「我が良きラジオ」……私が著名な文筆家ならば、こんなタイトルで追悼文を書いたと思います。
元ニッポン放送のアナウンサー・深澤弘がお亡くなりになりました。享年85歳。
私は水島新司先生のマンガによって野球少年になりましたが、それを助長していたのがラジオのナイター中継です。テレビが家族で「ひとり1台」なんてとんでもない時代にあったのでラジオこそが身近な情報ツール・娯楽ツールだったのでした。
なかでもお気に入りだったのが、深澤氏がメインで実況する「ニッポン放送ショウアップナイタ―」でしたね。試合開始から終了まで放送してくれるのも嬉しかった!
「ながら勉強」といえば、「ラジオを聞きながら」で決定ですよ。
私がナイター中継で好きだったのが、とにかく描写が細かいところ。テレビならば、映像があるからアナウンサーや解説者が無言でもなりたちますが、ラジオではそうもいかないですから。
時には大袈裟に「打球は弧を描いてレフトへ~、大きい、大きい」と言いながら次の瞬間には「レフト、バック。それでもグローブにボールが吸い込まれたぁ~」みたいな。
いまの『盛る』なんていう言葉の先駆けですよね。
その頃の耳体験が、後の「大袈裟」なベシャリに繋がっているみたいですよw
私メがよく「ショウアップナイタ―」を聞いていたのが、1975年~1976年くらい。
ナイタ―(ナイト・ゲームじゃないぞ)からの、「夜は友達」(TBS)か「大入りダイヤルまだ宵の口」(ニッポン放送)というのがパターンでしたね。
それほど、ラジオが好きだったわけです。
深澤弘さんの冥福を祈ります。
ではまた。
いつも応援ありがとうございます。

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