伊達でございます!

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瑛太

テレビ朝日「開局55周年記念 松本清張 二夜連続ドラマスペシャル 昭和の二大未解決事件 第二夜 黒の福音」〜国際線スチュワーデス殺人事件! 昭和最大の未解決に挑む定年刑事&若手エリート刑事!! 真犯人は誰か!? 衝撃の結末(あらすじ)

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テレビ朝日「開局55周年記念 松本清張ドラマスペシャル 黒の福音」昭和34年4月4日早朝、犬の散歩をしていた警視庁刑事の藤沢六郎(ビートたけし)は、東京・武蔵野の玄伯寺川のほとりで若い女性の死体を発見する。
 
被害者が所持していたハンドバッグから、すぐに身元が確認される。生田世津子(木村文乃)という航空会社のスチュワーデスで、バッグには乗務員証のほか、彼女宛ての速達便の封筒が入っていた。差出人は「グリエルモ教会」とあった。
 
遺体は衣服の乱れもなく、表情も穏やか。所轄の高久良署の刑事たちは薬物を服用した自殺と高をくくるが、藤沢の助言で死体を解剖にまわしたところ、扼殺による窒息死と判明。遺体から犯行直前のものと思われる精液も検出される。
 
世津子の安らかな死に顔が忘れられない藤沢は、捜査本部の一員に加えてほしいと刑事部長の岩瀬厚一郎(國村隼)に直訴。高久良署の若手刑事・市村由孝(瑛太)とコンビを組むよう命じられる。
 
組織捜査を無視して暴走しがちな藤沢は、警視庁のエースではあるが、トラブルの種でもあった。そのため、高久良署の捜査一課長・井出伸二(角野卓造)たちは、市村に藤沢の行動を監視させようと考えたのだ。
 
藤沢の聞き込みにより、事件の夜、現場付近に外国人専用のナンバープレートをつけた青のルノーが停まっていたという目撃情報を得る。さらに、被害者宛ての封筒の差出人であるグリエルモ教会が、青のルノーを所有していることをつかむ。
 
そんななか、容疑者として若き神父・トルベック(スティーブ・ワイリー)が浮上するが、下手に動けば国際問題になりかねず、上層部は彼を参考人として呼ぶことを躊躇する。
 
苦い思いをかみしめ張り込みを続ける藤沢は、教会の主任司祭ビリエ(ニコラス・ぺタス)と話す女・江原ヤス子(竹内結子)の姿を目撃する。ヤス子は教会から翻訳を請け負っている敬虔な信徒らしいが、屈強な犬が番をする物々しい一軒家にひとりで暮らしていた。人を寄せつけない雰囲気のヤス子に、藤沢は興味を抱く。 (番組ホームページより)
 

フジテレビ「それでも、生きていく」第11話(最終回):光の方に向かって…

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それでも、生きていく深見洋貴が、その妹・亜季を殺した三崎文哉の妹・双葉と出会ったことで、時間が止まっていたに等しい日々を過ごしていた、それぞれの家族は、新たに歩み始めることになりました。もっとも、文哉が新たに罪を犯したため、その家族は、さらなる苦悩を背負うことになりましたが…。
 
父親が亡くなって以来、文哉への復讐を決意した洋貴は、復讐をやめ、双葉は、意識が戻らない草間真岐の娘・悠里の母親代わりとして生きていくことを決めました。
 
家族とは、何なのでしょうね。自分の身内・親戚・周囲には、犯罪の被害者も加害者もいないので、自分の頭で想像するしかないのですが、加害者の家族は、加害者の身内というだけで、加害者の罪を、ずっと背負って生きていかなくてはいけないものなのでしょうか。
 
15年前の事件は、少年時代の文哉が起こしたので、保護者である両親も、一緒に背負うことになるのはわかりますが、今の文哉が起こした事件は、両親や兄弟には無関係ではないかと。双葉が、兄の罪を負うことはないと思うのですが(兄の罪を負うという意識から、悠里の母親代わりになろうと決めたのではないのでしょうけれど)。
 
非常に見応えのあったドラマだったと思う一方で、ドラマの出来としては、どうなのだろう? ともいう思いもあります。
 
最後の最後まで、満島ひかりさんの演技に圧倒されましたが、深見洋貴と遠山双葉の、ちぐはぐで、どことなく奇妙な会話には、最後までなじめませんでした。ふたりが、そのような言葉を口にするキャラには見えず、「脚本家がそう言わせている」かのような違和感が、拭いきれませんでした。やり取りにおけるそれぞれの間も、適切だったとは思えず、「言わせている」感を強めていたように感じました。
 
何ごともなかったように、草間のもとにいる臼井紗歩にも違和感が残ります。臼井が文哉の前に現われなければ、文哉は、違う道を歩んでいたのではないかと。その後の文哉の言葉からすると、別のところで事件を起こすことになっていたかもしれませんが、少なくとも、草間真岐に対する事件は起きなかったのではないか…。そんな気がしてなりません。
 
うまくまとまりませんが、そんなことが、見終えて最初に頭に浮かびました。
 

フジテレビ「それでも、生きていく」第8話:それぞれの覚悟

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それでも、生きていく突然の三崎文哉(雨宮健二)の訪問に驚く野本(深見)響子。最初は震えが止まらないほどだったのに、文哉の「亜季ちゃんはきれいだった…」のひとことで抑えていた感情が爆発し、文哉を追い詰めて…。バックに流れるラフマニノフのピアノ協奏曲第2番〜第2楽章の調べと、大竹しのぶさん(と風間俊介さん)の渾身の演技(出ない声を無理に出している=感情に身体がついていっていない様が、何とも痛々しい…)と、冷静なカット割りとが織りなすコンビネーションが見事でした。
 
お前が嫌だって言うから、こんなことになったんだ。双葉のせいでまた人を殺した…。文哉は、どういう人物なのでしょう。本当に病気だったら、自分は病人だからと弁解しないでしょう。響子に対して恐怖を抱き、言い逃れのつもりだったのでしょうか。
 
事件から15年が経ったというのに、刑事の口から「三日月湖の…」と出てくるということは、文哉の事件は、それだけ世間を騒がせたということでしょうか。
 
我が子が再び事件を起こして…。はかりしれない三崎駿輔の苦悩。文哉も成人しているのですから、家族は、反省が見られない文哉と縁を切るというのもありだと思います。
 

フジテレビ「それでも、生きていく」第6話:招かれざる客

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それでも、生きていく双葉がずっと望んでいた、兄・文哉との再会。不意にその機会が訪れ、喜ぶ双葉。しかし、兄に事件のことを訊ねると、文哉の対応は予想外のものであっただけでなく、自分の前から慌てて立ち去り、大きなショックを受ける双葉。反省の言葉どころか、受け入れ難いことを口走る兄。双葉の思いと向き合おうとしない文哉。その一方で、草間真岐が自分の過去を知るところとなり、真岐の態度は一変して…。
 
