ねこ「ぼくは一匹だった」新ジャンル「妹がぼっち」
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2010年05月14日

1 :ササミ 2010/05/11(火) 01:24:49.99 ID:QkJV/qhN0
?「違う。妖怪だ」
男「そうか」
妖「…何をしている?」
男「さっき剥がしたお札を貼りなおそうかと」


2 :ササミ 2010/05/11(火) 01:27:36.52 ID:QkJV/qhN0
妖「やめておけ、もうその札は効力が切れている」
男「そうか(ペタッ)」
妖「…ほ、ほら…、そんな、紙くずは…私には、効か…ぬのだ…」
男「凄く効いてるように見える」





3 :ササミ 2010/05/11(火) 01:29:40.20 ID:QkJV/qhN0
妖「頼む、剥がして…くれぬか?」
男「その前に聞きたい事があるんだが」
妖「何だ?」
男「はがしたらどうなる?」
妖「お前を食べる」
男「却下」



4 :ササミ 2010/05/11(火) 01:34:29.51 ID:QkJV/qhN0
妖「…うう…」(凄く涙目)
男「…俺を食べないのなら剥がしてやろう」
妖「本当か?なら食べない」(凄くいい笑顔)
男「剥がすぞ」(ぺりっ)
妖「やった!」
男「と見せかけてもう一回ペタッ!」
妖「あうう」



5 :ササミ 2010/05/11(火) 01:41:19.23 ID:QkJV/qhN0
妖「… … …」(凄く抗議の涙目)
男「…すまんかったとです」(剥がす)
妖「…む、まぁ、許して遣わす」
男「ありがたきしあわせ」
妖「…お腹減った」
男「俺を食おうとしたら問答無用で百枚ぐらいお札貼り付ける」(押入れを開けて見せるとお札の束)
妖「お前が今食べている物は何じゃ?」
男「ラーメンだ」
妖「… … …」(じゅるり…)



7 :ササミ 2010/05/11(火) 01:43:25.31 ID:QkJV/qhN0
男「…食うか?」
妖「いいのか!?」
男「まぁ、食いかけだがな」
妖「かまわぬ!」(ちゅるちゅる…)



8 :ササミ 2010/05/11(火) 01:49:04.75 ID:QkJV/qhN0
妖「馳走になった」(ケプッ)
男「俺の…備蓄の箱買いしたカップラーメン全部食われた…」
妖「これは礼をせねばなるまい」
男「別にどうでもいいから出て行ってくれないか?」(空の箱を涙目で見つめる)
妖「決めたぞ!私はお前に憑いてやろう」
男「人の話を聞かない妖怪め」
妖「色々とお前の力になってやるぞ?…色々、な」



9 :ササミ 2010/05/11(火) 01:56:10.57 ID:QkJV/qhN0
数日後

男「ただいま」
妖「ただいまじゃ」
男「特売セールで貰ったくじ引き券で5等当たった」
妖「それはよかったの。私の加護じゃ」
男「…カップラーメンの箱が5箱だが」
妖「それはどの賞よりも価値のある賞じゃな。さっそく作るのじゃ」
男「…5箱なら一週間ぐらいもつかな?」



10 :ササミ 2010/05/11(火) 02:02:19.45 ID:QkJV/qhN0
男「4日で尽きた」
妖「このメーカーの作るラーメンはホンに美味じゃの」
男「食べる量が多すぎないか?」
妖「人とは消費カロリーが違うからの」
男「半分以上は嘘だろ?」
妖「… … …その分働いておるわ。この前買った富クジは当たっておったじゃろ?」
男「…4等で50万当たった」
妖「早くその金でラーメンを箱買いしてくるのじゃ!」



11 :ササミ 2010/05/11(火) 02:05:58.00 ID:QkJV/qhN0
男「夜だ、寝るぞ」
妖「分かった、寝るぞ」
男「電気消すぞ」
妖「早く消せ」
男「…おやすみ」
妖「おやすみ」

男「…別にエロい展開は無いぞ」



13 :ササミ 2010/05/11(火) 02:09:55.02 ID:QkJV/qhN0
男「朝です」
妖「… … …」(寝てる)
男「と言ってもまだ夜明け前です」
妖「… … …」(寝て)
男「何故か妖怪が俺の隣で寝ています」
妖「… … …」(寝)
男「凄く…、可愛い寝顔してます」
妖「… … …」()
男「でも、手は出しません。相手は妖怪ですから」
妖「… … …」(…つまらん)



