2006年01月

2006年01月28日

サソリ4

密閉されて15カ月間…生きていたサソリの怪=米国

米ユタ州ソルトレークの研究所で、15カ月ぶりに化石の割れ目から這い出してきたサソリ【AP】
【ライブドア・ニュース 01月28日】− AP通信によると、米ユタ州ソルトレークシティの研究所で15日、恐竜の化石を完全に覆っていた石膏型を米研究者が15カ月ぶりに割ったところ、化石の割れ目から“生きたサソリ”が這い出してきて、びっくりしたという。

  この草食恐竜の頭骨の化石は同州グランドステアケース・エスカランテ国定公園で見つかったものだが、サソリは、野外で化石に石膏を塗りつける際に入り込んでしまい、そのまま15カ月間、水も食べ物もなく、密閉されたまま、じっと化石の割れ目に潜んでいたと思われる。

  米ブリガム・ヤング大学の動物学者リチャード・バウマン氏によると、サソリは通常、虫を捕食するが、数カ月間、動くことも食べることもしない“休眠”状態で生き延びることができるという。なお、サソリを見つけたデビュリュー博士は、サソリの“生への意欲”に感心して、ソルトレークシティ西部の野原に放してやったそうだ。【了】



かっこいいな!僕も見習わなきゃ。

date_kouzou at 01:31|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 記事 

2006年01月24日

無料男1

僕は広告塔のなかに住んでいる。/家賃がいらない
からだ。着ているのは背中や胸に「アコム」とか
「リポビタンD」とか書いてある広告ジャンパーで
ある。僕は無料お試しセットや1回きりの使い捨て
サンプルに囲まれて生きている。

いろんなところでよく僕を目撃したという話を聞く。
あるときは僕はトラックを運転していたそうだ。
つまりはどこにでもいるタイプということなのだろ
う。女達にいわせると「70過ぎの老人」よりも
性的魅力がないらしい。

面白くない人生だが、話しのタネにはなりそうで
ある。今回の列車脱線事故も5分遅れで僕は
助かった、というか逃した。どうやらトラブルの
方が僕を避けているらしい。


date_kouzou at 13:00|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

2006年01月23日

宇宙船2

88462d5d.JPG宇宙ってなんてさびしいんだろう。上も下も
ない、朝昼晩もない。悲鳴をあげても暗闇に
かき消される。自分はただのちりだという
ことを実感する。

僕の宇宙船はひたすら前進している。
宇宙の「はて」ってどうなっているんだろう。
それをつきとめるため。もちろん帰りの燃料
は積んでいない。地球からの通信も途絶えた。

これからどうなるのだろう?伝説の死者たちが
住んでいる星にでも出くわすのか。
ギリシャ神話のオデュッセウスにでてくる船乗りを
誘惑する人魚の歌声のエピソードを思い出す。
船乗りたちはその歌声に魅せられ船は座礁する。

きっと人魚たちはなにも歌っていなくて
船乗りたちは自分の心の声に負けたのだ。
僕は「沈黙」に勝てるのだろうか?

date_kouzou at 00:50|PermalinkComments(3)TrackBack(0)

2006年01月19日

PHONE BOOTH2

朝4時からの撮影/L.Aの一画にマンハッタンの
53番街を再現したセット/オレのまわりには
大勢のエキストラ/計4台のカメラがオレを
撮っている/オレの芝居はすべて電話ボックス
の中でおこなわれている/

こんなクソみたいな脚本を書いたのは誰だ
/ビルのどっかからライフルがオレを
狙っているから/オレは逃げられない/
という設定/

電話の向こうのサイコ野郎は/脅しがわりに/
ライフルの撃鉄のカチッという音を/
させる/おお怖え〜/

Story
『S.W.A.T.』のコリン・ファレル主演、ほぼ電話ボックスの中だけで展開する異色のサスペンススリラー。口先だけで世間を渡ってきたヤリ手のメディアコンサルタント・マーク。たまたま鳴っていた電話に出た彼は、その...(詳細こちら


date_kouzou at 00:06|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 映画紹介 

2006年01月03日

ブランコ3

最初にブランコを考えた奴はこう言ったに
違いないんだ/さあ、ここに孤独のマシーンを
つくろう/大人が一人で公園にいても立派な
理由をつくれる/移動なんかしなくてもいい/
これに乗っていれば,瞑想しているような
もんだ/ものごとがいままでよりもよく
見えるだろう/

桜が散るときも/幸福すぎて明日世界が
終わるように感じられる夏の日も/
枯葉が積もり、かえってひとの
ぬくもりを感じられる冬のときも/

彼はそう言って「これは俺の作り話だ。」
と言った。「俺は受験で苦しいときも、
トラブルで苦労したときも、いつもこの
ブランコに乗れば癒されたんだ。」

「でも_」と僕は言いかけた。
「しっ、いまいいところだ。」
といって彼は目を閉じた。


date_kouzou at 23:11|PermalinkComments(4)TrackBack(0) エッセイ 
『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』公式サイト
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