2009年12月30日
幼女「こんにちわ!」
魔王「・・・なに?貴様か?」
幼女「うん」
魔王「どうやって私の封印を解いたのだ?ここは封印の地であるハズ・・・」
幼女「封印?よくわかんないけど、ここはあたしの家の庭だよ!」
魔王「なに?庭だと?一体どうなっている?」
幼女「あなた、名前はなんていうの?」
魔王「私を知らないのか?・・・聞いて慄け、私は魔王だ」
幼女「魔王?魔王はもういるよ?」
魔王「・・・もういる?私以外にか?」
幼女「うん」
魔王「???」
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 13:42:03.83 ID:+it+vX8+0
魔王「・・というか今は私が封印されてどれぐらい経った時代なのだ?」
幼女「?」
魔王「子供の貴様に聞いても解らんか・・・お前の両親は何処にいる?」
幼女「町に買い物に行ったよ」
魔王「町か、面倒だが出向くしかあるまい」
幼女「ねぇ、一緒に遊ぼうよ!」
魔王「ええい、馴れ馴れしいぞ!貴様!」
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 13:43:39.95 ID:+it+vX8+0
町
魔王「結局ついてきおって・・・」
幼女「だって暇なんだもん」
魔王「まぁいい、貴様の親は何処にいる?」
幼女「薬草買いに行くって言ってたから道具屋さんかな?」
魔王「道具屋か・・・案内しろ」
幼女「うん」
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 13:46:02.23 ID:+it+vX8+0
幼女「あ、いた!お父さん!!」
父「ん!幼女?留守番してなさいと言っただろう?」
魔王「貴様がこの子供の父親か」
父「アンタ誰だ?」
幼女「魔王さんだって!」
父「魔王?でも魔王は今・・・」
魔王「私は昔、勇者に封印された本物の魔王だ。今の魔王とは一体なんなのだ?」
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 13:48:45.89 ID:+it+vX8+0
父「ほ、本物の魔王・・・?ひいいっ!」
魔王「別に貴様らに危害は加えん。さっさと魔王の事を教えろ」
父「まさかウチがあの封印の地だったなんて・・道理で家賃が安いと思ったんだ・・・」
魔王「おい」
父「あ、は・・はい!えーと今の魔王ってのは、元は勇者の末裔だった男なんですよ」
魔王「勇者が魔王になっただと?」
父「まぁ本人は勇者だと名乗ってますが・・・魔王ってのは通称ですな」
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 13:53:55.79 ID:+it+vX8+0
魔王「何故、勇者が魔王と呼ばれているのだ?」
父「昔の魔王・・・貴方を封じた勇者はその後、力で世界を支配したんです」
魔王「なんだと・・・」
父「支配後、勇者は我々民に重税をかさせて、自分達は贅沢三昧の生活を送ったんです」
魔王「あの勇者がな・・・信じられん」
父「今の魔王はその勇者の息子です。親の七光りで好き放題育ってしまって・・・先代より酷い性格になっちゃって・・・」
魔王「なるほど、それで魔王か」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 13:56:40.85 ID:+it+vX8+0
父「まだ、モンスターが世界を半分支配していた時代の方がマシだという者も増えてまして」
魔王「・・・」
幼女「ねえ、お話終わったの?」
魔王「なんだ貴様・・・」
父「幼女、下がってなさい」
幼女「あたしが封印とかいうので助けてあげたのに!」
魔王「む・・・」
父「コ、コラ」
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 13:59:12.87 ID:+it+vX8+0
魔王「・・・ならばコレを礼にやろう」
幼女「なにコレ?」
魔王「私の首飾りだ」
父「い、いいんですか?」
魔王「ああ、仮にも助けられたしな・・・捨てるなよ」
幼女「うん!ありがとう!」
魔王「ではな・・・」
父「あの、何処へ?」
魔王「無論、勇者の元へだ」
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 14:03:29.01 ID:+it+vX8+0
勇者城
側近「勇者様、一大事にございます」
勇者「あ?なによ?」
側近「先代が滅ぼしたハズのモンスターが各地で現れたと目撃報告が!」
勇者「で?それが?」
側近「え、いや、モンスターが復活したという事は魔王の封印が解けたという事では・・・」
勇者「親父にボロクソにされた魔王なんかにビビってんじゃねぇよ」
側近「し、しかし」
勇者「俺を誰だと思ってんだ?勇者様だぞ?勇者様?」
側近「は・・・はっ」
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 14:06:41.08 ID:+it+vX8+0
戦士「勇者様、魔王の封印が解けたという事は、それを手助けした者がいるという事です」
勇者「ほっときゃいいだろ、そんなの」
戦士「しかし、その者なら復活した魔王の居所を知っている筈です」
勇者「・・・で?」
戦士「私と兵数人で封印の地へと向かおうと思います。どうか許可を」
勇者「~~」ホジホジ
側近「ゆ、勇者様」
勇者「・・・わかったよ、お前の好きにしろ」
戦士「はっ、ありがとうございます!早速準備に取り掛かります!」
側近「(ホッ)」
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 14:09:12.02 ID:+it+vX8+0
勇者「ったくどいつもこいつも、魔王なんかにビビって・・・なっさけねぇな・・・」
側近「しかし、万が一勇者様の身に何かありましても」
勇者「そん時は俺がブッ倒してやるっての。二度と復活出来ないようによ」
側近「・・・」
勇者「んな事より、女呼んでこいや。今ので気分悪くした」
側近「は、は・・・かしこまりました」
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 14:12:00.87 ID:+it+vX8+0
魔王「私が封印された直後、世界を支配したのなら魔王城を奴等は拠点にしているはず・・・」
魔王「魔法で飛んで行きたい所だが、まだ魔力が足りんな・・・歩いて向かうしかないか・・・」
ガサガサッ
魔王「ん・・・?」
ワータイガー「ガルルルル!!!」
魔王「・・・」
ワータイガー「がる・・・ま、魔王様!?」
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 14:16:44.43 ID:+it+vX8+0
ワータイガー「お目覚めになられたのですね!!魔王様!」
魔王「貴様はワータイガーか・・・私の目覚めと共に復活したのか?」
ワータイガー「いえ、私は魔王様が封印された時の生き残りです!」
魔王「今の今まで隠れて生きていたのか」
ワータイガー「はい、幸い私は人間にも化けれますので・・・」
魔王「私はこれから勇者討伐に向かうが、来るか?」
ワータイガー「はい!いつかこの時が来るのをずっと待っていました!!」
魔王「そうか、ならば着いてくるがいい。今は一人でも多い方がいい」
ワータイガー「ありがとうございます!」
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 14:20:10.21 ID:+it+vX8+0
魔王「しかし、その形態では目立つ。人間に化けろ」
ワータイガー「はっ!」
ドロンッ
虎子「・・・これで宜しいでしょうか?」
魔王「うむ」
虎子「・・・今度は魔王様が目立ってますね」
魔王「この角ばかりは隠せんからな」
虎子「ちょっと待ってて下さい、村で買い物して来ますので」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 14:22:27.53 ID:+it+vX8+0
虎子「お待たせしました!これ・・・ローブです。少しは変装になると思います」
魔王「ふむ、貴様中々役に立つな」
虎子「ありがとうございます」
魔王「では向かうか・・勇者は魔王城にいるのか?」
虎子「はい、今は勇者城と呼ばれていますが・・・」
魔王「勇者城だと・・・おのれ、人の城を奪っておいて・・・」
虎子「八つ裂きにしてやりましょう!魔王様!」
魔王「・・・うむ」
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 14:28:41.57 ID:+it+vX8+0
魔王「お前以外にも、封印前の生き残りはいるのか?」
虎子「はい、レジスタンスを組織して動いてる者もいます」
魔王「レジスタンスか」
虎子「皆、魔王様の復活を信じていたのですよ・・・魔王様が復活した事で各地で滅ぼされたモンスターも生き返ってるでしょうから・・・皆喜んでいるでしょうね」
魔王「私の復活を知った勇者は何かしてくると思うか?」
虎子「いえ・・・現在の勇者は堕落の象徴と呼ばれる程やる気のない人間で、勇者が直接仕掛けてくる事はないと思います」
魔王「ふむ・・・しかし」
虎子「ええ、先代から仕えていた部下達は油断なりません」
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 14:32:00.96 ID:+it+vX8+0
魔王「ん・・・?あれは」
虎子「勇者軍の旗です!魔王様の復活を知って動き出したのでしょう・・!」
魔王「結構な数だな」
虎子「どうします?先手を打ちますか?」
魔王「待て、奴等の目的がよくわからん。まずは聞いてみてからだ」
虎子「はっ!」
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 14:35:07.33 ID:+it+vX8+0
ザッザッザッザ・・・
魔王「・・・」
虎子「・・・」
戦士「ん・・おい、そこの旅の者」
魔王「・・・なんでございましょうか?」
戦士「この先に封印の地と呼ばれた場所があるのだが・・・何か変わった事はあったか?」
魔王「いえ、私共は何も見ておりませんが」
虎子「なにかあったのですか?」
戦士「あまり大きい声では言えんが、魔王が復活した・・・我々は魔王復活を手助けした者を捕まえに来たのだ」
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 14:40:14.60 ID:+it+vX8+0
魔王「(・・・!)そうでしたか、それは恐ろしい・・・」
戦士「お主達も気をつけよ、魔王が復活した事でモンスター共も士気が上がっている。遭遇しても無理に戦うなよ」
虎子「はい、ありがとうございます」
戦士「・・・・ではな」
ザッザッザ・・・
虎子「・・・魔王様、見逃して良かったので?」
魔王「あの指揮官、先代の仲間だった者だ・・・」
虎子「あ、あれがですか?」
魔王「認めたくはないが、魔力が落ちた今の私では勝てない」
虎子「(魔王様はそこまで・・・)」
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 14:43:30.37 ID:+it+vX8+0
魔王「先ず、失った魔力を取り戻すのが先決だ」
虎子「はい」
魔王「手っ取り早いのは魔力を持った者の魔力を吸収する事だ」
虎子「魔力狩りですね」
魔王「この先の町に魔法使いは何人いるか知らんが、奪えるだけ奪い、最低限戦える身体に戻す」
虎子「はっ」
魔王「お前にも協力してもらうぞ」
虎子「はっ、なんなりと!」
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 14:46:41.48 ID:+it+vX8+0
酒場
ワイワイ ガヤガヤ・・・
魔法使い「おい、聞いたか?魔王が復活したって噂」
盗賊「ああ、さっき勇者軍とすれ違ったぜ。魔王・・いや勇者も重い腰を上げたようだな」
僧侶「はあ・・・死人と仕事が増えそうですね・・・・」
盗賊「おいおい、お前スゴイ事言うな」
僧侶「あ、今のはオフレコでw」
「わっはっは」
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 14:49:13.59 ID:+it+vX8+0
バァンッ!!