14 :ササミ 2010/05/11(火) 02:13:11.03 ID:QkJV/qhN0
男「…妖怪の容姿だと?」

男「お前らが最近話題にしている天使ちゃんに似ているな…」

男「ただそれだけだ」

妖「…誰に向かって言っているのだ?」

男「気にするな」



15 :ササミ 2010/05/11(火) 02:17:38.75 ID:QkJV/qhN0
妖「今日の朝餉は味噌ラーメンじゃ」
男「ヘビーだな」
妖「気にしたら負けじゃ。どれ、今日の運勢は」
男「ぷっ、TVの今日の運勢を信じてるのかよ」
妖「…今日のお前の運勢最下位じゃ」
男「…orz」
妖「気にするな、私が憑いている」



16 :ササミ 2010/05/11(火) 02:21:10.42 ID:QkJV/qhN0
男「とりあえず今日も妖怪に言われたとおりに宝くじ買うぜ」
男「…しかし、いつも微妙な順位が当たるんだよな」
男「…いっその事、高額当選させてくれたらいいのに」



17 :ササミ 2010/05/11(火) 02:28:52.73 ID:QkJV/qhN0
妖「と、そんな事を思ったであろう?」
男「何故分かった」
妖「憑いておるのじゃ、当然じゃろ?」
男「そう言えばそうだった」
妖「過ぎたる財は身を滅ぼし兼ねんからの」
男「返す言葉もございません」
妖「(…もしそうなれば…、私は悲しい思いをせねばならぬ…)」



18 :ササミ 2010/05/11(火) 02:31:48.43 ID:QkJV/qhN0
男「…このスレ見てる人居てるのか?」

妖「…居てると信じようではないか」

男「やっぱ、脱がないと駄目なんじゃね?」

妖「誰が脱ぐのじゃ?お前か?」

男「いや、妖怪が」

妖「…お前以外には見せたくないわ」

男「…勘弁してくれ」



20 :ササミ 2010/05/11(火) 02:37:29.45 ID:QkJV/qhN0
妖「今日の昼餉は…塩ラーメン♪」
男「ご機嫌だな」
妖「塩は至高の一品じゃぞ?」
男「お化けとか妖怪は塩が苦手じゃないのか?」
妖「そんな事を言ったら海坊主とかは一瞬で海の藻屑じゃな」



21 :ササミ 2010/05/11(火) 02:41:05.01 ID:QkJV/qhN0


男「風呂入る」
妖「入ってくるといい」
男「何故ついて来るんです?」
妖「背中は流して欲しくはないのか?」
男「結構です」
妖「…ならしかたない。居間でTVでも見ておるわ」
男「そうしてください」

妖「…退屈じゃ」



22 :ササミ 2010/05/11(火) 02:44:32.23 ID:QkJV/qhN0
男「TV見る」
妖「隣に座るのじゃ」
男「今日は、怪奇特集か」
妖「…(ぴくっ)」
男「ふははは!妖怪のくせに怖いのか!」
妖「…うむ」
男「…なんか、その…ごめん」



23 :ササミ 2010/05/11(火) 02:48:02.25 ID:QkJV/qhN0
男「… … …」

男(怪奇特集見てる妖怪がマジびびりで俺の腕にしがみ付いて離れません)

男(皆様、いかがお過ごしでしょうか)

妖「きゃーーーーーーっ!!!きゃーーーーーーっ!!!イヤーーーー!!!」



24 :ササミ 2010/05/11(火) 02:50:59.43 ID:QkJV/qhN0
男「…ところで」
妖「何じゃ?」
男「お前は一体何の妖怪なんだ?」
妖「今更じゃの」
男「だな」
妖「…自分でもよく分からぬわ」
男「え?そんなんでいいのか?」



25 :ササミ 2010/05/11(火) 02:57:40.26 ID:QkJV/qhN0
男「部屋の掃除をしよう」
妖「綺麗にするのじゃ」
男「妖怪は隣の部屋を頼む」
妖「承った」
男「…妖怪に見つかる前にお宝グッズを安全な所に隠さないとな」
男「…無い!どこにも無い!」
妖「その品ならこの前のゴミの日に出してやったわ」(ニヤリ)
男「なん…だと…?」



