伊達でございます!

テレビ番組や映画・音楽など、気になるコンテンツについての雑感・呟き・覚書 ★更新休止中★

山下智久

フジテレビ「独身貴族」第7話:涙のプロポーズ(あらすじ)

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2013年秋ドラマ(10〜12月) に参加中!
 
フジテレビ「独身貴族」星野守(草剛)は、星野進(伊藤英明)から春野ゆき(北川景子)と正式に付き合うことになったと報告を受ける。
 
進とゆきは、日本映画の水島浩一(梶原善)を訪ね、脚本にはまだ直しが必要なため、「8月のボレロ」の映画化を延期してほしいと頭を下げる。水島は、脚本は完成されていると言い、すでに人気俳優の山下智久(山下智久)に脚本を見せていて、それを気に入った山下が出演を検討している段階だと明かした。ただし、山下のスケジュールの都合で撮影は来年になるので、脚本を直す時間は十分にあるとも言う。
 
進からそのことを聞いた守は、今後、「8月のボレロ」は進が仕切るようにと命じる。守とゆきでやってきた脚本の打ち合わせも、進とゆきでやることになる。
 
「8月のボレロ」が山下主演で映画化される可能性が濃厚になったというニュースは、「キネマ・エトワール」のオフィスでも明かされ、ゆきが通常業務から外れ脚本に専念することになった、とも発表される。
 
そんな折り、水島から俳優の都合で「8月のボレロ」の脚本の直しを数日以内に提出してほしいとの連絡が入る。進との打ち合わせが守のときのようには進まず、ゆきは不安を抱えていた。追い込まれたゆきは、守にメールを打つ。
 
ゆきからのメールを受け取った守は、返信をしようとするが思いとどまる。そこに進が来て、脚本がうまく進んでいないことを明かす。それを聞いた守は…。 (番組ホームページより)
 

フジテレビ「SUMMER NUDE(サマーヌード)」第3話:明かされた秘密! それでも君を愛してる(あらすじ)

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2013年夏ドラマ(7月〜9月) に参加中!
 
フジテレビ「SUMMER NUDE(サマーヌード)」三厨朝日(山下智久)は、一倉香澄(長澤まさみ)と見るはずだったDVDを返す決心をするが、ラジオから流れてきた思い出の曲「若者のすべて」(フジファブリック)を耳にした途端、気持ちが揺らいでしまう。そして、香澄の看板に挨拶もしないと自ら決めた約束も破ってしまう。そんな朝日の態度を、千代原夏希(香里奈)は厳しく指摘する。
 
朝日に写真を撮ってもらうことになった谷山波奈江(戸田恵梨香)は、ハイテンションで撮影場所を探し始める。さらに、往年の名女優のポーズを学ぼうと、桐畑光(窪田正孝)が勤めるレンタル店にDVDを借りに行く。
 
一方、夏希に気がある矢井野孝至(勝地涼)は、朝日にDVDを返却させることに成功したらデートをしてほしいと申し込む。
 
撮影場所や衣装まで完璧に決めた波奈江は、朝日に撮影日の相談をするが、朝日は忙しいことを理由に先延ばしにする。待ちきれない波奈江が撮影場所を書いた地図を見せると、写真を撮るのは無理だと言い出す。ほとんどが香澄と行った場所なので、そこで波奈江の写真を撮ることはできないと。波奈江は、そんなに自分のことが嫌いなのかと落ち込む。
 
それを聞いた夏希は、自分が朝日に文句を言ってやると、怒りをあらわにする。下嶋賢二(高橋克典)がなだめても怒りが収まらない夏希に、谷山駿(佐藤勝利)が「待っていてもしょうがないのに」と口にする。それを聞き逃さなかった夏希は、駿を問いただす。
 
その頃、朝日は、自宅で自分が撮影した香澄の写真を眺めていた…。
 

TBS「MONSTERS」第8話(最終回):さらば凸凹刑事!! 最後の事件は完全敗北… 20年前に予告された怪奇事件と平八の真相(雑感とあらすじ)

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2012年秋のドラマ に参加中!
 
TBS「MONSTERS」8話で終わりとは、ちょっと早すぎる気がします。それに、最終話にふさわしいエピソード、事件だったのか?
 
11歳の関根による誘拐事件の自作自演はよしとしても、その後、諏訪のもとに金と指示書を送るようなことができたのか、引っ掛かりを感じます。村から怪しまれずに大金を送るのは、誘拐事件よりも困難ではないかと。諏訪も、子供の筆跡だと気付いたでしょうし。
 
結局、最後の最後まで、ドラマのタイトルが「MONSTERS」なのか、わかりませんでした。もっと、それらしいタイトルにすればよかったのに…。
 
 
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■第8話のあらすじ(番組ホームページより)
 
東京西部の水沢村で、著名ピアニスト・高林佳菜(佐津川愛美)がリサイタルを開くことになった。その村は、高林が幼少期を過ごした思い出の場所だ。しかし、この村には20年間解決していない事件があった。
 
事件は、村に進出した化学工場から毒物が盗まれ、その直後、児童養護施設から男の子が誘拐されたうえ、会社に身代金が要求されるというものだった。男の子は無事だったものの、犯人と身代金は見つからないまま、ときが過ぎていた。
 
そんな折り、村でのリサイタルが決まった高林のもとに脅迫状が届く。内容は「お前が水沢村に行けば、たくさんの者が死ぬ。この水が証拠だ」というもの。さらに脅迫状とともに入っていた小さな布切れ浸み込んでいた液体は、20年前に盗まれた毒物と成分が一致した。
 
20年前の事件を解決するため、松原刑事部長(小木茂光)の直命を受けた平塚平八(香取慎吾)は、西園寺公輔 (山下智久)と水沢村に赴く。若き日の松原は、この未解決事件が発生した際、水沢村所轄署の署長として事件に立ち会っていた。
 

TBS「最高の人生の終わり方 〜エンディングプランナー(新番組)」第1話:僕、葬儀屋になります 〜恋あり、涙あり、ミステリーありのヒューマンホームドラマ

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TBS「最高の人生の終わり方 〜エンディングプランナー」木村拓哉さんほどではないものの、山下智久さんは、亀梨和也さんとともに、自身が放つ独特のオーラが、演じる役のキャラクターを浸食してしまうことが、多々あるように感じます。ときに、それがドラマの魅力を高め(前クールの「妖怪人間ベム」)、ときに、それがドラマのおもしろさを削ぐことになり、見る前に不安と期待を感じさせます。本作での井原真人は、序盤、何ともいえない重さが気になりましたが、榮倉奈々さん演じる坂巻優樹とのキャラの合わせに魅せるものがあり、次回への期待を抱かせる形で終わりました。
 

フジテレビ「コード・ブルー 〜ドクターヘリ緊急救命 2nd season」第9話:心の傷

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フジテレビ「コード・ブルー 〜ドクターヘリ緊急救命 2nd season」サブタイトル通り、フェローたちが「心の傷」と向かい合い、それを乗り越えていくエピソード。藍沢の言葉で始まり、藍沢の言葉で終わる構成が、今回も効果的でした。

藍沢曰く、外科医は、破れた傷を縫う方法は、何通りも知っているが、心の傷を縫い合わせるには、どうしたらいいのだろうと。しかし、患者と向き合ったことで、わかったのは、心の傷を癒す簡単な方法はないが、心の傷は、きっと必要なものだとも思うと。なぜなら、心に傷を負うことで、他人の痛みに気付けるようになるからだと。

その藍沢が今回担当したのは、バイクの転倒事故で運ばれたシングルマザーのキャリアウーマン、青山。足の切断の危機が去ったと思ったら、脳腫瘍が見つかって。記憶が飛んだのは事故で頭を打ったからではなく、脳腫瘍が原因でバイクの運転中に意識を失い、事故を起こしたと。子どもと一緒に住もうとした矢先の事故。手術には、麻痺が残るリスクがあったが、手術を決意。しかし、残念なことに右手と右足に麻痺が残ることに。リハビリを兼ねた障害者施設に入居するために、子どもとの同居を諦めたと(子どもと一緒に入ることはできないのでしょうか? 出来たお子さんゆえに、しっかりと受け止めてくれそうに見えましたが)。

人生は長いけど、子どもと一緒に過ごせる時間は短い(ならば、なおさらのこと、子どもと一緒に暮らしながら、リハビリを行なうのは無理だったのでしょうか)。藍沢が、幼い頃に母親をなくしていることを知って、母親に言いたかったことはないのかと聞き、藍沢は、子どもと一緒にいられる時間が短いことをわかっていたのか、それを聞いてみたかったと。それに気付いたうえで、一緒に住まない道を選んだあなたは、いい母親だと思いますと。緋山にメイクを頼んだのは、たまたま近くにいただけではなく、以前のように患者と向き合うことができなくなった緋山のリハビリをかねてのこと、そんなふうにも見えました。
 
提訴が取り下げられ、現場に復帰した緋山が担当したのは、ヘリで担ぎ込まれたスキー選手、田上。しかし、患者への恐怖心が消えず、思うように手が動かず、メスで自分の手を切る始末。そんな緋山に、身体の傷は怖くないが、怖いのは、心が折れることだと。まるで、緋山の心の内を見透かしたような言葉です。
 
この患者さんも、自身が何よりも心配していた足は大丈夫だったものの、もう競技はできないという現実が待っていて。娘にスキー選手として活躍する姿を見せることができなかったことを悔やむ田上に、緋山から担当を代わった白石は、自分の父のことを思い起こして、父親には、ヒーローよりも元気でいてほしいと。ヒーローでいることが、そんなに大切なのかと。家族のためにベストの選択をしてほしいと。本当の勇気を知っている人だと信じていますと。藍沢だけでなく、白石も、患者としっかり向き合うことができる医者へと成長しました。
 
心の傷が癒えていない緋山は、どうやったら、橘のように、患者と距離を置くことができるのかと、三井に問い掛けて…。三井は、橘は、なりたくてなったわけじゃなく、ああなるしかなかったのだと。さらに、田所を見舞った際に、フェローとして卒業できないかもしれないことを問い、田所は、回り道には悪いことじゃない、自分は、回り道した結果が、今のドクターヘリ事業につながったと励まします。
 
その田所の手術は、西条曰く、リスクが大きい循環停止法を取るしかないと。しかし、西条は、その経験はないと。緊急時ではないのなら、経験がある先生に手術を要請することを考えるのが、普通の発想ではないのでしょうか。ましてや、それなりの大学病院。あては,いくらでもあるのではないかと。西条が執刀するのは、手だてがないときと、病状が急変しての緊急手術のときのみではないのかと。経験は一例もない。正直ならいいものではないでしょうに…。
 
最初はまいったと思いつつも、喘息の子どもに、どうしても付き添えない母親の代わりを務める藤川。腕が今ひとつなわりに「オレオレ」が強い藤川は、うざったいキャラに思えましたが、自分もかつては喘息だったという藤川の素の性格=本来の優しさを見た気がしました。冴島も、思わずクラッと来てしまったりして(笑)。“月9”とはいえ、ふたりがくっつく展開になったりは、しないのでしょうね。
 
 
PS.
◆田所の奥さんが、とても魅力的な人でした(そのキャラも、演じる役者さんも)。心のなかでは、不安で心細く感じているのかもしれませんが、そんなことは微塵も見せず、明るさと笑いで夫をフォロー。そこには、互いをいたわる素敵な夫婦の姿がありました。
◆バイク事故のお母さん、青山の息子を演じた渋谷武尊くん、ドラマ「暴れん坊ママ」(2007年10月〜12月/フジテレビ)で大泉洋さん演じる川野哲の息子・祐樹のときとは、ちょっと感じが変わって、映画&ドラマ「いま、会いにゆきます」の武井証くんを思わせる雰囲気に。
◆3月7日、漫画「あしたのジョー」実写映画化の制作発表がありました。キャスティングは、矢吹丈を山下智久さん、丹下段平を香川照之さんとのことですが、今日の「コード・ブルー」での
さんとのやり取りのシーンを見ていて、山Pの顔つきって、矢吹よりも力石に近い気がするように感じました。
 