全員「!!??」
虎子「こんにちわ、皆さん!」
盗賊「なんだ、色っぽい姉ちゃんだな」
商人「こっち来い、一緒に飲もう飲もう!」
虎子「魔力が無い人間に興味はありません!魔法が使える人がいたら出てきて下さい!」
盗賊「なんだコイツ・・・」
魔法使い「魔法だって?俺、使えるぜ?」
僧侶「コホン、私も・・・」
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 14:52:51.19 ID:+it+vX8+0
魔法使い「で、姉ちゃん?俺達になんか用?」
僧侶「なにか楽しいお誘いですか?」
虎子「あなた方だけですか?他にはいませんか??」
魔法使い「俺達だけだけど・・・なんか文句でも?」
僧侶「これ、魔法使いさん・・・脅かしてはいけませんよ、ふふ」
虎子「そうですか・・・あの、お二方・・・私とイイ事しませんか?」
盗賊「!?」
ざわっ
魔法使い「イイ事・・・?イイ事ってあっちの方・・・?」
僧侶「お、お嬢さん、大人をからかっちゃいけませんよ」
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 14:55:43.24 ID:+it+vX8+0
虎子「はい、と~ってもスッキリする事です!」
魔法使い「お~っほぅ、いいねぇ・・・是非お願いしたいねぇ」
僧侶「・・・ホントですか?」
虎子「はい・・うふふ」
盗賊「なんでソイツらだけなんだよー!」
商人「俺達も混ぜろよー!!!」
虎子「ごめんなさい・・・魔力の無い人に興味はないんです・・・さ、行きましょうか・・・♪」
魔法使い「おう・・・ひひ」
僧侶「せ、せっかくのレディの誘いですし・・・仕方ありませんね」
盗賊「・・・けっ、魔力のある人間は得だぜ」
商人「そのままくたばっちまえってんだ!」
50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 14:59:30.66 ID:+it+vX8+0
魔法使い「おいおい、まだ歩くのか?とっくに町外れちまったぞ?」
虎子「だって・・・見られたら恥ずかしいじゃないですか///」
僧侶「は、恥ずかしいって・・・」
魔法使い「なに緊張してんだよ、お前」
僧侶「き、緊張だなんて・・・失礼な」
虎子「うふふ、そこの茂みで始めましょうか」
魔法使い「おいおい、モンスターでねぇだろうな?」
虎子「大丈夫ですよぉ」
僧侶「茂みで・・・ハァハァ」
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 15:02:50.11 ID:+it+vX8+0
虎子「じゃ・・・はい、僧侶さん」
僧侶「え?なんですこれ?」
虎子「目隠しですよ・・・これつけるとつけないだけじゃ全然違うんですから・・・」
魔法使い「お嬢ちゃん、見かけによらず攻めるのが好きなんだな?」
虎子「そんな・・・さ、僧侶さん」
僧侶「は、はい・・・」グルグル
虎子「じゃ・・・魔法使いさん、後ろ向いてて下さい・・・」
魔法使い「後ろ?なんで?」
虎子「やだなぁ・・・わかるでしょ・・・?もう///」
魔法使い「あ・・・へへ、そうかそうか・・・わかったわかった」
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 15:02:56.13 ID:02STgIvbO
僧侶は童貞
54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 15:05:47.47 ID:+it+vX8+0
ゴソゴソ・・・・ ゴソ・・・
魔法使い「もういいかい?」
虎子「ちょっと待って下さい・・・もうちょっと・・・」
ゴソ・・・ ガサガサ・・・
僧侶「ハァハァ」
魔法使い「まだかい?」
虎子「はい・・・いいですよ、ゆっくり振り返って下さい・・・///」
魔法使い「はーーーー・・・・い」
魔王「・・・・」
魔法使い「!?おま
ガシッ
僧侶「!?」
魔法使い「~~~~っ!!」
虎子「あ・・・そんな魔法使いさん・・・」
僧侶「・・・ハァハァ」
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 15:08:37.20 ID:+it+vX8+0
魔法使い「~~~!!!」
魔王「・・・」
キュイイイイィィィ・・・・
虎子「す、凄い・・・魔法使いさん・・・!ああっ」
僧侶「ハァハァ・・・お、お嬢さん・・・私は・・・」
虎子「もうちょっと・・・んっ、・・・待って下さいね?」
僧侶「ハ、ハイ!」
魔法使い「~~~!・・・・」
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 15:11:26.10 ID:ORtUypCNO
僧侶アホすぐる
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 15:11:42.66 ID:+it+vX8+0
ドサッ
僧侶「!??」
魔法使い「う・・・あ・・・」
虎子「はぁ・・・魔法使いさん、相当溜まってたんですね・・・ご馳走様♪」
僧侶「お、お、お嬢さん・・・!」
虎子「はい・・・今度は僧侶さんの番ですね・・・ゆっくり・・・目隠しを取って・・・・・」
僧侶「は・・・はい」スルスル・・・ スルッ・・・
魔王「・・・・」
僧侶「え」
ガシッ
キュイイィィー……
61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 15:17:12.27 ID:+it+vX8+0
村
ざわざわ・・・ ざわ・・・
幼女「ん?どうしたの?」
父「勇者軍が来たんだ・・・恐らく、魔王の事だろう」
幼女「魔王様のお友達?」
父「違う!とにかく、お前は家に入ってなさい」
幼女「えー・・・」
戦士「ここが封印の地か・・・まさか、村になっていたとは・・・」
兵士「民衆ども、よく聞け!!」
村人「!」
戦士「・・・お前達は知らないだろうが、ここはかつて封印の地と呼ばれた場所だ」
ざわ・・
戦士「そして、ここには先代が倒した魔王が封じられていた・・・が、先日我々勇者軍が全滅させた筈のモンスター達が各地で再び姿を現した!」
ざわ・・・ざわ・・
戦士「無意識か故意か、封印を解いた者がいるハズだ!心当たりのある者は名乗り出ろ!」
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 15:21:53.80 ID:+it+vX8+0
村人「・・・」
戦士「・・・」
兵士「名乗り出ろと言っている!!!」
村人「ビクッ」
戦士「我々も力づくでの聞き込みはしたくない・・・誰かいないか!」
戦士「・・・いないか・・・おい」
兵士「はっ」
戦士「村周辺と家を全部調べろ、何かあるかもしれん」
兵士「ははっ!」
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 15:26:09.10 ID:+it+vX8+0
幼女「つまんないのー・・・魔王様のお友達なのに・・・」
ガタタッ
幼女「?」
兵士「ん・・・?おい、娘!」
幼女「な、なに?」
兵士「一人で何をやっている・・・?いや・・・待て、その首飾りはなんだ?」
幼女「!」
兵士「そいつをこっちによこせ、お前も痛い目は見たくないだろう?」
幼女「これは貰ったんだもん!誰にもあげない!!」ダッ
兵士「あ!待て!!」
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 15:28:50.79 ID:+it+vX8+0
兵士「誰かその娘を捕まえろ!!」
村人「!?」
父「まさか・・・」
幼女「はっ・・・はっ」
兵士「待てー!!」
幼女「こっち来ない
ドンッ!
幼女「ぎゃっ」
戦士「・・・」
兵士「あ、戦士様!・・はぁ・・・はぁ」
戦士「・・・・この首飾りは・・・!」
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 15:32:00.61 ID:+it+vX8+0
ざわざわ・・・
幼女「・・・」
戦士「この娘がこの首飾りを持っていた」チャリッ
父「幼女・・!」
戦士「これは魔王の首飾りだ・・・先代と戦った時に見た覚えがある」
村人「え・・・なんですって・・・」
ざわざわ・・・
戦士「娘、これは誰に貰った物だ?」
幼女「・・・」
兵士「答えんか!!」
幼女「ひっ」
69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 15:32:44.10 ID:Etnzncnv0
勇者軍どいつもこいつも最低だな
70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 15:33:27.62 ID:bYCYCv+L0
幼女拷問フラグ
71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 15:35:50.03 ID:+it+vX8+0
戦士「答えたくないのなら・・・お前は勇者城へと連れて行かねばならない・・・魔王を復活させた容疑者としてな」
幼女「え・・・」
父「・・・!お、お待ち下さい!」
戦士「む」
兵士「なんだ、貴様!前に出るな!」
父「それは、私が魔王から貰った物でございます!」
戦士「なに・・・お前が?」
父「はい、それを私が娘に渡したのです!」
戦士「ならば、魔王の事も知っているのだな?」
父「・・・・はい」
戦士「よし、この者を拘束しろ」
兵士「はっ!」
75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 15:39:47.47 ID:+it+vX8+0
兵士「動くな!跪け!」
父「くっ」
幼女「お父さん!」
戦士「乱暴して悪かったな・・・娘よ」
幼女「ち、違う!お父さんじゃない!あたしが魔王様に貰ったの!!」
戦士「!・・・本当か?」
父「む・・娘は私を助けようと嘘をついているのです!娘は関係ありません!」
兵士「こら、動くな!」
幼女「違う!本当にあたしが貰ったの!魔王様を起こしたのも、あたしなの!!!」
村人「・・・!」
父「違う!デタラメを言うな娘!戦士様、全ての原因は私です!」
戦士「ふむ・・・」
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 15:45:26.78 ID:+it+vX8+0
兵士「戦士様、この際二人とも城に連れては・・・」
戦士「・・・・」
幼女「ち、違う!本当にあたしが魔王様にもらったの!封印とかいうのもあたしが
父「黙りなさい!」
戦士「!」
幼女「!」
父「これ以上嘘をついて、お前にまで咎めがあったらどうする!」
兵士「動くなと言った!」
ゲシッ
父「ぐわっ!」
幼女「お、お父さ・・・」
戦士「よい、わかった・・・。その男を連行しろ、娘は・・・放っておけ」
兵士「はっ!」
84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 15:46:03.93 ID:cpJ62+dsO
父「ぬわーーーー!!!!!!」
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 15:48:19.92 ID:bYCYCv+L0
>>84と全く同じことを考えてしまった
86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 15:48:51.82 ID:+it+vX8+0
兵士「立て!」
父「く・・・」
幼女「お父さん!」
戦士「よし、引き上げるぞ」
兵士「はっ!」
村人「・・・」
幼女「みんな!見てないで助けてよ!お父さん、連れて行かれちゃう!」
戦士「・・・」
村人「お前の親父が余計な事するからだろうが!」
村人「そうだそうだ!こっちまでいらん疑いかけられたんだぞ!!!」
村人「お前も捕まればよかったんだ!!」
父「・・・!」
幼女「そんな・・・誰か助けて・・・助けてよ・・・」
89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 15:53:33.02 ID:+it+vX8+0
幼女「(誰か・・・助けて・・・!)」
戦士「・・・ん?」
ピシッ ピシシッ・・・
兵士「如何なされました?」
戦士「首飾りの宝石が・・・おい、これはどういう事だ?」
父「・・?さぁ・・・知りませんな」
ピシシッ ピシッ・・・
戦士「嫌な予感がする・・・!お前達、下がれ!!」
兵士「戦士様?」
バリンッ!!!