やっと物語が動き出したという感じです。
 
親を幸せにするのは簡単。親より長生きすればいい。草間五郎と真岐の会話。五郎は、「お前が幸せになることが、俺の幸せ」というような内容を返すのかと思いましたが、もっとシンプルな、昔から言われていることでした。その機会を奪った文哉に対して、五郎は、心の底では、どう思っているのでしょう。このあと、文哉のことを知った真岐に、五郎がどんな対応を見せるのかが、大いに気になります。
 
毎話恒例の(?)、双葉と深見のズレた会話。何を歌っていたんですか? 双葉に曲名を言われて切り返す=深見が曲を知っていたのが意外でした。これまでの深見の様子からすると、音楽はほとんど聴かないか、事件後は、すべてに対して無気力になって(自らが言うところ「ナメクジ」な日々ゆえに)、好きだった音楽も聴く気になれずに十数年というのを想像していたので…。
 

フジテレビ「それでも、生きていく(新番組)」第1話:禁断の出逢い…

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それでも、生きていく「ウルトラマンマックス」(2005年7月〜2006年4月/TBS系)のエリー役で注目して以来、注目していた満島ひかりさんが、連続ドラマで初ヒロイン役をつとめるということで見ました。役と同化したかのような演技力と存在感。本作では、どんなドラマを魅せてくれるのかと。
 
ドラマは、<悲劇を背負った男女の魂のふれ合い>を軸に、殺人事件の被害者家族と加害者家族(しかも被害者の兄と加害者は友人同士)という<時の止まっていた家族が、明日への希望を見出そうと懸命に生きる姿>を描いた、脚本家・坂元裕二さんによるオリジナル作品。タイトル「それでも、生きてゆく」からして、重くて陰鬱。初回は、サブタイトル「禁断の出逢い」のイメージそのままの、ありがちで、いかにもな内容。わざとらしいぎこちなさ(役者による自発的な演技というよりも、演出の指示でこう動きました、と見えてしまう)を始め、脚本も演出も演技も“頭で考えました感”が強く感じられました。
 

フジテレビ「素直になれなくて」第11話(最終回):未来へ。

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フジテレビ「素直になれなくて」ナカジも空港まで押しかけて、「好きだ!」「行くな!」って…。ハルは、韓国への片道旅行じゃないのに…。ドクターも、うろたえすぎ。ハルとの初韓国旅行なのですから、予定通り一緒に韓国に行って、そこで、ふたりのこれからを考えればいいのに…。
 
で、カメラマンのナカジには、命の危険がある戦場取材の仕事が来て…。そういう展開をさせずには、物語を進めることができなかったのでしょうか。何だかなぁ。
 
みな、それぞれに、自分の居場所を見付け、そこで自分の目標に向かってがんばり、自分らしく日々を過ごしていて…とのハッピーエンド。
 
旬の若手俳優さんを多数起用して、11話にわたるエピソードを見て、これほど印象に残らなかったドラマも珍しい(自分比)。それが見終えての感想です。僕には、おもしろく思えなかった、そういうことですが。
 
ツイッターを通じて、互いに相手のことをいい感じに思っていたハルとナカジは、初対面から互いに素直になれず、すれ違いの連続。あれこれあって、いつしか素直になれたふたりは、付き合うようになったようです。めでたしめでたし…。ひと言でまとめれば、そんなところでしょうか(笑)。
 

フジテレビ「素直になれなくて」第10話:死なないで!

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フジテレビ「素直になれなくて」よくわからない展開です。リンダの自殺もそうなら、順調に回復していたかに見えていたのに、容体急変、亡くなって…。で、リンダが残した言葉で、ナカジはハルを追い掛けて、「行くなハル、好きだ…」とは…。でも、それは、リンダの言う「自分の気持ちに正直になる」「本当に大切なものと向き合う」とは、ちょっと違うのではないかと。そもそも、一緒にタトゥーを入れるほど桐子に夢中になっていたのは、どこの誰だったのかと。ハルではなく、桐子を選んだのは、ナカジ自身じゃないかと。ハルとの間で悩んでいたわけでもありませんでしたし。それを、桐子が去ったからハルと、というこの流れは、言葉だけを見れば、確かに「自分の気持ちに正直になる」「本当に大切なものと向き合う」なのかもしれませんが、これまでのストーリー的な文脈としては、ちょっと違うのではないかと。ナカジよりも、ハルに言うべき言葉でしょう。なのに、中途半端なハルとドクターの関係が延々と状態なので、余計にややこしくなっていて…。ドクターの妹をツイッターの輪に加えて、妹目線からの兄たちの関係も見せたほうが、おもしろくなったのではないか。そんな気もします。
 

フジテレビ「素直になれなくて」第9話:君の命

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フジテレビ「素直になれなくて」どこかで見たような展開…。リンダは、なぜ自殺という道を選んだのか? 描かれている範囲では、ドラマとしての説得力を欠いているように思えてなりません。どうしてこういう展開にするのだろう?
 
とりあえず、ひとこと。
 

フジテレビ「素直になれなくて」第8話:衝撃の真実

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フジテレビ「素直になれなくて」自分が好きな人を思うことと、自分のことを好きな人の気持ちを受け止めること。愛するのと、愛されるのと、どちらが自分の気持ちに正直なのか? ナカジとドクターの間で揺れるハル。
 
本気です。ナカジに直球を投げ込むピーち。あれっ、リンダのことは、もういいの? ハルが言うところの、ひとりではいられない子。ずいぶん軽い性格に見えてしまうのですが…。リストカットは、そうじゃないから、かと思っていたのですが…。そもそも、不倫相手とは、どういうものだったのか。
 
やっと言えた。ずっと好きだった…。ハルは、ナカジよりもドクターを取ったと言っているけど、ドクターを取ったのではなく、桐子を思うナカジを諦めたのでしょう。何だか、回を追うごとに嫌な感じになっていくピーちです。
 
「衝撃の真実」とは、いったい…? こっちでしたか…。ナカジへの思いを告げるリンダ。友情よりも恋に恋する、ツイッター仲間たち。5人でぐるぐる回って、最後はバターになりそうな展開に、ため息が出そうです。そして、妙に軽い音楽に、意味深なカット。何だ、この編集と選曲は…。それまでの雰囲気にそぐわない印象を受けます。
 
 
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■第8話のあらすじ(番組ホームページより)
 
ナカジ(瑛太)の部屋でピーち(関めぐみ)が一晩を過ごしたことを知ったハル(上野樹里)は、ショックを受ける。
 
ナカジは、自分の撮った写真が載っている雑誌を持って父・亮介(吉川晃司)の家を訪ねる。そこでナカジは、亮介の体を心配してやってきたハルの母・祥子(風吹ジュン)と鉢合わせしてしまう。
 
ドクター(ジェジュン)とデートしたハルは、映画を見に行く。その帰り、家まで送ってもらったハルは、ドクターに自分のことをもっと知ってもらいたいと、彼を自宅へ招く。
 
一方、リンダ(玉山鉄二)は、編集長の奥田(渡辺えり)とともにナカジを編集部に呼び、ある出版社から仕事の依頼があったことを伝える。その際、ナカジは、ふとした出来事からリンダと奥田の関係が気になる。
 
そんな折り、ナカジのもとに、ピーちから電話が入る。ピーちは、別れた不倫相手の男のことで泣いていた。ナカジは、ピーちと会って話を聞くことにするが…。
 
 
>> 「素直になれなくて」番組ホームページ
 

フジテレビ「素直になれなくて」第2話:仲間、いますか?