 
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■第9話のあらすじ(番組ホームページより)
 
藍沢耕作(山下智久)たちは、部長室で倒れた田所良昭(児玉清)の身を案じる。もうひとつの関心事は、それぞれの卒業後の進路。藤川一男(浅利陽介)が訊ねると、藍沢と白石恵(新垣結衣)は、まだ決めていないと答える。緋山美帆子(戸田恵梨香)は、患者との対応に心を痛め、深く傷ついてしまっていた。藍沢は、外来患者の足にコンパートメント症候群を発見。すぐさま、手術に入る。一方、緋山は、練習中に怪我を負ったスキー選手の治療、搬送に向う。
 
 
>> 「コード・ブルー 〜ドクターヘリ緊急救命 2nd season」番組ホームページ
 

フジテレビ「コード・ブルー 〜ドクターヘリ緊急救命 2nd season」第8話:理由

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フジテレビ「コード・ブルー 〜ドクターヘリ緊急救命 2nd season」フェローたちのモノローグで始まり、モノローグで終わる構成と、フェローたちのエピソードと連携するかのような患者が運び込まれて、というパターン、今回は、今ひとつ噛み合っていないようにも感じました。サッカーチームにたとえて、救命チームが語られるくだりはよかったのですが、緋山のパートは、もう少し説明=たとえば、ここに至るまでに野上兄妹の間では、どのような会話があったのか、といったあたりも描かれるべきではなかったかと、そんな印象を受けました。
 
医療過誤で野上兄妹に訴えられる緋山。ただただ謝る緋山に対して、橘は、サインをもらわなかった理由を問い、田所は、医者が謝るべきときは、患者のためにならないことをしたときであると。その言葉に促されるように、緋山は、自分の思いを告げて…。
 
自分は、翼くんを救うことができなかった。二度と目を開けることなく、言葉を発することなく、自分の声も届くことのなくなった我が子への、母としての最後の願い=抱きしめたいという思いを叶えたかったと。だが、家族を死なせる同意書にサインをさせるのは酷だと。だからサインをもらわなかった、それができる医師は狂っていると。緋山の思いもわかりますが、「狂っている」とは、言い過ぎではないかと。
 
冴島パートで、娘が死んだ現実を受け入れることができない母親が登場しますが、あのような感じで、葬儀が済んだ頃になって、あのときにサインをしなければ、あの後、目を開けたのではないかという自責の念に囚われ、心の傷になってしまうような家族を見てきたというのでしょうか。緋山の言葉があまりに強いため、「救えなかったことに対する緋山個人の激しい思い込み→暴走」のようにも映ります。
 
医師の義務と医師としての思いの狭間で起きた今回の一件。医師と患者、その家族との信頼関係を築くことの難しさに、緋山は、患者と向き合うことに怖さを感じるようになってしまい…。患者さんのためにという思いと、確かな信頼があったとの思いは、医者の思い込み=幻想に過ぎないのか、それとも、患者のわがままなのか。田所は、カルテには、患者との心のやり取りは記録されないと言いましたが、個人医院のような規模なら、主治医としての思い、主観的な記録を残すこともできるのでしょうけれど、大学病院のようなところで、しかも、チーム医療となると、患者に対する医師の過度な思いは、単なるノイズになってしまうのかもしれません。
 
自分たちは、何のために医者をやっているのか。充足感? 使命感? 本当の理由は、大切な人の笑顔のためだったり、患者からの「ありがとう」の言葉ではないかと。藍沢は、祖母の喜ぶ顔であり、藍沢が診たサッカー部員は、点を取ることで回りの人に喜んでもらえることが、何より自分の喜びであると。部員のうざさと藍沢のドライな対応が、いい感じでした。一件、ピンピンしている患者が、突如、命の危険に…な展開は、見え見えでしたが(笑)。
 
娘が死んだ現実を受け入れることができない母親に、恋人の死をなかなか乗り越えることができない冴島に、そんな冴島をフォローする藤川に、そんな藤川を見守る梶という構図は魅せるものの、冴島に対する藤川の思いを恋愛モードにしてしまったため、少々違和感も。どうして藤川は、冴島なのかという気がして…。ムードメーカーの藤川ゆえに、仲間だからというそれだけの気持ちで見守らせてもよかったのではないかと。いつしか恋人の死を乗り越えた冴島が、自分を見守っていてくれた藤川に好意を抱いたものの、藤川は、その思いに気付かず、というほうが、藤川らしい気もするのですが(個人的には、冴島には、藍沢が似合う気がします)。
 
白石は、父親の元に駆け付けず、緋山の穴を埋めようと踏ん張るのですね。田所が倒れたのは、持病等ではなく、緋山のフォローが負担となって? だとしたら、ファーストシーズンの黒田のような展開になったら悲しいなぁと。これでもか、これでもかの展開が待ち受けるフェローたち…となると、ドラマがRPGっぽくなって来そうです。
 
そんなこんなの、まとまっているようでまとまっていないような今回でした。
 
 
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■第8話のあらすじ(番組ホームページより)
 
藍沢耕作(山下智久)は、白石恵(新垣結衣)に、父の誠次(リリー・フランキー)と会い、母の死の真相を聞いたことを話す。その白石は、父、博文(中原丈雄)を見舞うため休暇をとり、実家へ帰ろうとしていた。
 
一方、緋山美帆子(戸田恵梨香)の医療過誤を訴える野上明彦(松田賢二)、直美(吉田羊)兄妹は、弁護士を立て、正式に病院への説明申し入れをしてくる。
 
藤川一男(浅利陽介)と冴島はるか(比嘉愛未)は、一月も前に亡くなった娘の姿を求めて、毎日、病院を訪ね来る母親への対応に苦労していた。
 
そんなとき、消防からドクターヘリ要請が入る。アナフィラキシーショック(アレルギー反応による重篤な症状)と思われる高校生の救命搬送だが、同じ症状の高校生が次々に発生、多くの患者が病院に運ばれて来ることに…。
 
 
>> 「コード・ブルー 〜ドクターヘリ緊急救命 2nd season」番組ホームページ
 

フジテレビ「コード・ブルー 〜ドクターヘリ緊急救命 2nd season」第7話:あやまち

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フジテレビ「コード・ブルー 〜ドクターヘリ緊急救命 2nd season」フェローたちの成長が描かれるストーリー。今回のキーワードは「結果」。結果がすべて。人は結果でしか判断しない。そして、結果とは残酷であると。「結果」にまつわるエピソード。さらなる過酷な展開が続きます。
 
まずは緋山。「こいつが翼を殺した!」 ドクターヘリの要請が入り、エンジンスタート、ヘリに向かおうとしたその時に、遺族に呼び止められた緋山。魅せるイントロダクションです。
 
結果がすべて。患者のひと言が医師の息の根を止める。だからこそ、医師は自分を守ることも必要。それために必要な手続きがあるのに、延命中止の同意書(DNRオーダー)を取っていなかった緋山。医療過誤による医師免許の剥奪どころか、殺人罪で訴えられそうな緋山。結果とは残酷。翔陽大学附属北部病院に、執行官送達(訴状等の送達)により証拠保全申立書が届いて…。
 
翼の母・直美とその兄・野上明彦の関係が描かれていないため、唐突感が漂うのが、少々引っ掛かりました。兄の言動からして、過去と今後の展開=それぞれのキャラの動きとストーリーの幕切れは、ある程度想像はつきますが…。
 
藍沢と白石と冴島。恋人・田沢の死から、まだ立ち直れていないからか、器具を入れ忘れるというミスを犯した冴島。しかも、その器具=サテンスキー(血管鉗子)がないことで、必要な処置=血管の遮断ができないシチュエーションに。藍沢たちの機転で、肺を捻じって止血することに。
 
結果がすべて。そう冴島に告げる藍沢。患者の命は助かったと。ただ、自分たちの仕事は、結果がよければ、勇気ある決断と称賛され、結果が悪ければ、判断ミスと訴えられる。誰もその過程には目を向けはしないと。自ら選んだ仕事とはいえ、ときに、それが虚しく感じると。
 
それは、どんな仕事にも大なり小なりついて回ることですが、そのギリギリがすべてについて回るのが、救命の場。緋山言うように、死ぬほど努力したのに結果が伴わなかった場合、どうしたらいいのかと(今の時期、入試もそうですね)。緋山の場合は、あの日の、心からの「ありがとう」が、今日は「人殺し」ですので(訴えは、母親の真意ではないのでしょうけれど)。
 
藍沢と父親・誠次。母・夏美の本当の死因をめぐってのエピソード。研究者だった父親と母親。結果がすべて。それまでの努力と時間が無になるプレッシャーと隣り合わせの世界。子どもを育てるのは難しいと思っていたが、子どもができた。それを喜んだものの、出産時の弛緩出血による子宮摘出となり、子どもが産めない身体になり、心を病んだと。
 
今になって、妻の死の真相を息子に告げようとする父親の真意が、今ひとつ理解できませんでした。自分がほしかったと思っていた子どもは、実は、同じ研究者の妻に対する妬みから、子どもを産ませて足を引っ張ろうとしていたと懺悔=自分の心の平成を得たかっただけなのか。
 
それに、母親も、ここまで描かれた範囲からだと、藍沢を産んだことで子どもを産めない身体になったのなら、藍沢に対する愛情は増しても(ドラマ的には、それが歪んだ形になったとしても)、死を選ぶ方向には向かないと思うのですが。しかも、夫婦ふたりきりではなく、夫の親もいたわけですし。誠次が口にした話だけでは、真実はまだわからないという印象です。
 
冴島を気遣う藤川。でも、その言動は、人の心に土足でヅケヅケと踏み込むのと紙一重。しかし、これも結果オーライ。相手の心に響けばよし、腹を立ててればNG。藤川の思いよりも、相手がどう感じたか。結果がすべて。結果を気にせず、結果にめげず、常に前向き。それが藤川のキャラであり、よさ。人間関係の難しさと素晴らしさの一面です(それゆえに、合わない人には合わないのでしょうけれど)。
 
 
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■第7話のあらすじ(番組ホームページより)
 
藍沢耕作(山下智久)、白石恵(新垣結衣)、緋山美帆子(戸田恵梨香)、藤川一男(浅利陽介)は、久しぶりに集まって酒を飲む。しかし、白石は、父親の癌を知っての絡み酒。母の手紙を読んで動揺する藍沢にも絡んで、緋山と藤川もあきれるほど大盛り上がり。藤川は、冴島はるか(比嘉愛未)も誘っていたが、結局、現われなかった。
 
翌日、登山中の夫婦が落石に遭ったとドクターヘリ要請が入る。緋山が出動しようとすると、ひとりの男に呼び止められる。男は野上明彦(松田賢二)。脳死判定を受けた息子を亡くした直美(吉田羊)の兄。激昂して人殺しと怒鳴る明彦を見た橘啓輔(椎名桔平)は、藍沢と白石に現場に飛ぶように指示。緋山を残して、明彦の話を聞くことにする。明彦は、甥の死を緋山の責任として、病院に謝罪を求める。一方、橘は、緋山が直美から同意書を得ていないことを知って落胆する。
 
藍沢と白石は、冴島とともに患者が収容された山小屋に到着。藍沢と白石は、患者の大量血胸を確認し、開胸して止血をしようとする。
 
 
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フジテレビ「コード・ブルー 〜ドクターヘリ緊急救命 2nd season」第6話:秘密

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フジテレビ「コード・ブルー 〜ドクターヘリ緊急救命 2nd season」ふたつの家族の真実の受け止め方と、フェローたちそれぞれの、真実との向き合う様。重い話が続く「シーズン2」のベストエピソードに思います。
 
脳死の息子。回復の可能性なし。心臓は動いているが、もはや生きいるとはいえない。母は、真実を受け入れることができないのではなく、真実を受け入れたくなくて。一度は取り乱したものの、医師の真摯な姿勢に気持ちが落ち着き、やっと子どもの死を受け止めることができて…。なのに、が子を思い切り抱きしめて、最後のときを過ごして(なのに、その思いを壊さんとする身内が登場するとは)。
 
