と理事長・美奈子との再会のくだりと、第5巻「Lesson 24」「Lesson 25」「Lesson 26」の学園祭のくだりに、「Lesson 27」の頭5ページの、シュトレーゼマンがのだめに懐中時計を託すところ(原作では夢の中での出来事であったかのように描かれています)をまとめて1話にするという駆け足な展開ながらも、主要なセリフは原作そのままという原作に忠実なドラマづくりは、これまで通りでした(細かく見れば「ずいぶんかわったショパン」→「ちょっとかわったガーシュウィン」など、巧妙な差し替えが多々ありましたが)。
 
残念ながら、清良と千秋が出会うくだりが印象的な、そして、後の「R☆S」オケのメンバーたちとも出会うことになる、第4巻「Lesson 22」「Lesson 23」にかけての、長野での夏の音楽祭と公開セミナー(エリーゼが日本でもきちんと稼げとばかりに入れた仕事)のエピソードは、カットのようです。また、マネージャー・エリーゼのシュトレーゼマン強制送還のくだりも、さすにヘリコプターでの登場ではありませんでした(原作の結構忠実なドラマ化ゆえに、ここも実写化してくれると期待していたのですが)。そうそう、シュトレーゼマンが肌身離さずに持っていたという理事長・美奈子の若かりし日を演じていたルックスが仙道敦子系の役者さんは、誰だったのでしょう? 個人的にはタイプです(笑)。
 
冒頭の、のだめの傘がボロボロなくだりは、原作では「ずっとベランダにおいてあったので劣化した」との脚注付きですが、ドラマではわかりにくいですね。意味があるシーンではないので、特に問題はありませんが。のだめが千秋のパソコンに仕込んだのは、原作ではのだめ自作の「みそ字」フォントなのですが、これを実写でやっても手間なわりにテレビ画面映えが薄いのでしょう、“のだめが一杯”な壁紙もどきでしたが、原作とは笑いのテイストが違うため、笑いが浮いていました。同様に、松ちゃん(松本人志)の“略奪愛”のくだりも笑えませんでした。あってもなくても変わらないシーンでしたし。でも、千秋がマフラーでのだめの首を締めるシーンは、ちょっとやり過ぎに感じました。原作ではマウスケーブルで首を締めているのですが、実写で見ると、過激なボケと突っ込みというテイストを超えて、虐待(あるいはDV)のように見えてきます。
 
今回は、大河内くんが大活躍でした。原作では、大河内の「指揮をやってもいい」と登場するくだりは、オケのメンバーに「千秋の仮装をしているのか?」と突っ込まれる、ちょっと微笑ましいシーンになっているのですが、ここは活かされてもよかったように思います。一方、佐久間役のミッチー(及川光博)は、ちょっと違うかなという感じです。原作を読んでいなければ、ミッチーのナルシストなキャラは、それなりにおもしろいと思いますが、原作を読んでいる目には、もっと実直で朴訥とした感じで誠実さ溢れて、自分の芸術的審美眼の世界にひとり浸りきるような感じないと。「じゃあ、それって誰だよ!」と突っ込まれても、急には思い浮かびませんが、要は、ミッチーだと佐久間としてはいい男過ぎてしまい、千秋とキャラが被る印象があるのです。
 
千秋のラフマニノフは、予想外にテンポが速かったです。特に冒頭の和音。もっとテンポを落として、打鍵を深く強く、鋼鉄のタッチのような響きを想像していたのですが。Aオケの演奏は、ちょっと一本調子な感じがしました。シュトレーゼマンが千秋に指摘してきた、第1楽章の見せ場のくだりは、ピアノとオケとティンパニが微妙なズレがあって、気持ち悪かったし。でも、第3楽章はよかった。千秋の「曲が終わるのが惜しい」という気持ちにマッチしていたエンディングだったと思います。
 
次回は、千秋のピアノに衝撃を受けて、のだめもやっとピアノ全開! となるようですね。
 
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●第5話のあらすじ(番組ホームページより)
 
 千秋(玉木宏)の指揮者デビューとなったSオケの初舞台から1週間が経った。のだめ(上野樹里)は、相変わらず千秋に付きまとい、彼の部屋に入り浸っては勝手気ままな生活を送っていた。
 