26 :ササミ 2010/05/11(火) 03:07:09.96 ID:QkJV/qhN0
妖「機嫌なおせ」
男「別に不機嫌なんかじゃないやいっ!」
妖「だだっこめ」
男「ふん!ボクの巨乳モノシリーズ捨てといてよく言うよ!」
妖「…あんなモノ無くともこの私が居るではないか」
男「…でも妖怪は巨乳じゃないじゃん」

妖「… … …」(ぴきっ)



27 :ササミ 2010/05/11(火) 03:10:51.20 ID:QkJV/qhN0
男「マジすんませんでした。このとおり許してつかぁさい」orz
妖「…(揉めば大きくなる…揉めば大きくなる…筈なのだ)」
男「コンビニで一番高いカップ麺買ってきます」
妖「う、うむ…。まぁ今回は許してやる」

妖「(いっそ揉んでくれてもいいのにな)」



28 :ササミ 2010/05/11(火) 03:14:06.11 ID:QkJV/qhN0
妖「たまには1人で散歩する」

妖「他人には見えぬがな」

妖「…此度の人間は良いヤツじゃな…」



29 :ササミ 2010/05/11(火) 03:19:22.62 ID:QkJV/qhN0
妖「男!男!」
男「何だよ?散歩行ってたんじゃないのか?」
妖「緊急事態じゃ!今すぐ…」
男「何?一体何があった!?」
妖「表に来てる屋台ラーメンを買ってくれ!」
男「… … …」



30 :ササミ 2010/05/11(火) 03:26:00.56 ID:QkJV/qhN0
男「モチベーションが大切なのだよ」

妖「何の話じゃ?」

男「いや、反応無ければ無いで寂しいものだからな」

妖「メタ発言と言うヤツか」



31 :ササミ 2010/05/11(火) 03:30:05.53 ID:QkJV/qhN0
男「毎日ラーメンで飽きないのか?」
妖「飽きぬ…と言うか、内容量に対するカロリー総量が非常に優れた食品だからの」
男「メタボるなよ」
妖「乙女に言う台詞ではないぞ?」



32 :ササミ 2010/05/11(火) 03:35:22.71 ID:QkJV/qhN0
男「押入れを整理する」

男「妖怪が出てきたのは押入れの奥に入ってあった箱からだ」

男「お札の貼られた壷と、大量のお札が束で入れられていた」

男「で、この壷とお札の入った箱はどうしようかな…」



33 :ササミ 2010/05/11(火) 03:41:04.94 ID:QkJV/qhN0
妖「捨てられるとそれはそれで悲しいものがあるの」
男「居たのか」
妖「うむ」
男「で、どうする?やっぱ捨てたらマズいのか?」
妖「捨てると私をどうこうする事が出来なくなるぞ?」
男「んー、別に妖怪をどうこうするつもり無いしな…。楽しいし」
妖「…ま、男の信頼を得られていると思っておこう…」
男「どういたしまして」
妖「だが、一応は捨てずに置いておけ、記念にはなろう」



34 :ササミ 2010/05/11(火) 03:47:29.23 ID:QkJV/qhN0
男「ところで」
妖「何だ?」
男「妖怪は一体何歳なんだ?」
妖「何故そのような事を聞く?」
男「ロリ体系なのにババァ口調だから」
妖「…乙女に歳を聞いちゃうのはデリカシーが足り無いぞっ♪」

男「… … …」
妖「… … …」
妖「…忘れてくれ」
男「了解した」



37 :ササミ 2010/05/11(火) 03:55:19.14 ID:QkJV/qhN0
男「雨だ」
妖「雨だな」
男「洗濯物が乾かない」
妖「だな」
男「妖怪の着てる服、その着物は洗濯しなくてもいいのか?」
妖「人の作る服とは素材から違うからな。洗濯の必要はあまり無いのだ」
男「そうか…」