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フジテレビ「素直になれなくて」「ふぞろいの林檎たち」を思わせるサブタイトル。そういう方面を狙っている? 今日からスタートした前枠の「同窓会」が、40代男女による「恋よ再び…」なら、こっちは、20代男女による「恋真っ只中」。で、それを演じるのにふさわしい、力のある、旬の若手俳優たちを起用しながらも、登場人物たちの感情の動きが表層的で、まるで「RPG」のキャラを見ているよう。テンポの早い展開が、それに拍車を掛けています。本当はナカジが好きだったと、涙を流すハル。人を好きになる気持ちがそうさせたのではなく、単にハルが幼いだけに見えてしまいます。
 
ナカジの父親は、予備校生だった頃、そこで講師をしていたハルの母親と関係があって。息子からせびった金を手にしてホテルへ…。何という親なんでしょう(笑)。ナカジやハルたちよりも、このふたりの関係のほうが、おもしろそうではありますが。リンダの上司の編集長も、好きですね。「若者を翻弄する“困った”大人たち」。そんな展開です。
 

フジテレビ「素直になれなくて(新番組)」第1話:今、何してる?

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フジテレビ「素直になれなくて」「素直になれなくて」と耳にして、僕が真っ先に思い浮かぶのは、ブラスロックスタイルで一世を風靡した米国のバンド「シカゴ(Chicago)」の1982年作品「素直になれなくて(Hard to Say I'm Sorry)」です。で、野島伸司さんお得意のアプローチかと思ったらそうではなく、脚本は北川悦吏子さんだそうで。ドラマは、「ツイッター(Twitter)」を通じて知り合った5人の男女の青春群像劇で、キャッチコピーは、《好きだなんて、言い出せなかった》とのことです。
 
あの頃、僕たちは本当の愛を知らなかった。そして、本当の愛ってやつが、ときに、こんなにも人を傷つけることを…。悲劇的な結末を暗示するかのような、思わせぶりなモノローグで始まったと思ったら、雰囲気一転、まるでスマートフォンのプロモーションムービーのような展開となって(このくだりを見て、携帯電話の買い替えを検討しようと思った人も少なくないのではないでしょうか)。そして、ネットでは気心知れたツイッター仲間同士の初めてのオフ会(ここからスタートなんですね。ツイッターを題材にするなら、そこに至る過程も描いたほうがおもしろくなると思うのですが)。ありがちな展開の、会ってびっくり。ネット上での「素敵」が、リアルでは「最悪」という顔合わせ。さらに、それぞれがネット上で見せていた姿は、偽りの姿で、リアルでは、それぞれに、深刻な悩みや問題を抱えていて…。そして、ネットを介しての「つながっていたい」という思い(心のよりどころですらあって)。見終えてみれば、ちょっと前の、インターネットを絡めたドラマの、そのもう少し前の、パソコン通信時代を思わせる、ネットとリアルのギャップを、古典的テイストの青春ドラマにまぶしたかのような印象です(ナカジとハルが同じ駅、同じ方向というのも、何だかなぁ)。
 
私のこと気に入っていない? 見る目でわかる(言われてみたいものです)。キスしてゴメン。そのゴメンは何? そのサヨナラは永遠なの?(高校生の恋愛モノで、こういうセリフがよく耳にした気が…) 線路を挟んだホームの向かいに缶コーヒーを投げて、見事キャッチ。手にした缶コーヒーを見ると「ガンバレ!」の文字(という見せ方も、これで何度目だろうという感じかな。これが流行ったり…はしないか)。ベタな今どきの恋愛ドラマというか、昔見た大学モノの焼き直しのように映ります。スタイリッシュなテイストこそ、今の時代ではありますが。ドラマ映えするキャッチーな要素を、ツイッターのつぶやきを拾うかのごとく、見繕って再構築、それを青春ドラマのデコレーションに使ってみました、というところでしょうか。つまらなくはないけれど、おもしろくもない、ちょっと肩すかしな第1話でした。というか、別にツイッターじゃなくてもいいじゃないと。視聴者の関心をひくための付加設定=よくあるドラマのプロモーションの一手にしか見えませんでした。
 
それはそれでありですが、相も変わらず、そういうつくり方でいいのかと。登場人物の造形も、今どきの社会をもれなく、くまなく拾い集めて、5つの人物に集約させました、という感じの、今のところは、ありがち感を超えない設定ばかり。仕事において、周囲からはは勘違いするなと責められたり、上司との不倫と妊娠(か?)に、女性上司からのパワハラとED、ひたすら虐げられる営業マンなどなど。気になったのは、ナカジの入れ墨の(絵の)意味やナカジの父親とハルの母親が知り合い? なエンディングなど。とりあえず、次回は見ますが、その先は…というところです。
 
 
PS.
◆ビデオリサーチの調査による関東地区の視聴率は「11.9%」でした(意外に上がりませんでした)。
 
 
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■第1話のあらすじ(番組ホームページより)
 
ナカジ(瑛太)とハル(上野樹里)は、ツイッターを通して知り合った。「ナカジ」こと中島圭介は、戦場カメラマンだった父・亮介(吉川晃司)に憧れて同じ道を歩もうとしていたが、駆け出しゆえに、今はまだ、成人雑誌のグラビア撮影やアシスタントの仕事をしながら生計を立てていた。「ハル」こと水野月子は、私立高校の非常勤講師。なかなか素直になれないタイプのハルは、今まで男性と付き合った経験がなかった。
 
ツイッターでのやり取りを通じてナカジに好感を抱いていたハルは、初めて彼に会う機会を得る。何人かのフォロワーとともに、渋谷で会うことになったが、ひとりでは不安だったハルは、高校時代からの親友で、子ども服店で働いている西村光(関めぐみ)に頼みこんで、一緒に行く約束を取り付ける。
 