末期の膵臓癌の母親。もはや施しようがない状態。余命2か月。なのに、母親の“自慢の息子”の態度は、ひとごとのように、どこか冷たくて。けれど、本当は、冷たい息子ではなかった。これからもずっと自慢させてやる。真実を知ったうえで、相手の嘘に騙されたふりをしていて…。最後まで、母親の“自慢の息子”を演じようと心に決めていて。俺様キャラな、母親思いの息子。そういう優しさもあると。
 
どこか藍沢に似ている、ひとり息子。ドライな息子の態度に、「お前、それでも医師志望か」と、藍沢は、いつ、静かな怒りをぶちかますのかと、藍沢の表情に見入りながら、息子の言葉を聞いていましたが、息子の本心は、藍沢が思っていたのとは(そして、僕が思っていたのとも)、違っていて…。隠しごとには理由がある。それに気付かされたと藍沢。
 
その藍沢は、父親から母の手紙(遺書)を渡されて…。未熟なふたりが子どもをつくってしまったことが、悲劇の始まりであると言わんばかりの、母の最後の言葉。迷惑を掛けると、子どものことを夫に託して、自らの意志で飛び降りたかのように聞こえます。ところが、夫は夫で、子どもと向き合うことに耐えられず、家を出てしまい、夫の母親=祖母が藍沢を育てることになって…。
 
藍沢が漏らした「自殺は、俺のせいか」とは、どのような意味があるのでしょう。「耕作は悪くない」と書かれていても、これでは、自分が死ぬのは子どものことで心を痛めて、と言っているかのように読めそうです。真実の扉を開けたがために、真実に押しつぶされることになるのでしょうか。
 
大切な人は真実を隠す。大切な人を傷つけまいとして。なのに、人は、その真実を暴こうとし、人は、後悔する。なぜ自分は、騙され続けようとしなかったのかと。それでも、藍沢は、真実を知り、それに向き合っていける人だと思います。
 
同じ頃、白石も、父親の真実の扉を開いてしまい…。父親は肺癌。肺癌の3分の2は、手術不能の状態で発見されるというが、3分の2のほうだった。最後まで医者でいるために、救命を辞めて、娘のヒーローも返上して…。白石と父のくだりは、他のエピソードとは、少々意味合いが違うように見えます。娘も医師。白石・父は、娘にきちんと話をするべきだったのではないかと。
 
橘は、「悲しみは、家族に引き受けてもらえばいい」と言いますが、家族の悲しみさえをも受け止めようとするフェローたち。そこに突如、割って入ってきた、翼の母・直美の兄は、緋山の行為を医療過誤だと騒ぎだして…。妹の思いを受け止めることなく、自分の解釈だけで一方的にエキサイトする、この手の親族が、一番、当事者と医師を傷つけるのではないでしょうか。
 
 
PS.
◆太賀さんは、昨夜の「特上カバチ!!」に続いての登場。キャラは違っても、どちらも孝行息子役。今日の“俺様”息子のほうが似合ってました。
◆吉田羊さんは、「傍聴マニア」の検察官・星川梨沙子役とは、ずいぶん感じが違って見えますが、どちらも素敵です。
 
 
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■第6話のあらすじ(番組ホームページより)
 
藍沢耕作(山下智久)は、父・誠次(リリー・フランキー)に会いに行く。藍沢が知りたいのは、亡き母の死の真相だった。
 
一方、緋山美帆子(戸田恵梨香)は、脳死判定を受けた子供の両親への説明を橘啓輔(椎名桔平)に任される。
 
白石恵(新垣結衣)と藍沢は、末期癌の患者を診る。たったひとりの息子にも自分の病気を伝えていないという患者に、藍沢は、知らせないわけにはいかないと迫る。
 
そんなとき、白石の父親・博文(中原丈雄)が、娘への面会を求めて田所良昭(児玉清)を訪ねてくる。
 
 
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フジテレビ「コード・ブルー 〜ドクターヘリ緊急救命 2nd season」第4話:過ぎし日

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フジテレビ「コード・ブルー 〜ドクターヘリ緊急救命 2nd season」今回は三元中継プラスアルファ。目まぐるしさの一歩手前で紡がれる、エピソードとエピソードの絡みと切り替わりが、なかなか効果的だったと思います。目の前の今と向かい合うことで、過去を乗り越えることになる。藤川ひとりを除いては、みんながみんな、根っこは同じ問題に直面しているかのように映るのは、あまりに都合のよい構成に見えつつも、見応えのあるエピソードでした。シーズン2は、毎回毎回、密度の高い展開が続きます。
 
冴島はるかと田沢悟史。田沢は、医学部に通う兄の友人で、兄が自分につけた家庭教師。以前は、互いに高め合う関係であり、それが恋愛になって…。輝いていたふたり。なのに、今は、病状が悪化するにつれて、どんどん嫌な奴になる田沢。言えよ、迷惑だって…。なぜ人は変わってしまうのか。しかし、冴島の気持ちは、少しも変わらず。今も田沢のことが好きで。昔はこんなんじゃなかった。病気のせい。であっても、こうもひねくれた言動が続いたら、サヨナラを告げてもおかしくないのに、今も好きだという冴島は、なんていい子なんだろうと。田沢も、やっと心の落ち着きを取り戻した様子。とはいえ、その先は死がまっているのに。辛くても、残された時間を、どう有意義に過ごすか。田沢は独りではなく、傍には冴島がいて。ふたりでなら、きっと乗り越えられる。そんな、ふたりでした。
 
緋山美帆子と白石恵。互いに気にしつつも、気にされたくない思いもあって。素直になれないふたり。独りでできることは高が知れている。自分独りで抱え込むなと緋山。それは、ちょっと前までの自分のほうじゃないの、という気もしますが、ふたりは、なかなかいい関係。そこに担ぎ込まれた子ども。シニアたちは、みな、手術中。自分たちでやるしかない。ふたりなら、できると。
 
そして、藍沢耕作。死んだと聞かされていた父親が生きていて。突然、祖母の病室に現われて(耕作は、娘の子どもではなく、息子の子どもだったのですね)。耕作を捨てて家を逃げ出した父親。耕作は、親に愛されないのは自分のせい。人は、人から必要とされないと生きていていけない。優秀じゃなければ、自分は人に必要とされない。人は独りでも生きていけると思うようになって。患者の木島を担当することになって、そんな自分を見つめなすことになって。子どもにとって親は、ただ一緒にいてくれれば、それだけでいいと。
 
過ぎた日は、決して戻って来ない。取り消すこともできない。過去は自分が生きた証。けれど、過去に捕らわれていても前に進めない。「過ぎし日」のサブタイトル通り、それぞれが、自らの過ぎし日と向かい合い、折り合いをつけて、前に進むエピソードでした。突き放すような口ぶりでいて、木島とその赤ちゃんのことを思いやっている藍沢が、いい感じでした(「担任の先生とする二人三脚がつらい」とのセリフが、うまいなぁと)。藍沢との出会いにより、自分の子どもに対する責任を自覚し始めた木島。自分に育てられるかなと。
 
死ぬことがわかっている胎児を練習台にしての、技術を身につけるための処置。それで身につけた技術で、明日の命を救うのが、大学病院の役目だと周囲は言うものの、すんなりと受け入れることができない、若かりし日の橘。無理すると自分も患者も傷つくとは、自分の経験からの言葉だったのですね。不謹慎にさえ映る、飄々とした態度と、ドライな判断の裏で、フェローたちの繊細な心もわかってやれる橘は、苦い過去があってのことでした。
 
 
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■第3話のあらすじ(番組ホームページより)
 
藍沢耕作(山下智久)が祖母の絹江(島かおり)の病室にいると、ひとりの男がひょっこりと顔を出した。絹江は、思わず誠次(リリー・フランキー)と口に出す。だが、男は藍沢の姿を見ると、すぐに踵を返した。藍沢は、絹江に男は何者かと問いただすが、答えを得られなかった。
 
緋山美帆子(戸田恵梨香)は、心臓カテーテル手術を受け、順調に回復。一方、白石恵(新垣結衣)は、最近、仕事だけでなくプライベートも忙しそうで、少しやつれた様子。冴島はるか(比嘉愛未)も元気がない。入院中の恋人・田沢悟史(平山浩行)が徐々に来るべきときへの不安を抱え始めていた。唯一、変わらないのが藤川一男(浅利陽介)。同僚たちの焦りやいら立ちを理解できずにいる。
 
そんなとき、ドクターヘリ要請が入り、落ちて来た店の看板で頭を打った若い女性・木島由紀菜(木南晴夏)が運ばれて来る。橘啓輔(椎名桔平)たちは、過去の病歴はないと女性から聞くが、彼女は妊娠していた。藍沢は、この女性の担当となる。
 
同じ頃、緋山は、昨日も病院にやってきた男性を外来で診察。昨日は、白石が担当して男性を軽い食中毒と診断して帰宅させていた。だが、緋山は、男性の腹の隆起を見て驚く。腹部大動脈瘤が確認された。
 
 
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フジテレビ「コード・ブルー 〜ドクターヘリ緊急救命 2nd season」第3話:真実と嘘

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フジテレビ「コード・ブルー 〜ドクターヘリ緊急救命 2nd season」駅の階段で乗客が将棋倒しになり、スキー板が3人をくし刺しに。3人のひとり、松井は、恋人の恵理をかばったがゆえに、スキー板に身体を貫かれてしまい…。ところが、恋人と思っていたら恵理が付き合っていたのは、3人のうちのもうひとりの木沢。付き合っていたと思っていたのは、松井の誤解だと恵理。恵理は、木沢とふたりで、今日、それを松井に告げようと思っていたと。その矢先の事故。松井は、自分は何のために恵理をかばったのだろうと。恋人だと思っていた恵理の恋人は、自分ではなく、頭を打って意識のない木沢。なのに、普通にしゃべれて、一番元気に見える、この自分が、3人のなかで一番危険、助かる確率が一番低いと。この場では、治療は無理。だが、病院に搬送する順番は、助かる可能性の高い順に決めることになると。振られたうえに死ぬなんて。まさに踏んだり蹴ったり。でも、恵理が自分のことをどう思おうと、自分が恵理を思う気持ちは変わらないと松井。そんな松井に、事実を伝える藍沢。行なう処置についてのリスクを説明して、優先順位を告げ、同意を求めて。
 
毎回毎回、これでもかこれでもかの事故の連続。ドラマの舞台が救命とはいえ、スキー板が3人をくし刺しにだなんて、ついにそこまでやるのか…。始めは、そんなふうに見えました。松井の、場違いなまでのウザさ全開のおしゃべり。そして、恋人だと思っていた恵理はそうではなく、自分の勘違いで、自分は死に行く運命にあるらしいと、まるで道化のような松井の恋の結末(濱田岳さんは、こういう役を演じるのが上手いですね)。ふたりを救って、松井は命を落とすことに。しかし、松井の思いは、藍沢がしっかり受け止めて。それを、松井に救われたふたりに、自分がきっちり伝えると。少々つくり過ぎの設定に映りますが、そして、重過ぎる展開とはいえ、見応えのあるストーリーでした。脚本家は、よくこのようなストーリーを考えつくものだと、感心します。
 
病院に戻った藍沢は、今度は自らが、知らなかった真実と向き合うことに。胃癌で死んだと知らされていた母親。真実は、違うらしいと。そこに現われた父親。真実がもたらすのは、何なのか? 続きは次回…。
 
緋山は、処置をした男性の後を白石に引き継いで、ヘリに乗るのは嫌だという女性の患者と一緒に病院に戻りますが、傍目には、男性患者よりも搬送の優先順位は上に見えなかったのですが…。容体が安定したかと思ったら、先天的な心疾患があったと。よりによって、こんな場面でそれがわかるなんて。生きている人間を見殺しにするなんて、あんたは鬼か。取り乱した母親の、容赦のない言葉が懸命に手当てを行なう医師たちの心を突き立てて。救えなかったことにショックを受けるだけでなく、患者の家族からも責められて。見ているこちらもやりきれない思いでいっぱいです。現実も、こういう場面がたくさんあるのでしょうね。後から真実を知り、お詫びと感謝の言葉を差し出されることもあるとは思いますが。
 
