よろずライター・中川デイブの「徒然道」

50代ライターの日々是口実

2016年12月

 きのう、お安いweb原稿を書いているとスマホが“ポロロン”(臨時ニュースの時のMy着信音っス)と。どこのニュース会社かは忘れたが「元俳優・根津甚八さん死亡」の訃報が。そのあとも、いろんなサイトからも“ポロロン”が届いたんだけど、私の頭の中は、第1報ですでに白くなっておりました。

 根津氏といえば、私が大河ドラマウォッチャーになった記念すべき作品『黄金の日々』の五右衛門役で、颯爽とブラウン管(時代を感じる表現ですねぇ)に登場。その前から唐 十郎の状況劇場で頭角をあらわしていたとはいえ、この『黄金の~』で、一躍全国区の仲間入りを果たしました。

 とにかく、カッコイイんですよ。上目遣いの仕草から何から。YouTubeで釜茹でや秀吉襲撃のシーンがアップされていると思うけど、忘れてる人は再観してみてください。

 それ以降で思い出深い作品は、立原正秋原作の『恋人たち』(TBS)かなぁ。演出が故服部晴治氏(大竹しのぶの最初の旦那ね)で、共演にミュージシャンの桑名正博を起用。ロクという重要な役どころを見事にこなして、これ以来、役者の仕事も増えていったんだっけ。彼の歌うテーマ曲「恋人たち」も、いい味だしてた。

その後は、『さらば愛しの大地』だとか『あまく危険な香り』だとかは観ました。その後は作品数が多くなっていった事と、、私自身が忙しくなっていったので全部をカバーするのは困難になりました。あまりテレビや映画を観なくなった時期なんですよ、この頃は。忙しかったなぁ~。

 でも、プライベートでオートバイに乗ったり、フライフィッシングに興じたりと男心を妙にくすぐるんですよね。

 かぜ耕士が作詞した『甚八の夢は夜ひらく』や往年のヒット曲をカバーした『上海帰りのリル』など、歌も味があってイイです。

 根津甚八の魅力とは?と聞かれたら、私はすぐに
「アウトローなところ」
と、答えます。

 ご冥福を祈ります。

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 先週の水曜日(21日)の『徹子の部屋』(テレビ朝日)のゲストは、写真家の下村一喜だった。別に彼の写真には興味はないのだが、徹子女史は10年前に撮ってもらった写真(雑誌か何かのグラビア)が、ことのほか気に入っているらしく、何度も番組内で見せていた。
 中判カメラで照明をキめれば、何という事のない写真のように思うのだが、その照明具合が難しいんだろうね、きっと。師事していた先生や、所属していたスタジオによるモノも大きいんだろうけど、そこに“自分の持ち味”を、いかに加味させていくのかで、若手フォトグラファーの皆さんは、悩んでいるみたい。
 逆に、そうでなければ、面白くないだろうし、ね。

 と、徹子女史の写真はどうでもいいのだけれど、私が今日、書きたいのは薬師丸ひろ子の事。下村センセーの作品例のひとつとして、薬師丸さんの写真も拝見させていただいたのだが、
やっぱりカワイイなぁと再認識しました。
 そこで、その彼女の写真を観てさらに思い出したのが、彼女の名曲「あなたを・もっと・知りたくて」(詞・松本隆/曲・筒見京平)。シングル盤では持っているんだけれども、プレーヤーがないので聴けないから、困ったときの「ググり」で観聴きさせてもらいました。
 やっぱりオジサン世代には、ジーンと胸に響いちゃいますね。だいたい出だしが「ベルが鳴る~」ですから。スマホにはない趣きですな、これは。全文を引用してもイイんだけど、私ごときが、それをやると曲自体が安っぽくなりそうなので、止めておきます。が、松本隆サン、流石です、ウマすぎです。
 CMキャンペーンにも使われてましたね。電電公社から民営化したばかりのNTTの。力の入れようが違います。思えば、当時のCMはJALやANAが沖縄キャンペーンを張ったり、ハリウッドスターを連れてきたり、大物ロック歌手を起用したりと、派手にやっていましたなぁ。
「いい時代を見せてもらった」というのが、率直な感想です。

 で、薬師丸ひろ子。35周年のコンサートツアーの映像も、『あなたを・~』と一緒に観たのですが、相変わらずの「可愛いさ」(これで、今日2度目の表現!)、「美しさ」に身も心もウットリでした。武部聡志のピアノも良かったぁ。
映画『野生の証明』(勿論、角川映画)で彼女を見初めた、中学2年生だった私の目に狂いはなかったと実感しましたよ。正月休みには『あまちゃん』(NHK)でも、見倒してやろうかな。