約束の店を訪れたハルと光は、そこで「ドクター」ことパク・ソンス(ジェジュン)、「リンダ」こと市原薫(玉山鉄二)と出会う。ドクターは、韓国からやってきて日本の大学に入り、医師になったという。リンダは、雑誌の編集者だった。光は、そんなふたりに、キャビンアテンダントをしていると嘘をつく。
 
ほどなく、店にナカジがやってくる。その顔を見たハルは驚く。昼間、カフェでハルがコーヒーを倒してしまい、ズボンを汚してしまった相手がナカジだった。その際、慌ててズボンを拭こうとしたハルは、ナカジからチカン呼ばわりされていた。
 
気まずいまま何となく盛り上がれないでいるナカジ、ハルとは対照的に、ドクター、光、リンダは、二次会に行こうと盛り上がる。ナカジとハルは、ともに二次会をパスして帰ることにしたが、実は、ふたりは同じ駅を利用する近所同士だった。
 
ドクター、光、リンダは、カラオケ店に入った。そのとき、ドクターの携帯電話が鳴る。担当患者が急変したから病院に戻るというドクター。残された光は、リンダをホテルに誘う。
 
電車を降りたハルは、ナカジに別れを告げてコンビニに立ち寄る。ナカジは、ハルを家まで送り届けるため、外で待っていた。ハルは、そんなナカジに、チカン呼ばわりしたことを謝ってほしいと言い出す。さらにハルは、汚してしまったズボンをクリーニングして返すと言って、ナカジの持っていた紙袋を取ろうとした。だが、ハルは、引っ張り合いになった拍子に転んでしまい、足を擦りむいてしまう。
 
ナカジは、ハルをアパートに連れて行き、手当てをする。そのとき、ナカジは、ハルのふとした表情に心惹かれ、思わずキスをしてしまう。
 
 
>> 「素直になれなくて」番組ホームページ
 

フジテレビ「ヴォイス 〜命なき者の声」第11話(最終回):別れの時、僕らの明日

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フジテレビ「ヴォイス 〜命なき者の声」最近の連続ドラマは、1クール3か月の放送枠に合わせて、ドラマ内の時間の流れも約3か月の設定で物語が進むことが多い印象がありますが、本作は1年間が終わろうとしている設定。でも、そんなふうには見えなくて。というのは、初回から今宵の最終回まで、ずっと主役である加地が、緑のダッフルコートを着ていたので…。初回は4年時頭でしたので、4月の設定になるかと思いますが、今宵は4年次の終わりから5年次=3月から4月になると思いますが、となると、第2話から第10話まで、加地はずっとダッフルコートを着て登場していましたが、これはいつの頃の話だったのでしょう?
 
当初は、自ら望んで、あるいは、不本意ながら、法医学教室の扉を叩くことになった5人が、法医学教室での1年間、遺体と向き合うという経験を通して、医学の道を志望した自らと向き合い、自分が進むべき道に向かって歩んでいくというエンディングでしたが、1年間という時間の流れが感じられない展開と構成に加えて、6年制である医大における4年次の意味合いがわからないため(ドラマとしての描写も説明もありませんし)、科捜研を目指すだの、親の病院を継ぐだのと言われても、あと2年あるのに「???」という思いが先立ってしまいます。
 
僕のつたない知識だと、5年次6年次の臨床実習を経て、国家試験を受けて受かれば、医者として卒業していくのではないかと思うのですが、4年次に法医学教室に入った学生は、そのあと、どんなことをして2年間過ごして、卒業していくのかというイメージもなければ、ドラマとしての描写も説明もないので、法医学教室を卒業していく展開に対して、まるでピンと来ない=ドラマの世界に引き込まれないのですが…。
 
法医学教室に運び込まれた人たちは、死んでも死に切れないほどの悔しさと無念さで死んだわけではなく、自分の命がついえようとしているその瞬間を、積極的に受け入れているかように見える美談設定が多かったように思えて…。周囲の思惑とは裏腹に、実は、亡くなった人は、そうは思っていなかったのですよ…、な調子で、感動の大団円。「命なき者の声」というのは、そういうのばかりなのかと。もっと、死んでも死に切れない悔しい思いを汲んで、救いようのない、あるいは、やり場のない気持ちに学生が打ちひしがれて、そこから自分たちが扱おうとしている命、そして、仕事にしようとしている医師のあり方と対峙していくような、ガツンとくる内容があってもよかったのではないかと。
 
今回の物語でいえば、佐川の法医学に対する姿勢を描くための“素材”のように扱われ過ぎてはないかったでしょうか? ここまで引っ張ってきた、佐川と幼き頃の加地との出会い=佐川が法医学に向かい合おうとしたのは、幼き頃の加地との出会いがきっかけだったということが、やっと明かされるわけですが、このスタイル(構成)を取るのなら、事件と真相、死者を含めた関係者たちのその後をきちんと描ききってこそ、だと思います。
 
脚本家の金子茂樹さんは、ちょっとしたことが人生を大きく変えてしまうと、加地に言わせながら、親友の死を受け入れられないまま高校生活を送っていた潔美は、親友を死に至らしめた男・成瀬が、結婚して高校の近所に住んでいることを知り、理不尽さがかられて男を刺してしまい…ということだったのかはわかりませんが、男を殺したことで親友は喜ぶのか、自分の過ちを心か反省していて、そのことがきっかけになっての自らの死を受け入れた成瀬の態度を見て、潔美は何を感じたのか、成瀬の命を奪うことで、積みを犯していない成瀬の妻に、自分と同じか、それ以上の悲しみを与えてしまった潔美のその後は、何を背負って生きることになったのか…など、描くべき内容は、もっとあったと思うのですが。加地の家族についても、結局、触れられないまま、終わってしまいましたし。
 
ゼミ生5人のキャスティングとキャラクター設定には好感を抱きましたし、ドラマとしても決して悪くはなかったと思う一方で、毎回、物足りなさを感じたのも事実で…。それはどうしてなのだろうと、最終回を見終えた今、あらためて考えてみて思うのは、法医学教室の学生たちを物語の軸に据えながら、舞台設定に必要な要素をきちんと描いていないからではないかと。人の死=法医学というものを扱う以上は、社会派ドラマではなくても、それが必須ではないかと。たとえば、法医学の現実(世界で、日本で、大学という教育機関において、人々の暮らしにおいて等)、法医学を学ぼうとする学生の日常(大学6年間をどのように過ごす=何をどう学ぶことになるのか)などなど。
 
法医学教室を舞台にしたドラマではなく、大学生版「Q.E.D. 証明終了」だったら、謎解き展開も違和感なく、見応えのあるつくりになったのではないかと思います。その意味では、ちょっともったいないドラマでした。着眼点と意欲と設定を消化しきれていいないように感じましたので…。
 
 
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■第11話のあらすじ(番組ホームページより)
 