真実が幸福をもたらすとは限らない。
不幸をもたらす真実よりも、幸福をもたらす嘘のほうがいい。
嘘をつくなら、ずっと嘘をつき通してほしいと思うこともある。
人は嘘をつく。患者も例外ではない。
だが、医者には嘘をつくことは許されない。
事実を知らせるのが医者の仕事 。
医者は、事実を伝えなければならない。
たとえ、それがどんなに残酷な事実であっても。
残酷な結果が待っていようと、真実を知らされるほうがいい。
 
今回の肝であり、次回からの展開を暗示するかのような藍沢の言葉。ファーストシーズンよりも、毎回毎回が魅せるセカンドシーズンです。
 
 
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■第3話のあらすじ(番組ホームページより)
 
藍沢耕作(山下智久)は、祖母、絹江(島かおり)の病室を訪ねてくる山田一郎が気にかかる。しかも、絹江は、物騒なうわ言も口にしていた。
 
緋山美帆子(戸田恵梨香)の心臓は、やはり爆弾を抱えていた。検査の結果、カテーテルによる手術が必要だった。2時間ほどで済むと心臓内科医は言うが、回復率は約6割超。前回の手術でフェローとして2か月の空白をつくってしまった緋山は、安易に手術の同意書にサインすることができない。
 
そんなとき、消防からドクターヘリの要請が入る。駅の階段で乗客の将棋倒しが発生し、多数の負傷者が出たという。藍沢は、橘啓輔(椎名桔平)、白石恵(新垣結衣)と現場へ飛ぶ。3人が倒れている現場を見た藍沢は、愕然とする。その3人は、スキー板で串刺しになっていた。
 
 
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フジテレビ「コード・ブルー 〜ドクターヘリ緊急救命 2nd season」第2話:自らの道

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フジテレビ「コード・ブルー 〜ドクターヘリ緊急救命 2nd season」前回の希望のある展開から一転、今回は重い展開がメインに。それぞれ仕方のない結果ではあったものの、それが、その患者さんと向かい合うことになった医師たちの迷いや悩み、葛藤や後悔を描くための設定に見えてしまうのは、医療ドラマでは避けられないことなのでしょうか。とはいえ、セカンドシーズンに入って、見応えは120%増しという印象。見応えが増した展開になった分だけ、逆に比嘉さんを除く4人の、あまりにも若すぎる見た目が気になって仕方ありませんが。
 
脳腫瘍の患者さんは、病気のリスクに向かい合うことに。言語と記憶をなくすリスクを承知の手術で生を得るか、死を受け入れて残りの人生を今のままの自分で過ごすか。生を取るべく、手術に導くのが主治医としての務めとは言うものの、それが本当に正しい姿勢だったのかと悩む白石。
 
藤川のよさは、自分のできることを着実にこなし、患者との関わりもうまくこなしていくことだと橘。藤川は、ここに来て初めてほめられたと、まるで茫然自失のように喜びをかみしめて。しかし、次のフライトで患者の命を救えず、大きなショックを受けて。処置をしたのが自分ではなく、藍沢だったら、救えていたかもしれないと。橘が言うところの、自分をよく知っている藤川ゆえに、悔やんでも悔やんでも気持ちを切り換えることができない藤川。そんな藤川に、救えなかった患者のことだけを覚えていればいいとアドバイスする藍沢は、成長著しいというか、ここでの経験の賜物と言うべきか。藤川のくだりは、今回のエピソードで、一番心を打たれました。
 
今回は、そんな、それぞれの候補生たちのことよりも、患者と医師のめぐり合わせについて考えてしまいました。手術が成功するかは、医者のスキルによる部分が大きく、病気としっかり向かい合えるかは、医者のハートによる部分が大きく、医師とのめぐり合いが、患者の命と人生を大きく左右することになるのかと。そして、自分が脳腫瘍の患者さんの立場になったら、どうしているかと(リスクが言語と記憶なら=自分が自分でいられなくなる可能性が高いとしたら、自分は手術を選ばないと思う)。
 
冴島の恋人・田沢は、医師だったのですね(ファーストシーズンでは、それを感じさせるシーンは、ありましったっけ?)。ある日突然、手が思うように動かなくなって…。ストーリーの深みが増しました。
 
藍沢の祖母・絹江のうわ言の「お前が夏美を殺した」は、病室を訪ねてくる山田一郎=藍沢の父親のことでしょうか。妙なサスペンス路線にならないことを願っています。
 
 

フジテレビ「コード・ブルー 〜ドクターヘリ緊急救命 2nd season(新番組)」第1話:聖夜の奇跡

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フジテレビ「コード・ブルー 〜ドクターヘリ緊急救命 2nd season」2008年7月〜9月に「木曜劇場」枠にて全11話で、2009年1月に「土曜プレミアム」枠にて新春スペシャルが放映された作品の続編(2nd season)が、“月9”枠で登場。山下智久さんは、2009年7月〜9月の“月9”ドラマ「ブザー・ビート」に続く“月9”出演、新垣結衣さんと比嘉愛未さんは“月9”初出演です。
 
TBSのスペシャルドラマ「Wの悲劇」と重なりました。迷ったら長いほうを見ることに決めているので、「Wの悲劇」を見ることにしました。来週の第2話までに見られれば…というところです。
 
 
PS.
◆山下智久さん、凛々しくなりましたね。今度の髪形のほうが、似合っていると思います。
 

フジテレビ「ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー」第11話(最終回):最終回拡大75分スペシャル完結編!! …旅立ち

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フジテレビ「ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー」最終回のサブタイトルは、物語の結末が目に浮かぶ「旅立ち」。果たして、その結末はいかに?
 
悲願の優勝まで、あと一歩と追い上げたJCアークス。場面は、直輝のフリースロー。このフリースローを決めないことには、逆転優勝の可能性はなくなる。気合を入れる直輝。静まりかえった会場。と、そこに軽井沢から駆け付けた莉子が現われて。ちょっと、そこの8番! ちゃんと来たから、ちゃんとファン1号が応援に来たから。ちゃんと勝ちなさいよ、バーカ! 直輝に檄を飛ばす莉子。第2話を思い起こすクライマックスでしたが、このタイミングでのこの言葉は、KYにしか見えないのですが(笑)。あのときとは違うのではないかと。1年前と変わらない莉子? テレビ中継がなくてよかった。麻衣に同感です。
 
それにも増して、「わかるけど、それはないようなぁ」なエンディング。優勝を決めて盛り上がる場内。直輝は、客席の莉子のもとに向かって…。客席で抱き合う直輝と莉子。「莉子のおかげで強くなれた。もう離さない」と直輝。キスするふたり。そんなふたりを気にする人が誰ひとりいない場内。盛り上がるべきシーンで違和感を感じる僕は、ひねくれているのでしょうか? 今シーズン、チーム一番の活躍を見せる直輝。そんな選手で、しかも、優勝の“ブザー・ビート”を決めたというのに、場内の誰ひとりとして、その動きに目を止めないのは、あまりに不自然です。場内の人たちに祝福されるほうが、ずっと自然に見えたのですが…。
 
ところが、ドラマは、ここで終わり。1週間後に予定されている莉子が所属するユースオーケストラのデビューコンサートについては描かれずに終わるという、尻切れ感の残るエンディングでした(もしかして、その後を描くスペシャルが決まっている?)。
 
直輝から莉子への「1番のファン」返し、直輝の乗ったバスを追い掛ける莉子、直輝からの「一輪のひまわり」再び(今度は自分自身でしっかりと)、指導の先生が莉子に告げる「Love makes you strong」(「me」を「you」に替えて、セリフにまで出してしまうとは)などなど、1年前のふたりをなぞるかのようなシチュエーションの数々。ベタで押しまくる正面突端の展開。ふたりの夢が叶うまで、きちんと描いてほしかったものです。
 
さて、最終戦の物語は、前話から2週間後。黙々とリハビリに励む直輝。「もう会わない」「さよなら」。莉子との別れのシーンを思い出して。余韻に浸る直輝とは裏腹に、こっちは、あらためて思うじれったさ。夢のために別れるという展開には、無理を感じずにはいられません。「別れる」と決めて線引きをしなくてもいいのではないかと。夢を追ったがために疎遠になり、別れてしまったら、それはそれで仕方のない、自然なこと。なのに、付き合う前から「別れる」だなんて。直輝から莉子へのメッセージ、「夢に向かってガンバレ! 1番のファンより」は、ドラマとしては、「うんうん」ですが、個人的には「違うだろう! 直輝」です。
 
直輝の家には、菜月の届け物。気が利くけど、計算高く見えてしまうのは、菜月のキャラか、脚本家の筆か? そんな菜月の心遣いに、直輝の母・真希子は、菜月はいい子だと、妹の優里と声を揃えて二重唱。そして、母親は復縁アリだと。息子と恋愛の話ができてうれしいと喜ぶ母親は、恋愛はファンタジーではないと気付く年頃になったんだねと、感慨深く我が子を見て…。そんな母親に、心から安らげる女の子を見つけたと直輝。彼女も大事な夢を追っていて、でも離れたくないしと。「だから、違うだろう、直輝」と突っ込みつつも、画面のなかでは、母が息子を優しくフォロー。「信じて、諦めない」。バスケも恋愛も同じだと励まして。恋愛の話ができる父と息子もいいけれど、母と息子というのも、いい感じです。
 
一方、莉子は、中途半端な気持ちで音楽をやるなと言われて、携帯を解約。これって、莉子の本心よりも、脚本家の恣意的な設定にしか見えないのですが…。いつでもどこでも連絡可能な便利ツールを排することで、恋するふたりの障害を設けようという…。それはさておき、最後のバイトの日に、店長の奥さんが現われて。その人は、直輝の姉。こういう人間関係の半径を狭める設定は、個人的には嫌いです。ここで、直輝の姉にひまわりのことを語らせるというのは、脚本としては、苦し紛れの展開に映ります。麻衣作の、莉子の恋愛遍歴ならぬ恋愛年表がスゴイ!(笑) でも、こういうのをつくってみるのも、おもしろいかもしれませんね。自分にとっての、意外な分岐点が見つかったりして…。
 
川崎と再開して、今、自分が置かれた状況と、直輝への思いを新たにする莉子。半年前の自分は弱かったと。直輝と離れるくらいなら、夢なんて簡単に捨てられそうに思えたと。でも、軽井沢に行って、自分がどれだけヴァイオリンが好きかがわかったと。そんな莉子に川崎は、自分だったら、ヴァイオリンよりも自分の傍にいてくれと引き止めていたかもしれないと。これって、逆菜月パターン? いつまでも夢を見ていないで、現実=プロポーズに応えなよと。直輝が母親にアドバイスされたのと同じように、莉子に川崎は言います。無理そうな夢でも、諦めなければ、きっと道はあると。
 
JCアークスの決勝戦は、コンサートの1週間前。個人的には、「まだ1週間もある」と映ります。ここまで来たベタ路線。演奏会前日ぐらいにしたほうが…と思ってしまいます。1週間前なら、それも、予定表に書けるほど前からわかっていたなら、事前に相談して抜ければいいのに、と思うのですが。そんな甘い気持ちでやっていたのか、などと叱られて、それでも諦められずに練習中に抜け出すというのならまだしも、あれでは、直輝の思いが全然通じていないというか、プロ根性が芽生えたかと思いきや、半年経っても半年前のままというか、ただの迷惑な“原石”にしか見えません。なのに、「大事な人の、大事なときなんです。今応援に行かないといけないんです」に対して、指導の先生は、すべてOK、「Love makes you strong」だと。この展開、脚本として脇が甘くないですか?
 