幼女「!」
村人「!」
90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 15:54:41.33 ID:u6df2Nf20
!
91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 15:55:15.92 ID:bYCYCv+L0
!!
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 15:56:17.56 ID:w/Fz9FUw0
!!!
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 15:56:35.96 ID:4M/nTNL+0
!!!!
94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 15:56:39.29 ID:GaKJsALnO
!!!
95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 15:56:52.45 ID:CmrUX3da0
!!
96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 15:57:07.21 ID:sK1AC63G0
!
100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 15:58:32.67 ID:+it+vX8+0
ブシュウウゥゥ・・・!
兵士「ごほっ!?な、なんだ・・・この霧は!?」
兵士「首輪から離れろ!!」
父「!?」
幼女「な・・・なに?」
戦士「こ・・・これは・・・!」
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
魔人「・・・所有者の危機を感じとった・・・お前を救いに来た」
幼女「・・・え」
兵士「な、なんだあの巨人は!?」
戦士「あれは魔人だ・・・!所有者と言ったな・・・!やはりあの娘が!」
父「(これは・・・チャンスだ!)」ダッ
兵士「あ!貴様!!」
101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 16:00:30.91 ID:+it+vX8+0
戦士「あの親子を捕まえろ!!」
兵士「はっ!」
魔人「邪魔はさせん」
カッ
ドゴオオンッ!!!
兵士「うわあああ!!!」
村人「ぎゃーー!!」
幼女「な・・・なにコレ・・・」
父「幼女!」
幼女「お父さん!!」
父「逃げるぞ!着いて来い!!」
103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 16:03:31.67 ID:+it+vX8+0
戦士「くっ・・・!待て!!」
父「!」
幼女「!」
ズンッ
魔人「ここは通さん」
戦士「邪魔を・・・!兵達!」
兵士「はっ!」
戦士「コイツは俺が食い止める!お前達は親子を追え!!」
兵士「ははっ!!!」
107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 16:08:29.43 ID:+it+vX8+0
魔人「所有者の邪魔をする者は許さ・・・」
ザンッ
魔人「ぐお・・・!」
戦士「俺は先代勇者と共に戦った者だ・・・油断していると、死ぬぞ?」
魔人「どうやら、お前が一番危険人物なようだ・・・お前から排除する」
父「はっ・・はっ・・・!」
幼女「お父さん!もっと早く!」
兵士「待てーー!!」
父「いいから、逃げろ!魔王はこの先の村にいるに違いない!お前だけでも行くんだ!」
幼女「い、嫌だよ!」
父「嫌じゃない!逃げろ!お父さんの言う事が聞けないのか!!」
幼女「!」
父「大丈夫だ、きっとまた会える・・・!」
幼女「・・・わかった・・!」
113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 16:12:17.29 ID:+it+vX8+0
タッタッタッタ・・・
父「はぁ・・・はぁ・・・・・・」
兵士「もう逃げられんぞ!お前達二人は娘を追え!」
兵士「はいっ!」
父「・・・」
兵士「よくも我らを騙してくれたな・・・お前にはもう用はない、ここで死ね」
父「・・・好きにしろ」
118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 16:16:27.08 ID:+it+vX8+0
町
僧侶「・・・」ヒクヒク
虎子「どうでしたか、魔王様?」
魔王「うむ、3割くらいだが力が戻った感じだ」
虎子「良かったです・・・」
魔王「もうこの町に用はないな・・・もっと魔力を持つ者の元へ向かうぞ」
虎子「はい・・・ん?」クンクン
魔王「どうした?」
虎子「さっきの勇者軍の兵の匂いが・・・数は二人です」
魔王「もう我々の事がバレたのか・・・?」
虎子「いやでも・・違う匂いを追ってる感じです・・・」クンクン
魔王「違う匂いだと・・・」
124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 16:21:05.73 ID:+it+vX8+0
兵士「ま、待てー!ガキーーー!」
幼女「はぁ・・・もう・・・ダメ・・・」
ドサッ
兵士「倒れたぞ!」
兵士「散々走らせてくれやがって・・・!」
幼女「お父さん・・・ごめ
シュッ
兵士「!?」
兵士「ガキが・・・消えた?」
魔王「お前達」
兵士「ん!?お、お前は今朝の・・・」
兵士「何時の間に後ろに・・って、待て・・・こいつ・・・」
魔王「消えるがいい」
130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 16:25:13.51 ID:+it+vX8+0
幼女「え・・・なに・・・」
ワータイガー「静かにして」
幼女「ひ!モ、モンス・・・!」カクッ
ワータイガー「あ・・・まぁいいか、静かになった・・・」
兵士「うわあああ!!」
ドゴオンッ!!
兵士「ぎゃあああっ!!」
バシュゥッ・・・
魔王「フム・・・塵にさせるには今一つ威力が足りなかったか・・・」
132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 16:29:49.84 ID:+it+vX8+0
魔王「もういいぞ、出て来い」
ガサ・・・
ワータイガー「どうですか?」
魔王「見ろ、欠片が残った・・・まだ足りんな」
ワータイガー「そうですか・・・あ、あの子気絶しちゃったんですけど」
魔王「そうか、何があったか娘から聞かなければな」
ワータイガー「じゃあ、今日は宿取りますか?」
魔王「残りの勇者軍がこの町に戻ってくるかもしれん、外れでキャンプだな」
ワータイガー「了解しました!」
135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 16:32:57.87 ID:+it+vX8+0
村跡
魔人「時間切れだ、さらばだ」
戦士「なに?」
シュウウゥゥ・・・
戦士「・・・ち」
兵士「戦士様!」
戦士「戻ったか、親子はどうした?」
兵士「親の方は舌を噛み千切って自害しました。娘は残りの二人が追跡中です」
戦士「そうか・・・今夜はここで休むぞ。こちらの被害も大きい」
136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 16:34:05.71 ID:eMbzZQNvO
父いいぃぃぃぃぃぃッッッッッッ!!!!!