東凛大学の加地大己(瑛太)、石末亮介(生田斗真)、久保秋佳奈子(石原さとみ)、桐畑哲平(遠藤雄弥)、羽井彰(佐藤智仁)らゼミ生は、胸部をナイフで刺され死亡した成瀬喧一(ダンカン)と対面する。刺したのは坂田潔美(今野成美)という女子高生で、ナイフを持って襲い掛かってきた成瀬ともみ合ううちに刺してしまったと、潔美は正当防衛を主張。彼女の体にもみ合ってできたと思われる傷があること、また、過去に成瀬が強制わいせつ事件で逮捕されていることからも、潔美の主張は正しいと思われた。
 
ところが、その後、大己らは、夏井川玲子(矢田亜希子)から、佐川文彦(時任三郎)が潔美の正当防衛説に疑問に呈し、大和田敏(山崎樹範)にも、その方向で捜査を進めたほうがいいと助言したと聞き驚く。潔美は大学の理事長の親戚であるため、佐川の判断を知った理事長は激怒。他大学に再解剖の依頼を出す。大学内では、その鑑定結果次第で佐川の進退問題に発展するのではないかとの噂が流れる。
 
一方、大己は、成瀬が起こした3年前の事件を調べるうち、そのときの被害者と潔美の共通点を見つける。
 
そんな折り、大己らは、蕪木誠(泉谷しげる)から、他大学の教授が正当防衛を支持する鑑定結果を出したと報告を受ける。これにより、佐川は教授会に掛けられることに。
 
心配するゼミ生に囲まれた佐川は、自分も大己らと同じタイミングで法医学教室を去ることになりそうだと告げる。大己らは、ゼミ生としての勉強期間を終え、それぞれの道を選択する時期になっていた。今後の進路をどうするか、法医学を続けるか辞めるか、ゼミ生らの脳裏には、さまざまな思いがよぎっていた。
 
亮介は父親の病院を継ぎ、佳奈子はアメリカ研修へ、哲平は科学警察研究所を目指し、彰は法医学を続けることを決めるが、大己は進路を決めかねていた。
 
そんななか、大己は、亮介らと話しながら、正当防衛説を否定する佐川の主張を検証。意識を集中し考えるうち、大己は、ある結論にたどり着く。そして、部屋を飛び出すと、佐川の進退について協議が行われている会議室へ走る。
 
まさに会議が終わったタイミングで飛び込んだ大己と、それを追ってきた4人。そこにいた医学部長に大己は、佐川は間違っていないから辞めさせないでくれと訴える。そして、成瀬の身体の刺し傷にもみ合ってできたとは思えない不自然さがあること、また、潔美の手首の傷についても本人の供述どおりではありえないことを説明。
 
ところが、医学部長は、問題なのは佐川の主張の正当性ではなく、学生の自主性を重んじ過ぎる教育方針で、大己のような学生がその象徴であると冷たく言い放つ。それを聞いた佐川は、自分の教育方針が間違っていたとは思わないし、未熟な学生が情熱のあまり枠をはみ出すことは無駄なことではないと反論。しかし、その言葉は受け入れられない。
 
出過ぎたことをしたと謝る大己に、佐川は、自分をかばってくれたことを「教師冥利に尽きる」と笑顔を見せる。そんな佐川に、大己は、刺された成瀬は15分程度息があったが、あえて助けを求めようとせず、死を受け入れようとしていたのではないかと、自分の見解を述べる。すると、佐川は、それを認めるように黙ってうなずく。そして、大己の推理は正しいかもしれないが、法医学者には想像するだけではなく、それを裏付ける事実を立証することが必要だと諭す。
 
その後、取調べを受けていた潔美が殺意を自供。潔美は、成瀬が起こした事件の被害者の親友で、事件後、親友は自殺してしまったのに不起訴となり、結婚し幸せに暮らしている成瀬が許せなかったと口にした。
 
実験室に戻った佐川は、玲子と蕪木に法医学教室の今後を託す。佐川の後任には誰が来るのかとの問いには玲子を指差し、玲子もそれを受け入れる。
 
後日、佐川に呼ばれた大己が教授室を訪ねると、佐川は「覚えているか?」と言って、15年前の地下鉄事故に関する新聞記事を見せる。「現場にいたから」とうなずく大己に、「実は自分もそこにいた」と佐川。当時、法医学者になるべきか、臨床医になるべきか迷っていたときに出会った小学2年の大己(加藤清史郎)の「死んじゃった人に、お医者さんはいらないの?」という一言に目が覚める思いがし、法医学者になる決意をしたという。そして、短い間だったが、大己と法医学をやれてよかったと感慨深げに話す。その言葉に心が決まった大己は、法医学を続けると宣言。佐川は、大己が法医学に向いていると思った自分の目に狂いはなかったと笑顔を見せる。
 
翌日、亮介、哲平、彰は、それぞれの新しい道を歩き始めていた。そして、玲子は新任講師としてはりきり、蕪木はいつもと同じように実験に打ち込み、佐川は新しい大学の門をくぐっていた。
 
その頃、アメリカに旅立つ佳奈子を見送った大己は、大学に戻りキャンパスに立っていた。法医学に対する思いを新たにするなか、空を見上げる大己。素晴らしい青空のもと、その視線の先には、滑るように飛ぶ飛行機が…。まぶしそうに飛行機を見つめながら、大己はすがすがしい笑顔を見せる。
 
 
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フジテレビ「ヴォイス 〜命なき者の声」第10話:最後の大勝負

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フジテレビ「ヴォイス 〜命なき者の声」尊厳死をテーマにしたエピソードでした。併せて、解剖の限界についても触れられました。解剖で死因が特定できるとは限らないと。感動的なストーリーにまとめられおり、それはそれで見応えのあるものではありましたが、いくつかの点で大きな引っ掛かりを感じました。
 
まずは解剖に関して。亮介が解剖を勧めたのは、瑠美子のためだけでなく、自分のため=父親に抱いた疑念を解決するためでもありましたが、そのふたつの思いの間で揺れる部分=法医学を志す者としての思いと、父親と同じ医師を志す息子としての思いを、もっと丁寧に描くべきではなかったでしょうか。ストーリーのまとめ方として、これまでと同様に、加地の謎解き部分に重きを置き過ぎていたように感じます。
 
「解剖なんか、しなければよかった」と瑠美子に言わせますが、気が動転していたとはいえ、それはあんまりな気もします。主人公たちは法医学教室の学生なのですから、父親の病院の医療ミスを暴くことになる解剖を勧めた亮介の覚悟を理解してほしいと瑠美子に言うよりも、少なくとも、医者が言っていた死因が違っていたことがわかったのは、大きな前進になることを、粘り強く説明するべきではなかったでしょうか。
 