レギュラーシーズンに入ったJCアークスは、悲願の優勝を目指してまっしぐら。半年のリハビリを経て、直輝はチームに復帰。復帰後の直輝は、絶好調。代々木ともいい感じで…。プレーオフ進出を決めたところで、菜月は、直輝に「優勝したら結婚しようと言っていたよね」と、昔話モード。しかし、直輝は反応なし。菜月は、めげずにセミファイナルを決めた試合後に、再び直輝にアタック。
 
自分の夢や将来を押して付けて直輝を傷つけたけれど、今なら直輝の夢が心から信じられる。私は直輝が好きなの。私とじゃ、幸せになれない? しかし、直輝の気持ちは変わらず。菜月は幸せになれるよ。でも、その相手は俺じゃないと。僕には、何を格好つけて、意味不明なこと言っているんだ? と聞こえましたが、菜月も同感? チッと舌打ちして、そういう優しすぎる態度だから、相手に嘘をつかれたり、二股をかけられると。でも、それって自分のことでは? 自分自身に対する後悔、再び…という心境?
 
傍目には、直輝と菜月もいい組み合わせに思えるので、いったん本音をぶつけて別れたふたりが、やり直したなら、それも、菜月のほうが直輝を理解し、そのありのままを受け入れようとしたなら、今度こそうまく行きそうに見えるのですが、莉子のことはさておき、直輝のほうが受け入れるのは無理のようですね。菜月の前では、自分を装うことから逃れられないようで。結局、菜月は、チームの優勝を賭けた最終戦を前にして、自身の最終戦に破れ、優勝してね、誰かのためじゃなくて、自分の大事なプライドのためにと、精一杯の言葉を直輝に残して戦線離脱(でも、何で唐突にフレンチトーストなの? フレンチトーストは、直輝の象徴?)。
 
泣き崩れる菜月のもとに、駆け寄る宇都宮。菜月に問われて、3年前から別の女性が好きだと。片思いなのは、相変わらずだけれどと。そんな宇都宮に菜月は、宇都宮に想われる女性は幸せだと。3年前? 菜月と直輝が付き合い出したのは3年前。まさか、宇都宮が想っていたのは菜月? 付き合ってくれよ。ついに宇都宮は、菜月に告白。キターッな展開かと思ったら、またケーキ屋への誘い(優勝を決めたあとに、宇都宮は、菜月を肩車していましたが、あれは、ふたりの交際の暗示? それとも、キャプテンとしてチアリーダーの菜月への感謝の意?)
 
さて、秀治と麻衣ですが、オママゴトのようなラブラブモード。直輝が手本な秀治は、1年前の直輝をなぞるかのように、「麻衣さん、優勝したら、結婚してください」とビシッと言いたかった、結局言い出せなくて…。と思ったら、「秀治くん、優勝したら、結婚するよ」と、麻衣のほうから…。麻衣のキャラがそうさせたのか、秀治の思いを知ってのことか…。できることなら、優勝戦でいいところを見せて結婚といきたかったところですが、ベンチで優勝を迎えたのは、秀治らしくてよかった?
 
拡大枠での最終回にしては、中途半端で消化不良な部分の残る、今ひとつな仕上がりに思えます(本作に限らす、総じて最終回が今ひとつな出来ばかりの今クール!)。それはそれとして、「Love makes me strong」=「恋は人を強くする(のか)」が、本作を流れるテーマだったようですが、それと並行して描かれた、「諦めなければ、夢を叶える道は残されている」という部分のほうに、より共感しました。
 
努力に努力を重ねても、夢は叶うとは限らない。だから、現実と向き合うべきだというのも正論ですが(1年前の菜月)、たとえ叶わなかったとしても、それが後悔にはならないでしょう。SEAMO(シーモ)の「Continue(コンティニュー)」に、《負けたら終わりじゃなくて やめたら終わりなんだよね どんな夢でもかなえる魔法 それは続けること》とありますが、青臭いかもしれませんが、夢を追い掛けたい。その意味で、清々しさを覚えたドラマでした。
 
 
B'z「MY LONELY TOWN」PS.
◆B'zによる主題歌「イチブトゼンブ」。ドラマで効果的に使われていたスローバージョンは、10月14日発売の47枚目のシングル「MY LONELY TOWN」に「イチブトゼンブ −Ballad Version−」として収録されます。初回限定盤の特典DVDに収録の、1974年の封鎖から35年振りに上陸が解禁された、長崎・軍艦島で撮影された「MY LONELY TOWN」のプロモーションビデオも興味深いところです。
◆莉子が参加を許されたオケは、公演ポスターには「ユースオーケストラ」とありましたが、管弦楽団ではなく弦楽オケ? 莉子は2ndヴァイオリンでしたが、席の位置からすると、かなり買われているようです。
◆莉子の先輩というチェリストの設定は、何のため? しかも、フレンチトーストを絡める必要はあったのでしょうか? 中途半端な、妙な思わせぶりなシチュエーションに映っただけではないでしょうか。
◆冒頭の前話エンディングのリプライズ。北川景子さんのスッピン顔と涙は、何度目にしてもいいなぁと(笑)。あの敬礼姿には、胸キュンです(今や死語?)。
◆次の“月9”は、10月19日スタートの「東京DOGS」。小栗旬、水嶋ヒロ、吉高由里子を迎えての、爆笑と勇気と友情と恋を軸にしたシリアスコメディだそうで…。9月13日から撮影が始まったそうです。もっと余裕をもって撮影を行なうのかと思ったら、そうでもないのですね。
 
 
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■第11話のあらすじ(番組ホームページより)
 
上矢直輝(山下智久)は、オーケストラのヴァイオリニストになるチャンスを諦めようとしていた白河莉子(北川景子)に、最後まで夢を追ってほしいと助言する。莉子は、音楽財団の理事長・八尾隆介(升毅)に認められ、軽井沢で活動するオーケストラに誘われていたが、直輝と離れたくないという思いから、その話を断ろうとしていた。直輝の思いを受け止めた莉子は、軽井沢に行くことを決意し、別れが辛くなるからもう会わないと直輝に告げて、その場を後にした。
 
それから一週間後。直輝は、チームメイトの秦野秀治(溝端淳平)から、莉子が明日軽井沢に出発することを教えられる。一方、莉子は、音楽だけに集中するために携帯電話も解約していた。親友の海老名麻衣(貫地谷しほり)は、そんな莉子の行動に驚きながらも、寂しさを隠せない。
 
最後のアルバイトを終えた莉子は、世話になった書店の店長・小牧祐介(川端竜太)に挨拶をする。するとそこに、祐介の妻・雪乃(ちすん)がやってきた。その際、雪乃は、莉子が以前、駅ビルで演奏していた女性であることに気付き、弟が演奏者にひまわりを渡そうとしていたが渡せなかったと話し出す。その話を聞いて、直輝くんらしいと笑う祐介に、莉子たちは驚きを隠せなかった。あのとき小学生からもらったひまわりが、実は直輝のものだったことを知った莉子は、直輝と話したいという思いを必死に抑えて、あらためて真剣に音楽に取り組むことを決意する。
 
出発の朝、莉子は、公園の大きな看板に直輝からのメッセージが書かれていることに気づく。涙を浮かべながら、その看板を見つめる莉子。莉子は、出発前に看板の写真をデジカメで撮り、軽井沢へと向かう。
 
そんななか、PBA(プロ・バスケットボール・アソシエーション)の2009年シーズンが開幕する。JCアークスのヘッドコーチ・川崎智哉(伊藤英明)は、宇都宮透(永井大)、代々木廉(金子ノブアキ)、守口修斗(青木崇高)、佐賀弘明(石田剛規)たちをコートに送り出した。その頃、直輝は、完全復活を目指して、ひとりリハビリを続けていた。
 
半年後。JCアークスは、復活した直輝の活躍で快進撃を続け、プレーオフ進出を果たす。一方、先輩の東京公演を手伝うため、久しぶりに上京した莉子は、秀治と一緒に歩いていた直輝の姿を目撃する。だが、直輝たちはバスに乗り込んでしまったため、会うことはできなかった。
 
代々木体育館のそばで偶然、川崎と再会した莉子は、軽井沢に行ったおかげで、あらためてヴァイオリンを好きになったことや、直輝への思いを口にする。川崎は、そんな莉子にブザー・ビートの話をして、最後まで諦めなければきっと道は残されていると告げるとともに、直輝は今でも莉子のことを思っていると付け加える。
 
JCアークスは、セミファイナルを勝ち上がり、ファイナル進出を決める。そんなある日、直輝が自主練習をしていると、菜月がやってくる。そこで菜月は、直輝のことが好きだと告白するが、直輝は、「菜月は幸せになれるよ。でも、その相手は俺じゃない」と返す。直輝の気持ちを知った菜月は、フレンチトーストのつくり方だけ教えてほしいと言うと、自分の大事なプライドのために優勝してほしいと、直輝にエールを送る。直輝が去ったあと、菜月は泣き崩れる。そこに宇都宮がやってくる。宇都宮は、気丈に振舞う菜月をデートに誘った。
 
麻衣は、秀治のためにカツ丼を作っていた。麻衣との結婚を考えていた秀治は、優勝したら結婚してほしいと言いたかったが、ためらっていた。すると、カツ丼を運んできた麻衣が、「優勝したら結婚するよ!」と秀治に言う。
 
直輝は、莉子に会うために軽井沢を訪れるが、莉子はレッスン中で会えなかった。直輝は、スタッフに一輪のひまわりの花を託して、その場を後にする。
 
JCアークス対ハーツの決勝戦が幕を開けた。観客席には、直輝の母・真希子(真矢みき)や妹の優里(大政彩)はもちろん、姉の雪乃や祐介、陽一(加藤慶祐)たちの姿もあった。
 
同じ頃、レッスンを受けていた莉子は、ふいに演奏を止めると、大事な人の応援に行かないといけないと言って、練習場を飛び出す。
 
試合は、一進一退の攻防の末、JCアークスがリードを許したまま、残り1分となっていた。シュートの際にファウルを受け、倒れる直輝。残り時間30秒で直輝のフリースローとなったそのとき、息を切らしながら客席に莉子が現われる。「ちゃんと勝ちなさいよ、バーカ!」。莉子の叫び声に思わず笑みをもらした直輝は、落ち着いてゴールを決めた。
 
ハーツのボールで試合が再開。残り数秒でパスカットに成功した代々木からのボ―ルを受けた直輝は、そのままゴールにボールを放ち、見事、ブザー・ビート決める。JCアークスの逆転優勝だった。客席に走っていった直輝は、莉子を抱きしめると、「もう二度と離さない」と言って、彼女にキスをする。
 
 
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フジテレビ「ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー」第10話:最終章・別れ

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フジテレビ「ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー」サブタイトルの「最終章」は、懲りずにまだやるの? なところですが、問題は、それではなくて…。前回、あそこまで振幅の強い展開にしておいて、今回のこれは、ちょっとないような気が…。少々肩すかし。「別れ」とあっても、誰も、それが直輝と莉子の別離を示すとは思わないでしょうけれど(菜月の「策」というか「罠」というか「術」というかによって、ふたりのすれ違いが増して、別れる寸前に…というのはあったとしても)、互いの夢の実現のために、一時離れて=「別れる」というよりも「距離が離れて」という、要は、互いに離れて、それぞれの夢に目指してのそれが「さよなら」の意味とは…。もう会わない。会ったら、別れが辛くなるから。さよなら。ただし、互いの夢が叶う日まで。まるで、少し昔の「正しい男女交際のあり方」のような展開。あるいは、高校受験を前にした中学生の恋物語。志望校に受かるまでは、会わないでいよう。そんな感じ(苦笑)。何という健全な展開。川崎の、やけに“いい人”な描かれ方から、嫌な予感がしていたのですが(笑)。
 