138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 16:36:26.37 ID:+it+vX8+0
幼女「ん・・・・」
魔王「!」
幼女「ん・・?あ・・・・魔王様!」
魔王「起きたか、何があった?」
幼女「・・う・・・あたしが・・・あたしのせいで・・・」
魔王「泣くな、何があったのだ」
幼女「あたしが魔王様起こしちゃったから、お父さんが・・・うう」
ガサ・・・
虎子「魔王様、兎しか・・・あ、目を覚ましたんですね」
幼女「・・・だ、誰?」
魔王「私の家来だ・・・ゆっくりでいい、何があったか教えてくれ」
141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 16:37:15.99 ID:ATuSqvLkO
父…
144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 16:40:58.41 ID:whqCC8Rx0
幼女仲間フラグなんじゃねぇの?これ
145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 16:42:29.89 ID:+it+vX8+0
幼女「・・・」
魔王「そうか・・・それはすまない事をしたな」
虎子「え?ま、魔王様・・・!人間なんかに頭下げるなんて・・・!」
幼女「ううん・・・魔王様は悪くない・・・あたしの・・・あたしのせい・・・」
魔王「・・・となると、勇者軍は明日確実にこの町に来るだろうな」
虎子「魔王様、目撃者は全員・・・」
魔王「・・・仕方あるまい、お前に任せる」
虎子「はい、行ってきます」
ガサガサ・・・
幼女「何処行ったの・・・?」
魔王「なに・・・おつかいだ」
146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 16:44:09.97 ID:bA9v0IZm0
何でこいつが魔王やってたんだ
147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 16:45:15.05 ID:6ZEXbS7D0
魔王って9割がいい人だよな
148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 16:45:23.21 ID:+it+vX8+0
幼女「・・・」
魔王「お前の父親は勇者軍に捕まっているんだな?」
幼女「うん・・・また会えるって言ってたから、多分お城に・・・」
魔王「よし・・・私がお前の父親を助けてやる」
幼女「・・・本当?」
魔王「ああ、約束しよう」
幼女「じゃあ・・・指きりしよう!」
魔王「・・・・・指きりとはなんだ・・・?」
151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 16:49:17.71 ID:+it+vX8+0
翌朝 村跡
戦士「・・・あの二人はまだ戻らないのか?」
兵士「はい、申し訳ありません」
戦士「もしかしたら魔王に遭遇したのかもしれんな・・・」
兵士「は・・・そうか、あの娘は魔王の味方・・・」
戦士「急いで町に戻るぞ、何か情報がある筈だ」
兵士「ははっ!おい、準備をしろ!!」
村人「・・・・」
戦士「お前達、すまなかったな・・・この被害は我々の方で責任を持つ」
村人「・・!あ、ありがとうございます、ありがとうございます!」
村人「戦士様・・・ありがとうございます・・・!」
兵士「せ、戦士様・・・そんな事、勇者様が許す筈・・・」
戦士「お前は黙っていろ」
兵士「は・・・は!」
154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 16:52:32.03 ID:+it+vX8+0
魔王「よし、そろそろ出るぞ」
幼女「あのお姉ちゃんは?」
魔王「おつかいが終わったら勝手に戻ってくる。心配するな」
幼女「何処にいくの?」
魔王「すぐにでも勇者城に乗り込みたい所だがな。まだ時期じゃない・・・その時に備えてやる事がある」
幼女「あたしも手伝える??」
魔王「どうだろうな・・・」
159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 16:59:21.63 ID:+it+vX8+0
町
戦士「・・・殺人事件だと?」
町長「はい・・・昨日の夜中、酒場から悲鳴が聞こえまして・・・見に行くと・・・」
戦士「惨殺死体の山か・・・」
町長「町の外にも死体が二体見つかりました」
兵士「戦士様、死体の傷は刃物のような切れ方ではありません。爪のようなモノで引き裂かれてます」
戦士「復活したモンスターが襲ったのか?・・・いや、なら何故酒場だけを・・・それに外の死体・・・」
兵士「魔王の仕業でしょうか?」
戦士「恐らくな・・・一旦、城に戻り勇者様に報告するぞ」
兵士「はっ」
160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 17:03:30.17 ID:+it+vX8+0
虎子「(どうしよう・・・今なら戦士と雑魚兵士が3~4人・・・)」
虎子「(ここで戦士を仕留めれば後々、楽になるかも・・・その方が魔王様も喜ぶよね・・・)」
戦士「(酒場にいた連中が魔王と接触したから、始末したのか・・・?)」
戦士「・・・・むう」
兵士「戦士様、準備が整いました」
戦士「わかった」
162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 17:07:22.61 ID:+it+vX8+0
幼女「魔王様・・・足疲れた」
魔王「目的地はまだ先だぞ、我慢しろ」
幼女「でも疲れた~もう歩けない~」
魔王「父親を救いたいんだろう?」
幼女「う・・・でもぉ・・・あ!」
魔王「ん?」
野良犬「・・・ウウゥ」
幼女「犬だ!可愛い!!」
魔王「おい、寄り道してる暇などないのだぞ!」
163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 17:07:44.83 ID:nW2uRHM90
虎子死亡フラグ
164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 17:10:14.45 ID:Ys+eMjWF0
何この幼女の相乗効果で可愛い魔王
165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 17:12:14.01 ID:+it+vX8+0
野良犬「ワン!」
幼女「お前も一人なの?」
魔王「・・・」
野良犬「フンフン」
幼女「なんか匂いする?」
魔王「そうか、いい事を思いついた」
幼女「え?」
魔王「はっ」
野良犬「!?」
ボンッ
幼女「ま、魔王様!?」
166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 17:14:44.86 ID:+it+vX8+0
モワモワ・・・
幼女「ひっ」
ケルベロス「グルルルル・・・・!!!」
魔王「どうだ、乗り物が出来たぞ」
幼女「か、可愛くない・・・」
ケルベロス「!」ガン
魔王「ショックだったみたいだな」
幼女「え、え・・・ご、ごめん・・・でも」
魔王「多少姿が変わっただけだ、可愛がってやれ」
幼女「う・・・うん・・・」ナデナデ
ケルベロス「クーン」
169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 17:20:41.83 ID:+it+vX8+0
魔王「次の目的地が見えたな」
幼女「大きい街だね」
魔王「これぐらい大きい街なら、魔力を持ってる者も何人かいるだろう」
幼女「あ」
魔王「どうした?」
幼女「この子どうするの?」
ケルベロス「バウ」
魔王「む・・・そうか、ならば・・・こうだ」
ボンッ
モワモワ・・・
野良犬「・・・?」
幼女「あ、戻った!やっぱこっちの方が可愛い!」
魔王「あまり興奮させるなよ。興奮したらさっきの姿に戻ってしまう」
173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 17:25:18.60 ID:+it+vX8+0
シュタッ
ワータイガー「す、すみません・・・魔王様・・・」
幼女「ひっ!」
野良犬「!?」
魔王「なんだ・・・その姿は」
虎子「申し訳ありません・・・!余計な事をしてしまいまして・・・」
魔王「余計な事だと・・・?」
幼女「お、お姉ちゃんだったの?・・・って、ち、血が・・・」
虎子「はい・・・その、町で戦士を見かけましたので・・・ここで仕留めれば追跡される事もなくなると思い・・・」
魔王「私は酒場の連中だけを片付けろと言ったハズだが」
175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 17:28:21.33 ID:+it+vX8+0
虎子「申し訳ありません!」
魔王「血の跡は消してきたのか?」
虎子「は・・はい、出来る限りは・・・!」
魔王「出来る限りだと・・・?」
幼女「ま、魔王様!お姉ちゃん手当てしないと・・・」
魔王「お前は黙っていろ、私の命令を無視したらどうなるか知ってる筈だが」
虎子「はい・・・」
179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 17:33:01.77 ID:+it+vX8+0
魔王「・・・ケルベロス」
野良犬「ワウ」
魔王「戻って血の跡を完璧に消してこい。ただし、その姿のままでな」
野良犬「バウ」
テクテクテクテク
虎子「魔王様・・・」
魔王「まずはその怪我を治せ、これ以上足跡はつけられん。お前の処罰はいずれする」
虎子「は・・・申し訳ありません・・・・!」
幼女「お姉ちゃん、大丈夫?」
虎子「うん・・・幼女ちゃん、悪いけど私抱いてくれる?」
幼女「え?抱くって・・・」
183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 17:37:11.99 ID:Ww4lyi+y0
ゴクリ
184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 17:37:40.47 ID:+it+vX8+0
勇者城
勇者「おう戦士、戻ったか」
戦士「は・・・」
勇者「他の部下は?」
戦士「魔王と魔王の手下に・・・」
勇者「情けねぇな・・・それでも親衛隊かよ」
戦士「申し訳ありません」
勇者「で、魔王の事はなんかわかったの?」
戦士「・・・・」
188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 17:42:33.56 ID:+it+vX8+0
戦士「・・・魔王
勇者「あー、いーや。メンドイ」
戦士「・・・」
側近「勇者様・・・!」
勇者「結果だけ聞かして、結果だけ」
戦士「・・・魔王の次の目的地がわかりました。手下の逃げた方角からするにダイトッシに向かったと思います」
勇者「ダイトッシか・・・ダイトッシ・・・ねぇ」
戦士「すぐに部隊を再編成して、ダイトッシに・・・」
勇者「いやいーよ、お前も疲れてるだろ?」
戦士「そのような事は」
勇者「ダイトッシはアイツに任せとけ・・・大賢者に」
192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 17:46:01.08 ID:+it+vX8+0
戦士「大賢者にですか?」
勇者「なんか文句あんの?」
戦士「いえ・・・」
勇者「あいつ丁度ダイトッシにいるんだよ。ちょっと待ってろ・・・今テレパシーするから」
戦士「・・・」
勇者「あー、大賢者?お前今ダイトッシ?・・・なんかさ、魔王と取り巻きが来てるみたいだからさ、始末しといて」
側近「・・・はぁ」
勇者「えー、じゃねぇよ。ぶん殴るぞ?・・・おう、じゃ任せた」
勇者「オッケーだってよ。って事でお前は少し休んでろ、焦ったっていい事ねぇしよ」
戦士「・・・は、ありがとうございます」
194 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 17:49:16.53 ID:+it+vX8+0
大都市ダイトッシ
ガヤガヤ・・・
幼女「凄い人だね・・・魔王様」
魔王「これだけ人ゴミがいれば、姿も隠しやすい。人間もたまには役に立つものだ」
幼女「それにしても、お姉ちゃんが猫に変身出来るなんてビックリ」
猫「姿隠すには丁度いいでしょ・・・?いた・・・」
魔王「まずは宿を取るぞ」
幼女「うん」
195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 17:50:06.06 ID:ATuSqvLkO
じゃあドイナッカもあるのか
199 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 17:57:24.51 ID:nQjaKGEeO
ダイトッシww
なかなかのネーミングセンスだな
わらたwww
203 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 18:07:17.54 ID:6HbRKIXF0
なんだかんだで二代目勇者も強そうだな
205 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 18:11:18.67 ID:RSgu0asjO
宿屋
魔王「傷薬を買ってくる。お前達はここにいろ」
猫「魔王様・・・、申し訳ありません」
幼女「魔王様、あたしも行きたい!」
魔王「駄目だ。迷子になったら敵わん、ここで大人しくしていろ。いいな」
幼女「・・・わかった」
魔王「目を離すなよ」
猫「お任せ下さい」
207 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 18:17:23.30 ID:RSgu0asjO
道具屋前
ざわざわ……
魔王「なんだ・・・いやに並んでいるな」
客「早くしろよノロマ!」
客「後ろつっかえてんだぞ!」
客「何ボーッとしてんだよ!!!」
大賢者「ふぅ……全くやかましいな君達は」
魔王「(奴のせいか・・・)」
客「こっちは急ぎの用なんだよ!」
客「さっさとどけ!」
ドカッ
大賢者「ああうっ……ふぅ……全く、冷静さの欠片もない連中だよ」
208 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 18:20:33.44 ID:6HbRKIXF0
>ああうっ(ドピュ)・・・ふぅ・・・・・
さすが大賢者様だぜ
209 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 18:22:27.77 ID:RSgu0asjO
魔王「傷薬をくれ」
店員「はいよー」
大賢者「・・・」
魔王「・・・」
大賢者「ふひ」
魔王「なんだ、何を見ている?」
大賢者「・・・そっかあ、アンタが魔王か」
魔王「!」
大賢者「ふひひ、傷薬買うって事は誰か負傷してるんだね?」
店員「はい、お待たせ」
魔王「・・・」ガサガサ
大賢者「ボクが治してあげようか?ねえ?」
魔王「・・・」
スタスタ
大賢者「ちょっと無視しないでよ・・・」
211 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 18:23:26.60 ID:ftOy8tN10
大賢者はVIPPER
212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 18:26:24.16 ID:mk2+SrKv0
何だ俺賢者だったのか
214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 18:26:59.25 ID:Ys+eMjWF0
>大賢者「ふひ」
きめぇwwwwww
215 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 18:27:53.51 ID:fo+rDXJIO
>>212
時間制限付きだけどな
216 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 18:28:06.82 ID:RSgu0asjO
魔王「・・・」
スタスタ
大賢者「ああ、なるほど。一目のつかない所に移動したかったんだぁ」
魔王「貴様も勇者の配下か」
大賢者「うん、ボクは大賢者。勇者様の命令で君と仲間を始末しに来たんだ・・・めんどいけど」
魔王「・・・!大賢者・・・という事はお前、魔法が使えるんだな?」
大賢者「まあね~、勇者様を除けばボクがNo.1の魔法使いだからね」
魔王「有り難い、鴨がネギと鍋を持って来てくれたか」
大賢者「ふぅ……あまりボクを甘くみない方がいいよ?」
221 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 18:34:40.48 ID:RSgu0asjO
大賢者「ホワイトアロ~!」
ドピュピュピュッ!!