38 :ササミ 2010/05/11(火) 04:01:06.05 ID:QkJV/qhN0
自己満オナニースレに人が居た事に奇跡を感じたw


男「そう言えば、重ね着の着物一着だけだな」
男「寝る時は肌襦袢だし」
男「…食費圧迫であまりに高いのはちょいと無理だな…」



39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/05/11(火) 04:01:41.68 ID:/xM0HoF+0
うしおととらじゃね



40 :ササミ 2010/05/11(火) 04:05:33.40 ID:QkJV/qhN0
うしとら見た事無いんだ。

妖「今日は男の帰りが遅い」
妖「一緒に夕餉を取れぬではないか」
妖「先に食うぞ?3分以内に帰ってくるがいい」
妖「…お湯を注ぐのはもう少し待ってやるか」



41 :ササミ 2010/05/11(火) 04:08:10.37 ID:QkJV/qhN0
30分後

男「ただいま」
妖「ちょうどよかったの、今から夕餉を取る所じゃ」
男「あ、妖怪」
妖「何じゃ?」
男「これやるよ」
妖「…ゆにくろ?」



42 :ササミ 2010/05/11(火) 04:13:12.61 ID:QkJV/qhN0
男「袋じゃなくて中身見ろよ」
妖「分かっておるわ…!服?」
男「妖怪の服だ」
妖「… … … …」
男「どうした?」
妖「…何でも無いわ。それより先に夕餉を済ますぞ!腹が減って堪らぬわ」
男「あ、…おお」



43 :ササミ 2010/05/11(火) 04:17:47.46 ID:QkJV/qhN0


妖「…男は…寝たな?」

妖「… … …」(服を手に取る)

妖「…着てみても…いいのかの?」

妖「ワンピースじゃ」

妖「…今の娘っ子のようじゃの」(///)



46 :ササミ 2010/05/11(火) 04:24:08.39 ID:QkJV/qhN0
妖「…ひらひらで落ち着かぬ…」

妖「…でも、まぁ、悪くはないの」

妖「ん?」

妖「袋の底にもう一着あるの」

妖「…ずいぶん大きいの、男がたまに着ているYシャツというものか」

妖「…私は着ないからの?」



44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/05/11(火) 04:19:23.54 ID:EluHxAqM0
まあ待ってくれ
話題の天使って誰だよ
(^p^)あぎゃwwwwwwぱしろへんだすwwwwwwwww
こいつしか思いつかない



45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/05/11(火) 04:23:07.79 ID:lP68taaOP
反応が少ない理由を教えてやろう
なんとなくスレタイが目立たない

こういうのは狙いすぎなくらいがいいんだ



47 :ササミ 2010/05/11(火) 04:26:20.93 ID:QkJV/qhN0
その天使は知らないやw
狙いすぎな場合のスレタイってどの程度ならいいのだろ…?



48 :ササミ 2010/05/11(火) 04:30:21.72 ID:QkJV/qhN0
次の日、家に帰ったら妖怪が服を着ていてくれた。

妖「…似合うか?」
男「GJ!」
妖「しかし、ひらひらし過ぎてあまり動きすぎるとの…」(適度に動く)

ピラッ…!

妖「着物より無防備すぎる」
男「…パンツ買い忘れていたー!」



50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/05/11(火) 04:33:09.91 ID:Xd4D77950
妖怪ちゃんマジ妖怪



51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/05/11(火) 04:34:19.42 ID:fKtAVDtM0
スレタイに男とお化けだけじゃ魅力ないな。コメディSSスレってすぐに理解出来ない

気がする



52 :ササミ 2010/05/11(火) 04:37:44.84 ID:QkJV/qhN0
男「女物パンツを買いに行くのは諦めました」
妖「何故じゃ?」
男「売り場に突撃するのは精神的ダメージが酷いからです」
妖「ガラスのハートじゃの」
男「通販でもいいですか?」
妖「構わぬが、それでも配達員が中身知ったら…」(ニヤニヤ)
男「アマゾンさん、信じてますよ…」



54 :ササミ 2010/05/11(火) 04:42:10.82 ID:QkJV/qhN0
それでも!それでも君達が居てくれる!それだけで>>1はヘブン状態!w

妖「今日は暇じゃ」
男「何か趣味とかないのか?」
妖「あるぞ?」
男「ならやればいい」
妖「うむ!…じーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー…」
男「…あの、妖怪さん?」
妖「何じゃ?」
男「何をしてらっしゃるので?」
妖「趣味の男観察じゃ」