同じ頃、桃ヶ丘音楽大学では、まもなく開かれる学園祭の準備が進められていた。定期演奏会の成功に気を良くしたSオケのコンマス・龍太郎(瑛太)は、Sオケのメンバーに呼びかけ、学園祭で仮装オーケストラをやろう、と提案する。そのアイデアに即座に賛成したのはのだめと真澄(小出恵介)だ。のだめは着ぐるみ、真澄はドレスが着たい、と大はしゃぎだった。
 
ある夜、千秋は、来日中のシュトレーゼマン(竹中直人)のことが海外でどのように伝えられているのか気になり、ネットで検索する。すると、シュトレーゼマンが先月のロンドン公演直後に突然行方をくらましたため、関係者から捜索願が出ている、というニュースが出ていた。それを読んだ千秋は言葉を失う。
 
あくる日、千秋は、シュトレーゼマンから直接真相を確かめようとした。するとそこに、シュトレーゼマンの秘書兼マネージャーだという女性・エリーゼ(吉瀬美智子)が現れ、シュトレーゼマンを捕まえると無理矢理車に押し込んだ。エリーゼは、シュトレーゼマンが桃ヶ丘音楽大学理事長・美奈子(秋吉久美子)の若いころの写真を大事そうに持っていたことを手がかりに、日本まで捜しにきたのだった。
 
その夜、のだめや龍太郎たちは、またもや師匠を失ってしまい、落ち込んでいる千秋を励まそうとしていた。するとそこに、ドイツに強制送還されたはずのシュトレーゼマンが突然現れ、千秋に楽譜を差し出す。それは、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」の楽譜だった。シュトレーゼマンは、学園祭で自分が指揮するAオケとピアノで共演してもらう、と千秋に命じる。
 
翌日、練習のために集まったSオケのメンバーは、千秋とAオケの共演話で盛り上がる。龍太郎は、千秋に裏切られたような気分を味わっていた。千秋の代わりを指揮科の大河内(遠藤雄弥)が務めることになったSオケは、打倒Aオケを合言葉に、仮装の準備に取り組む。ピアノ科ののだめや怜奈(岩佐真悠子)、真紀子(高瀬友規奈)も、ピアニカで参加することになっていた。
 
そんな折、千秋は、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」が、美奈子の大好きな曲だと知る。シュトレーゼマンが、美奈子にいいところを見せたいためにこの曲を選んだと思い、憤慨する千秋。するとそこにエリーゼが現れ、シュトレーゼマンと美奈子の過去を千秋に話し始める。学生時代、ピアノを学んでいたシュトレーゼマンは、決して熱心な学生ではなかったという。そんな彼に、当時大学のマドンナだった美奈子が、指揮者になることを進めたのだ。電撃的に美奈子に恋をしたシュトレーゼマンは、雲の上の存在だった美奈子を追って必死に指揮の勉強を始めた。ところが、美奈子は指の病気にかかり、ピアノを止めて帰国してしまったのだという。とはいえ、エリーゼによれば、ふたりはいまも昔もただの友達らしい。実は、美奈子よりもエリーゼが問題にしていたのは千秋のことだった。シュトレーゼマンは、これまでどんなに頼まれても弟子をとったことがなかったのだ。エリーゼは、本気じゃないのならシュトレーゼマンを返してほしい、と千秋に訴えた。
 
同じ頃、シュトレーゼマンは美奈子と一緒にいた。美奈子は、千秋の才能を埋もれさせないためにシュトレーゼマンを呼んだのだ。そんな美奈子に、シュトレーゼマンは、昔の自分を見ているような切ない気持ちにさせてくれるもうひとりの子もどうにかしなければいけない、と話す。
 
別の日、千秋は、清良(水川あさみ)たちAオケとともにリハーサルに臨んだ。そこでシュトレーゼマンは、千秋のピアノを厳しく指導した。観客に対する見せ方も大事なのだからもっと気持ちを体で表現しろ、というシュトレーゼマンの言葉が、どうしても理解できない千秋。それでも千秋は、この貴重な経験を大事にしようと、必死に練習に取り組み始める。
 
のだめたちが仮装とステージ飾りの準備を進めていたころ、桃ヶ丘音大には、学園祭に関する問い合わせの電話が殺到していた。その電話は、千秋が出るのかどうか、というものだった。クラッシック専門誌「クラシック・ライフ」の記者・けえ子(畑野ひろ子)が、雑誌でSオケの定期公演のことを取り上げたためだった。ライバルの沙也(井上佳子)にその記事を見せられ、「惜しいことしたんじゃない?」などと言われた彩子(上原美佐)は、動揺を隠せなかった。
 