魔王「くっ」
ベチャベチャッ
大賢者「ふぅ……避けちゃ嫌だよ」
魔王「(私の弱点の聖魔法か・・・!しかも、あの矢は拘束する能力もあるみたいだ)」
大賢者「ホワイトアロ~!!」
ドビュッ ドビュビュッ!!
魔王「ち、連射も可能か・・・!」
大賢者「ショートチャージって奴さ~」
222 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 18:35:43.63 ID:dFWdXjpQ0
なんという絶倫
223 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 18:35:58.98 ID:EP5mwY4p0
ホワイトアロー俺も使えるぞ
224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 18:36:17.28 ID:6HbRKIXF0
大賢者だからな
225 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 18:36:36.34 ID:nW2uRHM90
純真な魔王の苦手な性魔法か
226 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 18:36:41.50 ID:vl22hlYY0
聖魔法じゃなくて性魔法だろ
227 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 18:36:44.06 ID:Ww4lyi+y0
むしろ賢者だと使えないだろ
228 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 18:36:45.95 ID:BKSEEXLH0
音wwwwww
229 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 18:37:04.09 ID:aQZhC+cN0
この音は駄目だろwwwwwwwww
230 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 18:39:43.16 ID:RSgu0asjO
魔王「(魔法の射程距離と速度は中々だが、本体の動きは鈍い・・・一瞬で距離を縮めて吸収するしかないか・・・!)」
大賢者「ふう………避けてばっかじゃ戦いにならないよぉ?」
魔王「・・・」
大賢者「君、本当に魔王?先代の記録じゃ強力な魔法を連発したって書いてあったけど・・・」
魔王「お前如きに出す魔法でもないと言う事だ、大賢者という割には理解が遅いな」
大賢者「………ふぅ、今のは頭に来たなあ・・・・」
233 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 18:45:08.55 ID:RSgu0asjO
大賢者「ホワイトイリュージョ~ン」
モワモワモワ……
魔王「霧か・・・」
大賢者「ホワイト~………………!」
魔王「!」
大賢者「アロ~アロ~アロ~アロ~アロ~!!」
ドビュビュビュウゥッ
魔王「!見え・・・」
どぷっ
魔王「しまっ・・・ぶっ!」べちょっ
魔王「・・・!(息が・・・!)」
大賢者「ふひひ………どうだい、ボクのホワイトイリュージョン……?」
魔王「・・・!!」
大賢者「苦しいかい?でも、次で終わりだよ?このホワイトデコレーションで・・・」
238 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 18:48:11.61 ID:k0VDWurm0
幼女にホワイトアローはまだですか
239 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 18:51:25.66 ID:fo+rDXJIO
>>238
俺に任せろ
240 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 18:51:44.65 ID:JBXW9mNE0
>>239
ちょっと表でろ
241 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 18:52:16.54 ID:RSgu0asjO
大賢者「ホワイトイリュージョンで目を眩ませ、ホワイトアローで身体を拘束、最後は溜めのホワイトデコレーションで身動き一つ取れずに窒息死。……ふひひ、素晴らしいコンボでしょ?」
魔王「・・・!!」
大賢者「ふぅ………無駄さ、取ろうとしても無駄だよ。ボクが解除しない限りはねえ」
野良犬「・・・クンクン・・・ワン!」
魔王「!(ケルベロス!!)」
大賢者「ん~?邪魔しないでよぉ~?今溜めてる所なんだから~……うっ」
248 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 18:59:05.37 ID:RSgu0asjO
大賢者「うぅ~~っ………来た来た……来たよぉ~………!!」
魔王「(ケルベロス!!奴に噛み付け!!」)
野良犬「!ウゥ~…!!」ザワザワザワッ
ケルベロス「バウバウッ!!」
大賢者「え!?」
ガブリッ
ケルベロス「ガブルルル・・・!!」
大賢者「ひぎぃ!!痛い痛い!!」
魔王「(そのまま奴を引っ張ってこい・・・早くしろ・・・・意識が・・・!)」
ケルベロス「ガル!ガルルル!」
大賢者「いぎぃ!引っ張らないでえっ!!」
250 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 19:02:20.48 ID:RSgu0asjO
魔王「(奴の頭を・・・!私の右手に・・・!)」
ケルベロス「ガルルッ!!!!」
ズルズルッ
大賢者「うひいいいっ!」
ガシッ
大賢者「え………」
魔王「(頂くぞ、貴様の魔力!)」
ギュイィィィ……!!
大賢者「あっ……………ふぅ…………………」
251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 19:02:42.66 ID:JBXW9mNE0
ふぅ・・・
252 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 19:03:01.21 ID:BmTDPvvn0
ふぅ…
254 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 19:05:07.90 ID:1PGrjqyvO
ふぅ……
255 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 19:06:44.36 ID:RSgu0asjO
ドロドロドロ………
魔王「ぷはあっ!・・・・ゼェ・・・ゼェ・・・」
大賢者「……………ふぅ………」
魔王「(強敵だった・・・だが、その分の報酬はでかい・・・)」
ケルベロス「・・・クーン?」
魔王「お前もよくやったな」
ケルベロス「バウッ!」
大賢者「ふう…………………」
魔王「(コイツはもう放っておいても大丈夫だろう・・・)」
魔王「宿屋に戻るぞ、犬の姿に戻っておけ」
ケルベロス「バウッ」
258 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 19:12:46.53 ID:RSgu0asjO
幼女「魔王様、遅いね。お姉ちゃん」
猫「まさか刺客に襲われてるのでは・・・・ああ、私のせいで・・・」
ガタタッ
幼女「あ!」
魔王「戻ったぞ」
野良犬「ワン!」
幼女「あ、ワンちゃんお帰りー!」
ケルベロス「バウッ!」ベロベロッ
幼女「あうあっ」
魔王「薬だ」
猫「魔王様・・・この御恩は一生忘れません」
魔王「幼女、コイツに薬を塗ってやれ」
幼女「あ、うん!」
263 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 19:15:33.32 ID:RSgu0asjO
勇者城
勇者「おーい、大賢者~・・・・・?」
『…………ふう』
勇者「聞こえてんのか?返事しろや」
『ふぅ…………』
勇者「・・・・・・ちっ」
270 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 19:21:49.41 ID:RSgu0asjO
遊び人「お呼びでしょうか?勇者様」
勇者「魔王倒しに行った大賢者が使いモンにならなくなっちまった」
遊び人「なんと、あの大賢者殿が?」
勇者「大賢者程の奴を倒したとなると・・・魔王は結構強ぇんじゃないかって思う」
遊び人「先代の封印によりパワーは大分落ちてると聞きましたが」
勇者「バーカ、相手は魔王だぞ。そんなブランクすぐ取り戻しちまうよ」
遊び人「それで私は何をすれば?」
勇者「いや別に」
遊び人「え?」
勇者「暇だから呼んだだけだ」
遊び人「そ、そうでしたか・・・」
286 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 19:29:02.45 ID:RSgu0asjO
猫「大賢者ですか?」
魔王「ああ、返り討ちにしたがな」
猫「・・・という事は魔王様」
魔王「魔力は8割は取り戻した」
猫「おお・・・それでは・・・」
魔王「だがまだだな、今の勇者は堕落の象徴と言われているが、先代の血を立派に引いている。完全な状態で挑まなければ勝機はないだろう」
猫「魔王様、次こそはお役に立ってみせます」
魔王「・・・フン」
295 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 19:32:18.55 ID:bA9v0IZm0
>>285
そこでハッキリダメな点を示せないところがお前の底の浅さを物語っているのだ
荒らしたいならもう少し本を読んでから荒らせ
300 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 19:34:01.84 ID:RSgu0asjO
翌朝 勇者城
遊び人「戦士、聞いたか?」
戦士「何をだ?」
遊び人「大賢者が魔王にやられたと」
戦士「・・・あの大賢者がか」
遊び人「勇者様も内心ビビッてたようだぜ」
戦士「声が大きいぞ、勇者様に聞こえたらどうする」
遊び人「勇者様は魔王なんざ怖くないとか言ってるけどよ、実際ウチも被害受けてるよな?色々と」
戦士「・・・俺が出るしかないか」
324 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 19:42:30.31 ID:RSgu0asjO
勇者「え?なんだって?」
戦士「魔王討伐の許可を頂きたいのです」
勇者「なんで?」
戦士「なんで・・・?いや、大賢者が魔王に敗れた事は聞きました。大賢者程の者が倒されては、傍観している訳にも参りません」
勇者「んーー・・・・・・」コリコリ