そして、尊厳死は桜井真也自身が望んだとのことですが、それを相談された石末貴之は、妻の瑠美子に真実を告げることを相談することを勧めるべきではなかったでしょうか。真也が、どうしてもそれは受け入れられないというなら、「桜井真也として死にたい」のなら、今回のことは書き残すべきだと勧めるべきではなかったでしょうか。一緒に付き添って口述筆記をするなりをして…。それは、万一の際に患者本人の意志であったことを証明するためではなくて、患者本当の思いを遺族に残すためです。患者の気持ちだけでなく、遺族の思いも理解しているはずの医師として、最後の思いを形にして残すことを考えてもよかったのではないかと。今回の一件、封じ手のメモがなければ、瑠美子にとって、加地の推理は、ずいぶん説得力が違ってきたはずです。
 
そんな今回のエピソードが実際に起きた事件だったとしたら、石末貴之の罪と処分は、どのようなものになるのでしょう? そこまで描いてほしかったと思います(次回に描かれるのかもしれませんが)。本人から依頼されていたとはいえ、カルテの改竄以前に、担当医に対して死に関わる重要情報を故意に伝えず、担当医に投薬ミスをさせたことで患者は亡くなり、担当医は自責の念にさいなまれることになったのですから。やるなら、貴之本人の医療行為のなかで行なうべきでした。担当医を巻き込んだことは(自分の計画が露見しないように、あえて経験の浅い医師を担当医にしたようですし)、尊厳死に関しての部分とは別に、病院長の責務にある者としては許されない行為だと思います。桜井の将来に傷をつけただけでなく、桜井が誠実であればあるほど、患者本人が望んで、それを院長の貴之が受け入れ、そのための計画に巻き込まれただけとわかっても、患者を死なせた直接の引き金が自分の投薬ミスであったことに対して、医師であり続ける限り、ずっと苦しめられる可能性もあると思いますので。
 
「最後の大勝負」というサブタイトルは、真也と貴之の最後の対局に掛けたのでしょうけれど、内容にそぐわないと思いました(たとえば、「医師として、人として」というのは、どうでしょう?)。
 
 
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■第10話のあらすじ(番組ホームページより)
 
加地大己(瑛太)、石末亮介(生田斗真)らは、大学の解剖室に運び込まれた作家・桜井真也(田村亮)の遺体と対面する。
 
解剖を担当した佐川文彦(時任三郎)は、死因とされた腸閉塞は見られないと診断。夏井川玲子(矢田亜希子)は、病気以外の死因が絡んでいるかもしれないと言い、その言葉に大己、亮介、久保秋佳奈子(石原さとみ)、桐畑哲平(遠藤雄弥)、羽井彰(佐藤智仁)は衝撃を受ける。
 
真也が東凛大学で解剖されたという情報は、真也が死亡した石末総合病院の院長・石末貴之(名高達男)と主治医・梅木誠(福井博章)の元にも届いていた。それでも貴之は、自分たちの処置は正しかったと自信を覗かせる。
 
佐川と玲子は、真也が医療ミスで死に至った可能性はあるが、死因との因果関係が考えられる「シス」という抗がん剤の過剰投与があったかどうかは、はっきりしないと言う。医療ミスだと立証するには、「病院側に過失があった」という明確な証拠が必要だと。
 
医療ミスかもしれないのに病院側の証言が得られなければ泣き寝入りすることになってしまう…。瑠美子は、解剖したことを後悔する。
 
そんな瑠美子の気持ちを知った亮介は、解剖を勧めた責任を感じて落ち込み、解剖すれば何でもわかるのではないか、と思っていたゼミ生たちも、その気持ちに共感する。
 
大己は、瑠美子を訪ね、死因が特定できなかったのは残念なことだが、父親が経営する病院の医療ミスを暴こうとする亮介の覚悟が並大抵ではなかったことをわかってやってほしいと訴える。
 
亮介は、梅木を呼び出し、桜井はシスの過剰投与で亡くなくなり、それを貴之が隠蔽しているのではないかと迫る。だが、梅木は、シスの投与は適切だった、と譲らない。そこで亮介は、梅木の前の主治医で、現在は仙台の病院に勤務する三條(二階堂智)に連絡を取り、電話をもらう約束をするが返信がない。気落ちする亮介を見た彰は、バイクの後ろに亮介を乗せ仙台へと走る。
 
ようやく、三條に会えた亮介は、三條から、肝機能障害のあった桜井にシスは絶対に投与できない抗がん剤だったことを聞く。
 
翌日、病院に貴之を訪ねた亮介は、三條から聞いたその情報が梅木に伝わっておらずシスを投与してしまったことが死因で、それを隠すためにカルテが改ざんされたのだろうと言い、医療ミスを認めてほしいと訴える。
 
すると、貴之は、すぐに記者会見を開き、桜井に不適切な抗がん剤の投与があったうえ、自分がカルテを改ざんしたと、医療ミスを認めるコメントを出す。
 
会見の様子をテレビで見ていた大己は、貴之の胸ポケットに挿さっているボールペンが、桜井愛用のものと同じであることに気づく。何かを感じた大己は、貴之の経歴を調べ、貴之が桜井と同じ長崎県出身だったと知る。そして、学生時代に桜井が住んでいた長崎県人寮を訪ねる。大己は、管理人(品川徹)から当時の部屋の見取り図を見せられ、貴之と桜井の部屋が隣同士で、ふたりは親友だったことを知り、驚く。
 
瑠美子とともに石末総合病院を訪ねた大己は、亮介と貴之と対峙すると、桜井の死因は医療ミスではなく、尊厳死だったのではないかと切り出す。胃がんの名医のもとを去り、貴之の病院に来たのは、治療のためではなく、かつての親友の手で死を迎えさせてもらうためだったのではないかと。
 
それを聞いた貴之は、ついに重い口を開く。余命1年と診断されたものの、書くこともままならなくなった桜井は、自分のファンでもある瑠美子のためにも無様な姿をさらしたくないと尊厳死を願っていた。「桜井真也として死にたい」という親友の願いがわかる貴之は、それを了解。ボールペンは桜井愛用のもので、自分の生きた証だと、その際に渡されたものだと。そして、主治医にも話さずにひとりで画策、すべての責任は自分にあると、瑠美子に向かい、深く頭を下げる貴之。そんな貴之に、瑠美子は、桜井のわがままに最後まで付き合ってくれたと感謝の言葉を述べる。
 
数日後、亮介と貴之は、警察署の前に降り立つ。同行しようとする亮介を断り、ひとり警察署に向かい歩き出す貴之。その背中に亮介は、医師としては最低だったかもしれないが、自分は最高の父親だと思っている、だからこそ、貴之を超えられるような人間になる、と声を掛ける。貴之は小さくうなずくと、背を向けたまま歩き出す。その目には、涙がにじんでいた。
 
 
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フジテレビ「ヴォイス 〜命なき者の声」第9話:雨を読めた男の死