「納得できないよ。どうして、俺より直輝なんだ」「お前に彼女が守れるとは思えない」。前回のあの終盤の、直輝に対する挑戦、大人の男の逆襲、あるいは、コーチと選手という立場を超えての、莉子をめぐっての宣戦布告のようなピリピリしたムードは、高まることなる、突如、消え失せて…。「部屋で何していたかわかるか?」「俺が優しく抱きしめた」なんて、思わせぶりなセリフをかましておいて、一転、あっさり。この変わりようは、どうして? しかも、青い者同士、勝手に仲良くやってくれ、なんて口にするとは。しかし、若者の無防備な言葉に傷つくだなんて、川崎も、歳なのか(笑)。莉子からは、直輝といると元気になれると、直輝からは、莉子がいると、強くなれると。ふたりから同じようなことを言われたと、あっさり引き下がって…。おまけに、お前がどれだけ強くなったか、俺にバスケで見せてみろ! だなんて、バスケ部の熱血顧問と部員のような川崎と直輝です。
 
ごめん、寂しかった。私も、俺もと、互いに心の内を告げ合う直輝と莉子。直輝は、男は、好きな子に格好悪いところを見せたくないものだと。このシチュエーションでの、この直輝のセリフ、直輝がますます“ヘタレ”に映ります。前話では、あんなにすれ違って、もうダメだ雰囲気だった直輝と莉子なのに、互いに傷つけあって、落ちるところまで落ちてなダークサイドに陥ることなく、あっという間に(1日も経っていない?)、仲直り。バカップル寸前のラブラブモード。何それ? という感じです。でも、考えてみれば、ふたりは、まだ付き合いが始まっていませんでしたね。別れもあったもんじゃないか。
 
で、莉子も、バイトをクビになったことを直輝に言わなかったから、おあいこ。そんな感じで…。でも、それよりも、さらに何それ? なのは、自分に自信がなくて、劣等感ばかり、でも、莉子は、そんな自分を認めてくれたという直輝のセリフ。それだけなの? 菜月とは、どうだったの? 3年付き合った菜月とでは、ダメだったの? どうして? 菜月との3年間も、莉子とのこれまでも、テンポと勢いだけで来ているため、説得力に欠けにように映ります。このセリフだけだと、前話で菜月が言っていた、傷のなめ合い、そのものではないかと(苦笑)。
 
それはさておき、好事魔多し。大丈夫そうだった直輝の足に激痛が走り…。もはや手術は避けられそうもない様子。しかし、直輝は、自分にとっては今が何より大事。手術をしたら、その今が失われると。そこに登場するは、これまた、未だ懲りない菜月。直輝を無視して、さっさと手術の日程を決めてしまい。マネージャーのセンス抜群な菜月が、再び直輝のハートを震わせるかと思いきや、私がそばにいたら、もっと早く判断していたのにと、余計なひと言。この“私が、私が”ノリがなければ、直輝と、もっとうまくやれたのでは、という気もします。
 
直輝の母に対して、「直輝と別れたから、こんなことになったんです」「まだ好きなんです、忘れられないんです」「後悔しています」「失って、ようやく気付いたんです」「片思いでもいい、いつか直輝が必要だと思ってくれる日が来るまで」。こんなセリフがポンポン言えるとは、凄い。自分で自分のシナリオに酔って言っていればいいのに、莉子がいることを意識して、莉子を牽制するかのように言うから、ムッと来てしまう。個人的には、嫌いじゃないキャラなのですが。
 
 
 
おもしろすぎて(?)、書きたいことがうまくまとまりません。以下、追々…。
 
 
 
 
 
次回は最終回、75分スペシャル。莉子は、プロへの道を歩み出し、直輝は、手術から復帰して、代々木たちとの冴えたチームプレイによって“ブザー・ビート”を決めてシーズンを終える。そんな、誰もが予想する展開から、どれだけ、いい意味で外して、ドラマを盛り上げてくれるかを期待しています。
 
 
ドヴォルザーク「弦楽セレナーデ」オルフェウス室内管弦楽団PS.
◆莉子が参加を許された弦楽オーケストラが演奏したのは、ドヴォルザーク「弦楽セレナーデ」。これまでにドラマのなかで使われた曲(選曲)からすると、チャイコフスキー「弦楽セレナーデ」あたりが来るかと思っていたので、ちょっぴり意外で新鮮。ちなみに、この曲の僕のお勧めディスクは、オルフェウス室内管弦楽団による演奏(カップリングは、チャイコフスキー「弦楽セレナーデ」とヴォーン=ウィリアムズ「グリーンスリーヴスによる幻想曲」)。小編成ならではの各声部の見通しのよさと、キレのよい、しなやかなフレージングが魅力です。この曲の名盤とされる、カラヤン&ベルリン・フィルによる、シンフォニックで重厚な響きも、悪くはないとは思いますが。
◆当夜のプログラムは、ドヴォルザーク「弦楽セレナーデ」を柱に、シベリウス「アンダンテ・フェスティーヴォ」、メンデルスゾーン「弦楽のための交響曲」(何番だったのだろう?)、バルトーク「弦楽のためのディヴェルティメント」、バーバー「弦楽のためのアダージョ」という構成。これまでの莉子の練習シーンから考えると、莉子にはなじみのない曲ばかりに思えますが、ちゃんと弾けたのでしょうか?
◆弦楽オーケストラを指揮した“銀髪”の指揮者は、役者さんではなく、プロの指揮者である栗田博文さん(1961年・神奈川県生まれ)。ご自身のブログ「指揮者・栗田博文のダイアリー栗田博文」の9月8日記事「ブザー・ビート 第10話」によれば、本作は、業界関係者にも見ている人が多いのだとか。
◆宇都宮が心配そうな目で菜月を見るカットがありましたが、宇都宮の好きな人って、菜月なの? だとしたら、ちょっとがっかり。というのは、菜月と直輝の昔が描かれないことによるのですが…。
 
 
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■第10話のあらすじ(番組ホームページより)
 
上矢直輝(山下智久)は、白河莉子(北川景子)のために生花店で一輪のひまわりを買い求め、彼女のアパートへと急いでいた。
 
その頃、莉子は、出張先のボストンから1日早く帰国し、約束どおり、真っ先にアパートまで訪ねてきた川崎智哉(伊藤英明)と一緒だった。莉子は、川崎にもらった指輪を返すと、直輝のことが好きだと告げる。莉子の気持ちを知り、幸せならそれでいいと、理解を示す川崎。しかし、直輝とケンカし、ヴァイオリニストになるという夢も諦めようとしていた莉子は、幸せだと答えながらも、涙をこらえることができなかった。川崎は、そんな莉子を優しく抱きしめる。
 
直輝が莉子のアパートに到着すると、彼女の部屋から川崎が出てくるところだった。アパートの隣にある公園で直輝と対峙した川崎は、莉子が泣いていたことを話し、お前に彼女を守れるとは思えないと言い放つ。そんな川崎に、直輝は、莉子と一緒にいれば強くなれる、彼女と一緒に夢を追い続けたいと訴える。川崎は、ため息をもらすと、莉子にも同じことを言われたと苦笑し、身を引く代わりに、強くなったところをバスケでちゃんと見せてくれと直輝に言い残して去っていく。
 
あくる日、直輝たちJCアークスの面々は、復帰した川崎の指導のもと、練習を開始する。ところがその最中、直輝は、足首に激痛が走り、倒れてしまう。病院に運び込まれた直輝は、医師から手術を受けるよう勧められる。しかし直輝は、手術を受けたら開幕戦に間に合わないと拒絶する。そのとき、直輝の意志を無視して、一刻も早く手術の日程を決めてほしいと医師に申し出たのは、病院まで付添ってきた七海菜月(相武紗季)だった。菜月は、試合中に同じことが起きたらチームに迷惑がかかると説得し、直輝に手術を同意させる。
 
一方、莉子は、須賀川淳(岡本光太郎)から電話を受け、東都音楽財団の事務室に呼び出される。そこに現われたのは、会員制のバーでヴァイオリンを弾いていた莉子に厳しい言葉を浴びせた男・八尾隆介(升毅)だった。財団の理事長を務めている八尾は、ある演奏会でヴァイオリニストに欠員が出たことを伝え、明日からの一週間を自分にくれないかと莉子に言う。莉子の努力次第で、一週間後の演奏会に起用してもいいという。大喜びでその話を受けた莉子は、さっそく直輝に報告する。
 
直輝は、手術を前に、焦りや苛立ちを隠せなかった。直輝の母・真希子(真矢みき)は、直輝の様子を心配して、復帰したら応援に行くといって励ます。
 
その夜、練習の合間を縫って直輝とデートした莉子は、田舎に帰ろうと思っていたことを告白する。「お母さんに、もう夢諦めて帰ってきたらと言われて、もう限界かなって。でも、今もうちょっと頑張ってみようかと思っている」と莉子。直輝は、そんな莉子に、チャンスがある限り頑張るべきだと言葉を掛ける。
 
別の日、練習場で代々木廉(金子ノブアキ)に会った直輝は、チームメイトのクセなどを教える。アークスが勝つためには代々木の力が必要と思っての助言だった。そんな直輝に、代々木は、ネズミなんて大したことはない、さっさと治して帰って来いと声を掛ける。
 
そんななか、莉子は、八尾たちの前でレッスンの成果を披露し、ついにコンサート出演のチャンスを得る。莉子は、直輝に「受かった!」とメールする。そして、アパートに戻った莉子は、さっそく海老名麻衣(貫地谷しほり)にも報告する。その際、麻衣は、直輝が手術を受けていることを莉子に知らせる。
 
病院に駆け付けた莉子は、直輝の病室に入ろうとして立ち止まる。部屋に菜月の姿があった。しばらくすると、そこに真希子と直輝の妹・優里(大政絢)がやって来る。真希子から声を掛けられ、とっさに病室の前から離れる莉子。莉子が来ていることに気づいた菜月は、自分が直輝と別れたからこんなことになったと真希子に頭を下げると、今でも直輝のことが好きで、別れたことを後悔していると真希子に泣きつく。
 
莉子のメールを見た直輝は、自分のことのように大喜びし、さっそくお祝いのメールを送る。そこで足の手術を受けたことを報告する直輝。それを読んだ莉子は、「足、大丈夫? 無理はしないでね。明日は精一杯がんばります。大好きだよ」と返信する。
 
演奏会の日、会場には、麻衣はもちろん、莉子の両親・光男(野村信次)と晴美(手塚理美)の姿もあった。ドレス姿でステージに現われた莉子は、客席に目を向け、直輝の姿を探す。するとそこに、スーツ姿の直輝が松葉杖をつきながらやって来るのが目に入る。その手には、ひまわりの花束があった。
 
莉子たちは素晴らしい演奏を聴かせ、喝采を浴びる。直輝も、演奏を終えた莉子に花束を手渡す。莉子は、八尾から、軽井沢を中心に活動している彼の財団のオーケストラに誘われたことを直輝に告げる。そして、莉子は、直輝と離れたくないという思いから、それを断るつもりでいたことを口にする。その夜、いつもの公園で莉子と再会した直輝は、最後の最後まで諦めないで夢を追い続けてほしいと莉子に告げる。その思いを受け止めた莉子は、涙こらえて直輝と離れる決心をする。
 
 
>> 「ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー」番組ホームページ
 

フジテレビ「ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー」第9話:引き裂かれた絆

ブログネタ
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フジテレビ「ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー」今回も盛り上がりました。定番ストーリーの、愛するふたりの“引き裂かれ”展開かと思ったら、菜月に「引き裂かれた」莉子と直輝というよりも、莉子の弱気な心が生んだ直輝との「すれ違い」という感じでした。いえ、互いのすれ違いが生んだ亀裂…というよりも、実は、莉子は天然の地雷だった? な展開。ところが、直輝も直輝で、互いに、相手に対して言ってはいけない言葉を口にして…。ふたりの心は、乱れに乱れて、このまま、別れてしまうのでは…というのは、よくある展開と言ってしまえば、それまでですが、さすがは“月9”、魅せます、楽しませます、突っ込ませてくれます(笑)。そんな直輝と莉子の間に、ナイトよろしく、川崎も割って入って…。そんな、原点回帰のストーリーが、自分の心にストライク。印象的なシーンとセリフのオンパレードも、ポイント高いです。
 
それはさておき、莉子は、菜月の言葉に心をかき乱されたにしても、それまでに見せていた、真っ直ぐでひたむきな、あの明るさは、どこへ行ってしまったのでしょう? 直輝のことを思って合宿所に駆け付けた、あのときの莉子は、見る影もないというか…。直輝に対する疑心暗鬼。とはいえ、「恐かった、ここに来る途中で、直輝に、誰か他に好きな人ができたら…」なんて言われたら、多くの男は、思わずぎゅっと抱きしめたくなるというよりも、引いてしまいますよね(苦笑)。
 
そして、さらに相手を引かせるだけのセリフも…。自分は、いつも直輝のことだけを見ているのに、直輝は、どうして自分のことを見ていてくれないのかと。自分は“直輝100%”なのに、直輝は、“莉子100%”ではないのかと。恋するゆえの“お願いモード”“おねだりモード”ではなく、あたかも相手を責めるかのような勢い。ふたりがダメになる“始めの一歩”のよう…。莉子の気持ちもわからなくもないけれど、こういう言い方はないでしょう。夢を目指すことを誓い合ったふたりなら、なおさらのこと。まずは、それに向かって進まないと(まるで“受験生の恋”のようなふたり)。
 
ところで、菜月と直輝は、あの場に、どれだけの時間いたのでしょう? 秀治と麻衣が、練習が早く終わったので食事をしてきたと言っていましたが、それほどの時間が流れたようには見えませんでしたが(30分も経っていないような)。それとも、直輝を抱きしめた菜月は、直輝の時間までも止めてしまった?
 