戦士「最近は復活したモンスター共の活動も激しくなっている報告を聞きます・・・このまま放っておいては、大変な事になりかねません」
勇者「んー・・・ん・・・」
側近「勇者様、戦士様は国や民の為に軍を動かしたいと言っているのです・・・どうか・・・」
勇者「別に民なんかどうだっていいじゃないの、どんな悲惨な状況でもあいつらはなんとかやって行くんだからさ」
戦士「勇者様・・・!」
343 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 19:46:50.97 ID:RSgu0asjO
勇者「・・・冗談だよ、そんな怖い顔すんなって」
戦士「・・・」
勇者「いいよ、行って。お前の好きにやりな」
戦士「・・・御意、早速支度にかかります」
勇者「・・・ぷう、何をそんなに必死になるかなあ・・・・・な?」
側近「・・・」
勇者「魔王討伐なんかわざわざ行かなくても向こうから出向いて来るってのに・・・ったく」
358 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 19:52:20.82 ID:RSgu0asjO
魔王「幼女、起きろ」
幼女「ん・・・」
野良犬「くぁーっ・・・」
幼女「あれ、お姉ちゃんは?」
魔王「偵察に出てる。もう帰って
ガチャッ
虎子「魔王様、この街の外れにレジスタンスの隠れ家を見つけました」
魔王「ほう、よくやった」
幼女「レジスタンス?」
虎子「魔王様の部下達だよ。モンスターばっかりだから、驚くかもしれないね」
魔王「大賢者が倒された事は既に勇者共に知られてる筈。レジスタンスと合流して身を隠すぞ」
虎子「はいっ!」
370 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 19:57:19.88 ID:RSgu0asjO
レジスタンスアジト
モゲラ「何だ、貴様達は?」
幼女「(モグラ人だ・・・)」
野良犬「グルル・・・」
虎子「無礼者、この方が誰かわからぬのか?」
モゲラ「あ?」
魔王「・・・・」
モゲラ「!!!!ままままま魔王様!!!お帰りなさいませ!!!」
魔王「挨拶はいい、さっさと中に通せ」
モゲラ「は、は!こちらへどうぞ!お仲間の方々も!」
390 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 20:07:52.63 ID:RSgu0asjO
キングモゲラ「魔王様!!!よくぞいらっしゃいました!」
魔王「私がいない間も活動は続けていたようだな。ご苦労だった」
キングモゲラ「勿体ないお言葉。魔王様のお噂は聞いております!先日も勇者の幹部を倒されたそうですな!」
魔王「うむ・・・キングモゲラよ、勇者達の情報は何か入っているか?」
キングモゲラ「あ、そうでした!魔王様が大賢者を倒した事で、親衛隊の戦士がまた魔王様を倒そうと勇者城から出ていったようです!」
魔王「・・・ほう、奴がか。熱心な事だ」
キングモゲラ「城に残っている幹部は側近と遊び人のみですな!後は雑兵ばかりです!」
395 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 20:12:24.24 ID:RSgu0asjO
魔王「そうだ・・・キングモゲラよ、戦士が一度城に戻って来た時、拘束された男がいなかったか?」
キングモゲラ「えーと・・・・ええ、あの時戦士は一人で城に戻ったそうですから」
魔王「・・・・そうか」
キングモゲラ「なにかあったので?」
魔王「いや、なんでもない」
幼女「もう少しでお父さんに会えるんだよ!」
野良犬「?」
魔王「・・・」
400 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 20:18:38.92 ID:RSgu0asjO
ダイトッシ 宿屋
戦士「男女一人と幼子が一人、ここに寄らなかったか?」
主人「いえ・・・、三人組は来ませんでしたね・・・親子連れは何人もいたんで覚えてませんが・・・」
戦士「そうか、邪魔したな」
兵士「戦士様、どうでしたか?」
戦士「魔王らしい人間は見なかったらしい」
兵士「道具屋の主人は大賢者と話してた妙な男を見たと言ってたんですがね・・・」
戦士「・・・むう、ここから先は関所を通らなければ行けないのだが・・・何処に行ったのだ・・・」
403 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 20:21:44.63 ID:+it+vX8+0
PCに移動
幼女「魔王様、勇者の城はもうすぐなんだよね!」
魔王「・・・うむ」
キングモゲラ「この娘は・・・あっ」
魔王「・・・黙っていろ」
キングモゲラ「へ、へぇ」
魔王「キングモゲラ、勇者城への通り道はあるか?上は関所があって通れないのだが」
キングモゲラ「勿論、ございますよ!すぐにでも案内出来ますが!」
虎子「え・・魔王様、もう勇者城へ行かれるのですか?まだ力は完全では・・・」
406 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 20:27:11.26 ID:+it+vX8+0
幼女「すぐ行けるの?だったら早く助けに行かなきゃ!」
野良犬「ワン!!」
虎子「ちょ、ちょっと幼女ちゃん・・・」
魔王「・・・いや、私が決めた事だ。勇者城へ向かう」
虎子「魔王様・・・」
魔王「戦士が城にいないのは逆に好機だ、若い勇者と老練の戦士の二人相手は流石にキツイからな」
410 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 20:32:17.15 ID:+it+vX8+0
キングモゲラ「我々レジスタンスは城内に攻める軍と戦士の足止めをする軍に別れ行動します」
魔王「うむ、任せた」
虎子「では、私が先陣を切ります」
魔王「お前にはまだ処分を言い渡していない、勝手に死ぬ事は許さんぞ」
虎子「は、かしこまりました。必ず生き延びます」
幼女「あたしも行く!」
野良犬「ワン!」
魔王「駄目だ、お前がいては足手まといだ。父親の事は任せろ」
幼女「えー」
魔王「お前はここにいるのだ。ケルベロス、幼女を守れ」
野良犬「ワン!」
412 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 20:35:09.11 ID:+it+vX8+0
キングモゲラ「野郎共、聞こえたな!憎き勇者共との決戦だ!抜かるんじゃねぇぞ!」
モゲラ衆「応!!!」
魔王「よし、案内しろ」
キングモゲラ「はっ!こちらへ!」
幼女「・・・魔王様、気をつけてね!」
魔王「・・・」
虎子「大丈夫だよ、必ず戻るから!」
幼女「うん・・・!」
野良犬「ワン!」
415 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 20:38:03.88 ID:+it+vX8+0
地下道
キングモゲラ「ここです、この上が勇者城の中庭に通じてます」
魔王「うむ・・・皆、準備はいいか」
モゲラ衆「はい!」
魔王「よし・・・、お前の出番だ」
ワータイガー「はい・・・行きます」
魔王「忘れるなよ、命令を」
ワータイガー「はい!命に代えても必ず!」
キングモゲラ「よし!野郎共突撃だ!!!」
モゲラ衆「ウオオオオオオーー!!」
416 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 20:39:49.95 ID:+it+vX8+0
勇者城 中庭
兵士「・・・・」
ドドドドドド・・・・
兵士「・・おい、今地震起きなかったか?」
兵士「気のせいだろ?」
ドドド・・・ ドドドドド・・・
兵士「・・・今のは?」
兵士「ああ、聞こえた・・・」
ドドドドドドドドドドドド!!
モゲラ衆「ウオオオオオーーー!!!」
兵士「!!モ、モンスターだ!!」
兵士「バカな!何処から・・・・!!」
417 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 20:41:50.38 ID:+it+vX8+0
ガキィンッ キンッ
モゲラ「ウオオオオー!!!」
兵士「こ、こいつら何処から!!!」
兵士「こ、こっちにもいるぞー!うわああああ!!!!」
ザンッ
ワータイガー「グオルルルルル!!!!」
兵士「な、なんだありゃあ!?」
ワータイガー「ガオオオオオオ!!!」
420 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 20:44:09.25 ID:+it+vX8+0
ドドドドドド・・・!!!
勇者「あー?なんだ?下がうるせぇな」
側近「勇者様、モンスターです!モンスター共が突如出現しました!!城内では戦闘が始まってます!」
勇者「うるせぇなぁ・・・慌てる程じゃねぇだろ・・・来たら来たで相手してやりゃいいんだよ」
側近「し、しかし・・・」
勇者「俺を誰だと思ってんだ?」
側近「・・・!し、失礼しました」
422 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 20:46:02.87 ID:+it+vX8+0
ワータイガー「グルオオオオ!!!」
兵士「こ、こっち来るなーー・・・ぎゃあっ!」
ザンッ
ワータイガー「グルル・・・」
「おーおー、怖いねぇ・・・」
ワータイガー「!?」
遊び人「遊び人と虎か・・・サーカスみたいだな」
ワータイガー「グルルルル・・・・!!!!!」
遊び人「そんなおっかない顔すんなよ・・・楽しく行こうぜ?」
425 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 20:48:31.86 ID:+it+vX8+0
ダイトッシ
兵士「せ、戦士様!!」
戦士「どうした?」
兵士「せ、関所がモンスターの襲撃にあっています!!」
戦士「なに!?何処から現れた!?」
兵士「わ、わかりません!しかしこのままでは城にまでもモンスターの手が・・・!」
戦士「・・・!大至急関所のモンスターを蹴散らし、城に戻るぞ!!」
兵士「はっ!!」
428 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 20:51:03.66 ID:+it+vX8+0
ギイィ・・・
側近「!」
勇者「お」
魔王「・・・久しぶり・・・いや、初めましてか・・・勇者」
側近「ま、まさか・・・魔王!?」
勇者「よー、親父にボッコボコにされた魔王様じゃないか」
魔王「私の椅子はそのままか・・・妙だな、私より貴様の方がハマって見える」
勇者「誉めてくれてんのか?ありがとよ」
側近「勇者様・・・」
勇者「お前、ちょっと戦ってみろよ」
側近「え・・ええ?!」
432 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 20:56:11.41 ID:+it+vX8+0
ワータイガー「グオオオ!!!」
ビリッ!!!