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フジテレビ「ヴォイス 〜命なき者の声」お父さんの死因が事故死だったら、保険金で借金が消えて、残された家族の生活は楽になったかもしれないが、それだと、父親の本当の思いはわからなかったと。自殺だと判明したことで、これからの生活は本当に苦しいものになるが、父親の思いを知ったうえで、この先の人生を生きていくことは、すごく意味のあることだと。
 
加地が、きれいにまとめてしまった感のあるストーリーでしたが、今回の一件を総括するかのように、加地が宇野の息子に語っていた言葉が、今ひとつすっきりしませんでした。父親の死が自殺であったことを知ることが、父親の思いを知ることになるのだろうかと。
 
事故として処理されて、保険金が下りていたら、母親と息子は、父親の死をどのように受け止めることになったのか。解剖により自殺であることがわかり、その結果、保険金が下りなくなったと、乗り込んで来た母親は、夫が覚悟の死だったことを感じていたのか。死を選ぶしかないと判断した父親の思いを、残された者は、どのように受け止めたらいいのか。そんな死に方をした父親を一生恨むことになるのか、そこまでしてお金を残そうとした行為を自分たちへのの愛と捉えることになるのか。
 
予告編に、父親の病院の患者の死で、石末が父親と対立するシーンがあったので、第2話での、石末は、父親が、亡くなった患者の遺族に十分に納得がいくような説明をしないで相談室から出てくるところを目にしたカットの続きが描かれるのかと思ったのですが、そうではなかったのですね。
 
ストーリーには関係ないのですが、今回一番の「どうして?」は、蕪木さん。どうして、ヘッドホンを左右を逆に掛けているのだろうかと。右の顔がアップになったとき、ヘッドホンの「L」の表示とコードの引き出しがハッキリ見えました。左右を逆に聴くと、プレイヤー側の気分で聴けると思っている?
 
 
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■第9話のあらすじ(番組ホームページより)
 
東凛大学の解剖室に、男性の遺体が運び込まれる。ビルの窓拭きを請け負う会社社長の男性・宇野慧は、作業時にビルから落下したとされるが、調査の結果、落下原因と思われる命綱の不具合は見つからない。
 
加地大己(瑛太)は、久保秋佳奈子(石原さとみ)とともに、佐川文彦(時任三郎)と夏井川玲子(矢田亜希子)の解剖を手伝いながら、ベテランの宇野が落下した理由が気にかかる。そして解剖後、佳奈子を連れて遺体発見現場へ。宇野が落下したビルの前に立った大己は、不自然な拭き残しがあるのを見つける。
 
その頃、実験室で桐畑哲平(遠藤雄弥)と薬毒物検査を行なっていた蕪木誠(泉谷しげる)は、宇野の血中から意外な成分を検出する。
 
一方、実家の病院でアルバイトをしていた石末亮介(生田斗真)は、入院患者に桜井真也という有名作家がいることに興味を示す。ほどなくして、容態が安定した桜井に一時帰宅の許可が出る。ところが、そんな折、容態が急変する。
 
 
>> 「ヴォイス 〜命なき者の声」番組ホームページ
 

フジテレビ「ヴォイス 〜命なき者の声」第8話:決して消せない炎

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フジテレビ「ヴォイス 〜命なき者の声」今宵のゲストは、平田満さん(今回は120%いい人でした)、志賀廣太郎さん(語り口が何ともいい感じです)、田中実さん(笑顔が素敵でした)と豪華版。
 
火災現場に飛び込んだ男性が、遺体となって発見されて。その男性は、B型肝炎に感染していて、遺体の傍には焼け焦げたキーホルダーに、カーペットにくるまれた子供の遺体。加地よりも先に、救うためではなく、遺体を保存するためだということに気付きましたが、それは、焼けただれた我が子の遺体を目にする両親を気遣うためではなく、子供の死に不審なものを感じ、遺体を保存しなくてはと判断したから…と見てしまいました。男性が“科警研”にいて、火災の専門家だったとの設定でしたので、他殺の可能性のある遺体を焼いてなるものかと思っての行動だったと。焼け焦げたキーホルダーは、駆け出し時代に他殺の可能性があった焼死体を見落としてしまったことを悔やみ、自らを戒めるために身につけていたもので、と。加地が両親を訪ねたシーンを見て、事故に見せかけて父親か母親のいずれかが子供を殺したに違いないと。加地は、それをどう切り崩していくのか? そんな展開を想像していましたが、まったくの妄想でした(苦笑)。
 
解剖中に、自らの不注意から肝炎に感染。劇症肝炎を発症した場合は、短期間の間に死に至る場合もあると。感染してても、していなくても、法医学をやめようと決めた哲平。死者の声に耳を傾けることで、意を新たに、法医学と向かい合うことを決心して…。前話あたりから、ドラマの完成度がアップした気がします。こういうエピソードが、もっと早くから見たかったなぁと。いささか唐突ながらも、哲平のことに対して、快く協力を申し出る亮介の父親。やっと息子のことを認めるようになったのでしょうか。
 
亡くなった人に向き合う法医学は、刻々と状態が変化する生きた患者と向き合うことよりも、医学的なリスクは低く見えますが、解剖には解剖のリスクあって…。遺体が何らかのウイルスに感染している恐れもあると。実際、落して割れたシャーレで指先を傷つけただけで、感染してしまうものなのでしょうか。だとしたら、たとえば、厚いゴム手袋をはめて扱うなど、不注意で破損した場合を見越した扱いが求められますね。その意味では、今回の場合は、佐川の監督責任が問われるケースではないかと。
 
 
PS.
◆加地の右後ろに大きく写っていた「JKワイパー」なる文字。何かと思ってググッてみたら、ガラス器具や計測器に付いた水や油などの汚れを拭き取る紙ウェスでした。
◆劇中に登場した「CSI」のDVDボックス。これって、発売年は、いつだったのだろう? このストーリーの時系列(哲平と今成)は、ちゃんと成立する? そんなことを考えながら見ていました(笑)。
 
 
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■第8話のあらすじ(番組ホームページより)
 
東凛大学の解剖室に、火災現場で死亡した60代の男性が運び込まれる。男性・今成卓見(平田満)は警備員で、自宅付近の火災現場で発見されたが、胸に子供の遺体を抱えていたという。今成と子供に面識がないうえ、子供がカーペットに包まれていたことから、今成には放火犯の疑いもかかる。
 
その後、解剖が行なわれ、加地大己(瑛太)、石末亮介(生田斗真)、桐畑哲平(遠藤雄弥)、羽井彰(佐藤智仁)は、佐川文彦(時任三郎)から、今成が肝炎を患っていたことを聞く。
 