55 :ササミ 2010/05/11(火) 04:47:41.00 ID:QkJV/qhN0
残ってればいいな…。

男「…下手な事を言ったばっかりに観察される男です。皆様どうお過ごしに(ry」
妖「しかし観察せずともずっと一緒に居るのじゃ、今更観察する価値もないの」
男「それはそれでほんの少しだけショックだ」



56 :ササミ 2010/05/11(火) 04:56:45.32 ID:QkJV/qhN0
男「あれから半年経ちました」
妖「キンクリじゃの」
男「俺達の関係はまったく進展していません。というかしたら駄目でしょ」
妖「…へタレというのはこう言うヤツの事を言うのか?」
男「だって幾ら好きでもペットの犬や猫とアレやコレとか出来ないでしょ?」
妖「私は犬猫と同列なのか…」
男「まぁ、諦めろ」
妖「… … … …」





妖「…(でも好きなのだな…少し安心したぞ)」



58 :ササミ 2010/05/11(火) 05:02:07.76 ID:QkJV/qhN0
妖「さて、今日も男の買う富クジを当ててやると…」
妖「…あれ…」
妖「…何だか気分がすぐれぬ…」
妖「少し精度を落とすか…」



59 :ササミ 2010/05/11(火) 05:04:21.24 ID:QkJV/qhN0
男「ただいま」
妖「おかえり」
男「…どうした?」
妖「少し体調を崩したようじゃ、何、一晩寝れば元に戻る」
男「…そうか?とりあえずソファーじゃなくて布団で寝ろよ?」
妖「…うむ」



60 :ササミ 2010/05/11(火) 05:08:18.61 ID:QkJV/qhN0
妖「一晩寝たら元に戻ったぞ」
男「それはよかった」
妖「今日買う富クジは昨日の分を上乗せして当選させてやろう」
男「いや、無理すんなよ?」
妖「うむ、その心遣いは受け取っておこう」



61 :ササミ 2010/05/11(火) 05:14:12.78 ID:QkJV/qhN0
男「当たった…2等」
妖「どうじゃ?最高記録じゃろ?」
男「これが年末とか6とかだったら最高だったんだがな」
妖「前にも言ったであろう、過ぎたる財は身を滅ぼすと」
男「だな、それでも100万か…」



63 :ササミ 2010/05/11(火) 05:15:39.43 ID:QkJV/qhN0
妖「(…とは言ったものの…少しキツいの)」



64 :ササミ 2010/05/11(火) 05:20:00.14 ID:QkJV/qhN0
かもねw

妖「(…そう言えば…)」

妖「(前の人間、最後はどうなったんだろうか?)」

妖「(私を封じ込めて…)」

妖「(落ちぶれたであろうな、きっと…)」



65 :ササミ 2010/05/11(火) 05:23:29.88 ID:QkJV/qhN0
男「最近、妖怪の体調が頻繁に優れなくなる」

男「薬は…人間用とか効きそうにないよな…」

男「何か、栄養のあるモノでも食べさせるべきか?」

男「…ラーメン以外で」



67 :ササミ 2010/05/11(火) 05:28:38.04 ID:QkJV/qhN0
男「やあ妖怪」
妖「何だ男?急に改まって」
男「たまにはラーメン以外でもどうだ?」
妖「…個人的にはラーメンこそが至高で究極なのだが…」
男「たまにはの話だ」
妖「ふむ、そこまで言うからにはラーメン以上のモノがあると言うのだな?」
男「それはどうか分からない。だが自慢の一品である事は確かだ」
妖「ならば見せてもらおうか、男の自慢の一品とやらを!」
男「さあ!ここで安価だ!」
妖「な、なんだってー!」

男の自慢の一品安価↓



68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/05/11(火) 05:31:09.61 ID:aUMWxs8h0
山の奥地にあるという恐ろしい凶暴な妖怪が住むという森にある、伝説の秘薬にもなるという鳥の肉。