遊び人「うおっと!!すっげぇ切れ味・・・」
ワータイガー「ガルル・・・」
遊び人「さっきから同じ台詞吐きやがって・・・」
ワータイガー「グルル!!」
遊び人「だが・・・俺の勝ちだな・・・お前はもう俺の術中に嵌った」
ワータイガー「・・・?」
遊び人「動いてみろよ」
ワータイガー「・・・!!!」ピンッ
遊び人「避けてながら俺は見えない糸をお前の身体に張り巡らせていたのさ・・・」
ワータイガー「グオオオ・・・!!」
遊び人「これが俺の戦術、アラミド・・・俺がこの糸をクイッと引っ張ればお前はバラバラになるのさ」
437 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 20:58:57.27 ID:+it+vX8+0
遊び人「へへへ、ワータイガーの敷き革なんていいかもな・・・!」
ワータイガー「グオオオ・・・・」
遊び人「あまりお前と遊んでる時間もねぇんだよ。勇者様守りに行かなきゃならないからな・・・」
ワータイガー「フッ・・・フッ・・・」
遊び人「どうした大人しくなって?命乞いか?・・・だが、聞こえないね!」
ワータイガー「ガオオオオ!!!」
遊び人「サヨナラ・・・だ」クンッ
ヒュンッ!
443 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 21:01:16.19 ID:+it+vX8+0
遊び人「え!?」
パラパラパラ・・・
遊び人「・・・消え・・・え?・・・???」
ニャーン
遊び人「!?」
遊び人「・・・なんで猫の声が・・・」
チョンチョン
遊び人「ん」
ワータイガー「ガオオオオオオオオオオ!!!!!!」
ザグッ
446 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 21:04:16.44 ID:+it+vX8+0
ガシッ
側近「ひ・・・!」
魔王「微弱な魔力だな・・・だが、贅沢は言ってられん」
キュイィィィィーー・・・
側近「ふ・・・ふああああ・・・・あ・・・・」
ドサッ
勇者「~んだよ、役に立たねぇなぁ・・・やっぱ頭だけじゃ駄目だな、うん」
魔王「随分と余裕だな。先代より肝が据わってるようだ」
448 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 21:08:08.02 ID:+it+vX8+0
勇者「だって俺、勇者だし。魔王にビビッてちゃ話になんねえだろ?」
魔王「確かにな」
勇者「どうした?かかってこないの?」
魔王「お前は私より魔王らしいのかもしれんな・・・」
勇者「魔王が魔王に挑むってか?それも面白いな??」
魔王「口の減らない奴だ・・・」
勇者「退屈なんだよ、早くかかって
魔王「オメガフレア!!!!」
ゴウッ
勇者「!」
453 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 21:11:15.80 ID:+it+vX8+0
ドゴオオオオオンッ!!!
魔王「・・・」
パラパラ・・・
勇者「・・・お前、ノーモーションで打つなよ」
魔王「あれをまともに喰らって喋れるのか・・・」
勇者「んじゃ、お返しな・・・シャイニング!!」
ピカッ
魔王「!」
ズオオオオオオォォォッッ・・・・・!!
456 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 21:13:24.75 ID:+it+vX8+0
ズズズズズ・・・・ン!!!
キングモゲラ「!こ、この振動は・・・」
兵士「大変だ・・・勇者様だ・・・勇者様が暴れだしたぞ!!」
兵士「に、逃げろ!巻き添え食らうぞー!!」
モゲラ「お、親方!敵が逃げていきますぜ!!」
キングモゲラ「ほっとけ!!そんなの相手にすんな!!」
459 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 21:16:11.61 ID:+it+vX8+0
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・!!!!
魔王「ぐは・・・」
勇者「おいおい、大丈夫か?」
魔王「く・・・魔王を名乗るだけあるな・・・強い・・・!」
勇者「俺は逆に拍子抜けだぜ・・・」
魔王「(やはり8・5割の力で挑むのは無茶があったか・・・!)」
勇者「セイント・アーク!!!」
ゴロゴロゴロ・・・・!!
魔王「!」
勇者「聖なる雷に焼かれな!!」
ピカッ
ズゴオオオオンッ!!!
魔王「ぐわあああっ!!!」
462 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 21:19:57.90 ID:+it+vX8+0
ドゴオオンッ!!
キングモゲラ「うおおっ!?天井から雷が落ちて・・・!」
魔王「・・・がはっ」
キングモゲラ「ま、魔王様!?」
勇者の声「おーい、デカブツ、どけ」
キングモゲラ「え?」
ヒューーッ
ドスッ
魔王「おうっ・・・!!」
キングモゲラ「て、てめぇ勇者!!!魔王様の上に乗るんじゃねぇ!!」
勇者「おーおー、雑魚が群がって・・・」
465 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 21:22:51.38 ID:+it+vX8+0
ワータイガー「!!」
虎子「魔王様!!!!」
勇者「おお、お姉さん綺麗だねぇ。コイツ倒したら俺の部下にならない?」
魔王「ぐ・・・!」
勇者「お前らもご苦労だなぁ・・・こんな奴の為にこの俺に喧嘩売りに来るんだから・・・」
キングモゲラ「ぐ・・・!」
469 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 21:26:50.12 ID:+it+vX8+0
魔王「く・・・」
勇者「見ろよ、こんなボロ雑巾みたいな状態なのにまだやる気だぜコイツ?」
虎子「魔王様・・・!」
勇者「せっかく封印が解けたんだから、俺なんかに挑まずコソコソ暮らしてればよかったのによぉ・・・理解できねーわ、ホント」
魔王「・・・顔を見せろ」
勇者「は?」
魔王「顔を見せろ・・・!」
勇者「なんだ?最後に俺とキスしたいのか?ん?」ズイッ
474 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 21:30:09.61 ID:+it+vX8+0
魔王「に・・・」
ガシッ ガシッ
勇者「あ?」
ズキュウウゥゥゥゥン!!!
勇者「!?うおおおお!!?」
魔王「貴様の膨大な魔力・・・分けてもらうぞ!」
勇者「(な、なんだこりゃあ!?力が吸われる・・・!!)・・・放せ、コラァ!!」
魔王「意地でも放さん・・・!!!」
勇者「ぎ・・・!・・・シャイニングッ!!!!」
魔王「!」
ピカッ
虎子「!!」
キングモゲラ「うおっ!」
ズオオオオオオォォゥッッ・・・・!!!
479 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 21:34:15.04 ID:+it+vX8+0
ゴゴゴゴ・・・
勇者「・・・っの野郎・・・今のはちょっとビビったぜ・・・!」
魔王「・・・はぁ・・・はぁ・・・ぐ・・・」
勇者「だがよ、いくら俺の力を吸おうがボロ雑巾のてめぇは万が一にも俺に勝ては
魔王「ヘルファイヤー!!!」
ボゴウッ!
勇者「なんだぁ!?こんな火球、・・・屁でもねーっての!!!」
ドゴオンッ!!
勇者「!!!??」
484 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 21:38:10.60 ID:+it+vX8+0
勇者「ぐわああ!!あちち・・・!!」
魔王「確かに、私の身体はボロ雑巾同然だが・・・魔力は絶好調だ」
勇者「(俺の魔力を軽く吸っただけでこんなパワーアップすんのかよ!?インフレだろうがああ!!!)」
魔王「・・・立て、勇者」
勇者「ぐっ・・・!セイント・・・・
魔王「エターナルフォースブリザード!!!」
ビュゴオオオオオオオオオ!!!
486 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 21:39:09.39 ID:JBXW9mNE0
まさかのエターナルフォースブリザード
487 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 21:39:45.36 ID:xglO4tRZ0
EFBwwwwwwwwwwwwwwwwww
488 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 21:39:47.95 ID:z2lZbr590
でたー
489 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 21:40:14.30 ID:hzyD4S970
バーニング・ダーク・フレイム・オブ・ディッセンバーじゃないのか
490 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 21:41:31.27 ID:+it+vX8+0
勇者「ぐわああああ!!(やばい・・・・コイツ強ぇ・・・!あれ・・なんだっけ・・・)」
勇者「・・・!!(親父の記録に載ってた魔王の魔力・・・えーと確か・・・)」
勇者「・・・・(なんだっけ・・・そうだ、なんか腕輪みたいの装備して軽減して戦えって書いてたんだよ・・・)」
勇者「・・・・(ああでも・・・腕輪ゴミ箱の中だった・・・・・・)」
オオオオオオオオオオオオ!!!!