 今宵は、いつも以上に支離滅裂でしたね。まだ、薬師丸ひろ子に関しては冷静になれません。

 ではまた。

追記
彼女と私は1964年生まれの同い年です。
「それが、何?」と言われても「それだけです」。

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 やっと娑婆のリズムに慣れたというか、戻ってきたので、きのう・今日とテレビに集中できた気がしていますw といって、単にゴロゴロしつつテレビを眺めていたわけではなく、ちゃーんと来年を見据えて少しは動いてみたりもしているのでファンの皆様、ご安心あれ(大爆)。

 そんな中で印象に残ったプログラムを挙げると、まずは一昨日のNHK BSプレミアムの映画『ターミネーター』。もう、あれから32年も経つんですね。この作品は劇場では観ていないんですよねぇ。
 今でもそうなんだけど、シュワちゃんがあまり好きではないんですよ。当時も「ミスター・ユニバース崩れが、何か演ってるよ」みたいに鼻にもかけていなかったんですよ。ただ、次の『コマンドゥー』は、ストーリーが単純でいかにもアメリカ映画っぽくて好きで、劇場とテレビで何回も観てるんだけどね。

 そんで、大学の午後の講義をサボって新宿に『コマンドゥー』観に行ったら、映画館の前で配給会社の若手社員が盛んに「ターミネーターでお馴染みの、アーノルド・シュワルツネッガーの最新作が只今上陸!」と連呼していたので、「『ターミネーター』って、そんなに面白いのかねぇ?」程度のモノ。

 確かに、2や3は面白かったけど、それ意向は時系列が頭の中でグチャグチャになって、よくわかんなくなっちゃった。自分としては「ダメだこりゃぁ」(©故いかりやサン)というわけで、積極的には観なくなりました、あはは。

 という話しは、まぁ置いておいて、第1作だから、ややこしい事もなく観られたわけで、それはそれで楽しめましたよん。

 それに比べると、『STAR WARS』や『インディ・ジョーンズ』のシリーズは、時系がきっちりとしてるから(単純だなんて、言ってないよ!)私には合ってるみたい。マンガの『ドカベン』なら、どんなにメチャクチャでも楽勝でついていけるんだけどね。『ターミネーター』は、無理だったみたい。


 次もNHKで、きのう放映した三重発地域ドラマの『ラジカセ』。
 滝藤賢一がイイ味だしてるんですよ、これが。ラストが爽やかで、久しぶりに見終えて爽やかな気分になれました。ワンシーンだけだけど、キムラ緑子もよかったし。やっぱりNHKの地方局はあなどれません。


 今宵、最後の紹介はその滝藤賢一も奮闘している『DocterX』。最終回でも、次節ネタを出してくれましたよぉ。まずは、手術を受けに米国から来た患者が次期大統領候補夫妻。さすがに役名はトランプじゃなかったけどw そして、ラストシーンで宅配便の男がサイン時にペンを差し出したんだけど、あれって本物の小坂大魔王じゃなかったかなぁ。
 あっ、若人にはピコ太郎って言わないと分からないか。どうも、そのような気がする。明日、もう1度観て、確認だな、これは。
 そんでそんで、最終回でやっと気づいたんだけど滝藤さんの役名が世界的外科医のドクターでアメリカから来た北野医師という設定。どうりで、セリフの中で彼を指して「世界の北野」と呼ぶ場面が多いと思っていたんだけど、あれって世界的な映画監督の北野武を「世界のキタノ」と呼んでいる、それをもじってんじゃね?
 やっと気がついた私でしたww

 それと並んで私のダメさ加減が分かってしまったのが民代サマのシーン。予告では民代サマが、いつものスーツ姿で3回転ターンをキメているように見えたのですが、蓋を開けてみれば普通のターンで方向転換して場を立ち去っただけでした。その歩く姿勢は背筋が反り返るくらいにピーンと張ってて、それはそれでカッコは良かったんですけどね。

 「世界のキタノ」といい、予告編での民代サマの技を見間違えた事といい、どうにも老化には勝てないようです。悲しい。

追記
『真田丸』での宿題の件。
やはり、霧隠才蔵は出演していて、幸村が「生きろ」と言った一団にいました。そこにいたのが、才蔵(博多華丸)をはじめとする『ダメ田十勇士』だったようです。その番組は見ていなかったので、気づかなかった。またしても、失態です。