解剖作業の補助をしていた哲平は、夏井川玲子(矢田亜希子)から、今成の肝臓を実験室に運ぶように指示される。ところが、途中で肝臓の入ったシャーレを落としてしまう。慌てて、割れたシャーレと肝臓を拾い集める哲平。シャーレの破片で指を切ってしまう。物音を聞き駆け込んできた佐川は、出血した哲平の手を取り、急いで指を洗浄する。
 
同じ頃、蕪木誠(泉谷しげる)は、今成がB型肝炎であると突き止める。感染していたら命に関わるだけに、大己らは検査を受けることになった哲平のことが気に掛かる。
 
翌日、自宅待機中の哲平を、久保秋佳奈子(石原さとみ)と彰が訪ねる。部屋に入った佳奈子は、哲平に謝罪をする。実は、哲平が感染した日、佳奈子は大学が募集する海外研修の最終面接があり、解剖作業を代わってもらっていた。
 
研究室にいた大己らは、大和田敏(山崎範樹)から、今成が少し前まで科学警察研究所、通称“科警研”の火事を専門に分析する部署に勤めていたと聞く。大己は、“科警研”を訪れ、今成の元部下・矢野(田中実)に話を聞く、そして、矢野から今成をよく知るという上司・三島(志賀廣太郎)を紹介される。三島に会った大己は、三島から今成ほど火災のことに精通している男はいなかったと聞く。火災のプロが、なぜ火災現場で亡くならなければいけなかったのか? 研究室に戻った大己は、思いを巡らせる。すると、そこへ佳奈子が来て、火災現場で子供を包んでいたカーペットが、不燃加工が施された特殊なものだったと話す。それを聞いた大己は、あることに思い当たると、研究室を後にする。
 
大己がやってきたのは、亡くなった子供の両親のもとだった。今成と子供のことについて少し話がしたいと言うが、現状を受け入れられない母親に拒絶されてしまう。
 
検査のための哲平の採血が終わる。それを待っていた亮介らに大己も合流し、5人は研究室へ。なんとなく重苦しい雰囲気が漂うなか、哲平は、今回のことで自分の弱さを痛感したと言い、感染の有無に関わらず、法医学を辞めようと思っていると明かす。大己は、今成は矢野のミスが原因でB型肝炎を発症したのだが、それを気に病む矢野に向かい、自分の身に危険が迫ることには覚悟ができているから、申し訳ないと思うんだったら仕事を続けろと激励していたことを話す。
 
さらに、カーペットで子供を包んだ理由は、子供の遺体を守りたかったからだと説明。火災現場ですでに息を引き取っていた子供を見つけた今成は、子供の焼死体が親にどれだけのショックを与えるかを経験上知っていたため、燃えにくいカーペットを巻き、遺体を火から守りたかったのだろうと。自分を犠牲にしてまでも、子供の遺体を、そして、残された家族を思いやれる今成は、凄いと思うと。大己の言葉に、今成の人間性と仕事に賭ける情熱を知った哲平は、熱い涙を流す。
 
翌日、哲平の検査結果の陰性を願い、大己ら4人は、とある神社を訪れていた。健康祈願のお守りを買ったり、高額のお賽銭を投げたりするうち、大己の携帯電話に哲平から電話が入る。検査結果は、セーフだった。それを聞いた4人は、心から安堵し、微笑み合う…。
 
 
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埼玉生まれ。「太陽にほえろ!」のサウンドトラックの素晴らしさから、テレビドラマを見るようになりました。小学校4年時に体育館で生オーケストラを聴いてクラシックが大好きに…。初めて買ったクラシックのレコードは、スッペ「軽騎兵/詩人と農夫」のEPと、バーンスタイン「運命/未完成」とセル「ベト9」の2枚組LP。初めてのオペラは、銀座・ヤマハホールで見たベルイマンの映画「魔笛」。中学の吹奏楽部(ホルン)で演奏することの楽しさを、高校の頃に通った銀座・日立ローディプラザの生録会でフュージョンに出会うとともに、音楽録音の魅力を知りました。

<お気に入りの曲>
◆東海林修「ディスコ・キッド」◆大野克夫「太陽にほえろ!」◆冬木透「ウルトラセブン」「帰ってきたウルトラマン」◆宮川泰「宇宙戦艦ヤマト」◆岡村孝子「未知標」「潮の香りの中で」「ひとりごと」「愛を急がないで」「天晴れな青空」「晩春」◆薬師丸ひろ子「元気を出して」「トライアングル」◆麗美「国際線」「君の友達でいたいから」◆荒井由実「卒業写真」「海を見ていた午後」◆松任谷由実「最後の春休み」◆大貫妙子「会いたい気持ち」「黒のクレール」◆辛島美登里「Merry Christmas to You」「Silent Night −祈り−」◆今井美樹「野性の風」「瞳がほほえむから」「セカンドエンゲージ」「Peace of My Wish」「Miss You」◆飯島真理「Melody」「シグナル」◆宮里久美「背中ごしにセンチメンタル」◆米屋純「水色時代」◆高橋洋子「魂のルフラン」◆古内東子「うそつき」◆MISIA「忘れない日々」◆笹川美和「金木犀」「向日葵」◆柴田淳「ため息」「夜の海に立ち...」◆熊木杏里「最後の羅針盤」「朝日の誓い」◆池田綾子「ひとつの願い」「月」「プリズム」◆諫山実生「手紙」「Eternal Love」◆平原綾香「孤独の向こう」◆arp「まぶた」◆lisa「Will」「TIME IS ON MY SIDE」◆山麻衣美「We are the Stars」◆Chocolove from AKB48「明日は明日の君が生まれ」◆城南海「誰カノタメニ」「ワスレナグサ」◆沢田研二「ヤマトより愛をこめて」「時の過ぎゆくままに」◆布施明「愛よ その日まで」◆町田義人「戦士の休息」「長距離ランナー」「愛」◆さだまさし「療養所」「道化師のソネット」「親父の一番長い日」◆浜田省吾「愛という名のもとに」「Midnight Flight」「J.BOY」◆橋本仁「青空になる」◆中孝介「路の途中」◆Mr.Children「HERO」「HANABI」◆SEAMO「Continue」◆EARTHSHAKER「EARTHSHAKER」「WALL」◆X JAPAN「Rusty Nail」◆プリズム「KARMA」「MEMORY OF THE MOMENT」◆カシオペア「朝焼け」「GYPSY WIND」「EYES OF MIND」◆スクェア「いとしのうなじ」「TRUTH」◆クロスウィンド「そして夢の国へ」◆YOU「BALLAD 9.36」◆鳥山雄司「GHETTO PEOPLE」◆柴田敬一「まどろみのなかで」◆YMO「1000 KNIVES」「MAD PIERROT」「TECHNOPOLIS」◆Maynard Ferguson「Gonna Fly Now」◆TANGERINE DREAM「NETWORK 23」◆YANNI「DANCE WITH A STRANGER」「NOSTALGIA」「SANTORINI」「PATHS ON WATER」

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