学園祭当日、龍太郎たちSオケの面々は、紋付袴&着物姿でキャンパスに登場する。龍太郎は、マキが自分のためにデザインしてくれた仮装のアイデアが気に入らず、強引に仮装オケを止めてしまったのだ。桃ヶ丘音大の大ホールには、Sオケを見ようと大勢の観客が詰めかけていた。のだめからチケットをもらった千秋が席につくと、場内の照明が消え、ピアニカによるチューニングが始まった。と、突然舞台中央を照らしたスポットライトに、ピアニカを手にしたマングースが浮かび上がる。のだめだった。Sオケによる、和製ビッグバンドの「ラプソディ・イン・ブルー」が始まった。凝ったアレンジ、得意のアクション…その演奏は、Sオケの本領発揮ともいえるパフォーマンス満載だった。
 
千秋とAオケの出演まであとわずかに迫っていた。桃ヶ丘音大には、けえ子に誘われてやってきた音楽評論家・佐久間(及川光博)の姿もあった。
 
演奏を終えたのだめは、着ぐるみ姿のままベンチで休憩していた。そこにやってきたシュトレーゼマンは、ふいに「将来何をしたいのか?」とのだめに問いかけた。「千秋先輩のお嫁さんをしながら幼稚園の先生をするのが一番の夢デス」と恥ずかしそうに答えるのだめ。するとシュトレーゼマンは、いまのままでは千秋と一緒にいられない、とのだめに告げ、持っていた古い懐中時計をのだめにプレゼントした。それは、シュトレーゼマンが美奈子からもらったものだった。
 
本番直前、千秋は、ひとり鏡の前に立ち、髪型などをチェックしていた。シュトレーゼマンは、そんな千秋に、なかなかいい傾向だ、と声をかけた。そして、しばらく日本ともお別れだから美奈子にいいところを見せなければ、とつぶやいた。「さあ行きますか…楽しい音楽の時間です」。千秋のピアノで、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」が始まった。観客たちは、一瞬にしてその世界に引き込まれていた。
 
まだベンチに座っていたのだめは、探しにきた真澄に急かされてホールへと急いだ。ホールの扉を開けたのだめは、目の前まで迫ってくるようなその演奏に息を呑んだ。
 
千秋は、もうすぐ曲が終わってしまうことを惜しみながらピアノを弾いていた。「もっと教えてほしいことがあった。もっと聴いて、もっともっと感じていたかった」。千秋は、情熱的な指揮をするシュトレーゼマンを見上げながら、そんなことを考えていた。
 
美しいラフマニノフの幕が閉じた。のだめの手から、持っていたマングースの頭が落ちた。龍太郎が千秋の名前を叫んだのをきっかけに、観客たちは一斉に大きな歓声を上げた。
 
控え室に戻った千秋とシュトレーゼマンは、燃え尽きてソファーに倒れこんでいた。千秋は、表情を隠しながら、酒やタバコなどはほどほどにして長生きしてほしい、とシュトレーゼマンに告げた。
 
観客たちが去った後も、佐久間は椅子の上から動けないでいた。佐久間は、「クラシック・ライフ」の連載コラムをいまから差し替えられるか、とけえ子に問いかけた。
 
同じ頃、のだめは、いますぐピアノを弾かなければ、という衝動に突き動かされ、レッスン室に向かって走っていた…。
 
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●第5話で使われた主なクラシック曲(ドラマ内登場順、2度目以降は省略)
 
フォーレ/組曲「ペレアスとメリザンド」〜シシリエンヌ(シチリアーノ、シシリアーノ)
リムスキー=コルサコフ/歌劇「皇帝サルタンの物語」〜熊蜂の飛行
チャイコフスキー/弦楽セレナード〜第2楽章
ミーチャム/アメリカン・パトロール
マーラー/交響曲第1番〜第4楽章
ブラームス/交響曲第3番〜第3楽章
ベートーヴェン/交響曲第7番〜第1楽章
プロコフィエフ/「ロメオとジュリエット」組曲第2番〜モンタギュー家とキャピュレット家
ワーグナー/歌劇「タンホイザー」序曲
スーザ/行進曲「雷神」
チャイコフスキー/バレエ組曲「くるみ割り人形」〜こんぺい糖の踊り
リスト/パガニーニによる大練習曲〜第3番「ラ・カンパネラ」
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番〜第1楽章(ピアノパートのみ)
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番〜第1楽章
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番〜第3楽章
J.シュトラウス1世/ラデツキー行進曲
ガーシュウィン/ラプソディ・イン・ブルー
 