70 :ササミ 2010/05/11(火) 05:37:03.26 ID:QkJV/qhN0
男「その一品とは…コレだぁぁぁっ!」
妖「おおお?これは!!!???」
男「山の奥地にあるという恐ろしい凶暴な妖怪が住むという森にある、伝説の秘薬にもなるという鳥の肉!」
妖「ししし、しかしこのような一品、人である男がどうやって手に入れたのじゃ!?」
男「ふふふ、>>68が伝説のハンターでな、土下座して頼み込んだら快く手に入れてきてくれたのだ」
妖「何と言う漢!」
男「ではコレを食べて元気になるがいい!」
妖「うむ…しかしありがたいのだが、その前にせめて調理ぐらいはしてくれ…。生ではないか」



71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/05/11(火) 05:38:18.96 ID:aUMWxs8h0
うん、唐突に思いついたから無茶振りなのも良く考えずに書き込んで日本語すら怪しくなった。
無理なら再安価だしてくれさい。



72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/05/11(火) 05:39:22.13 ID:LP8zl0Hi0
無理やりいったああああ



73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/05/11(火) 05:43:07.14 ID:aUMWxs8h0
俺伝説のハンターひゃはー!

今日は大学な上に夕方から深夜までバイトという状況でありまだ睡眠をとっていないが先が気になって眠れません。



74 :ササミ 2010/05/11(火) 05:44:39.18 ID:QkJV/qhN0
男「鉄人シェフ並みの労力を使って作った『鳥の出汁で作った雑炊』だ、食べて元気だせ」
妖「うむ…(はむっ)美味い…」
男「材料がいいからな!おまけに伝説だけあって追加効果は抜群だ」
妖「そうだな、力が漲るよ…だがそれだけではないぞ?」
男「…?」
妖「…男が私の為に作ってくれたんだ。これ以上の味なぞこの世には無いと言おう」(ニコッ)
男「… … …(萌え死んだ)」



75 :ササミ 2010/05/11(火) 05:50:44.30 ID:QkJV/qhN0
だがそれほどのモノを食したものの、妖怪の体調はあまり良くはならなかった…。

妖「なぁ、男…」
男「なんだ?」
妖「少し、私の話を聞いてくれるか?」
男「楽しい話なら聞くぞ?」
妖「楽しいかどうかは…保障できぬがな」
男「…まぁいい、話してくれ」
妖「うむ」



77 :ササミ 2010/05/11(火) 06:00:42.61 ID:QkJV/qhN0
妖「色々とな、思い出していたんだ」

妖「私が壷に封印される前の事」

妖「調べて時代とか検証したら、おそらくは江戸の初期あたりだと思う」

妖「その頃の私は既に今と変わらぬ妖怪であり、今の男とのように家主に憑いた」

妖「妖怪の私とて食事もするし、寝たりもする生き物じゃ、屋根のある家があれば楽であろ?」

妖「その家を提供してもらう代わりに、私は家主に幸運を与え、そして気に入ってもらうようにして飼われる存在じゃ」

妖「幸運を与えておる間は家主は私を追い出せぬ。一度知った贅沢は止められる訳がないからの」



79 :ササミ 2010/05/11(火) 06:07:02.46 ID:QkJV/qhN0
妖「だがの、欲とは際限の無いものじゃ、どんどんと過度な要求をしてきおる」