それにしても、直輝は“ヘタレ”センスが抜群(笑)。電話ぐらい入れろよ、と思ったら、電池切れてるし…となるし。部屋で待っているかと思った…というのは、僕もそう思いましたけど(笑)。雨の中、相手のことを思って待ち続けて、約束の時間を過ぎた時間を秒針が刻めば刻むほどに、心の不安は高まって。だから、莉子は、時計の秒針のピッチが違って聴こえた? 電池がヘタって、秒針が止まる寸前ならともかく、電池の消耗に合わせて秒針の進みが遅くなるようなこと=秒針の音のピッチが変わるなんていうことは、普通はありえないと思うのですが。
 
というか、そもそも、この日の待ち合わせは、何時にと、時間を決めていたのでしょうか? 時間を決めずに、というか、決められないので、いつもの公園で、という約束だったとしたら、莉子は、部屋でヴァイオリンの練習をしながら、直輝を待っていればいいのに。八尾の言葉に音楽への思いを乱され、もう夢を諦めることを決め、そんなところで菜月に心を乱されたものだから、直輝のことだけを思って待たずにはいられなかったのでしょうか。だとしても、ねぇ…。
 
私、今、どんな顔しています? 宇都宮に、自分の顔つきを訊ねる菜月。どんどん嫌な女になっていくみたいで、と。でも、本当にそう思っている? そう思わせる女を演じているだけじゃないの? 直輝にダメになってほしかった。自分と別れて落ち込んで、バスケも何もかもうまくいかなくて、自分と別れたことを後悔してほしかった。泣いて自分にすがってほしかった。やっぱりお前がいないとダメだと。それはわかるけど、やっぱり、こういうのは怖い。自分の気持ちが止められない。菜月の本質は、それなんですね。代々木と寝たくなると、自分から誘って寝てしまう。かと思えば、代々木にきつい言葉を浴びせて、自らの演出に従わせようとしたり…。それを敏感に感じ取った代々木は、遊びでも遠慮しておくと。そんな感じでしょうか(直輝よりも女を見る目は確かかも)。
 
でも、ここまで言うのは、天晴れなのは確か。思うだけでなく、行動を起こして、実際に口にしているのですから。嫌な女に見えますが、その姿勢は嫌じゃないなと。麻衣同様、ならば、どうして、直輝に直接言わないのかと思いますが。直輝を落ち込ませることができなかったら、次の獲物は莉子なのかという、腹黒路線まっしぐらな展開は、ここまで来ると、うんざりというよりも、どこまでやるのか、行き着く果てを、とことん見極めたいと感じです(苦笑)。直輝と一緒? 直輝、遅れたでしょう? それ、私のせいなの。ふたりに迷惑かけちゃったね。直輝は悪くないの、私のせいなの。こんなことしていて、自分が惨めにならないのかなと。そこまでして、直輝を取り戻したいというなら、やるべきことは、もっと別のところにあると思いますが…。
 
もしかして、浮気しているの? 直輝と。図星だったんだ。川崎さんが女に騙されちゃうなんて。女だって浮気したくなるときくらいある。自分もそれで直輝を傷つけたと。そんな菜月に憤りを感じる莉子。あんなに大事にされていたのにと。しかし、菜月は、そんな莉子の心を切り返すかのように、酷い言葉を浴びせ続けて…。大事にされるだけでどうなるの。現実は、そんな甘いものじゃない。それで生活が安定するのかと(生活は安定しないけど、心は安定、満ち足りた充足感を得られるのでは。そういうスタイルがいいかは、生き方のよしあしではなく、ふたりの相性なのでしょうけれど。そして菜月は、そういう境地には、絶対になれないのでしょうけれど)。直輝は優しいけど、自分は、直輝と現実を生きたかったと(でも、直輝は、まだまだ夢を追い続けたかったわけで。直輝とやり直したいのなら、そこは受け入れるしかないのではないかと)。
 
自分の夢を叶えたい。直輝と莉子のそれは、呑気な現実逃避だと。莉子になら、直輝は劣等感を抱かないだろうしと(プロを目指している莉子と、すでにプロの直輝ですから、そういう一面があることは事実かもしれませんね)。ふわふわした幼稚な関係。傷をなめ合う関係だと。そんふうに、夢、夢、言っている人間を見ると、自分はいらつくと。現実を見ろ、妄想に逃げるな、真面目に働けと。葉月、もう止まれません。全開です(笑)。そんな葉月の、麻衣言うところの、傷つけあうことでしか人との関係を築けない“口撃的”で攻撃的なその姿勢は、なめ合い以下かもしれませんが…。そこまで言うなら、菜月は、もっと直輝の気持ちを慮れよと。それができないなら、さっさと立ち去って、もう戻ってくるなと、こっちも突っ込みたくなりますが。
 
さらなるダメ押し展開。莉子には、直輝は大事な話はできない。直輝は、ケガを抱えているのに、手術をしないで我慢をしていると(菜月にとっての現実=リアルは、迷うことなく手術という選択なんですね。菜月は、直輝という素材をプロデュースして、自分にふさわしい男に再構築したいのでしょうか。秀治に対する麻衣も、そういう面があると思いますが、麻衣と菜月とでは、相手の思いを受け止める姿勢が違います)。莉子は、直輝の夢をバカにするのは許さないと、ついに怒り炸裂(よくある、僕のお母さんを悪くいうな、な展開を思い起こしました)。そこに割って入った麻衣(ナイスタイミング!)は、莉子じゃなくて直輝に言えばと。その通り。しかし、菜月は、それでも引き下がらず、川崎さんか直輝か、確かめたかった。でも、それを確かめて、どうなるのでしょう? どうしようというのでしょう? 相手の夢を信じることができないところで、直輝とは、もうダメな気がしますが。どっちが悪いということではなくて、性格的な相性として。菜月も、いい加減、そこに気付いてもよさそなものですが…。直輝を変えさせそう思っているのでしょうか。
 
そんな修羅場な菜月と莉子の一方で、直輝は、やっぱり“ヘタレ”モード。何かあった? 何でもない。待ち合わせ? 友だちと。菜月の後ろ姿を見つめる直輝の目は、優しさというよりも、別れて気付いた、菜月の存在感。放っておけないよ、って? しかも、莉子と別れた直後に、俺の頭の中には莉子の笑顔じゃなくて、菜月の後姿が浮かんでいた、なんてつぶやいて。ダメじゃん、直輝。別れてみてわかる、菜月に甘えていた自分。そう思うなら、もっとシャッキとしないと。といって、性格悪いし、よく付き合っていたと菜月のことを悪く言う代々木と殴り合いというのも違うよ。プロスポーツ選手が女のことで殴り合いをするなんて、情けない。宇都宮の言う通り。中学生じゃないんだから。おまけに、その夜の莉子との約束までキャンセルしてしまうし。菜月はまで、直輝のことを忘れていない、それに代々木も気付いているのではないか…。宇都宮としては、直輝のベストパートナーは、菜月になるのでしょうか。
 
ケガごめんね。 してやったり? な菜月に、「俺、今、大切にしたい人がいる」「菜月には感謝している」「いろいろと教えてもらったけど、俺はもう俺の道を行く」。まるで、年上の女性から旅立つ、若い男の子のような展開。しかし、結果は、策士・菜月、策に溺れるな結末。これで直輝と莉子は、心の安定を取り戻すかと思いきや、直輝を問い詰める莉子という展開に(アチャー)。どうしてごまかすの? 知っているんだから。全部嘘だって知っているんだから。どうして嘘をつくの。私よりも菜月のほうが大事なの? 浮気した女なんて最低。莉子に対する菜月の言葉以上にきついですね。劣等感なくふわふわ楽しくやっていける。傷のなめあいだから。莉子に対する直輝の気持ちは、決してそうではないけれど、直輝に対する茉莉の気持ちには、そういう部分もあるのかな? そんな気がしてきました。
 
そんな思いを強めたのが、川崎の登場。一日早く帰国して、約束通り、真っ先に来たよと莉子のもとへ。「これ、受け取れません。私、神谷くんが好きなんです」と、莉子は、川崎に指輪を返して。そんな莉子に川崎は、「納得できないよ。どうして、俺より直輝なんだ」と。人の心はどうやっても動かせないし、いいんだ、莉子が幸せならと、大人な雰囲気を振りまく川崎ですが、だったら、「俺より直輝なんだ」という言葉は、口にしなくても…という気もしますが。
 
そこで莉子は、涙を浮かべて幸せです、直輝は、自分を大事にしてくれていると思うけれど、何を考えているか、よくわからないと口にして。それって、川崎に言うことではなく、麻衣に相談することでしょう。それを逆転のチャンスと捉えた川崎は、泣かせるようなことを絶対にしないと、王道セリフを決めて(川崎にとっての“ブザー・ビート”となるのか?)。よくわからないのは、莉子のほうではないかと。直輝に対して、自分だけを見てほしいと口にするなら、まずは自分がそうしないと。もう川崎さんとは、部屋では会わないとか。菜月にだけでなくとも、二股と取られるようなことを、キッパリとやめないと。そのとき、直輝は、一輪のひまわりを買っていて。絵になるシチュエーションです。
 
次回は「最終章・別れ」。展開も結末も、見えそう見えない、予想した通りになってもならなくても、見応えのありそうな結末が待っていそうな予感です(ワクワク…)。
 
毎度、爽やかな麻衣と秀治。ふたり揃って、宇都宮に交際報告。宇都宮は、独りでも大丈夫だけど、秀治は放っとけないと(何それ? でも、わかる)。宇都宮の片思いの相手は誰なのでしょう? 叶いそうな相手ではないということは、亡くなったのか、誰かと結婚してしまったのか、気になるところです。
 
クビにした? やる気を出してほしかっただけだったのに。どうします先生? 時間がありません。八尾は、業界関係者でしたか(中西のことも知ってる?)。誰もが想像していた、まんまな展開(まだ、わかりませんが)。たぶん八尾からの電話。でも、莉子が、知らない番号からの電話に出ようか迷っているうちに切れてしまい…。夢へとつながる細い糸が切れた瞬間? それとも、莉子の救いの神になるのか?
 