 ではまた。
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 きのう最終話を迎えた『真田丸』(NHK)。信長や光秀の「ナレ死」や、ラストシーン近くでの佐助の年齢など、本筋とは離れたところでも、驚かせられたり、楽しませてもらえましたねぇ。
 実はきのうは、20時の放送を待ちきれずにBSプレミアムで18時から観てしまいました、私は(我が家では、その時間帯にNHKのBSでは、勧誘というか催促が画面に出てしまい、非常に見づらいのであります)。そして、何かあった時のために、20時からの本放送を予約録画していたのでした。
 これまでは関ヶ原にせよ、大阪冬の陣にせよ、合戦シーンがイマイチ迫力に欠けていたように見えたのですが、最後は大河ドラマらしく締めてもらったように思います。
 わかっていた事とはいえ、最期は悲しいモノがありましたよ。いつものオープニングをエンディングにもっていった手法も、悲しさ・寂しさ・虚しさ、そして力強さをよ~く表現していましたねぇ。
 秋口にも1度、オープニング曲をエンディングに使った事がありましたが、それは今話の布石だったのかな? それと、エンドロール(映画じゃないから、こうは言わないか!?)に、“霧隠才蔵 博多華丸”という文字を見つけたのですが、残念な事に未確認です。再放送も見てみるかな。ここに来て、十勇士を出してくるとは、さすが三谷幸喜ですね。佐助の年齢も三谷さんが自分と同い年にした、という説があるくらいだし、やっぱり三谷幸喜は凄いですよ。ホントに出ているとしたら、ここでの才蔵の出番は素晴らしいデス(私の勘違いだったら、ゴメン)!
 
 それにしても今回は、3回の入院(うち2回は手術も込み)にもかかわらず、全てを観た私も、テレビウォッチャーとして頑張りましたよw 何となくですが「見届け感」が私のハートにありました。『軍師 勘兵衛』以来ですよ、全話欠かさずというのは。

 私の中の「好きな大河ドラマ」の傾向としては、見始めた『黄金の日々』をはじめ、『独眼竜 政宗』や『功名が辻』、『秀吉』など、主人公が死なずに大団円を迎えたのも多いんですが、今回のような、「滅びの美学」的なのもイイですね。『信長 KING OF ZIPANGU』(緒方直人のヤツね、念のため)や、武将モノではないですが『翔ぶが如く』とはまた違った、主人公の死を観せてもらえて、ズシリとした満足感でいっぱいです。

追記
『IQ246』(TBS)も、織田裕二が完全復活という感じで、いいデキでした。

 ではまた。

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 最初の『STAR WARS』(今で言うところの、エピソード4ね)が公開されたのは、1977年。もちろん、そこそこの映画少年だった私は、確か日比谷あたりに封切りを観に行ったんじゃなかったかな。
 中学生になってからは、だいたい観に行くのは日比谷(東京都)だった。『007/私を愛したスパイ』あたりから今はなき日比谷映画劇場に行き出したと記憶している。『ロッキー2』も『キャノンボール』も『コンボイ』も、みんなココで観たな。そんで、もう一館、上野東急にもよく行った。F1サーカス&レーサーを追った『ポールポジション』や『宇宙戦艦ヤマト』シリーズはココだった。

 話しを『STAR WARS』に戻そう。今でもそうだが洋画の場合、本国で上映されてから日本で公開されるまでに、多少のタイムラグが生じる。興行カレンダーの都合とか、契約とか諸々の問題があって。それが、このエピソード4に至っては、日本上映までかなりの時間を要したと記憶している。待ち遠しかった分、長く感じたのかもしれないけど。
 当時の情報源は「ロードショー」誌か「スクリーン」誌しかなく(「ぴあ」や「シティロード」があったとしても、埼玉県の映画少年が買うには、なぜか勇気が入った)、当然、ストーリーは小出しにしか漏れてこない。待ちきれずに米国まで観に行き「POPEYE」に読者がリポートしたりして、情報が少しずつ蓄積されていったんだ。
「知りたいっ!」という気持ちは、当たり前にあったのだが、私は今でも先入観を持たずにピュアな気持ちで映画を観る事を好んでいる。そう、それはまさしくスクリーンと対峙するように、である。

 封切りから3週間くらいして観に行ったんだけど、その段階でリピーターも結構いたと思う。初見でも、ストーリーやキャストをかなり把握していた客も多かったようだ。それを実感したのは、初めてハリソン・フォードが扮するハン・ソロ船長が登場したシーン。なんと、自然に、ごくごく自然に客席から拍手が湧いたのだ。
 私は驚きながらも、「こういう映画の楽しみ方もあるのか」「これが、アメリカか」と、わけもわからない感動をしたもんである。なかぼ、ネタバレともいえる、この行為に対してである、怒りよりもエンターテイメントの楽しみ方を学ばせてもらったような気が勝ったんだね、この時は。

 現在、『STAR WARS』の新作(アンソロジー・シリーズだけど)がかかっているようだが、そのTVスポットを観てて、遠い10代の頃を思い出した次第でやんす。水野晴郎先生曰く「映画って、本当にいいものですね」。当然ながら、同感です。

 ではまた。
 フォースのあらんことを。
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