勇者「・・・・」
ドサッ
495 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 21:44:05.89 ID:+it+vX8+0
魔王「・・・はぁ・・・はぁ」
勇者「・・・・」
魔王「・・・・・はぁ・・・」
キングモゲラ「・・・・う・・・・・うう・・」
虎子「ん・・・う」
501 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 21:47:28.75 ID:+it+vX8+0
虎子「・・・あれ?魔王様・・・?」
キングモゲラ「いてて・・・なんか光ったと思ったら・・・」
カシャンッ
キングモゲラ「あっ!?こ、これ勇者・・・!?」
モゲラ「こ、凍ってますぜ・・・」
虎子「って事は・・・魔王様が勝ったんだ!」
キングモゲラ「よっしゃあああ!!野郎共!思いっきり踏んでやれや!」
モゲラ衆「押忍!!!」
ガシャッ クシャッ パキンッ・・・
虎子「あれ・・でも、魔王様は何処に」
507 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 21:52:34.66 ID:+it+vX8+0
勇者の間
魔王「私の予想が正しければ・・・光の魔法書が何処かにある筈」
魔王「奴もああ見えて、影ながら特訓をしていたんだろう・・・」
虎子「魔王様!!」
魔王「・・・!いい所に来た、探し物がある。手伝え」
虎子「探し物・・・?は、はい!」
509 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 21:55:43.94 ID:+it+vX8+0
キングモゲラ「オラッ!オラッ!!」
モゲラ「お、親方!」
キングモゲラ「あ?なんだ??」
モゲラ「たた、大変です!せ、戦士が着ました!!」
キングモゲラ「な、なんだって!?」
戦士「・・・」
兵士「はぁ・・・はぁ・・・」
兵士「そんな・・・勇者様が」
キングモゲラ「おう、何しにきやがった?てめぇらの主はこの通りよ!」
513 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 21:58:49.16 ID:+it+vX8+0
戦士「・・・そうか、魔王に負けたか」
兵士「貴様らよくも!」
キングモゲラ「お!?この数でやる気か?」
戦士「止せ!お前達!」
兵士「戦士様・・・!」
戦士「・・・魔王は何処にいる?」
キングモゲラ「てめぇ、仇討ちする気か!?」
戦士「何処にいると聞いているんだ!」
キングモゲラ「うっ」
モゲラ「に、二階っす・・・」
戦士「二階か・・・お前達は待ってろ」
兵士「はっ!」
キングモゲラ「バカヤロ!!」
モゲラ「あいて!す、すいません!つい・・・・」
515 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 22:01:00.29 ID:+it+vX8+0
虎子「あ!魔王様、ありました!!」
魔王「!あったか・・・」
虎子「あの勇者がこんなの持ってるなんて意外ですね・・・」
魔王「・・・奴の事は奴にしかわからんさ・・・」
虎子「・・・!」クンクン
虎子「魔王様、私の後ろに!」
魔王「?」
516 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 22:04:11.62 ID:+it+vX8+0
戦士「・・・魔王」
魔王「戦士」
ワータイガー「ガオオオオッ!!!」
戦士「止せ、戦いに来たワケではない・・・」
虎子「オオオ・・・・え・・・?」
魔王「久しぶりだな、戦士。先代の息子を倒して、恨んでいるか?」
戦士「勇者様は子供の頃から私が世話をしていたから・・・恨んでないと言えば嘘になる」
521 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 22:10:08.74 ID:+it+vX8+0
戦士「しかし、勇者様が国を乱していたのも確か。止めようと思えば止めれたのに・・・何故か私は止められなかった」
魔王「まぁ、そちらの事情など興味ないがな・・・」
戦士「・・・ふむ、・・・それもそうだな」
戦士「まぁ・・なんだ、今は素直に礼を言う・・・ありがとう」
魔王「・・・フン」
523 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 22:13:13.69 ID:+it+vX8+0
戦士「ところで、何をする気なのだ?」
魔王「・・・責任を取るのだ。これでな」
戦士「これは・・・リザレクションの魔法書・・・」
虎子「魔王様、聖魔法なんて使えたのですか?」
魔王「聖魔法は魔族でも使える」
戦士「しかし・・・それでは」
魔王「いいんだ、これで」
虎子「?」
527 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 22:18:05.02 ID:+it+vX8+0
魔王「・・・・さて」
戦士「・・・」
魔王「と、その前に・・・ワータイガー」
虎子「はい!」
魔王「よく生き延びた。今この場でお前に処罰を言い渡す」
虎子「はい・・・」
魔王「キングモゲラと共に生き残りのモンスターを統括しろ」
虎子「・・・え?」
魔王「人間と旅をしたお前なら、人間と共存出来る道を探し出せる筈だ」
虎子「え・・え・・・でも、そんな大それた事私・・・」
魔王「出来なくてもやれ、命令だ」
虎子「・・・は、はい。かしこまりました!」
536 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 22:21:59.59 ID:+it+vX8+0
戦士「この城はどうする気だ?」
魔王「知らん。人間共なら何かと上手く利用するだろ・・・そこまで気にしてられん」
戦士「人間には冷たいな」
魔王「当たり前だ、私は魔王だぞ」
虎子「でも、魔王様はどうするんですか?」
魔王「私は責任を果たすと言ったろ・・・リザレクション・・・!」
ピカッ
戦士「!」
虎子「眩しっ」
542 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 22:25:20.48 ID:+it+vX8+0
魔王「神よ、・・・・魔王である私が貴方に願い事をするのも変な話だが・・・私が原因で死なせてしまった幼女の父を生き返らせてくれ!!」
コオオオオオオオオォォォ・・・・
カッ
544 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 22:27:13.79 ID:jxvBUD/G0
魔王かっけえええええええ
546 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 22:28:09.49 ID:86yVDgJdO
流石は魔王さま
549 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 22:29:51.85 ID:+it+vX8+0
オオオオオォォ・・・・・
虎子「・・・ま、魔王様!?」
戦士「・・・」
父「・・・・ん??あれ?」
虎子「・・・魔王様は?」
戦士「魔族が聖魔法を使うには条件がある・・・それは、術者の命と引き換えに術を発動させるというもの」
虎子「じゃ、じゃあ魔王様は・・・」
戦士「・・・父の命を救って消えたのだ。天に昇れたか、地獄に堕ちたかは知らんがな」
553 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 22:31:25.27 ID:+it+vX8+0
幼女「・・・魔王様遅いねー」
野良犬「クーン」
ゾロゾロゾロ・・・
幼女「あ、帰ってきた!」
野良犬「ワン!」
幼女「あれ?嬉しいのに変身しないの?」
野良犬「???」
556 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 22:33:45.44 ID:+it+vX8+0
幼女「魔王様おかえ・・・」
父「・・・ただいま」
幼女「え?魔王・・・いやお父さん・・え?・・・え??」
虎子「幼女ちゃん、お父さんは魔王様の魔法で生き返ったのよ」
幼女「・・・ホント?ホントにお父さんなの?」
父「ああ、寂しい思いをさせてすまなかった・・・!」
幼女「お父さん!!」ダッ
虎子「・・・」
野良犬「クーン?」
虎子「ん・・?魔王様?魔王様は・・・遠くに旅に出ちゃったの。何時帰ってくるか・・・わからない」
野良犬「クーン・・・」
566 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 22:40:04.46 ID:+it+vX8+0
――数週間後
モゲラの穴ぐら
キングモゲラ「おう!てめぇら!注目!!」
モゲラ衆「押忍!!!」
キングモゲラ「今日から、てめぇらの姉貴分を紹介する!ワータイガーの虎姉さんだ!!!」
虎子「はーい、皆久しぶり」
モゲラ衆「うおおおお・・・!」
キングモゲラ「我々モゲラ衆はこの虎の姉貴を加え、魔王様の遺言・・・人間との共存の道を考えるべく行動する!!」
モゲラ衆「に、人間と共存・・・?」 「マジかよ・・・?」
ざわざわ・・・
虎子「文句がある奴!!前に出てきな!!」
ワータイガー「お仕置きしてあげるからさ・・・!」
モゲラ衆「い・・・意義なし!!!」
モゲラ衆「宜しくお願いします!姉さん!!」
キングモゲラ「~~~」
573 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 22:43:10.85 ID:+it+vX8+0
傭兵所
主人「戦士さ~ん、お呼びがかかったわよ~」
戦士「おう、今行くよ」
戦士「アンタが雇い主かい?」
戦士「その目、爺だからって疑ってるね?だが安心しな!金の分の働きはするからさ!」
戦士「強盗だって盗賊だってなんでも来いって奴だ!」
577 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 22:45:20.02 ID:+it+vX8+0
村
村人「ヒソヒソ」
村人「ヒソヒソ・・・」
幼女「・・・」
幼女「ただいま・・・」
父「おかえり」
幼女「またヒソヒソ言われちゃった」
父「ほっとけ、相手にするだけ無駄だ」
幼女「魔王様に水やってくるね!」
父「ああ、気をつけろよ」
581 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 22:50:48.27 ID:+it+vX8+0
幼女「ごめんね魔王様、喉渇いたでしょ?はい、お水」チョロロー
幼女「魔王様、幼女とお父さん元気でやってるよ。魔王様も向こうで元気にしてるのかな?」
幼女「村の人達はあたし達の事、ヒソヒソ言うけど悔しくなんかないよ。」
幼女「・・・ホントはちょっと悔しいけどね」
幼女「魔王様、お父さんを生き返らせてくれてありがとう」
幼女「・・・じゃ、また明日来るね。明日はもっと面白い話を聞かせてあげるね・・・それじゃ」
タッタッタ…
584 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 22:58:24.07 ID:+it+vX8+0
幼女「ここが新しいお家なの?」
父「ああ、安いけど庭付きだ・・・ボロ村にしてはいい家だろ?」
幼女「うん、お庭見てくるね!」
父「気をつけろよ。お父さんは買い物に行って来るから、留守番頼んだぞ」
幼女「うん!」
幼女「わあ、意外と広ー・わあ!!!」ズシャッ
幼女「いてて・・・鼻打った・・」
幼女「ん?・・・なに、この模様・・・?まほーじん・・・?」
幼女「あ、鼻血が・・・」ポタッ
ボンッ
幼女「わ!?」 魔王「貴様か・・・私の封印を解いたのは・・・」
終わり
574 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 22:44:12.61 ID:OrgHR/910
幼女はいつの時点かは知らんが、父が死んだことを把握していたってこと?
589 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 22:59:36.92 ID:+it+vX8+0
>>574
悪い、未公開カットだそのシーン
594 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 23:00:20.68 ID:+it+vX8+0
>>584は回想シーンだ。わかりづらくてスマン
598 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 23:02:12.84 ID:JBXW9mNE0
時系列的には>>581が終わりって事?
600 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 23:03:45.33 ID:+it+vX8+0
>>598
そう
605 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 23:06:31.91 ID:BmTDPvvn0
乙
最後>>584で魔王復活のほうがよかったんじゃね?
610 : ◆GJbqnl6N1c 2009/04/13(月) 23:10:44.04 ID:+it+vX8+0
>>605
ほのぼのendは前にやったから今回は違うのをやってみたかったんだ
611 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 23:10:57.35 ID:Dpe5KZ+i0
満足でした!!!!
612 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 23:12:24.35 ID:HmwDE0+4O
>>1 乙カレーす。
休憩中に見付けてしまったのが運のつきでした。
619 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/13(月) 23:18:36.73 ID:NYICLZOv0
>>1乙面白かったぜ!