 
「ブザー・ビート」オリジナル・サウンドトラックPS.
◆「ブザー・ビート」のサントラ盤、莉子のテーマともいえる、莉子がヴァイオリンでも弾く、耳にしみ入るあのメロディは、「彼女の夏」でした(アコースティックギターバージョンが「彼の夏」)。で、アルバムですが、しんみりと始まるのかと思ったら、1曲目の「Go ARCS!」は、「レッツゴーアークス、フー!」という高らかな掛け声が、部屋で流すにはちょっと恥ずかしい感じです(笑)。
◆前回の直輝と莉子が名前で呼び合う“初々”会話の「とか呼んでみた」ですが、これって、脚本家の“脳内デレデレ”会話? と、結構な違和感=浮きまくりな会話に聞こえたのですが、周囲の反応は、女性陣を中心に「そうそう」な声が大きく、僕にとっては、まったく意外でした。女心とは、そういうものなのですね(笑)。
◆直輝、莉子のフレンチトーストを発見。今度いちから教えるね。嘘だよ、おいしいよ。これぞ、菜月いうところの、ふわふわした関係を象徴するシーン?
◆菜月からのタオルをくんくんする直輝が、かわいい(その気持ち、わかる)。こういうシチュエーションでは、メールの文字よりも、電話での言葉よりも、匂いのほうが効果的ではないかと。
◆このところ、莉子がヴァイオリンを弾いているシーンで演奏される曲は、ずっとリストの「愛の夢」。そればかり弾いているのは、八尾に言われたことがずっと心に残っているから?
◆莉子に勧められて? 直輝は、ヴィヴァルディ「四季」を買ってきて。「夏」の第3楽章が好き、と直輝。アーヨ&イ・ムジチの演奏による当盤は、この曲の古典的名盤です。最も知られているのは、「春」の第1楽章ですが、個人的にはソロヴァイオリンが活き活きと歌い上げる「冬」の第2楽章がお勧めです。続く、暗雲立ち込めるムードの第3楽章も、耳を引き付けてやみません。
 
 
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■第9話のあらすじ(番組ホームページより)
 
上矢直輝(山下智久)は、深夜バスで帰省する予定の白河莉子(北川景子)と、出発前に会う約束をしていた。練習を終え、莉子のもとへと急いだ直輝は、途中で、雨宿りをしている七海菜月(相武紗季)に出会う。直輝は、持っていた傘を菜月に手渡して立ち去ろうとしたが、そんな直輝に、ひとりにしないでほしいと言って抱きつく菜月。直輝は、困惑しながらも、友だちと会う約束があると、て菜月の腕をほどく。菜月は、直輝に謝り、笑顔を見せて、もう大丈夫だから行ってと言うと、直輝から借りた傘をさして歩き出す。
 
いつもの公園で待っていた莉子は、びしょ濡れでやってきた直輝に驚き、慌てて直輝をアパートまで連れていく。直輝は、莉子が深夜バスの時間に間に合わなくなってしまったことを知り、練習が長引いたと説明して謝る。莉子は、明日電車で帰ることにしたから大丈夫と答える。莉子がフレンチトーストをつくっておいてくれたことを知った直輝は、それを美味しそうに食べ始める。そんな直輝の姿を見つめていた莉子は、待っている間、不安だったことを直輝に告白する。
 
そのとき、莉子の携帯電話に菜月から電話が入る。菜月は、直輝と一緒だったことを話すと、莉子に迷惑をかけたことを謝る。菜月から、今はシーズン前の大事な時期だから風邪をひかせないように注意してあげてほしいと頼まれた莉子は、その言葉に従って直輝を帰宅させる。だが、海老名麻衣(貫地谷しほり)と食事をして戻ってきた秦野秀治(溝端淳平)から、練習が早めに終わったことを聞かされた莉子は、不安な気持ちになる。
 
あくる日、莉子は久しぶりに実家に戻る。一方、直輝は、シーズン開幕に向けて練習を続けていた。そんな折り、直輝や宇都宮透(永井大)たちJCアークスの面々は、莉子と麻衣のアパートですき焼きパーティーを開く。そこで麻衣は、秀治と付き合っていることを宇都宮に告げる。その際、麻衣と秀治は、宇都宮に、ずっと片思いしている女性がいることを知る。
 
キッチンで野菜の準備をしていた直輝は、やってきた麻衣に、莉子とのことは川崎智哉(伊藤英明)と話すまでは、誰にも言わないでほしいと頼む。そんな直輝に、麻衣は、バーでヴァイオリンを演奏するアルバイトを辞めたせいもあって、最近、莉子に元気がないことを打ち明ける。心配になった直輝は、莉子に電話するが、莉子は出なかった。
 
その翌日、直輝は、宇都宮とともにJCアークスを代表してPBA(プロ・バスケットボール・アソシエーション)の開幕記者会見に出席する。会見を終えた直輝は、再び莉子に電話するが、つながらなかった。直輝からのメールを読んだ莉子が、同じタイミングで直輝に電話していたからだった。
 
宇都宮に誘われてケーキを食べに行った菜月は、直輝と別れてから、自分がどんどん嫌な女になっていくと、胸の内を明かす。別れたことを後悔してほしかったと。菜月は、今さらどうしようもないことはわかっているが、この気持ちは止められないと、自嘲気味に宇都宮に話す。
 
CDショップでヴィヴァルディの「四季」を買った直輝は、メールで莉子に報告する。それを見た莉子は、すぐに直輝に電話を掛ける。久しぶりに電話で話すことができたふたりは、莉子が帰ってくる明日の夜、会ってゆっくり話そうと約束する。
 
次の日、東京に戻った莉子は、麻衣とランチをしようと思いたち、アルバイト先の書店を訪れる。そこに現われた菜月は、直輝と浮気をしているのか? と莉子に切り出す。菜月は、「あなたと直輝のように傷の舐め合いをするのではなく、現実を生きたかった」「夢を見ている人間を見ているといらつく」などと、酷い言葉を莉子に浴びせる。さらに、直輝が関節内剥離対に苦しんでいることを明かし、直輝は、莉子に大事なことは話せないと続ける。
 
そこにやってきた麻衣は、ふたりの間に割って入り、話があるなら直接、直輝と話せばいいと菜月に言い放つ。莉子は、そんな麻衣を制し、自分の夢は叶いそうもないが、直輝の夢をバカにするのは許せないと菜月に告げる。
 
その日の夕方、JCアークスのロッカールームで事件が起きる。直輝が代々木廉(金子ノブアキ)を殴り飛ばし、つかみ合いのケンカになってしまった。原因は、廉が菜月のことを蔑むような発言をしたからだった。ふたりは、チームメイトに引き離されたが、怒りが収まらない直輝は、菜月に謝れと叫ぶ。
 
その頃、莉子は、アパートで直輝からの連絡を待っていた。そこに帰ってきた秀治は、直輝と廉が菜月のことで殴り合ったことを話してしまう。そのとき、莉子の携帯電話に、「今日は会えなくなった」という直輝からのメールが届く。
 
翌朝、直輝が公園で練習していると、莉子がやってくる。直輝は、昨日は宇都宮と話すことがあって会えなかったと言って、莉子に謝る。そんな直輝に対して、莉子は、どうして嘘をつくのかと切り出す。その勢いで、「どうして菜月のことを大事にするのか?」「浮気する女なんて最低だ」などと口にしてしまう莉子に、直輝は、莉子の言葉を遮り、「菜月のことをよく知らないのに、どうして悪口ばかり言うのか」と返す。すると莉子は、「自分はいつも直輝のことだけを考えているのに、どうして直輝は私を見てくれないのか」と言い残し、走り去ってしまう。
 
莉子は、直輝からの電話を待っていた。麻衣は、そんな莉子に、自分から直輝に電話したらどうかと助言する。その際、莉子は、ヴァイオリンを諦めて田舎に帰ろうと思っていることを麻衣に打ち明ける。
 
練習を終えた直輝は、菜月に呼び止められる。そして、今も直輝のことが好きだと言い掛ける菜月。しかし直輝は、そんな菜月の言葉を遮って、自分には大事にしたいと思っている人がいると告げる。「菜月には感謝している。菜月のおかげで俺、いろんなこと知ったよ。辛いことも、楽しいことも。でも、俺はもう、俺の道を行くから」。直輝は、菜月にそう言って、莉子のもとへと向かう。
 
その頃、莉子のアパートには川崎の姿があった。川崎は、予定より1日早く帰国し、その足で莉子に会いに来ていた。そこで莉子は、川崎からもらった指輪を返し、直輝のことが好きだと告げる。莉子の本当の気持ちを知り、幸せならそれでいいと答える川崎。しかし、直輝とケンカしたばかりの莉子は、幸せだと答えながらも、涙をこらえることができない。そんな莉子の姿を見た川崎は、彼女を優しく抱きしめる。
 
 
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伊達でございます!

埼玉生まれ。「太陽にほえろ!」のサウンドトラックの素晴らしさから、テレビドラマを見るようになりました。小学校4年時に体育館で生オーケストラを聴いてクラシックが大好きに…。初めて買ったクラシックのレコードは、スッペ「軽騎兵/詩人と農夫」のEPと、バーンスタイン「運命/未完成」とセル「ベト9」の2枚組LP。初めてのオペラは、銀座・ヤマハホールで見たベルイマンの映画「魔笛」。中学の吹奏楽部(ホルン)で演奏することの楽しさを、高校の頃に通った銀座・日立ローディプラザの生録会でフュージョンに出会うとともに、音楽録音の魅力を知りました。

<お気に入りの曲>
◆東海林修「ディスコ・キッド」◆大野克夫「太陽にほえろ!」◆冬木透「ウルトラセブン」「帰ってきたウルトラマン」◆宮川泰「宇宙戦艦ヤマト」◆岡村孝子「未知標」「潮の香りの中で」「ひとりごと」「愛を急がないで」「天晴れな青空」「晩春」◆薬師丸ひろ子「元気を出して」「トライアングル」◆麗美「国際線」「君の友達でいたいから」◆荒井由実「卒業写真」「海を見ていた午後」◆松任谷由実「最後の春休み」◆大貫妙子「会いたい気持ち」「黒のクレール」◆辛島美登里「Merry Christmas to You」「Silent Night −祈り−」◆今井美樹「野性の風」「瞳がほほえむから」「セカンドエンゲージ」「Peace of My Wish」「Miss You」◆飯島真理「Melody」「シグナル」◆宮里久美「背中ごしにセンチメンタル」◆米屋純「水色時代」◆高橋洋子「魂のルフラン」◆古内東子「うそつき」◆MISIA「忘れない日々」◆笹川美和「金木犀」「向日葵」◆柴田淳「ため息」「夜の海に立ち...」◆熊木杏里「最後の羅針盤」「朝日の誓い」◆池田綾子「ひとつの願い」「月」「プリズム」◆諫山実生「手紙」「Eternal Love」◆平原綾香「孤独の向こう」◆arp「まぶた」◆lisa「Will」「TIME IS ON MY SIDE」◆山麻衣美「We are the Stars」◆Chocolove from AKB48「明日は明日の君が生まれ」◆城南海「誰カノタメニ」「ワスレナグサ」◆沢田研二「ヤマトより愛をこめて」「時の過ぎゆくままに」◆布施明「愛よ その日まで」◆町田義人「戦士の休息」「長距離ランナー」「愛」◆さだまさし「療養所」「道化師のソネット」「親父の一番長い日」◆浜田省吾「愛という名のもとに」「Midnight Flight」「J.BOY」◆橋本仁「青空になる」◆中孝介「路の途中」◆Mr.Children「HERO」「HANABI」◆SEAMO「Continue」◆EARTHSHAKER「EARTHSHAKER」「WALL」◆X JAPAN「Rusty Nail」◆プリズム「KARMA」「MEMORY OF THE MOMENT」◆カシオペア「朝焼け」「GYPSY WIND」「EYES OF MIND」◆スクェア「いとしのうなじ」「TRUTH」◆クロスウィンド「そして夢の国へ」◆YOU「BALLAD 9.36」◆鳥山雄司「GHETTO PEOPLE」◆柴田敬一「まどろみのなかで」◆YMO「1000 KNIVES」「MAD PIERROT」「TECHNOPOLIS」◆Maynard Ferguson「Gonna Fly Now」◆TANGERINE DREAM「NETWORK 23」◆YANNI「DANCE WITH A STRANGER」「NOSTALGIA」「SANTORINI」「PATHS ON WATER」

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