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今回のメインの曲、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を始め、マーラーの交響曲第1番、ブラームスの交響曲第3番、ワーグナーのタンホイザー序曲、フォーレのシシリアーノ、リストのラ・カンパネラなどが初登場でした(ほんの数フレーズしか使われなかった何曲かの行進曲も初登場ですね)。ラフマニノフの2番は、一般のリスナーとしては聴く機会のないピアノパートだけを結構聴くことができて、嬉しかったです。次回は、これをのだめが弾くのを耳にできるのですね。大いに期待です(ワクワク!)。
 
 
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竹中直人(のだめカンタービレ)
 
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伊達でございます!

埼玉生まれ。「太陽にほえろ!」のサウンドトラックの素晴らしさから、テレビドラマを見るようになりました。小学校4年時に体育館で生オーケストラを聴いてクラシックが大好きに…。初めて買ったクラシックのレコードは、スッペ「軽騎兵/詩人と農夫」のEPと、バーンスタイン「運命/未完成」とセル「ベト9」の2枚組LP。初めてのオペラは、銀座・ヤマハホールで見たベルイマンの映画「魔笛」。中学の吹奏楽部(ホルン)で演奏することの楽しさを、高校の頃に通った銀座・日立ローディプラザの生録会でフュージョンに出会うとともに、音楽録音の魅力を知りました。

<お気に入りの曲>
◆東海林修「ディスコ・キッド」◆大野克夫「太陽にほえろ!」◆冬木透「ウルトラセブン」「帰ってきたウルトラマン」◆宮川泰「宇宙戦艦ヤマト」◆岡村孝子「未知標」「潮の香りの中で」「ひとりごと」「愛を急がないで」「天晴れな青空」「晩春」◆薬師丸ひろ子「元気を出して」「トライアングル」◆麗美「国際線」「君の友達でいたいから」◆荒井由実「卒業写真」「海を見ていた午後」◆松任谷由実「最後の春休み」◆大貫妙子「会いたい気持ち」「黒のクレール」◆辛島美登里「Merry Christmas to You」「Silent Night −祈り−」◆今井美樹「野性の風」「瞳がほほえむから」「セカンドエンゲージ」「Peace of My Wish」「Miss You」◆飯島真理「Melody」「シグナル」◆宮里久美「背中ごしにセンチメンタル」◆米屋純「水色時代」◆高橋洋子「魂のルフラン」◆古内東子「うそつき」◆MISIA「忘れない日々」◆笹川美和「金木犀」「向日葵」◆柴田淳「ため息」「夜の海に立ち...」◆熊木杏里「最後の羅針盤」「朝日の誓い」◆池田綾子「ひとつの願い」「月」「プリズム」◆諫山実生「手紙」「Eternal Love」◆平原綾香「孤独の向こう」◆arp「まぶた」◆lisa「Will」「TIME IS ON MY SIDE」◆山麻衣美「We are the Stars」◆Chocolove from AKB48「明日は明日の君が生まれ」◆城南海「誰カノタメニ」「ワスレナグサ」◆沢田研二「ヤマトより愛をこめて」「時の過ぎゆくままに」◆布施明「愛よ その日まで」◆町田義人「戦士の休息」「長距離ランナー」「愛」◆さだまさし「療養所」「道化師のソネット」「親父の一番長い日」◆浜田省吾「愛という名のもとに」「Midnight Flight」「J.BOY」◆橋本仁「青空になる」◆中孝介「路の途中」◆Mr.Children「HERO」「HANABI」◆SEAMO「Continue」◆EARTHSHAKER「EARTHSHAKER」「WALL」◆X JAPAN「Rusty Nail」◆プリズム「KARMA」「MEMORY OF THE MOMENT」◆カシオペア「朝焼け」「GYPSY WIND」「EYES OF MIND」◆スクェア「いとしのうなじ」「TRUTH」◆クロスウィンド「そして夢の国へ」◆YOU「BALLAD 9.36」◆鳥山雄司「GHETTO PEOPLE」◆柴田敬一「まどろみのなかで」◆YMO「1000 KNIVES」「MAD PIERROT」「TECHNOPOLIS」◆Maynard Ferguson「Gonna Fly Now」◆TANGERINE DREAM「NETWORK 23」◆YANNI「DANCE WITH A STRANGER」「NOSTALGIA」「SANTORINI」「PATHS ON WATER」

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