妖「そこまでしつこく要求されれば、その家は単なる住みづらい牢獄じゃ」

妖「そうなる度に私は家を出て行き、新しい寄生先を探してはソレを繰り返す」

妖「そんな時じゃ、私はある男に出会った」

妖「欲もそれほど無く、どのような幸運を与えても、いつまで経っても謙虚な男じゃったな」

妖「私はその家で数年暮らした…」



80 :ササミ 2010/05/11(火) 06:15:15.89 ID:QkJV/qhN0
妖「そんなある時、その男の住む土地一帯に疫病と飢饉が襲っての」

妖「男は私の与える幸運で事無きを得たのじゃが…、周りに居る者にはそれは奇妙に映ったのだろうな」

妖「あらぬ疑いをかけられて男は捕まり、私も祈祷師や山伏どもに捕まって狭い壷に封印されたよ」

妖「最初の内は壷の中に居たとしても外の事は分かった。あろう事か地主が私の入った壷を後生大事にしていたよ」

妖「壷の中に居る私の力だけを取り出す効果があったんだろうな」

妖「数年は意識はあったが、それもやがて尽きて」



81 :ササミ 2010/05/11(火) 06:23:09.83 ID:QkJV/qhN0
妖「そして気付けば、壷から出てお前が目の前に居た」

妖「あまりにも時が経ちすぎたのじゃ、今の私は私1人が妖怪ではない」

妖「意識の無い長い年月の間に、あの壷と一体化してしまったのじゃな」

妖「壷から出ている間は食事をする事によって消耗は抑えられるが」

妖「それも単なる対症方に過ぎん、いずれ限界は来る」

男「なら、使う力を抑えれば…」

妖「私は憑いた相手に幸運を与えて生きる妖怪じゃぞ?それをやめれば存在自体が無くなるわ」



82 :ササミ 2010/05/11(火) 06:27:43.16 ID:QkJV/qhN0
妖「男よ、数日中に私は意識を失うか、自我を失うか、どちらにせよ男に不幸を呼び寄せるじゃろうな」

妖「そうなる前に、自分から壷に戻ろうと思う」

妖「男には、その時に壷の口に封をしてほしい」



83 :ササミ 2010/05/11(火) 06:32:43.19 ID:QkJV/qhN0
男「…どうにも…ならないのか?」

妖「無理だろうな。私としても男には不幸を呼び寄せたくは無い。何、壷に入って力を復活させるだけじゃ」

妖「死ぬ訳では無い」

妖「人の身には…、今生の別れにはなるだろうがな」



85 :ササミ 2010/05/11(火) 06:42:05.64 ID:QkJV/qhN0
妖「おいおい、泣くな…。男が泣くのはみっともないぞ?」

妖「そうじゃの…、これから男には良き伴侶とめぐり会い、子を残し、そして将来その子孫が再び私と出会えるようにしてもらわないとな」

妖「これが私がたった今考えた将来の計画じゃ、私の計画を失敗に終わらすと許さないからの?」

妖「意識を絶ち、壷の中に居ようと、男には私が憑いたと言う証の幸運が残るのじゃ、有効に使え」

妖「さ、そろそろ私は行くぞ?後は頼んだ通りに…」

妖「… … … …」

妖「…男」

男「…?」


チュ…



86 :ササミ 2010/05/11(火) 06:46:59.47 ID:QkJV/qhN0
そして、妖怪は壷に戻っていった…。

俺は妖怪に言われた通りに壷に蓋をし、封としてお札を貼り付ける…。

そして妖怪の唇の温かさの記憶が消え数年後…。俺は良き人と出会い、そして結婚し、子を成して…、そして人生に幕を閉じた…。

子と孫に、その壷の入った箱を託して…。



88 :ササミ 2010/05/11(火) 06:50:30.13 ID:QkJV/qhN0
数百年前…。

言われ無き罪を被せられ、捕まった男は数年後、村にひっそりと現われ、地主の屋敷から壷だけを盗み、そしてどこかへと消えた…。



89 :ササミ 2010/05/11(火) 06:51:58.67 ID:QkJV/qhN0
そして、今から数百年後…。



90 :ササミ 2010/05/11(火) 06:52:44.85 ID:QkJV/qhN0
?「違う。妖怪だ」
男「そうか」
妖「…何をしている?」
男「さっき剥がしたお札を貼りなおそうかと」






終わり。



91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/05/11(火) 06:53:47.67 ID:TbRh1Fxr0
乙 楽しかったよ



92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/05/11(火) 06:55:42.61 ID:mlQs8O7a0
こんな無限ループだったらいいな



93 :ササミ 2010/05/11(火) 06:56:01.62 ID:QkJV/qhN0
ありがとう、自分の妄想に付き合ってくれた人に感謝。

皆様の家に不思議な壷があらんことをw



100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/05/11(火) 11:32:45.39 ID:MDETWsNb0

微妙に面白かったよ



101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/05/11(火) 12:28:50.65 ID:DHmrbepI0

ちょっとつぼ探して雇用





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00:00│Comments(1)TrackBack(0) 男「〇〇」 | 擬人化・人外「〇〇」

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1. Posted by     2010年07月12日 22:02
…はっ! 死神ヨーコ!?

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ねこ「ぼくは一匹だった」新ジャンル「妹がぼっち」